
総合評価
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powered by ブクログ少年は大人になる。これはしごく単純明快な事実なのだが、少年という時間にその身をおいているときは、忘れているのかもしれない。 冬休み、それぞれの事情により学校の寮に居残ることを決めた4人の高校生……。シチュエーションとしてはとても好きだ。作者は「『トーマの心臓』をやる予定だった」とコメントしているが、季節が季節であるし、ぼくの頭にあったのはケストナーの『飛ぶ教室』だったりする。 読んでいるうちに気づくことになるのだが、あの時間、自分にとってのあの時間もけっして光だけに満ちたものではなかったかと……。過ぎ去るとわかっている時間、あるいは過ぎ去ってしまったと認識している時間、通りすぎてしまったものだからこそ、それを思い出すこともできるのか? ミステリとしてどうかと問われると困るのだけれど、わずか7日間のエピソードに、通常の学園生活では表出しえない何かがうまく配置されている雰囲気のいい物語だと感じた。
0投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ子供である自分と大人になりつつある自分の折り合いの付け方に悩んだ昔が思い返される。 ここまで壮絶な背景がなくても、そういうモラトリアムは誰にでもあるんだろうな。 戻れない時代と場所にノスタルジーを感じる、秀逸なタイトルだと思う。 必要以上に湿度が高くないところや、年末の雰囲気も好き。
0投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログ短い期間を舞台に、集まってみんなの秘密や過去を話していくワンシチュエーションものが好きなんだと本作で分かった!
0投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ出だしこそストーリーに入り込めるか不安を感じたものの、人物や料理、場面ごとの細やかな文章描写が丁寧でだんだんと惹き込まれていきました。 重い内容も含まれながらも、人物たちのカミングアウトと成長を見届ける中で温かな気持ちになり読み終わりが名残惜しく感じられる作品でした。
0投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログ恩田陸さん初期の頃の作品。 何の前情報も入れずに読み始めた為、男子寮に年末に残った3人+1人が青春のバカ騒ぎするのかな、ぐらいで読み進めてた。 それがちょいとホラーも加わりながら、4人が抱えた悩みを爽やかにしていく青春ミステリーで、特に光浩の抱えた重みなんか全然笑えなくてエグかった。 ただ、各少年の名前をもう少し分かり易くして欲しかった…
21投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み始めは、状況を掴むのに精一杯で、 正直、せめてもっとわかりやすい名前を、 建物を端的な情報をと思ってしまいました笑 でも統の登場からどんどんページが進み、 あっという間に読み切りました! 4人とも抱えている背景がかなり重いものなのに、 告白して一夜明けるとあっけらかんとしているのは この少年時代ならではなのかなと思います。 だからこそ重くなりすぎず、むしろ本音で語り合えた”仲間”になれたんだろうなとも思います。 少年たちはあまりにも大人びていて、 でも保護下でしか生活できない子供で、 それゆえに儚さや危うさがある それが魅力として表れていました。 きっと素敵な大人になってるんだろうなと思うと、 成長した彼らに会ってみたいです。
0投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ恩田陸さん(1964~)の作品、ブクログ登録は6冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。 ---引用終了
101投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ年末年始を高校の寮で過ごす、四人の少年の一週間を描いた物語。 それぞれが誰にも言えない問題を抱えながらも、それを共有することで少し救いが感じられたり、友情が深まっていく過程がとても良いですね。 青春のきらめきと痛みを、爽やかに表現しているところも恩田さんらしいと思います。 いつか大人になった彼らの物語も読んでみたい、そんな気持ちになりました。
1投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ伝統ある男子校で寮生活を送る高校生が織りなす青春ミステリ。冬休みも寮に残ることを決めた3人と寮に顔を出す通いの生徒1人。それぞれが大きな秘密や悩みを抱えていて、1週間に渡って告白ゲームをすることで、それぞれの秘密が明らかになっていく。 4人の抱える問題があまりにも深刻すぎるため、なかなか感情移入しづらいところはありましたが、それぞれが下した決断と成長は称えたい。
21投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ大人になりかけの男の子達は、大人になりたい、そして本当の自分を知る友人を互いの居場所にしていく。大人になった時にあれは青春だったと思うだろう。 友人は家族には見えない本当の、これからの自分を知る存在となる
2投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログめちゃくちゃ好きだった! 男子高校生4人の瑞々しい青春と抱えた重暗さがアンバランスなようで上手く絡み合っていて夢中で読みました。 恩田陸さんの作品は情景描写がとても綺麗で、それが逆にストーリーが頭に入ってきづらくなる時がありますが、こちらの作品は雰囲気ともあっていてすごく好きだなぁと思いました。
1投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
互いに色々と思うことはあるのに、どの関係もカラッとしているのが男の子特有で、羨ましく、眩しかった。抱えるものが重ければ重いほど、それを明かすことも、明かされることにも意味がのしかかってくるのに、彼らはずっとフランク。 寮の居残り生活が始まる頃、探り合っていたのを思い出すと、最終日の彼らはあまりにも尊い… ゲームをきっかけに、秘密を告白し合って、共犯関係のような、はたまた重いものを少し渡して支え合うような、そんなことをしながら、日々の暮らしを面白く、何気なく過ごしていく。ずっとそれだけのはずなのに、こんなに濃い…面白かったなあ 私にきっと一番近いのは美国で、特に惹かれたのは光浩だったのが、今思い返すと必然というか。 序盤からずっと、美国は光浩にどう思われるのか気にしていたから。この性質の人間はきっと、ずっと光浩みたいな人に見透かされている気がしちゃうんだろうな。 ラスト、光浩が美国に頼るシーンはグッときたなあ 名シーンだった… どうか4人とも健やかに、らしく、大人になっていてほしいなあ 大人になった彼らに会いたいような、はたまたずっとネバーランドで会いたいような、そんな気持ちで読み終えました!
1投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ四人それぞれの背負っているものが予想以上に重くて、だからこそ生まれる重厚なストーリーに目が離せません。 高校生ならではのキラキラした華やかさはありませんが、決して読み辛さはなく、むしろサクサクと読み終えました。 切なくも清々しい青春群像劇に、軽微なミステリを落としこんだ作品です。
1投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ四人にとってのネバーランドであり永遠と続く関係性なんだなと思った。それぞれに秘密を抱えひょんなことから互いに告白するのだった。羨ましさすら感じる。 著者の初期の作品、惹き込まれました。
1投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログたった七日間、寮に居残る年末休暇のこと。 4人の少年が過ごす日々はミステリーが起こるわけでもないのに多彩で、山あり谷ありで、非日常がゆっくり進んでいくものだった。 私個人が棒に振った高校生という時間を、こんな風に過ごしたかった。 人の塊になった時のポジショニングで悩みながらも、居場所を見つけて。 居心地のよい空間。 楽しいと思える時間。 秘密の共有。 何より自分に素直になれていたら、今の私は違っただろうか。 人間は10代の頃に手に入れられなかったモノに一生執着するという。 私の場合は「青春の時間」かもしれない。 そんなことを考えさせられた一作でした。
11投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ2022/6/26 ネバーランド読了。舞台の松籟館はどこにあるのか?寛司の実家が東京で光浩が博多で「そりゃ遠いな」と言われてたし、雪が降るから東北か北海道かと思いきや、寛司の母親が父親に「あなた一人九州には行かせない」って訪ねて来たけど、、九州?松籟館て、九州なの?? 恩田陸のネバーランドは20年以上前にドラマ化されてたんだ。キャスト見てビミョーと思ってしまった。見てないから何ともだけど、光浩役の三宅健だけがまだ何となくイメージ近いかも。
1投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログほんのり懐かしさを感じた。 年末の学校で野郎だけで生活するっていうだけで、すごいわくわくした。 各々が思ったより複雑な事情を抱えていて読んでて面白かった。
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ真冬を舞台にした物語、真夏の夜に一気読みをした。年末帰省をしない4人の学生寮での1週間を描いた物語。 有名校の由緒ある古い建物の寮。私は寮生活を経験しておらず、少し憧れを抱いていた。それはある種青春の代名詞のようなものさえ感じる。若者らしく冬の寒さの中でも活発に行動する日中と、それぞれが抱える過去や現在の苦悩を打ち明ける夜。誰にでもある裏の部分が少しずつ解かれていくのだが、それでも次の日にはほとんどあっけらかんとして過ごす潔さに心地よささえ感じた。ゲームの罰ゲームのようなものとはいえ、心の中にある闇を打ち明けられる仲間がいてよかったなと思う。 新しい年には前を向いて歩き出せるようなきっかけが年末には転がっている。大掃除で部屋を整え、いい年になりますようにと最後はエールを送りたくなった。
5投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ男子校の寮「松籟館」で、冬休みに居残りを決めた国美、寛司、光浩と通学組の統の4人は、それぞれ秘密を抱えていた。ゲームをきっかけにそれが明らかになっていくが、4人は互いに刺激し合い、困難を乗り越えていく。 序盤から展開にワクワク感があり読みやすく、絆が深くなっていく感じがとても良かったが、なんかいきなり執拗に攻撃的になったりするところがありちょっと違和感を感じた。そんなガチで傷つけにいくようなこと言う?みたいな。
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ冬の景色や4人の友情がとてもキラキラ眩しい反面それぞれの事情が暗く重苦しい。そのバランスがとても良かった。濃密な7日間をこの4人で過ごせて良かったしそれぞれちゃんと幸せになってほしい。読了後はなんとも言えない爽やかな気持ち。
1投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログ偏差値の高い男子高校の年末年始の寮生活の物語を介して、勤勉からちょっと外れた粋がったメンバーの気持ちを察する本だが、凡人には特に得るものがなかった。
4投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恩田陸さんの22年ほど前の作品、『ネバーランド』を読みました。高校生男子4人の葛藤、これから、など。4人だけでなく、両親などまわりの大人とのやり取りも含め、細かく描写されています。前回読んだ『ピクニック』に近い青春小説ですが、寮暮らしをしている男子高校生4人という設定なので、卑猥な内容などもあり、男子校通いであった自分は、特に共感する点も多かったです。 寛司の両親と焼き肉を食べる。川沿いをみんなで走る。年賀状を出す。統と光浩が仲良くなっていく。これらのシーンが特に印象に残りました。統の将来の夢、最高! というか、まさに今ビジネスとして手がけている人がいると、大きく頷きました。
2投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログ恩田陸さんの小説はうっすらBLの雰囲気が漂いますね。冬休み、年末の学生寮、古びた洋館という設定だけで萌え、青春。僕も学生寮生活してみたかったなぁ。子どもには学生寮生活をさせよう!(あっ僕、結婚してなかった…)
1投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ酒盛りのシーンとかみんなでホットプレート探しに行くところ、朝4人で走ってるシーンとか青春で満ち満ちてた。 寛司の結婚への考え方(P85)(P215)とか子供の立場からの親への意見(P149)、人それぞれの良さ(P168)とか面白かった。 解説でも書かれていたように、頭のいい4人はみんなと当たり障りなくやっていく方法を知っているはずなのに、統がいるせいで(おかげで?)自分が普段人に見せないところを見せているのが良かった。
0投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログ進学校の男子寮で年越しを過ごす同級生4人の物語。年越しのたった数日を描いた小説だけど、長い年月を書いてるように濃い。 あるゲームをきっかけに、4人それぞれが自身についての告白をしていく、というのが主な軸になっている。 その告白が、結構ドロドロしている。ともすると陰鬱な、三面記事的な内容の告白なのに、小説全体がそうならずに進んでいくのは、恩田陸さんの力量なのかもしれない。 監視する大人のいない、4人だけの生活で、自然と自分の秘密を明かす雰囲気になるのはわかる気がした。お泊りパーティーのような背徳感と普段とは違う近い距離感が、そうさせるよなぁと。 そして、そこで流れていく時間こそがネバーランドなのだ、と思った。 4人がそれぞれに重たいものを抱えて生きているにもかかわらず、読後感は、爽やかな青春小説に思えた。 途中ミステリー的な要素もあり、青春小説とは言え恩田陸さん要素も欠かさず含まれていて、楽しく読めた。
7投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ恩田陸の本は何冊か読んでどれも好きだなあ。文章がスルスル入ってくる。 松らい館の古くて重厚そうな雰囲気、若者たちの馬鹿馬鹿しく騒ぐ感じに相反して、それぞれのこころの重たいもの、それらを解放していく仲間たち。 深刻な内容と、若さが放つ爽やかさが、異質ながら混ざり合った物語だった。 幽霊になった?子については最後まで詳しくは明かされず、気になります。
1投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ男子校出身の自身にとっては懐かしさと相まってつい感情移入をしてしまった内容だった。特に第四日 遠い季節の寛司の両親に対する台詞はかなり印象的で彼らと同じ目線でも、また、親としての目線で見ても腑におちてしまう印象を受け、心に残った。 高校生という大人とも子どもとも言えない年齢で、かつ、親元から離れた寮生活をしているシチュエーションが話を通じて一貫して軸となっており、読後感もすっきりとしたものだった。 改めて再読したい一冊。
0投稿日: 2025.04.08
powered by ブクログめっっちゃ良かったー!!青春感じるんだけどキラキラって感じじゃなくてずっと4人がバカやりつつもずっとヒリヒリした緊張感が潜んでるのが良かった〜!4人の過去とか境遇とかキャラ設定とか凄い刺さる好き!
0投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い 恩田陸の本は一瞬で読んじゃって、登場人物たちをもう見守れないのが寂しくなる みんな何かしら抱えてて、特にみつひろの件はかなり堪えるけどどうにか全部が収まってくれてよかった みつひろも美国たちの存在で少しでも希望を持てると良いな 爽やかで切なくてほろほろ泣いちゃうようなお話だった やっぱり恩田陸が大好きや〜〜
0投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログ青春、キャラクター 序盤今にも壊れそうな4人の関係が、最後には強固になっていく。筆者のところどころに散りばめられた巧みな表現も読み手を飽きさせない。 例えば、 手紙をポストに入れる瞬間は、いつだって安堵と後悔が背中合わせになっている。手紙を手から放したとたん、その二つは心細さと開放感にとって代わる。
0投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学生が主人公だと、「青春」という言葉の爽やかさが、私にとっては、眩しすぎることがある。4人の空気や色がじわじわと浸透して馴染んでいくような感じ、うまく言葉にできないのが残念だが、とにかくなんだかいい感じ。数年後、再読したい。
0投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログ4人の少年が冬休みの寮で濃い日々を過ごす話。4人が4人とも素敵でよい。そのまま素敵な大人になってくれたまえ
1投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ一人一人の抱える背景がとても複雑でびっくりしてしまったが、彼らのキャラクターが静かに魅力的で、真っ直ぐで、引き込まれてしまった。松籟館で生活を共にするなかで、各々が自己開示していき、深い関係になっていく様が他では得られない宝物であり、彼らの人生を支えていくのだろう。
0投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ読み終わった後、爽やかで穏やかな気持ちになった。すごく読みやすかった。 青春とはこうであったと思い出してくれた。今の私には2度と味わえないと認識させられ、当時大人がよく言っていた言葉を思い出した。「子供時代は宝物」 登場人物4人が過ごしていく過程で、それぞれの秘密を告白した後、歪だった?違和感のある関係が読み終わったころにはこの4人でよかったと思えた。内容は重い部分もあったが、最後には心温まった。 今、カラカラに乾いた大人に読んでほしいと思った。
0投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
喧嘩したって揉めたって、信じられないくらいの暗くて重い打ち明け話をしても次の日には普通に話しちゃってる男の子四人。 無かったことにはしないけど、それでも冗談言い合って笑って。後腐れがなくてカラッとした感じ。男の子らしいなぁ、女の子同士だとそうはいかないよなぁ。良いなぁ。と、思いました。そして、美国や寛司、統…と、登場人物の名前が(漢字が)古風で素敵です。私には刺さりました。 光浩の告白は………聞いて知ってしまったこちらが暫く滅入るぐらいのヘビーな内容でしたね。私は今凄く辛いです。あのシーンはしばらく読み返したくないです。 すごく面白い作品でしたが、光浩が本で描かれてる範囲ではイマイチ救われず(将来復讐しようと企んでいた相手が病死)終わったので…この星の数です。墓参りにも行かんでいいと思います。
0投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ#33奈良県立図書情報館ビブリオバトル「休日」で紹介された本です。 2部構成で第1部は通常回。 2部は、発表のコツと題した観覧者も交えた交流会でした。 2013.9.21 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1005.html?sp
0投稿日: 2024.09.25
powered by ブクログ男子校の寮に年末年始残った3人➕1名それぞれの告白。ミステリー要素もありながら、4人の微妙な関係の変化にページをめくる。幽霊は誰だったの?とスッキリしないところもあるが面白かった。
0投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
男子3人の寮生活にプラスアルファで毎日遊びにくる男子1人。時折スパイスを効かせながら淡々とすすむ冬休みの寮生活、最後ちょっぴり感動できる。 なんとなくノルウェーの森を思い出した。
0投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログこの本を深夜に一気読みしたせいか、余韻が今もずっと残っていて、何か夢を見ていたような、それとも自分がそこにいたかのような錯覚がする。それほど引き込まれ、ページを捲る手が止まらないような作品だった。 まず少年たちが素敵だし、恩田先生の特徴だけれど名前が綺麗。語感も漢字も良い 「常野シリーズ」や「蛇行する〜」やこの「ネバーランド」など初期作品を読んできたが、多くの人が言うように恩田先生はやはり初期が良いと私も思う! この危うげな少年たちの関係性も、レトロな寮も冬というどこか儚く閉塞感のある季節も、それぞれの要素がめちゃくちゃ相性が良い。 早く冬になってまた読み返したいなあ
0投稿日: 2024.08.30
powered by ブクログ出てくる4人のかかえているものが重すぎて、さらっと読み進めていけるのだけど、ズーンとサラッとした感情では終われない。重さの端々に青春の風景がまざっていて、なんとも言えないかんじ。 松籟館という寮の名前がすてき。 4人の将来の続編がよみたい。
0投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログやはり恩田さんの描く学園モノはいいなあ。これぞ青春!ってわけではないところが惹かれる。小夜子しかり。◆一日一日日が経つにつれ、四人の寮、四人だけの世界に惹きこまれていった。物語としては光浩の初恋とか好きだったな。なんというか、らしい。あとがき解説を読んで考えてみるのもまた面白い
0投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ友人に借りて読みました。 4人の高校生の青春小説です。 寮で過ごす短い冬休みの出来事とそれぞれが秘めたストーリーを共有して支え合おうとする物語でした。 これまで読んだ青春学園物の中で1番かもしれません。 青春時代を一緒に過ごした友人が貸してくれたバイアスがかなりかかっていると思いますが、面白くて読んで良かったです。
0投稿日: 2024.07.11
powered by ブクログ青春と言われて思い浮かぶ晴れて青くて明るいイメージとは反対に、曇り空にくすんだ雰囲気だけど、たしかに青春で高校生でしかつくれないあの関係性にすごく惹かれました。1人の心の中のバランスは少しの衝撃で崩れてしまうけど、4人でいるからバランスが調節出来る、そんな感じ。
0投稿日: 2024.06.17
powered by ブクログ全寮制のワクワク感と閉塞感って(はたから見てる分には)素敵ですよね。 恩田陸特有の耽美さみたいなものも漂ってて、正にネバーランド。
0投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログみんなそれぞれの事情を抱えながらもお互いを尊重していつもとは少し違う日常を過ごす。 四人のなんとも言えない絶妙な距離感がふわふわしてて不思議な読後感でした。
8投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ4人それぞれの告白が想像以上に重いもので驚いた。 統の行動力には驚くばかり。 年賀状のシーンは思わずほっこりした。
0投稿日: 2024.06.04
powered by ブクログそれぞれの事情を抱えた4人の少年が、冬休みに寮である松籟館で一緒に過ごしていく中で、徐々にお互いの事情や謎が明かされていく本作。 最初はチグハグだった4人が、お互いのことを知っていく中で連帯感が生まれていく様がとてもよく描かれていた。 青春はネバーランド…心に沁み渡るような一冊。
1投稿日: 2024.05.08
powered by ブクログ2024年5月6日読了。冬休み期間を学生寮「松籟館」で過ごすことを決めた4人、「ゲームに負けたものが秘密を告白する」と始めたゲームは4人の心中を吐き出すことになり…。「閉ざされた山荘もの」の定番、黒ずくめの犯人が学園内を闊歩するかと思いきや4人は買い物にも行くし毎日酒盛りもするし、ヒヤッとする衝突もありつつもすごく楽しそう。「場」が特別な人間関係を作る、ということはあるよなあ…。ミステリ要素は「初っ端一発かましたれ」という程度で大したことはないし、なんだかんだ全員が来客を迎える展開はご都合主義のような感もあるが、自分もこんな気持ちになったことがあるような、なんだか懐かしいような甘酸っぱい気持ちにもなった。人にはそれぞれ他人に見せる顔と隠している顔があるもんだ。
0投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログ高校生にしては大人びた彼らはまさに学園もの(それも偏差値の高い男子校!)の主人公たち、という感じ ぴりついた翌朝にはあっけらかんと軽口を叩き合う関係性がうらやましい
0投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
4人の男子高校生による寮生活の1週間を切り取ったストーリー。 4人はそれぞれなかなか暗い過去を持っており、それぞれの「告白」がひとつの見どころである。 1週間に巻き起こる様々な事件(いわゆるミステリー作品のような、殺人等ではなく、ちょっとした来訪者はトラブルなどだ)がコミカルに描かれ、ほのぼの青春ドラマである。 私はあまりこういう作品が読んだことがなく、正直好きでは無いな。というのがこの評価の理由である。
0投稿日: 2024.04.17
powered by ブクログ男子校の学生寮が舞台、設定に早速引き込まれる。大人でも子供でもない高校生という期間と、それぞれ抱えている闇があるが、途中青春の汗や涙も感じさせつつ、最後は未来の希望を感じさせる終わり方。 写真を撮ろうと思うくだりが好き。4人の大人になった後日談も読みたいな。
0投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
光浩が敬子に強姦されてたエピソードが胸糞で1番エグかった。腹違いとはいえ近親相姦にあたるので気持ち悪い。強烈すぎて他3人のエピソードが霞むレベル。 「あたしはあなたにしたことをこれっぽっちも後悔していない。 このクズ女の屍を踏み越えてください。 あの男の弱さを笑ってやることができるような人間になってください。」(251) 光浩宛の敬子の遺言では「後悔していない」と言い切り反省してなくて腹立つ。上から目線なのもクズ女らしい。 4人の中で唯一美国だけ掘り下げが弱い。誘拐されて額を引っかかれたエピソードは印象に残ったが、紘子との関係やゲイに呼び出された話があっさりしてボリューム不足に感じた。 私は友達が少ないので、彼らのように本音で話し合える友人が欲しいなぁ。私の両親も離婚して家庭環境が複雑だから分かり合える人いないのよね。どうせ話すなら同じような境遇にいる人に話したい。彼らも特殊な家庭環境同士だからこそ分かり合えたのかもしれない。
9投稿日: 2024.04.01
powered by ブクログ最高!こんなの絶対好きじゃん! 舞台設定、キャラ付け、内容。全部がわたしの好みで全部良かった。男子校寮生活という閉鎖空間で、様々な痛々しい過去と想いと葛藤を抱える4人の男子高校生の楽しくて切なくて寂しい4人だけの冬休み。お互いへの存在と感情が少しずつ変わってくるのがとても良かったし、校則も法律も破りまくってるのが男子高校生の若さと青さで好き。寛司の叫び、光浩の過去の告白はハッとさせられた。統と光浩の関係が好きだった。最後もよかったなぁ。ずっと手元に置いておきたい本だし、しばらくネバーランドみたいな本ないかなって探してた。ないかな。 よくBLを匂わせる本として紹介されていて、それは正直よく分かる。作中のあるセリフがよくピックアップされてるけど、この本のそれっぽいところはそのセリフじゃなくない!?ってずっと思ってる笑
0投稿日: 2024.03.29
powered by ブクログあらすじを読んだ瞬間から分かっていたけれど私こういう雰囲気好きだ。 人間ひとりひとりいろんなことを背負って生きているんだなと思った。(さすがにこの子達は背負いすぎだけれども、、、笑)
0投稿日: 2024.03.29
powered by ブクログ冬休みの寮に訳ありの4人が残る。 不穏な空気の中、4人の告白が始まる。 男子高校生の会話がバカバカしい時もあれば、それが彼らにとっての優しさの時もあり寮生活っておもしろいなって思った。
12投稿日: 2024.03.19
powered by ブクログ盛大な酒盛りに喫煙、高校生設定がいまいちしっくりこなかったけど、次は何を告白されるのかとページをめくる手が止まらずイッキ読み。お互いの体験を共有し動揺しつつも友情を深めていく様は重く赤裸々な体験に反して爽やか。ウイスキーじゃなくせめてビールにw
3投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログここから何か起こるんだな…そろそろ来るか…?って思いながら読み進めて、何も起こらないまま終わった。訳アリの【訳】が重めではあるけど、男子高校生の日常?を覗き見たって感じかな。 酒盛りはまぁいいとして、いちいちタバコを吸う設定はなくてもよかったんじゃないかなって要らんことばっか気になってしまった。
1投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログ男子校の寮「松籟館」での、冬休み帰省せず居残りを決めた、4人の少年の7日間。 「告白ゲーム」をきっかけにそれぞれが抱えた秘密が明らかになっていく。 その過程で気がつく、互いの思いや葛藤する気持ちが細やかに表現されていて、傷つきやすい十代の少年達の儚さと、脆さが胸に残る。 少年でいられる時間はとても短い。そして、本当に大切な時間だと思った。
1投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログ決して他人の中に土足で踏み込んできたりしない。いつだって、こっちの痛いところにはそっと静かに話しかけてくる。
1投稿日: 2024.02.16
powered by ブクログ学園、青春、そして秘密、恩田陸ワールド全開!! 夜のピクニックだいすき人間だけど、これまた上位にくるレベルの小説だった…爽やかな感じの青春物語だと思って読み始めたけど、中々にダークでホラー、ミステリー的なところもあった。 『トーマの心臓』も読んでみたい。(2023.7.)
1投稿日: 2024.02.11
powered by ブクログ今のところ読んだ中で一番好きな本。女子が集まっても生まれない、男子ならではの空気感に憧れてしまった。こんな青春羨ましいなと思ってしまった
2投稿日: 2024.02.06
powered by ブクログ青がもう夕暮れの色に近付き始めてる。 って表現が好きだ。 結婚に対する考えを あれってビジネスの一つだろ。 二人でするビジネス。生産性を上げて、利益を出さなきゃならない。互いの相性がよくて、能力をうまく補完しあえれば、愛情とか快楽とか、たくさんの副産物も受け取れる。子供だって聖産物の一つ。保険にもなる。子供に投資をして、将来、より大いに利益を出させる って表現に納得。 結果、読みやすくておもしろかった!
1投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログミステリーなのかな?と最初は思っていたけど、高校生たちが自分の経験の「告白」などを通して仲が深まっていくような、いい意味で想定外だった内容だった。 自分の秘密を打ち明けたり、少し恥ずかしいような照れくさいような話を共有したりすることのできるような、この4人みたいな間柄になれる友達が何人できるだろう。 学生のうちに、同期や友達と恥ずかしさも気にせずに深い話ができるようになりたい。
3投稿日: 2024.01.08
powered by ブクログ学生ぶりに読む機会を得て再読。とってもよかった。『告白』か『実行』かを選ぶという張り詰めた空気ややりとりがある一方、みんなで買い出しにいったりご飯を食べたりする和やかな場面もある。その温度感の緩急が、閉鎖空間を共有する学生ならではのものに思えて好きでした。印象に残っている場面がありすぎるけれど、ひとつ挙げるなら寛司くんが両親に対して「寮に入ってくるな!」と声を張り上げた場面。松籟館は彼の聖域なのだな。 寛司くん、強い女性がタイプって言っていたけど、寛司くんもそこそこ強めなので社長二人パターンになってしまうんじゃないかとちょっと心配している。
2投稿日: 2024.01.01
powered by ブクログ居残り組のお休みに混ぜてもらって一緒に過ごしているような感覚になれる。 光浩が作ってくれるご飯が美味しそう...! 卒業後も彼らが仲良くしてくれていたらいいなと感じた。 それぞれ陰を抱えてたけど、1番可哀想だと感じたのは光浩かな。しっかり者で頼りにされているから弱音が吐けなさそう。それと、打ち明けたエピソードが1番重たく救いようがなかった。 恩田先生の本は、自分も学生の頃にこういう思い出を作れたらよかっただろうなあという気持ちにさせてくれる。
1投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ思ってたよりもほっこりほのぼの たしかにみんな色々抱えてて、悲惨だってけど、4人のちょうどいい距離感や今では考えられないお酒やタバコ、ご飯を食べて騒ぐ様子がほっこりした! それぞれ個性豊かで、美国は普通だったけど、いいキャラで面白かった、 最初の印象からみんなだいぶ良くなって、特に寛司の明るいキャラと光浩の悲惨な過去だけど、頼られる性質でご飯作ってくれるところがすき。 どんなに辛い過去や言いづらくてもみんな誰かに聞いてもらいたかったんだな。 この先もこの4人がまた集まってご飯食べて馬鹿騒ぎする日が来るといいな~
2投稿日: 2023.11.26
powered by ブクログ男子寮の年末の夜。4人の少年が抱える過去が明かされていく。 大人という存在の身勝手さに反発する少年たちの物語と解釈した。少年時代へのノスタルジアを感じる作品。でも、読んでいて感情の動きはなかった。
0投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログどこか懐かしさを感じる少年たちの生活と、徐々に心を開いていく少年たちを見ていたら、彼らが羨ましくなった。 それと同時に、普段私は人のほんの一部の面しか見ていないということに気付かされた。
1投稿日: 2023.11.21
powered by ブクログ情景描写がなるほどと思わせる。心の中にありありと風景を描かせてくれる筆者の手腕に称賛。同年代ということもあり,気持ちは少しはわかったが,新しいものの見方を発見させてくれる一冊だったと思う。ほのぼのでもないが,ゆっくりと読めた。
0投稿日: 2023.11.13
powered by ブクログ少し古めの時代設定。現代でいうエモさとは違う古くアンティークのような感じ。一人一人の背景が深い。途中までスラスラとは読めなかった。 3.5
0投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログ名門私立高校の歴史ある寮。冬休みに居残る3人ともう1人。 ちょっとしたミステリ要素もありつつ。 主人公たちが男子高校生ということもあり女性の方が評価高くなるかも、というステレオタイプな感想。
0投稿日: 2023.09.16
powered by ブクログ登場人物の過去は重たいけど、みんながそれぞれいまと向き合い未来に向かって歩む姿が清々しい。 あとがきの恩田陸さんのコメント『「ネバーランド」は、今の私にはもう書けない、〜でも、今どこかでこの四人に会ったら、〜きっといい線いってる素敵な男の子になってくれていると思う』と言っている部分が好き。やっぱり小説は著者の今を映すナマモノであり、登場人物は生きているんだなぁ
0投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログキラキラ青春小説かと思ったら違った…(私にとっては) 平和な場面から、一気にゾワッとさせるの上手すぎる 一見輝いて見える学生時代でも、重い過去や現在を持ってる人って少なくないよなって そういうの、若いってだけで見えにくくなるのかもしれない
0投稿日: 2023.08.07
powered by ブクログ男子高校の寮に冬休み、4人の少年が残った。冬休み中に彼らの仲は深くなり、やがて互いの秘密を語り出す…。 親との辛い過去、確執、一度も人に語ったことのない恐怖感を4人が共有し合うことで、気持ちは重くなるけれど、その分絆が深まっていく。 自分の負い目を話した後に、彼らのように真剣に受けとめてくれて、その後何事もなかったかのように笑い、ケンカし、日常生活を送れるような友人に、私も出会っているのかもしれない。 今まで人に話したことのない自分のことを話してみると、新たな発見があるかも。
5投稿日: 2023.08.04
powered by ブクログ物語に没入できます。それぞれの少年の心の中にあるものが少しずつ外へ出され、お互いの理解が進んでいきます。口には出さないけれど、互いへの信頼感がましていき、高校生が心の成長を遂げているのがわかります。なんか青春っていいな。って思えます!
1投稿日: 2023.08.04
powered by ブクログ面白い!一人一人が自分の秘密を暴露することで混み上がる興味や感嘆、そして最後に残るなんともいえない空虚感。きりが良い所で寝ようと思っもても続きが気になって終われない!これは学生のうちに読んでおくべき本(*´`)
2投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログ続きが気になって勢いで読んでしまいました。子どもたちの素直な感情が書かれていて共感できる作品でした。
2投稿日: 2023.06.12
powered by ブクログほろ苦い辛さとそれを乗り越えるたくましい少年たち。若者の痛みが胸に沁みる。巧みで、ノスタルジックで、面白かった。 好きでした
2投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログ伝統ある男子校の寮に、年末帰省せず居残った(または居着いた)4人による青春物語。 とはいえ、「青春」と単純にひとくくりにしてしまえるほど甘いノスタルジックな話ではありませんでした。互いの距離感が絶妙です。共同生活のパートナーとはいえ、普段から大の仲良しではない。なんとなくの腹の探り合い。無邪気に踏み込んで踏み抜く地雷。やがて溶け合う意識、浮かび上がる闇。 どこまでも静謐で、しかし物語はしっかりと動く。このカラーは高校の寮という設定あればこそで、ああやはり青春ものだなあと一周回って感心させられました。ハラハラドキドキしなくてもいい。こんな冒険譚もアリでしょう。
7投稿日: 2023.04.27
powered by ブクログクリスマスイブから7日間の物語。 男子校の学生寮である松籟館に残された4人。美国と寛司と浩司と統。彼らには人に言えないそれぞれの事情を抱えていた。その4人が過ごしていたクリスマスイブの日に起きた「告白」ゲームをきっかけに事件と謎が生まれる。そして日常生活の中で事件と謎、それぞれの隠していた事情が明らかになっていく物語。 恋愛のような甘酸っぱい青春ではなくて、男子校のような素朴だけど色のある青春っていいなと思う。 日常生活の中で少しちょっかい出したり、それをきっかけに口喧嘩みたいになったり、時には真剣に話したり。特に派手な日常ではないけれど、素朴で良い所がポイント。細かい所だけど、寛司の友人との少し距離感の近い設定とか男子校らしさがあるなと思った。
2投稿日: 2023.04.19
powered by ブクログ男女のキラキラした青春じゃなくて、高校生男同士の青春って感じの雰囲気が良かった。普通の高校じゃなくて進学校の生徒ってのが物語に深みを持たせてる気がする。 登場人物にホモっぽいのがちらほらいてん?ってなった。これは作者が女だから?それとも青春ってこうゆうもんなの?
1投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ伝統ある男子校の寮「松籟館」で、冬休みを迎え、多くの生徒たちが帰省する中、ある事情を抱えた4人だけが寮に残る。 食料の買い出しと自炊生活。ひとけのない寮での自由な生活が始まるのだが、クリスマスイブの「告白」ゲームをきっかけに事件がおこる。 暴風雨の中、幽霊騒動もあって、初めは学園ものミステリーのような雰囲気だったけれど、他人と一緒に過ごすうちにそれぞれの役割というものも出来上がってきて、4人の友情が深まっていく。 少し大人びた高校生たちだなぁと思っていたけれど、彼らの抱えている家庭の秘密が凄絶すぎて、劇的だったことに驚いた。 からりと晴れた青空の下でテニスを楽しんだり、ランニングをしたり、高校生らしい一面も見せてくれたり、この7日間がものすごく長く感じられた。 恩田陸さんらしい、上質な青春グラフィティだった。 寮生活、お互いの打ち明け話、職員に隠れての酒盛り、そのどれもが有意義で、短いけれど一緒に過ごした時間そのものが青春だなぁと思った。
46投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログ4人の少年達が松籟舘で、自分のことについて告白する。それぞれが辛い過去だったり、秘密があったりして重い話だった。だか、読んでいて不思議と「重い」と感じることは無かったように思う。いや実際、「重い」と感じてはいたが、すぐに無くなったような感じだ。寛治や統の陽気さによるものなのか、作者の場面切り替えが上手かったのかよく分からないが、話の内容の割には読みやすかった印象を受けた。 ラストでは、伏線を回収するような事はせず、自然に終わったイメージだった。残っている謎もあったが、自分の中では不思議とモヤモヤとした感じは無かった。 4人とも、ギスギスする事はあったが、それでも見えない友情がある所に、なんだか羨ましさを感じた。 最初、ネバーランドというタイトルがよく分からなかったが、解説をみて、「4人が過ごしている時間そのものが、青春時代というひとときそのものが、長い人生の中では、ネバーランドなのである」という所をみて納得した。 たった1週間のお話で、伏線回収などもあまり無く物足りなさを感じる事もあったが、4人の共同生活や小さな事件には、ワクワクさせる要素があって面白かった。
1投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログ初めましての恩田陸さん 最近女性視点のお話が多かったので、男子学生の作品を選んでみました。 各キャラクターを表す時にその表情を詳細に書いているなあと思いました。 展開が気になったので一気に読んだものの、最後は少し物足りなさを感じてしまいました。 他の作品も読んでみたいと思います!
1投稿日: 2023.03.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
重たいドロドロした感覚がある。でも、どこか懐かしく、羨ましい気持ちにもなる。不思議な感覚がなんとなく心地よい。この小説は面白いなあ、と思う。 バットエンドでもないが、皆が一般的に思い浮かべるようなハッピーエンドでもない。むしろ想像を超える重たい事情がこれでもかって少年たちを苦しめている。 それでも、この4人だけの空間で、この4人で共有できたことが。この時間があったことが今後の希望になり、彼らを大きく勇気づけるんだろうなと思う。 何かが綺麗に解決したわけではないし、彼らはこれからも背負い続けるんだろうけど、暗い方ではなく明るい方にちゃんと歩んで行ってくれるだろうことを予感させる。 頭がいい子たちの青春っていいな。スポ根みたいにただ熱く真っ直ぐなだけの青春ではなく、自分のことも相手のことも、それぞれの見方が確実に存在している。年相応の馬鹿もやってるけど、お互いの冷静な観察や頭脳戦が新鮮だった。色んな視点が絡み合って、コンプレックスは武器に、強みは弱点に。それぞれの見方があって、なるほどなと思う。 本人よりも周りの方がその人の本質を捉えていることも多いのかもしれない。 微妙な終わり方が嫌いなタイプだが、これは綺麗に終わるわけではないものの、なんだか清々しく、読後感が心地いい。この体験は初めてかもしれない。
2投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログあっさりしていて凄く読みやすい作品でした。 ドロドロした部分が多い筈なのに舞台と登場人物たちの爽やかでバランスの取れていたと思います。
1投稿日: 2023.02.09
powered by ブクログ個々に複雑な事情や心の闇を抱えている。本来他人に話したくないことのはずが、共に同じ時間を共有していることで謎の一体感が生まれ、打ち明け、それぞれが乗り越えていく。結局人間は1人で生きていくことは難しく、どこかで他人との関わりを常に求めているのだな、と感じさせられた一冊。誰しも何かを抱えて一生懸命生きているのかな、と自分の気持ちが楽になる気がした。
2投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ冬休みの寮を自分達だけの空間として自由に過ごせる開放感と、4人の抱える秘密の重さ(過去のトラウマや大人に縛られることへの閉塞感)が物語に良い緩急を与えていて、ここにしかない特別な7日間を一緒に味わえた。
0投稿日: 2023.02.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱいいなあ、恩田陸さん。ミステリ要素もありつつ、青春時代の焼けつく苦しさをとても鋭く描き出している。
0投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログ高校生の時に読んで、男子高生に憧れた。 大人になって読むと、4人が直面する問題が当時よりも現実味を帯びていて、輝き以外も感じられた。 それはそうとしても、男子高生だからこその青春だと思った。
0投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ年末を学寮で迎える四人の男子校生。 宵の刻、ふとしたきっかけで四人は互いの隠された秘密や過去に触れる。 大人と子供の境界線で迷う青年たちの感情の吐露、7日間の成長。 青春ミステリにカテゴライズされてはいますがミステリ要素はあまりないです。 一人前の大人としてはまだ認められない一方で、もう子供じゃないんだからと言われる境界人の青年たちの想いを描いた青春小説の面が強いです。 苦々しい過去を扱いながら、一日ごとの章立てや爽やかなキャラで陰湿さを打ち消しています。 「ネバーランド」・・・大人へ向かう青年と子供だけの世界がどういった意味で繋がるのか、読んでのお楽しみ。
1投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログ思ってたより内容がヘビーなのが多かった。 けど、不思議に重たくない。 それぞれの告白が始まると続きが気になってすぐに読み切った。 高校生の友情いいですね。 こんな感じに寮みたいなとこに入って、飲んで食べてな学生をしてみたかったなー! 大学生とはまた違って、高校生やからこそいいですよね。 一つ疑問があったのですが 彼らの生活費はどこから?笑 やっぱ名門私立やから金持ちってことかな? 働かず、大人の監視もなく、お金を気にせず 酒を買って食材を買って、飲んだくれる。 最高ですね!!!! 皮肉でもなんでもなくほんま最高やと思います(^^)
1投稿日: 2023.01.12
powered by ブクログ最初は少年たちの過去が辛すぎて、叫び合い罵り合いながらも、日を追うごとに結びつきが固くなっていくところが凄かった。 きっと彼らはこの1週間を大人になっても思い出すんだろうな。また彼らにとってのネバーランドで集まる日が来るんだろうなと思いながら読了しました。
3投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログラストのつい先日アメリカにいったやつから来た年賀状。それもピンクのキティちゃん。 ただ、ただ、そんななんともない、いたずらのような出来事に。ポロっと涙が出るのは、それまで積み上げてきた少年たちのやりとりが、恩田陸の手によってわたしの中で積み上げられてたからだなぁ。 と。わたしの中に生きた四人の少年たちが、なんとも儚くて、、、、そのたった数週間の時間が、輝かしくて、儚い、キラキラした時間。 読みながら共有させてもらいました。 キティちゃんのハガキは、、、つい泣いたよね。 少年たちそれぞれの問題と向かい合って、ぶつかり合って、1秒1秒無駄に、はたまた真剣に、今しかない時を使って作り上げるもう絶対こない数週間。 おすすめです。
1投稿日: 2022.12.15
powered by ブクログ星4!!! あっくんに恩田陸ならネバーランドって言われてやっと読めた!日を追うごとに進んでいく4人の告白がそれぞれ焦りと緊張を与えてきた感じ。状況想像してどんどん読み進んでいったし最後はほのぼのとした終わりでふぅー、って一息つけた。登場人物の頭のキレる感じとか綺麗な感じが好きだった おもしろかった!!!
0投稿日: 2022.12.13
powered by ブクログ恩田陸の描く少年少女は本当に綺麗なので、中学時代に読みたかった、が第一感想だった。そうすれば、彼らの影のある美少年ぶりにときめき、爽やかで醒めた会話に憧れ、高校生という生き物に夢見たんだろうなあ。 私の心の中の「(美)少年少女理想像」に恩田先生は小さくない影響を与えている。10代の自分でこの本を読んでみたかった。大人になって読み返して、どんな気持ちになるのか試してみたかった。 もちろん、いま読んでも楽しめたのだけど。
1投稿日: 2022.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
菱川美国(ひしかわよしくに) ど田舎の伝統ある男子校の古い寮「松籟館」に残った。二年生。妹は博多の祖母の家にいる。親は海外赴任中。陸上部。 篠原寛司(しのはらかんじ) 松籟館の居残り組の一人。両親が離婚調停中で、どっちに付いていくか決めろと両方から責められるのが嫌で寮に残った。一人っ子。硬式テニス部部長。 依田光浩(よだみつひろ) 松籟館の居残り組の一人。温和で気の回る男なのに決して女々しくない重宝な男。休みの間のみんなの食事を作ったりと、家庭的なところがある。父親は九州の大手百貨店の元社長で、光浩は妾の子。 小百合 美国の妹。バリバリの体育会系で硬式テニス命。全身日焼けして真っ黒け。 瀬戸統(せとおさむ) 美国らと同じ高校に通っている。通学組。買出し中の美国らと出会い、毎日寮に訪れるようになった。小さい頃に母親を亡くし、天文学者の父親と二人暮らし。その父親もここ数年は種子島宇宙センターに勤務しているので、自宅に一人で住んでいる。理系の成績は抜群。 岩槻繁久(いわつきしげひさ) 美国達と同級生で松籟館で暮らしていた。もともたとかなりの虚弱体質で不整脈があり、ペースメーカーも埋めていた。入学して半年足らずで心不全で死んでしまった。 高木(たかぎ) 美国より二級上。岩槻をたいへん気に入っていた。 但馬紘子(たじまひろこ) 美国の元彼女。K女子校に通っている。美国に突然振られた。 庄司(しょうじ) 美国の学年主任。 須藤(すどう) 寛司の担任。 山崎(やまざき) 統のクラスメイト。通学組の弁当組。教科書でバリケードを作って、絶対に自分の弁当を他人に見せない。 島田(しまだ) 弁護士。光浩の後見人。 依田敬子(よだけいこ) 光浩の義理の母親。光浩に肉体関係を強要していた。
0投稿日: 2022.11.01
powered by ブクログ会社の寮生活を思い出した。 人間にはどこかに影があって、でも奥行きのある人間の方が重みがあって、美しいと思う。 色んなことがあるけど空には星が綺麗
1投稿日: 2022.10.19
powered by ブクログ人が抱えている悩みは分かち合うことができないかもしれないけど、彼らは帰省期間の宿舎という特別な場所と時間でそれらを分かち合うことができた。 絆?友情?きっともっと大事な温かい何かを彼らは持っている。
0投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ話が進んでいき、登場人物の4人の学生が抱える秘密や悩みが明かされていくうちに自分が共感でき、途中から登場人物に親近感がわきました。
2投稿日: 2022.10.15
