主人公のお兄さんが残した日誌に未来の事件の断片的な情報が書かれていて、その情報に基づき解決に導いていくのが最初の流れです。本来であれば登場人物が足で稼いで集める情報が日誌に書かれているので、若干物足りなさを感じますが、中盤で日誌に書かれている最後の事件を解いた後急展開します。 日誌で解決できる事件も思ったほど多くなく、あくまで日誌の謎にフォーカスをあてるための序章のような気もします。最後の事件後に謎と伏線をばらまき一気に回収する感じでテンポがよく、続きが気になって一気に読めました。 前半部分にももう少し目新しさがあればもっと面白かったかなと思います。