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日本人へ 国家と歴史篇
日本人へ 国家と歴史篇
塩野七生/文藝春秋
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総合評価

62件)
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8
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    月刊「文藝春秋」の連載の新書化。 塩野七生のごくごくフツーのエッセイ。タイトル買いするとがっかりするかも。(2010.6.23)

    0
    投稿日: 2022.12.27
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    他の「日本人へ」シリーズよりも、穏やかな内容と思えるのは、大作「ローマ人の物語」を書き終えた喜びだろうか。

    3
    投稿日: 2021.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ブックオフで買ったままの積本に着手したが、少々古すぎた。本のタイトルから普遍的な内容を想像して読みだしたが、発刊当時(2010年当時)の情勢(特に日本の政権など)について、著者の考えを述べた部分が多く、ほとんどを駆け足で読み流してしまった。 塩野さんの合理的でダイレクトな語り口は、当時読んでいたら、歯切れよさに快感を感じながら読めたかもしれないが、今更なので走りました。 本書の最初の扉に次の言葉が引用されてました。 「自分で自分を守ろうとしない者を誰が助ける気になるか」(ニコロ・マキアヴェッリ) これが「日本人へ」のメッセージなのだろう。 塩野さんの歴史に対するスタンスは、次のような言葉である程度理解できたのかなと感じています。 「歴史は私にとって、研究する対象でなくて、ともに生きる相手なのである。」 「人物を私に引き寄せるのではなく、私からその人物のところへ行く。」 「良くも悪くも愉快な男たちと過ごしてきた。」 「作家は絶対に、書く対象に乗り移るくらいの想いで対さないかぎり、それを書ききることはできない。」 つまり、その時代の人物に自ら会いにゆき、語り合いながら歴史を綴っていくというイメージで、特にその対話の相手は女よりも男であるほうが楽しいようだ。 また、途中、酒とチーズの話も出てきた。その時代の歴史を綴るのに、その時代性を感じられる酒とチーズを食しながら書くのだと。 「木を見て森を見ず」を避けたいという言葉も。歴史の細部にこだわるより流れ重視のようだ。「高校で学ぶ歴史こそが歴史全体の流れを感じとるのに適していた。」とも述べていた。 アンドレ・ジイドの「麓からでもトルストイという山は見える。だが、トルストイという山を登りきると、その向こうにドストエフスキーという山が見えてくる」という言葉を引用し、これが自分の仕事のスタイルだと述べていた。そして山登りと同じく、無理をしない持続と、初めの挑戦は「楽しいこと」から着手するそうだ。 何事かをなす一つのヒントであるかもしれない。 著者が「夢の内閣」を構想するページがあった。ここは、著者の知識が最大限に活かされた普遍性のあるページだった。 ■総務省の大臣:皇帝アウグストゥス  中央集権と地方分権の絶妙な配合システムを確立した。 ■外務省の大臣:皇帝ネロ  「悪帝」は歴史教科書的評価であり、大国、小国などの差別なく、友好関係を樹立できる。 ■防衛省の大臣:ハドリアヌス  戦争に訴えないで防衛責任も果たすという、困難ではあっても国民にとって最もありがたい安全保障制度を再構築した人物。効率の鬼。 ■行政改革担当の大臣:ユリウス・カエサル  先を見通す知力と、反対派でさえもたらしこむ説得力と世論などには左右されない持続する意志と、手段の目的かに陥らない自己統制力と、目的にむかって進む肉体上の耐久力がある。 ■総理大臣:空席(不要)  他の各省の大臣がすべて優れているので。 ■財務省の大臣:ヴェスパニアヌス帝  新税を考え出すことにかけて天才。 ■法務省と国家公安員会のトップ:ティベリウス  アウグストゥスの後を継ぎ、政治の確立と司法の公正に尽力した。 ■国土交通省の大臣:トライアヌス  公共工事の実績が最多。 ■文部科学省と厚生労働省の大臣:誰でもOK 以上は、ローマを熟知した著者が考える「夢の内閣」の組閣メンバーだが、その正しさを確かめるには、もっと著者の本を読むしかなさそうだ。

    15
    投稿日: 2020.04.22
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    文藝春秋に連載されたエッセイをまとめたもの。普段イタリアに住む著者が、海外から見た日本について辛口の批判をしており、納得できる記述が多い。記憶に残る部分を記す。 「戦争とは、良い悪いの区分がないだけではなく、防衛のための戦争か侵略のための戦争かの区分さえもむずかしい。いや、戦争は、ほとんどとしてよいくらいに侵略戦争である。なぜなら、防衛のつもりで行った戦争に勝ったとたんに、その防衛戦を確実なものにしたくなってさらに敵地深く侵略することになるからで、歴史に残る戦争のほとんどすべては、侵略戦争であったのが実相だ。」 「戦争そのものが姿を消したわけではない。それはおそらく、頭をガツンとやられないかぎりは言うことをきかない、国家や民族や部族が後を絶たないからだろう。昔も今も、人間性のこの現実は変わらないのではないかと思っている。」 「多く集まれば集まるほど、正しく、かつ問題の解決によりつながる対策が立てられると信じているとしたら、人間性に無知というしかない。首脳とて国益は無視できない以上、数が増えれば増えるほど意見も増える。結果は、結論なし、で散会だ。そして、数が増えれば一国当たりの権力と影響力は減少するので、その面でもサミットは、やるだけムダということになる。」 「ポイント主義は、単に勝者だけを決める手段であったはずである。だが、それのみが偏重されるようになると、手段の目的化になってしまう。スポーツにかぎらずどの分野でも、手段の目的化は、弊害になると同時に魅力を失わせる。」 「ちなみに、中東に攻め込んで勝ったヨーロッパ人は、後にも先にもアレクサンダー大王一人である。アメリカのインテリや指導者たちは、歴史を読んでいるのかしら。」

    0
    投稿日: 2018.11.27
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    文藝春秋への寄稿文(2006/10-2010/4)をまとめたもの。時事的な内容が多いが、塩野節が随所に効いており、面白い。 以下注目点 ・私が人物のところへ行くことにした。 ・政治とは、感性に訴えて獲得した票数、つまり権力を、理性に基づいて行使していくものだからである。 ・ストラテジーの意味の一つは、予期しなかった困難に遭遇してもそれを解決していく才能。 ・大衆は、問題点を具体的に示されたならば意外にも正しい判断を下す。

    0
    投稿日: 2018.11.12
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    強いメッセージ性を感じるタイトルだが啓蒙書というわけではなく、塩野氏が雑誌に載せた自由気ままなエッセイを本にまとめたというものだった。今まで氏の作品は物語調のものしか呼んだことがなかったので、彼女の人間性や思想の全く知らなかった側面を知ることが出来た。というか塩野七生が女性だということを知らなかった。あんなハッキリした描写的な文章なんだから誰だって男だと思うだろ(偏見か?)。 多くの記事をまとめた本なのでテーマは多岐に及んでいる。特に面白かったトピックは、夢の日本内閣をローマ皇帝で作ってみたという話、漢字は想像力を刺激するという話、日米安保条約の話の3つだ。最後の安保条約の話は「自分で自分を守ろうとしない者を誰が助ける気になるか。」というマキアヴェッリの言に集約される。誰が他国民を守るために自国の若者を何万人も殺すのか、そもそも数千人の兵士が死んだだけで厭戦気分が溢れる国が、本当に有事の際に頼りになるのか、といった疑問を著者は投げかけている。日本人は自国の安全保障の要が、経済危機からなかなか立ち直れないことや、中東問題をいつまでたっても解決できないことに、もっと危機感を持ったほうが良いと私は思った。 他にもワインの話やイタリアのモードの話(著者はローマ在住)やイタリアの地震対策に日本が協力することになったという話もあり、どれも面白かった。どんな日常的な話題からでも政治や経済や歴史の話に持っていき、全ての事柄は深いところでしっかり結びついているということを再認識させてくれるのが塩野氏のスゴイところだ。この本を読んで塩野氏のことがより好きになった。

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    投稿日: 2014.07.25
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    塩野七生さんが書いた自由気ままなエッセイ。一度も日本から出たこともない自分からすれば海外からみた日本はこんな感じなのだろうと思ってしまう。はっきりとした文体は、カッコいいし心に響く。 このエッセイが書かれたのは2006年10月~2010年4月といった自民党政権崩壊から民主党政権に移った時期らへんでやはりちょっと一昔前の話題の感じがしてしまう。ただ今だから言える民主党与党の連立政権のドタバタ劇を過去の歴史と照らし合わせ予言していたところなどはさすがと思ってしまった。

    0
    投稿日: 2014.07.24
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    塩野七生が自由気ままに書いたエッセイ。 海外からみた日本はこんな感じなのだろうな、と、日本に染まっている私などからしたら、斬新な感じがした。納得する部分も多い。 「地震国・日本ができること」は納得。「昔・海賊、今・難民」は、知らなかったヨーロッパの現状を垣間見た感じ。 強引というか無茶無茶というか、、、なんというか勝手に言いたい放題感も多少するが、そういう勝手でもなんでも自分の思うところをしっかりと持って、はっきり、きっぱりとした文体は、ちょっとカッコいい感じだ。 ただ、このエッセイが書かれたのは2006年10月~2010年4月らしいので、やはりちょっと一昔前の話題の感じがしてしまう。 リアルタイムで読むには『文藝春秋』を読むしかないが、このシリーズの最新版も読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2014.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルからはもっと硬い本かと思いましたが、わりと軽めのエッセイ集です。ペリクレスなどのローマの3大美男子の話が出てきたり、美男子でありながら、能力がないという人は安倍晋三氏に言及する文章も出てきたり、ソクラテスへの熱愛を語る老人(男性)が出てきたり。昨年からの事業仕分けで官僚の説明力のなさが露呈し、彼らが外交において日本の国益を十分に主張できなかったのではないか、との皮肉は全くそのとおりですね。このタイトルはローマと現代の国家指導者を対比しているようです。この著者は、近くにいるととても嫌味でいやなオバサンのように感じそうです。相変わらず、キリスト教に対する冷たい偏見が随所に出てくるあたりの表現にそのことを感じます。

    0
    投稿日: 2013.08.18
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    ローマの歴史やその時代を代表する人物の生き方をヒントに、現代の私達の社会や暮らしについて書かれている。 『男たちへ』を読んだのが塩野さんの作品との最初の出会い。 ハッキリとした言い方ながら、そこには上品さと美しさを感じた。 素敵な女性なのだろうと密かに憧れを抱いている。

    0
    投稿日: 2013.02.14
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    (2013.01.11読了)(2012.01.17購入) 【1月のテーマ・[日本人を読む]その②】 雑誌「文芸春秋」に2006年10号~2010年4月号の間連載したものを一冊にまとめたものということです。 ローマに居ながら日本の話題を収集したり、出版の用事で日本にやってきた際に見聞きしたものに題材を取りながら、日本人はどうしたらいいのか、とか、イタリア人ならどうするかということを、述べています。 日本の政治に対する注文をあれこれとしていますが、参考になるところも多々ありそうです。 【目次】 Ⅰ 亡国の悲劇とは、人材が欠乏するから起こるのではなく、   人材はいてもそれを使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起こるのだ。 後継人事について 葡萄酒三昧 『ローマ人の物語』を書き終えて 女には冷たいという非難に答えて 世界史が未履修と知って …… Ⅱ 夢の政府を作ってみた。   大臣たちは、私が慣れ親しんできたローマの皇帝にする。 滞日三題噺 ブランド品には御注意を バカになることの大切さ ローマで成瀬を観る 夢の内閣・ローマ篇 …… Ⅲ 「始めに言葉ありき」とは、   最後まで「言葉ありき」なのである。 一人ぼっちの日本 海賊について 拝啓 小沢一郎様 イタリアが元気な理由 地震国・日本ができること …… ●歴史を書く(24頁) 「歴史とは何か」とか、「歴史をどう書くか」などというタイトルで一冊をモノする時間があるならば、ヴェネツィアとかローマとか、まだ書いていないがアレクサンダー大王とか十字軍とか、具体的な歴史を書くだろう。他人の書いた歴史書を研究するよりも、自分が書く方が好きなのだ。 ●戦争展示の施設(61頁) 西洋史上の戦争を書くことが多いので、ヨーロッパ・中近東・北アフリカに点在する戦争展示の施設には、これまでに数多く訪れた。それらの施設は、思わず笑ってしまうくらいに非中立的で非客観的で相当な程度に非学問的ですらある。 ●一歩を(72頁) 改革とは何事も、完璧を期しているかぎりは実現しないという性質を持つ。まずは一歩を踏み出す、が、改革したければ忘れてはならない一事である。 ●具体的な問題の解決を(79頁) 「夢」や「ゆとり」や「美しい」とかは、個人の性格や好みによるから同一ではない。このように客観的な基準を決めることが不可能な事柄は宗教家や詩人の分野のことであって、政治家や官僚が口をはさむことではない。政治家や官僚は、現実的で具体的な問題の解決に専念すべきであると思う。 ●『求めない』(106頁) 「求める」となればそれは欲望であり、この「欲」がよい方向に進めば向上心とか創造力とかに向うが、「求めない」となると、それらはなくなる。こうなると精神上の植物状態で、心は休まるかもしれないが、生きていることにはならないのではないだろうか。 ●十字軍(218頁) 中世の十字軍時代の史料を読んでいて感じたことなのだが、当時の西欧のキリスト教徒にとっての十字軍は、イエス・キリストのために行う聖戦だった。ところが攻めて来られた側のイスラム教徒たちは、宗教戦争とは見ずに侵略戦争と受けとったのである。宗教心から起った戦争ではなく、領土欲に駆られての侵略というわけだ。 ●中東で勝つ(222頁) 中東に攻めこんで勝ったヨーロッパ人は、後にも先にもアレクサンダー大王ひとりである。アメリカのインテリや指導者たちは、歴史を読んでいるのかしら。 ●記者クラブ(229頁) 記者クラブ制度は全廃するべきである。なぜならこの制度が、「日本からの発信」を阻止している元凶であったのだから。 ●指導者とは(253頁) 指導者は、たとえ自分は地獄に落ちようと国民は天国に行かせる、と考えるような人でなくてはならない。その覚悟がない指導者は、リーダーの名にも値しないし、エリートでもない。 ☆塩野七生さんの本(既読) 「緋色のヴェネツィア」塩野七生著、朝日文芸文庫、1993.07.01 「銀色のフィレンツェ」塩野七生著、朝日文芸文庫、1993.11.01 「黄金のローマ」塩野七生著、朝日文芸文庫、1995.01.01 「ローマ人の物語Ⅳ ユリウス・カエサルルビコン以前」塩野七生著、新潮社、1995.09.30 「ローマ人の物語Ⅴ ユリウス・カエサルルビコン以後」塩野七生著、新潮社、1996.03.30 「ローマ人への20の質問」塩野七生著、文春新書、2000.01.20 「ローマの街角から」塩野七生著、新潮社、2000.10.30 「日本人へ リーダー篇」塩野七生著、文春新書、2010.05.20 (2013年1月15日・記)

    1
    投稿日: 2013.01.15
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    外から日本を見る。国政に携わる人は自国を国外から見るという経験を必須にした方がいい。ヴェネツィア共和国は商人の国で、国民の大半が国外へ出ている。 エッセイの中で何度か出てくる、国の外から見た日本。 極東の島国である日本が、大した国力もない自給自足の小国であったなら、自国の外に出る経験を持つ必要などなかったであろうが、現実はそうじゃない。国政に携わる人はせめて、外から日本を見ている人の言葉に真摯に耳を傾けるべきだろう。

    0
    投稿日: 2012.12.10
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    購入書店:楽天kobo; 読書環境:kobo Touch; コンテンツ形式:EPUB; 既に読んだ本だった(笑)しかもテーマが時事問題だけに今読んでも…

    0
    投稿日: 2012.09.14
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    前作である同タイトル「リーダー編」と同様、なるほどと思えるところはたくさんあったけど同じく要約できないので、特に気になったポイントを羅列。これほど横着した書評もないもんだ。 「(靖国神社参拝や戦争に関する展示をそれぞれの視点から見ていくことで)これをつづけていると、人間への見方が暖かくなる。ムキになるのも人間の特色の一つなのだと考えるようになる。そして、言うまでもないことだが、双方でちがう言い分を聴いて比較する作業に慣れてくると、それらの合い間に自然に浮かび上がってくる真相も見えてくるようになるから面白い」 「史料は整理しないんです。仕事のほうを整理しちゃったので」 「選挙で選ばれたわけでもないのに国の方向すら決めて疑わない官僚は主権在民のはずの民主主義の主旨に反すると、私は常々思っている」 「『女性の品格』は、つまらない男にとってのみ好都合なツマラナイ女、の多量生産に最適だと思った。だけどなぜこの日本では、つまらない女ではやっていけるはずのない高級官僚を経験した人が、つまらない女の多量育成にこうも熱心になるのだろう。…女が女のことばかり考えているかぎりは女の独立は絶対に達成できない」 「期待感で投票する有権者たちも間違っているわけではない。なぜなら政治とは、感性に訴えて獲得した票数、つまり権力を、理性に基づいて行使していくものだからである。…「夢」や「ゆとり」や「美しい」とかは、個人の性格や好みによるから同一でない。このように客観的な基準を決めることが不可能な事柄は宗教家や詩人の分野のことであって、政治家や官僚が口をはさむことではない」 「大胆で官能的であると同時に絶対に下品であってはならないのが、エレガンスの必要不可欠な条件である」 「「賞味期限」とは、科学的ないし客観的な基準に基づいているのであろうか。早目に売りさばきたい思いで適当にサバをよんで設定した賞味期限に、製造主が裏切られたのが騒動の因、というのがわが妹の言なのだが」 「高い地位と強大な権力を持ち、国家に少なからず寄与した人を引きずり降ろして喜ぶ趣味は私にない。有能で仕事もできる人は「清」だけでなく「濁」も合わせもつものなのだ」 「プラダやドルチェ&ガッバーナの品は、ジョルジョ・アルマーニやタニーノ・クリッシの名札がついた品よりは断じて安く、流行に敏感だから若者向きで、造りも雑だから壊れやすい。つまり、今向きなのだ。反対に最高級ブランドの品は良く出来ているから、長持ちしてしまうという欠点がある。要するに嗜好の問題だから、中国で作ろうと中国人の不法入国者が作っていようと、二義的な問題でしかない。ただし、事情を知っていて買うのと知らないで買うのとでは、ちがいはやはりあるのではないかと思う」 「日本の文化交流は、主として官僚と学者が担当している。両方とも能力はある人たちのだが、両者に共通することがもう一つある。それは、いずれも自分自身では創造したことがないという点だ。自ら創造していれば、観てほしい、読んで下さい、という想いを絶対に持つ」 「漢字が美しいのは、絵画や彫刻と同じく、見る人の想像力を刺激するからである。その証拠に、漢字には書道があるのに、アルファベットにはない。…何でも平仮名にしてしまう風潮は、好きではないだけでなく悪弊とさえ思っている」 「多く集まれば集まるほど、正しく、かつ問題の解決によりつながる対策が立てられると信じているとしたら、人間性に無知というしかない」 「(オリンピックのポイント至上主義に対して)馬術でも同様だ。バアが一本ぐらい落ちたって、馬は障害を越えている。体操競技も同じ。ごくつまらない失敗を数えあげるやり方は、体技が本来もっているおおらかさを失わせる。…偏差値教育が大勢を見極める能力のない指導者を育てたと同じに、点数至上主義は、スポーツの醍醐味を味わわせてくれる選手を、協議の場か ら排除していくようになるだろう」 「一度も挫折しなかったというのはもっと困りものである。抵抗力というか免疫力というかが、まったくないということだから。…自らに疑いをいだくことを学ぶようになる。次なる跳躍は、これまでのやり方に疑いを持つことなしには絶対に訪れない」 「自分自身を守ろうとしない者を守ってやろうと思う国は世界のどこにもない。…日米安保条約に頼りきるのも不安である」 「何もかもが安ければ良しとする風潮に、日本も染まっている。この風潮は服やバッグに留まらず、書籍にさえも及んでいるとい。これはもう、価格破壊の先に待つ文明の破壊になると思い始めたのである。…この出版界のリスク回避の志向を知って、それならば出版される本の数も減りますね、と言う人がいたとすれば、その人への答えはノーである。それどころか、ますます増えるだろう。ただし、短期間にモトが取れるものだけが」 「事業仕分けと呼ぶらしいが、帰国中にそれをテレビで観ていて、あることに気づいて愕然となった。それは、仕分けされる側、つまり各省庁の高官たちの、説得能力の絶望的なまでの低さである。…原因は次の二つに要約できる。第一に、これまでずっと、母国語でさえも説明し説得する必要に迫られてこなかったこと。意地の悪い質問を浴びて立ち往生する怖れのない記者クラブが相手では、経験にさえもならなかったのだ。…(若手官僚に事業仕分けの受け答えを担当させることで)この場を活用して説得力を鍛えあげた官僚は、日本にとっての大きな資源になるだろう。「始めに言葉ありき」とは、最後まで「言葉ありき」なのである」 「

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    投稿日: 2012.09.10
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    ローマの人を通して人間を深く見つめている。 そして、今世界の中での日本の立ち位置や、性質をズバリ表現しているところが流石です。 イタリアのワインとチーズ、食べたいです。

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    投稿日: 2012.04.30
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    「ローマから日本が見える」よりは良かった。 エッセイ集で,要約ではないので新たに得るものが多かった。 それなりに高評価にしているのは,基本的に塩野七生が好きだから。

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    投稿日: 2012.02.26
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    日本人へ-リーダー編に引き続き、ローマを中心とした歴史の観点から日本の政治について書かれている。 筆者は日本人の政治力や外交能力には期待していない。 誰がやっても一緒だし、どーせ能力なんてないんだから、とりあえずは継続性だけ持たせましょうよって考えが多く見られる。 革命が必要だった遥か昔と違い、何とかしなくても何とかなってしまうこの世の中だからこそ、新しいタイプの政治家も生まれにくいのだろう。 口先だけ、目先のことだけでコロコロ変わってしまう政治より、能力劣っていることを認め、長期的な視野で本当の痛みを伴う改革やりましょうよ。 あとフェミニストに対して、「本当に男女均等が実現されたらあんたらの仕事なくなりますよ?」って皮肉ってるのが面白い。

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    投稿日: 2012.02.25
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    「なぜリスクをとるリーダーが出ないのか―危機の時代こそ歴史と向き合え!」この台詞をテレビに映っている政治家にぜひとも言いたい。 この本を最初に読んだのは「日本人へ 国家と歴史編」とあわせて読んでいたような気がします。最近、この人の書いた大作、『ローマ人の物語』を読んでみようと思っています。しかし、あの量の多さが僕に二の足を踏ませている、というのもまた事実でございます。ここに書かれているのは「リーダー論」としての時事評なんですけれど、ぜひとも喧々諤々と不毛な政治闘争を繰り広げている日本の政治家センセイの方すべてに読んでいただきたいと、大マジメに思っております。 彼女の時事評はローマの歴史を専門にしているだけあってその論法は鋭いので非常に面白かったです。この本が刊行される前に掲載された状態で書かれていた時期はどうも小泉政権のころのようですが、今こうして考えると、いろいろなことが『改革』されていった時期でもございましたね。それは今でも重いくびきになっているのは皆様もよくご存知のことと思います。 この本の最初に収録されてある「継続は力なり」という文章の最後に 「政策の継続性の欠如こそが三世紀のローマ帝国にとって、諸悪の根源であったのだった。」 特にここは政治家のセンセイ方にはよくよく読んでいただきたいと思っています。

    1
    投稿日: 2011.11.18
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    塩野さんの書籍は初めて読んだ。歴史が苦手なので、ローマのことを引き合いに出されても、バックグラウンドを理解する知識がないので、わかっていれば、さらに面白かったと思う。 私から見ると、背筋がピンと伸びた昔タイプの年配のお説教が垣間見えた気がして、懐かしい感じがした。リベラルな意見は一見格好よく聞こえる。しかし、民主党のありさまを見れば、夢物語に過ぎないことがようやく日本人にわかり、彼女のような保守的な考え方は団塊の世代が消えるにつれ、広まっていくと思う。 しかし、もう時間もない。 日本人は、日本は本当にこれからどうなるのだろう。 多くの人がそう考えているし、憂いているのも確かである。 小野田さんの言葉を思い出す。 「戦前、人々は“命を惜しむな”と教えられ、死を覚悟して生きた。戦後、日本人は“命を惜しまなければいけない”時代になった。何かを“命がけ”でやることを否定してしまった。だが、死を意識しないことで、日本人は“生きる”ことをおろそかにしてしまったのではないだろうか」と

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    投稿日: 2011.10.14
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    日本の政治についてよりも、ローマの歴史に興味を持った。また、ちょっとは政治家を信じて任せてみようと思うようになった。

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    投稿日: 2011.10.05
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    相変わらず辛口。今回もいろんなことをバッサリいってます。海外から見た日本のイメージは、海外に住んでいる著者ならではと思わされるところが多いです。日本は「特殊というより、一人ぼっち」だそうです。

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    投稿日: 2011.10.02
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    リーダー篇に続き、読了。 「日本人へ」と銘打たれているものの、「かくあるべし」を押し付けるのではなく、著者の考えを淡々と記述しているように感じた。 昨年(H22)に刊行されたものであるため(ということは、さらに以前の原稿ということになる)、オバマ政権の誕生や、民主党の躍進及び事業仕分けの実施など、当時世間を賑わせていた話題が多い。結果的に、著者の当時の主張が、的外れでなかったことが興味深かった。 確かに外野からものを言うことは簡単である。しかし著者はそれだけにとどまらず、在住するイタリアで地震による被害が発生した際、日本大使館に意見を具申し、復興を支援するなど、実際に行動している。言いっ放しでなく、行動できるところに、著者の日本への思いを感じることができた。

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    投稿日: 2011.10.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文藝春秋に2006年から昨年までの5年間連載された塩野氏のコラムを再掲したもの。 歴史作家としてのプロフェッショナルな姿勢と深い知識、歯に衣着せぬ男性的な物言いと、長年にわたるイタリア生活で培われたグローバルな視点。 プライドと自信に満ちたその語り口がちょっと鼻につく感じがないではないが、おっしゃっていることはおしなべて納得である。 殊に、国際社会における日本の位置付けや日本の政治家、官僚の体たらくについての分析は、なかなかに鋭い。 民主党はこのような人材をアドバイザーに招いてみたらいかがだろう。山積する問題に風穴を開けるのは、意外に離れた視点で客観的にものを考えられる人の思い付きのような一言だったりするのではなかろうか。 震災国支援における、地震列島日本ならではのやり方のアイディア、事業仕分けでやり込められる高級官僚を観ての感想、阿部晋太郎元首相の政治姿勢に関する論評、そして小沢一郎に対する期待など、コラムが書かれたリアルタイムでなくとも充分読み応えがあり、今でも通じるものがある。 いや、今でも通じるということは、今尚変わっていないということか。それはそれで、困ったもの、ということだが。 ともかく、日本人としては、がんばらないとずるずる後退するばかりだという認識のもと、生きなくてはならないと強く思った。

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    投稿日: 2011.09.13
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    いやぁ!面白いな! 他人の評価は知りませんが、私は大好きだなぁと。 今の日本人について伺いたいと思う次第。

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    投稿日: 2011.09.05
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    ローマ人の物語で有名な塩野女史が書かれたエッセー集です。新書本としては今年(2010年)6月に発行されたものですが、エッセーの内容は2006年~2010年にかけて書かれたものです。 その間、日本の政治は政権交代も含めて揺れ動いた時期でしたが、その都度、痛烈な、しかも的確な指摘をしているなと思いました。 外務大臣の候補にもなったことがあったようですが、私としては、そんなことに大切な時間や体力・気力を使うよりは、より多くの執筆をしていただいた方が良いと思ったことは記憶しています。今も尚、執筆を続けていただいて嬉しく思っています。 この本での政治に関するアドバイスとして印象に残ったのは、現在之日本の政治不安定を解消するには、小沢氏の唱えた大連立をすべきという内容です。戦争に突き進んでいったと私が思っている、大政翼賛会の状態が良いのでしょうか。大政翼賛会についても将来、情報を仕入れてみようと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・一杯飲み屋において注文の前に、何年ものかを聞くのはマナーに反するが、グラスに注がれるときに聞くのは許容される(p19) ・亡国の悲劇とは、人材が欠乏するから起こるのではなく、人材はいてもそれを使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起きる(p26) ・クレオパトラは、魅力的な女性であったはず、勝負に打って出たときの彼女は、全身がキラキラと輝いていたに違いない(p31) ・異国間で歴史事実は共有できても、歴史認識の共有はむつかしい、それは時間とカネの無駄(p49) ・公立の図書館はもともと、筆写本しか存在しなかったために書物がひどく高価だった古代に生まれたもの(p69) ・女が女のことばかり考えている限りは女の独立は絶対に達成できない(p74) ・民主市議政体下の有権者は「何をやったか」で支持するのではなく、「何かやってくれそう」という想いで支持を寄せる(p78) ・歴史は繰り返すというが、少しばかり様相を変えて繰り返す(p85) ・ローマが強かった要因はいくつかあるが、その第一が常備軍制度にあったことは定説、いつでも軍事力を行使できることは外交の場で有利(p115) ・ネロは誰とでも仲良くなってしまう、特に大国パルティアを囲む小国の統治者が感激するので、彼らがネロのシンパになる、これによりパルティアとの関係が改善された(p128) ・ローマは、カエサル・アウグストゥス・ティベリウスの三人で創設された、カエサルが青写真をかき、アウグストゥスが建設、ティベリウスが内装その他を整備した(p132) ・本格的な改革とは意外にも、二世・三世によって成されている、ただし傍流の彼らであるが(p162) ・以前の移民は、その国の言葉を習得して法律を守るのは当たり前と思われていたが、今は、その国の中に自分たちのための治外法権区域を作ることに熱心である(p168) ・食べていけない状態にある場合の対処方法として、1)歯を食いしばって耐えて、食べていける道を少しずつ築く、2)他人のものを奪って食べる、がある。農民と山賊、交易業者と海賊の違いである(p182) ・日本の政治の安定を目指すためには、自民党と民主党の大連立が必要(p190) ・マキャベリも言っているように、大衆は問題点を具体的に示されたならば、意外にも正しい判断を下す(p193) ・古代ローマに難民問題も人種差別問題もなかったのは、階級社会(皇帝、元老院、騎士階級、平民、解放奴隷、奴隷)であったから、難民は奴隷の下の最下位層から働くしかなかった(p212) ・街道自体はローマ人の発明ではないが、街道のネットワーク化はローマ人の創造した発明(p215) ・想像力とは、筋肉に似て、使わないと劣化するという性質がある(p237) ・勝つのに最も効果的な方策は、敵が予想もしていなかった戦術を用いたときである(p247) 2010/11/21作成

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    投稿日: 2011.08.18
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    日本の外にいて日本以外の国の歴史を広く深く研究していると、今の日本の問題がはっきりとくっきりと見えるのだろう。や、日本にいる誰もがくっきりと見えているのに見えないフリをしているだけなのか。普段自分が半径1km以内のあれこれにしか目を向けていないということを思い知る…

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    投稿日: 2011.07.17
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    塩野七生の目をとおした日本国家観に対するエッセイ。 面白い。 個人的には、塩野流女性の品格というか、女性によるフェミニズムや某女性の品格に対して、ばさっと切り捨て、女性として尊敬されたければ、国家くらい語れと喝破している点が印象だった。

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    投稿日: 2011.06.22
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    あまり日本に関することは書いていなかったが、とてつもなく面白かった回があったので転記。 題して、夢の内閣・ローマ編 総務大臣 皇帝アウグストゥス 外務大臣 皇帝ネロ 防衛省大臣 ハドリアヌス 行政改革担当大臣 ユリウス・カエサル 財務省大臣 ヴェスパシアヌス帝 法務省・国家公安委員会 トライアヌス その発想はなかった!!

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    投稿日: 2011.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初・塩野七生。 日本語の綺麗さ、素敵な言葉の言い回し。 歴史、出版、防衛、靖国、ブランド品、地震、密約etc・・・・ もっと読んでみたくなりました。

    0
    投稿日: 2011.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    [ 内容 ] 夢の内閣をつくってみた。 大臣たちは、私が慣れ親しんできたローマの皇帝にする―治者とは? 戦略とは何か? 現代日本が突き当たる問題の答えは、歴史が雄弁に物語っている。 大好評『日本人へ リーダー篇』につづく21世紀の「考えるヒント」。 [ 目次 ] 1(後継人事について;葡萄酒三昧;『ローマ人の物語』を書き終えて;女には冷たいという非難に答えて;世界史が未履修と知って;遺跡と語る;『硫黄島からの手紙』を観て;戦争の本質;靖國に行ってきました;読者に助けられて;夏の夜のおしゃべり;安倍首相擁護論;美神のいる場所;歴史ことはじめ―葡萄酒篇;歴史ことはじめ―チーズ篇) 2(滞日三題噺 ブランド品には御注意を バカになることの大切さ ローマで成瀬を観る 夢の内閣・ローマ篇 夢の内閣) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2011.04.19
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    「ローマ人の物語」の塩野七生が日本について記述したエッセイ集。日本文化や歴史についての考察が多いのかと思いきや、意外にもほとんどは政治論で占められている。 しかし、本著での著者の姿勢は、「あるべき日本の姿」というものを明らかにしないまま、単に現状に不満を述べるだけに見える。これでは全くフェアではない。ローマの歴史をベースにした抽象論では鋭い指摘をしているのに、具体的な日本の政治の話になると急に薄っぺらく視野の狭い議論になってしまう点も非常に残念。

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    投稿日: 2011.04.09
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    2006年から2010年までの文藝春秋の連載を掲載。 その時々の日本の政治問題等について切り込んでいます。 40年以上もイタリアに住んでローマ史やルネサンスを書いている著者の目線は、そこいらの批評家顔負けの洞察力です。 この著作では「オールスター夢の内閣」が白眉。 歴代皇帝で日本の内閣を構成したら??という贅沢なテーマで進め、いきなりアウグスティヌスを●●大臣、ユリウス=カエサルを●●大臣に!えっ大臣にそんな最高クラスを出していいの?と思い、真打ちの総理大臣は誰かなと思いきや・・・誰でもいい感じでびっくり。 リーダーは人を使いこなせる人だと言う論にはうなずくばかり。自分が前に出るばかりのタイプのどこかの誰かさんには耳が痛いかな。

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    投稿日: 2011.03.25
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    10分で立ち読みしただけだからなんともいえないけど、恥ずかしながら政治には暗いので、あんまりわからなかった…。サミット廃止論は結構面白かった。

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    投稿日: 2011.02.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リーダー篇と比べると、感銘を受けた箇所は少なかったような… ・自分で自分を守ろうとしない者を誰が助ける気になるか。(ニコロ・マキアヴェッリ) ・亡国の悲劇とは、人材が欠乏するから起るのではなく、人材はいてもそれを使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起るのだ。 ・戦争は外科手術に似ている。ゆえに手術の技能が優れていることが先決するが、手術後のケアの重要性も勝るとも劣らない。 ・民主主義政体下の有権者とは「何をやったか」で指示するのではなく「何かやってくれそう」という想いで指示を寄せるのである。政治とは、感性に訴えて獲得した票数、つまり権力を、理性に基づいて行使していくものだから。 ・危機を打開するには、何をどうやるか、よりも、何をどう一貫してやり続けるか、のほうが重要 ・頂上を究めるのにもっとも有効な方法は、無理をしないでの持続に尽きる。 ・バカにつける薬はないというけれど、利口だと思い込んでいる人につける薬もない。 ・ストラテジーとは、予期しなかった困難に遭遇してもそれを解決してく才能 ・予期していなかった質問に対処して初めて、頭脳の出来の良し悪しが計れる。 ・大衆は、問題点を具体的に示されたならば意外にも正しい判断を下す(マキアヴェッリ) ・事業が成功するか否かは、それに参加する全員がトクするか否かにかかっている(マキアヴェッリ)

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    投稿日: 2011.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あえて外国の海辺で読んでみました なんかとってもしんみりしました 「仕分け」の話のところがなんかガツンときた 私は本を「愉しみ」で読み続けたいと思った 伊坂幸太郎のエッセイを読んだ時も思ったけど その人の考えが面白いなとか、すごいなって思える人は それ以外の本業がしっかりしているからその人自身の考えが あつかましくなったりしないんだなぁと思った

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    投稿日: 2011.02.20
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    日本の政治にローマ帝国の皇帝たちを当てはめている。 それぞれの皇帝の個性が簡潔にまとめられていて分かりやすい。ローマ人の物語を改めて読破したくなった。 天狗舞は私も大好きな日本酒なので嬉しかった。

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    投稿日: 2011.02.14
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    痛快。小気味良い。扱われている問題は様々な方々が手を変え品を変え語っていらっしゃると思いますがこんなにすかっと読める本はあまりないんじゃないかしら。本あまり読んでいませんが。すみません。実は初塩野本でもあるのですがとっかかりにもいい1冊だったんじゃなかろうか。他の著作も読みたくなりましたよ見事に!

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    投稿日: 2011.01.25
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    作者がニヒルで面白いおばちゃんなので、サクサク読める。 面白いのだが、あまり、残るものがなかった。 もう少しこの人の本と、歴史本を読むべし。

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    投稿日: 2011.01.10
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    今回も折り目がいっぱい。歴史を知ると,人間の本質が見えてくるのでしょうか。外(海外)から見ると日本は不思議な国のようです。一度,日本の常識ということを疑ってみる必要があると感じました。

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    投稿日: 2011.01.04
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    外から見た日本という視点の持ち方と、著者のバックグラウンドを前面に押し出して様々なテーマについて著者なりの持論を展開している。展開というよりつぶやきにも似た主観に基づく意見であり、説教という類ではなく「こう思うんだけどなぁ」的な短い文章につづられた一つ一つが印象的だった。 特に印象に残ったのは、今の出版界について、短期的な投資回収に走りがちな傾向と、それに追従するための出版物が跋扈していることに対しての不安を綴っている。著者曰く「不安解消の為の本」が現代ではよく売れるそうなのだが、たとえば自己啓発本の類は将来や自分の能力に対する不安を解消する為の手段の本である、と考えると、たしかにそのような本ばかり本屋で見かけるようになったなぁと思うし、そういえばそのような本をたくさん読んでいたなぁと、自分にがっかりした。 単純に楽しむ為だけ、知的好奇心を満足させる為の本も読まねば、と思った。

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    投稿日: 2010.12.25
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    この本を読んでいると、面白い話をするおばちゃんとお話しをしているような気分になる(悪い意味ではない) この本のおかげで、改めて世界史を勉強してみようと思うことができたのは、きっと自分にとって有益なことだとおもう。 早速お正月の課題図書として、面白いと評判のマクニールの世界史を買っちゃいました(塩野さんが勧めているわけではない)。間違って上巻を2冊買っちゃって、ちょっとヘコんだけど(´・_・`)

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    投稿日: 2010.12.20
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    文芸春秋2006年‐2010年連載を収録。 ローマ帝国興亡から見た歴史観で、海外から見た日本を嘆き提言する。 自民-民社の流れの中で、政治不信を的確に予想。仕分けされる官僚達の交渉力の無さに呆れる。(官僚もしたたかで、その場は引いていつのまにか復活、という実態が再仕分けでわかったが) 図書館派への苦言があり、ちょっと耳が痛い。

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    投稿日: 2010.12.10
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    とにかく、なぜ今まで塩野七海という人物に目を向けてこなかったのか。 目から鱗の、ローマ人論と日本人論。 これを知らなかった私と、知った私とでは、確実に日本人を見る目が違う。 国交とはかくあるべき。が、わかる。すべての政治家よ、読んでみよ。政治的戦略、が分かる。ローマの皇帝たちよ。ローマの繁栄の秘技を現代に説き給え。何もオカルトではなく、明らかなものであることを。まずは本論である、ローマについての著作を読んでみなくては。 他サイトより転載

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    投稿日: 2010.11.23
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    どうやれば日本は、二度と負け戦をしないで済むか。 自国のことは自国で解決する、で行くしかない。 自分で自分を守ろうとしない者を、誰が助ける気になるか。 日本的な秀才は、予期していた事態への対処は上手いが、予期していなかった事態への対処は下手なのが特質らしい。 真正面から答えるか、それともすり抜けるかのちがいはあっても、予期しなかった質問に対処して初めて、頭脳の出来の良し悪しが計れるのである。 天下りに関して、五十を過ぎてしかも他より優秀な人たちに、なぜ国が再就職を世話してやらねばならないのか。

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    投稿日: 2010.11.20
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    マキャベリストということが分かる本。国家は、暴力と脅しが原則とわかる。現在の日本人にとっては、勢いづけられる本。歴史の主人になるためには、戦争をやるっきゃ無い、と。まぁ、ほどほどに。

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    投稿日: 2010.11.10
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    リーダー編に続いて第二弾として読了。2008年安倍内閣時代、北京オリンピック開催時期のころのエッセー。憲法改正、記者クラブの廃止など、ローマの歴史、群雄割拠するルネサンス期のイタリアに詳しい著者ならではリアリズムによる鋭い提言は賛成するところ大。多くの政治家さんはお読みになっていると思うのだがそれともそんな時間もないか。

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    投稿日: 2010.11.07
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    秋晴れの週末はハエタロウ's Cafeで昼食を取る。 いや、なに、ハエタロウの段ボールハウスがある物干しに 椅子を用意しておじゃまするのだ。 春、初夏、初秋、陽光を愉しむ昼食は カンヌ、ベルリン、台北、バンコクの旅の空、どこでも貴重だ。 その時間を東京の我が家で愉しんではいけない理由など あるだろうか。 好機が訪れたときは、即、動くべし、なのだ。 塩野七生が「文藝春秋」に連載してきた『日本人へ』を読む。 七年分の連載が二冊の新書になった。 東京とローマの距離。 いまこの瞬間と二千年の時間。 その距離と時間の広がりが、 現代の出来事に対する塩野の洞察に立体感を与えていて、 読んでいるこちらの頭と心も活性化する。 とりわけ、周囲の既得権者におもねることなく、 かといって批判や非難で声高になることもない塩野の文章が、 人間の言葉として届いてくる。 ただ知識や情報を得るだけの読書でなく、 著者と対話する時間に変わっていくのだ。 (文中敬称略)

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    投稿日: 2010.10.31
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    前作『リーダー篇』が小泉、ブッシュの時代だったのと比べると、だいぶ最近の話になってきました。安倍、福田ときて麻生をすっ飛ばして(笑)小沢へと至る、ここ数年の日本の混迷ぶりを振り返るには最適の書ではないかと。

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    投稿日: 2010.10.14
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    リーダー篇に比べると内容がスケールダウンしているように感じる。しかしながら面白さは損なわれていないです。著者の今( 実際にはタイムラグはある)の日本に対する見方には教えられる事が多々ある。

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    投稿日: 2010.10.12
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    リーダー篇では説教みたいな感じだったのですが、 今回はイタリアでの生活に関するエッセイという色合いが強くて、ちょっとトーンダウンしており物足りなさがありました。

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    投稿日: 2010.10.10
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    温故知新のイタリア×日本バージョン。という感じ。ワインやローマや日本の現代政治やら、塩野七生さんとおしゃべりをしているような本。はっきり意見が言えるのは、彼女のように時間をかけて、たくさんの事実を生のまま捉えているからなんだろな。女性に対する現実的でフェアな視点が清々しい。こんな風に引き出しの多い人になれたらいいな、と思ったり。本を読んだ後の楽しみは、伝えたかったり共有したい人に貸すことだけど、これはまっさきな母だなー。

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    投稿日: 2010.10.05
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    気っぷのいい塩野節は健在で、日本の政治家たちをローマの皇帝たちと比較したりと、イタリア在住の日本人から見た日本の凋落ぶりを鋭くえぐっている。それにしてもかつてのローマ人の知恵と行動力には感心するばかり。特に征服したにも積極的に市民権を与えて有能な人材を求めるというのは意外だった。中国では魏の曹操がそうだったというし、モンゴル帝国もそうだった(かな?)アメリカもようやく黒人の血を引く大統領が生まれた。さて、その点我が国はというとなかなか難しい。やはりもっと混血が進まないといけないのかもしれない。 ところで「ローマの衰亡は500年、日本の衰弱は20年」という帯のコピーがきになるが、なんだかんだで日本は2000年以上も国体を維持しているのだから、経済大国でなくなっただけで滅びるとは限らないと思うけれど。たとえ今より貧しくなったとしても。

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    投稿日: 2010.09.22
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    まず、帯の 『ローマの衰亡は500年   日本の衰弱は20年 ならばどうする?』 この言葉に惹かれて買いました。 最近ローマ方面の歴史も興味があるので 買ったと言っても良いかもしれない。 映画、ジャンヌダルク や トロイ  300(スリーハンドレッド) グラデュエーター等 漫画では、ヒストリエやヴィンランドサガ そんな漫画にも興味を持つ今日この頃。 他にもヨーロッパ方面の歴史を題材にした映画や特集を見ているうちに結構面白そうな予備知識が増えた一冊だった。 著者の若き日のヨーロッパの印象等も交えて話題が展開。 もっとローマの事を知りたくなったきっかけを』作ってくれた気がする。

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    投稿日: 2010.09.21
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    流石!と一言。そして、ワインで乾杯。それでいいし、それだけがいい。 少し前に「国家の品格」という最悪に近いという感想をもった本があったが、本当に品格ある文章には品格という言葉さえ安く見える。

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    投稿日: 2010.09.17
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    右とか左とか、保守とか革新とか、そんなことよりも大切な日本人へのメッセージが詰め込まれた一冊。平和な時代にこそ読みたい。

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    投稿日: 2010.08.25
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    大学時代に読んでいた、「ローマ人の物語」著者ということで興味を惹かれ読んだ。 本書の面白さは、日本や日本人に対して根本的な問いかけを、テンポの良い語り口でしているところ。 歴史の中に人間の本質を見てきた、または外国に長年住みながら日本を見て来た著者ならではの、私では思いもよらなかった視点に好奇心を刺激される。 特に、個人、国家両方に対して述べられているのが、その戦略の無さ。 私自身、日常では人の情に訴えれば何とかなる、と考えている節があるのでギクリとした。 ナイーブな個人が国内に集まるのは、それで社会が進む。しかし、同じ言語文化を持たない相手に直面する時には、戦略が必要になる。言語や価値観の問題以上に、この戦略の無さが現在の「ガラパゴス化」を起こしているのではないかと私は考えた。 とはいえ、批判のみが本書の内容ではない。 論旨が明快で、要所要所で皮肉のスパイスも効いている為、英語記事を読んでいるかのような錯覚を覚える。 しかし、しっかりと主張をしながらも、日本への愛を感じることができる。 冷静な文章を書くと、ぎこちなくて翻訳書のようになる人も多いように感じるが、このように温かみと共に日本語で主張をすることのできる著者に憧れを抱いた。

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    投稿日: 2010.08.14
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    元々、歴史の勉強をした人の考え方には共感しやすいのですが、とりわけ日本の高度経済成長を外から見てきた人の意見というのは興味深かった。

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    投稿日: 2010.08.01
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    塩野さん、これでも民主党、小沢さんに期待しますか《赤松正雄の読書録ブログ》  民主党が参院選で大敗北を喫して約三週間。今一番読みたいと思うのは、雑誌『文藝春秋』の塩野七生さんの巻頭随筆「日本人へ」である。投票日の前々日に発売された八月号で「民主党の圧勝を望む」を書いておられた。理由はひたすら「政権の安定のために」であった。一年半ほど前の同じ欄に「拝啓・小沢一郎様」との題で「自民党と民主党との今すぐの大連立」を呼びかけ、それをやれるのは「小沢様、あなた御一人です」とまで「小沢待望論」を掲げた塩野さん。ことほどさように入れ込んだ小沢・民主党の敗北をどう総括されるのか。読んで見たいと思うのは私だけではあるまい。  選挙後に、溜め込んでいた本を紐解いているが、その中に塩野さんの『日本人へ リーダー篇』と『日本人へ 国家と歴史篇』の2冊がある。冒頭に取り上げたものの集大成である。国家の安全保障に関心を持ってきたものとして、鮮やかな論旨展開に、大いに感心してきた。基底部をなしているのは、強い国家と卓越した指導者への期待であり、「ローマ」に比べあまりにひ弱な現代日本のリーダーたちへのため息である。それは痛いほど分かるものの、明らかに上手の手から水が漏れたといわざるを得ないのが、上記の二つだろう。  同じく選挙の投票日前日の毎日新聞のコラム『近聞遠見』で岩見隆夫氏が「塩野七生に反論する」との鋭い論評を書いた。「安定するに越したことはない。だが、議席数が安定しただけで、いい政治が実現すると思うほど、有権者の目は単純でなくなっている」と。彼は雑誌『ウイル』の9月号でも「塩野さんの指導者論は古典的にすぎる」し、「その論旨は現在の日本の状況と相当にずれている」と叩いたうえで、彼女の「再反論」を促している。興趣は高まるばかりだ。

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    投稿日: 2010.07.30
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    価格破壊は文明破壊とも言える。安物に想像力も楽しみもない。安物買いのゼニ失いという昔の人の智慧も一理ある。 お酒を飲んでもローマ人は酔っ払わないが、ギリシャ人は酔っ払う。 日本の首脳も靖国神社に海外の要人を連れて行くべきだ。そして自分たちが海外に行ったときはそういうところに連れて行くべきだ。 女性の品格なんて本は、日本では一昔前の賢女の育成か。。

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    投稿日: 2010.07.27
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    ものの価値はどこにあるのか、作る方も購入する方も、考える必要があるのではと思ったり(これは仕事柄)。 選挙の結果をみてうーんと思ったり。

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    投稿日: 2010.07.13
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    ローマの衰亡は500年、日本の衰弱は20年。 ならば、どうする? ローマを中心に、『歴史の中の人』を語り続けた著書が綴る 「ことば・言葉・ことば」43本。 日本政治の現体制に対し、著書の考えを明示しているところも興味深し。 ちなみに自分は、塩野さんのスタンスには激しく共感するたち。 政治思想もw 【目次】 第一章 亡国の悲劇とは、人材が欠乏するから起こるのではなく、 人材はいてもそれを使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起こるのだ。 第二章 夢の政府をつくってみた。 大臣たちは、私が慣れ親しんできたローマの皇帝にする。 第三章 「始めに言葉ありき」とは、 最後まで「言葉ありき」なのである。 【こんな人にお勧め】 「塩野七生さんの本を読むのは初めて!」 という方にはあまりお勧めしません。 というのも、 『ローマ人の物語』をはじめとし、 著書を複数読んでいるからこそ、分かるものがあるから。 「確かに塩野さんはこういうスタンスだな~」 とか。 ただ、政治に関心のある人は読んでみると面白いかも。 著書はもともと哲学を専攻していた方。 歴史小説を書いているといっても、史実性にこだわることなく、 著者自身が納得できる、著者自身の考えによっているところも。 だからこそ明快。 だからこそ面白い。 そういった観点から照らされる、政治観は見もの。 ちょっと美学も入っているように思うし。 (だからこそいいのですが)

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    投稿日: 2010.06.30
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    『文藝春秋』の連載をまとめた新書の2冊目。 少し前の世界情勢に鋭く切り込んでいて面白かったです。 ワインが中心の章が2つほどあるのですが、読んでいるとワインが飲みたくなります。

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    投稿日: 2010.06.30