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流血女神伝 女神の花嫁(後編)
流血女神伝 女神の花嫁(後編)
須賀しのぶ、船戸明里/集英社
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総合評価

10件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前編、中編はそうでもなかったけど、後編は一気読み。 ラクリゼ、絶対アデルカがいいと思うよ、、、。 そしてサルベーンのクソさ。 本編でラクリゼが彼のことをあれだけ嫌うのも納得。 とはいえ、最後トルハーンとの出会いの終章、最後の一行でグッときてしまうものはある。

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    投稿日: 2024.03.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんな時代もあったんだよ この時代からあの本編に繋がる 順番から 時代順に読むのなら この物語から読んでも良いのかもしれないし 本編でこの二人の活躍を知っているからこそ この物語との繋がりが より濃く繋がりを感じます 本編の主人公はここから始まったんですね 変わるところもあり 変わらないところも 二人主人公として この作品が本編でもよかったような気分になります

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    投稿日: 2023.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

     こんなに輝かしいボーイミーツガールがこんな悲惨な結末を遂げるんだ……と前編読みながら呻いていました。  本編では男嫌いと揶揄されるラクリゼが幼少期は女嫌いで男として育てられていたというのは驚きだったけど納得。  そこでラクリゼに愛情を注げなかった父が、当初はそうだったけど次第にラクリゼに母の面影を見てひたむきな努力を誇りに思うようになっていた、しかしそれを告げることはもはやできなかった、というのが深みがあっていいなと思いました。  いやしかし帝国の娘でも想ったけど、カリエのザカール人に偏見を抱かない美点を描いた後でザカール文明の蛮族っぷりを描くのエグい。  ザカルエフィは長老から愛されるのかと思ってたら、愛された上で憎まれるよう仕向けられるとか……他の男との子どもができるのをわざわざ待つってそういう……滅ぼせそんな因習という言葉を飲み込ませる女神の実在……  ラクリゼとサルナーンが気持ちが離れていきつつも過去の幸福と積み重ねた時間とあるはずだった未来への未練で離れがたいのが生々しかったです。  カリエの実母思ったよりしっかりしてたというか、サルナーンの言がちょっと辛辣だったの惹かれてたからなのか……でもそれを振り払ってあの結末……  カリエ抜きの過去編ということでどうなるかなーと思いましたがなるほど確かに本編地続きの外伝でした。

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    投稿日: 2022.07.27
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    53:最後急ぎすぎた感がありますが、いろいろつながってヨカッタです。サルベーンは髪長いほうが好み……。

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    投稿日: 2018.10.08
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    怖いものは怖い。でも、同一であることを強要するより、区別し尊重したい。 愛はうつろいやすい。現実を見つめれば見つめるほど、手からこぼれてしまう。 唯一無二の愛などない。心から求めた愛がその時々の真実の愛となる。 愛は変わるもの。どれ程辛くとも、昔日の姿を取り戻すためではなく、互いをなおも求めるならばそれはあなたに必要なもの。 あせる必要はありません。 了解!って感じ。心の支えにしたい。 ラクリゼとサルベーンは同じ気質すぎるのかも。だから激しく愛するが、ともに寄り添うことができない。 幸せでありたいなあ。

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    投稿日: 2012.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    外伝最終巻。 襲われた村を救うため、自らの胎児の命を引き換えに女神と契約を交わしたラクリゼ。 瀕死の重傷を負いながら、ラクリゼとお腹の子供に会いたい一心で生還したサルベーン。 再会を喜ぶ二人だったが、お互いの気持ちにすれ違いが生じてしまう。 そして、滅亡に向かうギウタ皇国にてとうとう… こんなにもすれ違ってしまった二人が辛い。 さらに、アデルカの最後も辛かった…エティカヤって酷い国だ(T_T) ギウタ皇帝夫婦も好きだったのに、こんな結末に… わかっていた結末だけど、どれも悲しかった。 ラクリゼがサルベーンを憎んでいる理由が判明…確かに、許せない気持ちもわかるかな。 もしラクリゼの選択が違っていたら二人はどんな幸せがあったんだろうか…

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    投稿日: 2012.02.27
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    女神の花嫁シリーズがおもしろいのだけど、今一つフィットしにくかったのは、ラクリゼ、サルベージともに大きな力を持っていて突っ込みどころがなくてもちろん力を持つが故の苦悩や異端としての疎外感に苦しむことはあるにしても共感しにくかったのかと思う。読あmらみ終えて、あまりの神にも及ぶ力を受け入れるための苛烈さに圧倒された。二人はあまりに性質が似すぎていて相容れなかったのだろうな。本篇を読むうえでもいろいろそうだったのかと思うところも多々あり楽しめた。

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    投稿日: 2012.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。全3巻。 ラクリゼとサルベーンが主人公の外伝。 本伝からは想像できない関係だったかこともあり、びっくり!な。確かにザカール編の前に読んだ方がしっくりくる内容でした。 当初はダブルヒロインの予定で、カリエと似たような目にあいつつも、違う選択をするラクリゼ・・という予定だったとのこと。それはそれで面白そうな。 ザカール編なので、エディやカリエの子供時代の過去やバルアンのヨギナ侵攻などもちょろっと分かる内容に。カリエは本当に皇帝の娘だったのかー・・・。

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    投稿日: 2012.01.28
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    ホルセーゼ傭兵団が東の戦地へ旅立った後、村が襲撃された。ラクリゼは村を守るため胎児を女神に捧げその代わりに力を得る。  ギウタ皇国を救うため、傭兵団とエティカヤ軍の戦いが始まり、ラクリゼも参戦する。戦況が厳しくなってきた中で、ラクリゼはエジュレナ皇妃から、カザリナ皇女を連れて逃げるよう命じられる。  小さい頃のエドとカリエも登場します。でも、サルベーンとラクリゼの別れは、暗くて悲しい。

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    投稿日: 2008.02.01
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    サルベーンとの子どもを女神に代償として捧げ、力を取り戻したラクリゼ。子どもを犠牲にしたことをサルベーンは許してくれたけれど、二人はすれ違っていってしまう。二人の別離を描いた「女神の花嫁」、完結編です。

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    投稿日: 2005.06.02