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岳飛伝 十四 撃撞の章
岳飛伝 十四 撃撞の章
北方謙三/集英社
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総合評価

9件)
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    吹毛剣が、梁山泊の生きた伝説の手で胡土児の元に届けられます。 胡土児は吹毛剣を手に入れた事で北方に移動させられます。 そして、岳飛と秦容はそれぞれの軍を率いて南宋を進軍していきます。 ここで、ふと思ったのが岳飛の進軍の仕方です。 宋江と晁蓋がかつて、何万を超えたら挙兵するかの議論をしていましたが、岳飛は全くそれに満たない兵力で挙兵し破竹の勢いで勝ち進む! かつての梁山泊に晁蓋や林冲、花栄、秦明、呼延灼達が揃っている時に散り散りで挙兵していたら・・・ とは思ったものの、童貫健在で各個撃破されていたか!? それとも南宋に不満を持つ義勇の民が立ち上がり兵力ではなくムーブメントが中華をのみこんでいたか!!!? 想像が膨らみました。 水滸伝の英傑達も残りわずか! 金国のウジュVS呼延了 南宋VS岳飛 秦檜にも翳りが見え始め、梁山泊の若きトップ達も充分に歳を重ねて来た! 最後に九紋龍の大暴れが見たかったり、岳飛とウジュに決戦して欲しかったりと、やって欲しい事はいっぱいあります!!! 最後の戦いの火蓋が斬って落とされようとしているワクワクの展開からの残り3巻!!!!

    45
    投稿日: 2025.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦狂いの金国。 人材を使い捨てにする南宋。 中華は梁山泊以外は生地獄だな、と感じた。 李俊が日本の十三湊で溺れた子を救った後に亡くなった。梁山泊に生き残った長老は九紋龍 史進だけになった。

    0
    投稿日: 2021.11.11
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    岳飛と秦容が共闘。 ついに大規模な戦に発展しそうな気配。 梁山泊と金の戦いも始まりそうで発展か消滅か。 水の巨星が遂に墜つ。

    0
    投稿日: 2019.03.12
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    ついに岳飛・秦容軍と南宋軍、梁山泊軍と金軍の間に戦端が開かれた。 が、戦闘シーンはあまり多くない。 身辺整理を始めた顧大嫂、十三湊で日を送る李俊、病の気配濃厚な秦檜(しんかい)。 物語の終焉の気配が濃厚になってきた。 秦容は”古いものは、終らせる。”と考えている。 その古いものとは、国家の形なのかもしれない。 民衆の生活を圧迫する帝政、官僚組織。 しかしそれは突き詰めると、軍隊も重荷となりうるわけで、その辺をどう処理していくのか。 ”宋を倒す革命の小説だった『水滸伝』。国家を建設する小説だった「楊令伝」。そして、『岳飛伝』は登場人物たち、それぞれの人生を照らし出す小説。” 解説・吉田伸子の文章に、しみじみその通りだなあと思い返す。 登場人物の人生を照らし出す『岳飛伝』でここ最近一番輝いていたのが李俊。 もう、こんなに格好いいじーさん絶対いないって! ”このうえなく、面白かった” 人生をそう振り返ることができたら、それは最高に幸せじゃないか。

    0
    投稿日: 2019.02.12
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    ついに南宋へと進軍する岳飛と秦容。北の地で吹毛剣を手にする胡斗児。その一方で、十三湊で少年を助けて命絶える李俊。水滸伝の舞台から遠く離れていますが、津軽に住む私からすれば、逆にリアルを感じる場面でした。

    0
    投稿日: 2018.02.04
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    ふたたび、中華に戦乱が始まろうとしている。 岳飛は南宋に侵攻する。は金が梁山泊相手に戦いを続けようとする。三つどもえの戦い。 そこに物流が絡み、戦いの様相も変化しきた。 新しい国はできるのか? すこしづつクライマックスに近づいている感じがする。

    0
    投稿日: 2018.01.20
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    この巻の白眉はやはり梁山泊の九紋竜史進が、金国の楊令遺児の胡土児へ、「血涙」楊業からずっと伝えられて来た吹毛剣を渡しに行く場面だろう。そのあと、胡土児はまっすぐにウジュのもとを訪れる。 「そばにいさせてください、父上」 「ならぬ。吹毛剣で、梁山泊の人間を斬ってはならぬのだ。それをやれば、おまえは人でさえなくなる」(112p) ウジュは、3年は南に降りるなと言い渡す。つまりそれまでに梁山泊との決着が着くということなのだろう。胡土児が北に行く。吹毛剣がモンゴルに行く。北方謙三の意図はどうであれ、これで吹毛剣の命が継がなれた。 他の場面で、秦容と岳飛と潘寛が夢の継承について語り合う場面がある。 「戦の目的などを考えると、夢に向かって進んでいくような、高揚した気分になる。しかし夢は、あんな風にも朽ち果てる」 「秦容は、いやなことも平気で言うのだな。俺など、いつも顔をそむけているよ」 「夢に、人の生が届くということは、ないのでしょうか、秦容将軍?」 「ないぞ、潘寛。男はみんな、見果てぬ夢を抱いて死ぬ」 「そうなのでしょうか」 「届いたと思ったら、それは夢ではない。夢にどうやって向かって行ったかが、男の人生さ。ただ、夢は受け継がれる。振り返ると、夢という墓標が、延々と続いている。その先端に立って、俺たちはいまいるのさ」(42p) 秦容・岳飛連合軍は、本格的に南宋に進軍する。終わりが近づいている。 2018年1月7日読了

    4
    投稿日: 2018.01.20
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    【174/10000】 ようやく2018の初読みです。 あと3巻で完結とあって、様々なことが大きく早く動いてきた巻でした。先が気になるところです。 さて、今年の五つの抱負と照らし合わせてみると… ①殺人が起きない:NO 戦で兵が死んだことはカウントしないつもりでしたが、捉えた敵の首を斬る(処刑)シーンは殺人かなということで… (達成率:0%) ②女性作家の作品:NO (達成率:0%) ③名作5冊以上:NO このシリーズは名作と呼び得ると考えていますが、この抱負で想定していた意味での名作とはちがうので。 (達成率:0%) ④5冊を超える長編シリーズ読破:NO 完結した最終巻まで読んでない(読破ではない)ので (達成率:0%) ⑤初読み作家10人以上:NO (達成率:0%) 軒並み「達成率:0%」からのスタートとなりましたが、じっくりと頑張っていきます!

    0
    投稿日: 2018.01.08
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    いよいよ残り巻数が少なくなってきました。で、今回の一番の見所は、やっぱり何といっても吹毛剣受け渡しのシーン。シシンとの邂逅も熱いし、そのあとのウジュとのやり取りも漢気でいっぱい。更に、最期にヨウレイの姿を見ることができたヤリツエツリとの対面にいたるまで、本当に素晴らしい章でした。あと、登場人物紹介を見ながら”あれ?ソウセイってどうやって逝ったっけ?”と思ってたら、なるほど、そういうことだったんですね。いつしかのテイテンジュを彷彿させる亡くなりかたで、これまたジンときました。ところで、リシュンはこれで最期なんですよね?ちょっと理解が追いつかず、最終的になぜ死に至ったのかがいまひとつピンときませんでした。年齢的に、水泳の負荷に耐え切れなかったってことですかね。

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    投稿日: 2017.12.16