
ブラウン神父の秘密
G・K・チェスタトン、中村保男/東京創元社
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総合評価
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powered by ブクログブラウン神父が過去の話をしていくという短編集で最後はフラウボーが締める。トリック全開な第3短編集と比較すると穏当であるがその分話の世界に入りやすかった。構成の工夫の結果なのかクオリティは保たれている印象。 個人的に思った事でファンの方には申し訳ないけど、フラウボーが相棒的ポジションから外れ話毎に登場人物が変わるというのは斬新であるがブラウン神父自体が謎めきすぎていて間抜けな風貌とは裏腹にシャーロック・ホームズほど親しみを持てない気もする。
1投稿日: 2024.02.09
powered by ブクログ「我々司祭は、そのような人たちに、舟の棹ではなく祝福をもって接しなくてはなりません。この人たちを地獄から救う言葉を言ってやらなくてはなりません。あなた方の人情がこの人たちを見放すとき、それを絶望から救うのはわたしたちだけなのです」 2019/8/28読了 一巻全体でブラウン神父が自身の探偵方法を説明する実例を語る、という構成。引用は『マーン城の喪主』より。ネット上で個人のプライバシーが暴かれ、誹謗中傷される現代のような時代にこそ、耳を傾けるべき言葉ではないか。
0投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログ読みにくい文章だけどちゃんと面白いと感じさせてくれる、ホント不思議なブラウン神父シリーズ。 短編集なのにどの話も真相を知ると「はあなるほどそうきましたか!」と思ってしまう。 謎解きはもちろんのこと教訓めいた一言が意外と刺さるお気に入りの一冊になりました。
0投稿日: 2021.01.29
