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化け猫、まかり通る 猫の手屋繁盛記
化け猫、まかり通る 猫の手屋繁盛記
かたやま和華/集英社
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総合評価

24件)
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    シリーズ二作目。 読む前に軽く前作を読み返したんだけどそれも良かった。 今回も楽しく読了、ほっこり読後感。 猫好き、時代小説好きにはもってこいの小説シリーズだなこりゃ。 作者も猫好きらしく、猫の仕草や描写が「そう!!するする!!!」と思わずにやけてしまうほどのもの。 今回は3話目の「晩夏」がとても良かった〜。田楽可愛い〜。 ドキドキハラハラ、起承転結がハッキリドーン!とした小説も好きだけど、こういうほっこり小説も挟んで読むと心が落ち着く。 心に平穏をありがとう。

    4
    投稿日: 2025.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「猫のうわまい」胸が痛む描写があり、許すまじと思いながら読みました。道楽や贅沢のため、動物を狩るのは人間だけ。人間は業が深い生き物です。

    0
    投稿日: 2023.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読んだシリーズの2巻目 どの話も心温まり良き! ・猫のうわまい ★★★★ 始めは江戸っ子的な特有の喋り方や文章?が読みにくかったが、徐々に慣れてくると逆に良い! 猫がたくさん出てきて、猫好きとしてはたまらない。 飼い猫を撫でながら読んだ。 前作を読んだのがだいぶ前なのでなんとなくしか内容覚えてないが雁耶ってこんないいやつやったっけ?って感じだった。 ・老骨と犬 ★★★★ 江戸の庶民の生活とか文化が活き活きと書かれてて素敵やなーと感じる所がたくさんある! 左内とまるの関係が良い! このシリーズは、どの話もなんだかんだでハッピーエンド的な終わり方が多かったから、最後どうなるのかちょっとヒヤヒヤして読んだ。 まるく終わって良かった。 ・晩夏 ★★★★ 田楽が終始可愛い! うちの猫は懐に入らないが隣に座って撫でながら読んだ。 猫好きにはたまらないお話。

    2
    投稿日: 2022.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ2作目。猫股やら猫のお白洲やら、猫好きには楽しい世界観。主人公の宗太郎はじめ登場人物、登場猫たちのキャラも良い。特にハチワレ猫の千代紙がお気に入り。 3話収録で、特に最後の話が良かった。

    1
    投稿日: 2020.07.19
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    http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2015/09/post-4914.html

    0
    投稿日: 2020.02.29
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    今回は仔猫の登場! 猫太郎先生の気持ちの成長が、とてもまっすぐで温かい。 仔猫は健気てかわいい。 癒される小説です。

    0
    投稿日: 2019.09.04
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    猫の手屋繁盛記第2弾 千代紙の「ブニャア」ウケる。 田楽がかわいい~。田楽がんばれ! 5巻で田楽が活躍するお話があるみたいで楽しみ。

    0
    投稿日: 2019.05.09
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    それがしは猫であっても、心は一途でありたいと思う。  いやいや、それがしは猫ではないとも。見目は限りなく猫に近いが、間違いなく人であるとも。猫が厠で用を足すか、足さないであろう。 「それがしは砂を掘ったりはせんぞ」 (P.130)

    0
    投稿日: 2019.02.04
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    田楽ちゃん、可愛い! それだけに、宗太郎の決心が胸に迫る。 宗太郎が化け猫扱いされちゃうのは気の毒だなー。 でも、ねこのうわまいでは楽しんでたね(笑) 犯人は、もしやと思ったのが当たってしまって残念。 宗太郎が猫になってしまったのは気の毒だし、真面目な性格が好もしいので、早く人にもどしてほしい。 でも、そうなるとシリーズが終わって寂しいし、実際、5巻までは出ているので、そこまでは猫さんのままの模様。 先を楽しみに読もう。

    1
    投稿日: 2018.10.01
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    シリーズ2巻目。3話中、2話をあっと言う間に読んだのに、最後の1話を読むのに間が空き、最初の2話については、記憶に靄がかかっております。 1巻を読んで、すっかり宗太郎いや猫太郎のファンになったので、今巻ものほほんと楽しめました。特にかわいいアピールをしているわけでも、そういう描写があるわけでもないのに、読者にかわいいと思わせるその筆力はすごいと思わずにいられないのです。 ところで、最後の話「晩夏」は、ちょっと色々考えさせられました。とはいえ、別に説教臭いわけでも押し付けがましいわけでもなく、また重いわけでもないのだけど。「親子」とか「家族」とか「絆」とか「命」とか。単語だけ並べると重くなるテーマだけど、話自体は重苦しくない。 でも読みながら、ちゃんと考えさせられる。ただのほっこり話で終わらせないところが、このシリーズの醍醐味かもしれないと思いました。 さて、第3巻も、張り切って読まねば!

    2
    投稿日: 2018.03.15
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    図書館で。 懐に入りこむ猫が可愛い… 最初の話は猫の供養代をガメるってのはわかったんですが、なんでその後猫を集めるって話になったんだろう?三味線屋とかに売ったのかなぁ? とりあえず田楽ちゃんは可愛いなと思いました。

    0
    投稿日: 2018.02.09
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    猫嫌いだった主人公が猫の小さな命に触れることによって、猫に愛情が湧いてくる様子をするりと自然に書かれていて気持ちがよかった。

    0
    投稿日: 2017.09.25
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    とある事情で白猫になってしまった旗本の跡取り、宗太郎(通称:猫太郎)。裏長屋で営むよろず請け負い家業「猫の手屋」に舞い込む依頼は、猫供養、仇討ちの見届けなど、一癖も二癖もあるものばかり。すべては人の姿に戻るため。役者の雁弥、絵師の国芳ら、個性豊かな面々に囲まれて、今日も奇妙奇天烈な猫のサムライは善行を積む。泣いて笑える大人気あやかし時代小説、

    0
    投稿日: 2017.09.04
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    あいかわらず猫にも人にも温かい物語でした。 ところは日本橋・三日月長屋。 ひょんなことから白猫にさせられた武士・宗太郎。(猫太郎) 「猫先生!」 「いや、それがしは猫ではないのですが…」 今回も、そのむなしい抵抗が……笑えます。 もうね、犬のまるちゃんの忠誠心と、子猫の田楽ちゃんのいじらしさがたまらない。 田楽ちゃんとの別れはさみしかったけれど、 続編ではぜひ、田楽ちゃんが幸せに暮らしている様子を見たいです。 そして、爺やの言葉が深く深く胸に響きます。 「市井に息づく猫、犬、鳥、虫一匹にも命がございます。 愛玩動物の生殺与奪は人間次第、さすれば、愛玩ではなく愛情をもってお育てなされ」 世は空前の猫ブーム。 これで不幸な猫ちゃんが少しでも減ってくれたらと願いつつも、 手放しで喜ぶことができない私には、 爺やの言葉が”ブーム”への警鐘のように聞こえました。 愛玩と愛情の違いを、自戒も含め理解したいと思います。 「猫の手貸します」 世のため人のため、ひいてはおのれのため、猫のため、恩送りするため、 百の善行を積めば人間に戻れるという、 その日を夢見て、猫太郎は今日も行く。 ただし、猫は七より大きい数字がわからないそうなので…(笑)

    10
    投稿日: 2016.09.15
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    本当の悪人が出てこない人情ものです。 老骨と犬のまるはいじらしいし晩夏の田楽は可愛いし、純粋な生き物に触れたくなります。

    0
    投稿日: 2016.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある因果で猫の姿に変えられてしまった大身旗本の嫡男、宗太郎が 人に戻るため、世のため、人のため、猫のために100の善行を積む物語。 基本的に1話完結の短編だけど、内容が結構奥深くかつ滑稽でのめりこんで読みました。 時代は江戸、舞台は江戸の下町である日本橋船堀あたり。 今でも残る場所(あまり馴染みのないものがほとんど)も数多く登場するので、 何かの折に散歩してみると世界観が近づいて楽しいかなと思う今日この頃。 毎日妻の目を盗んで読書に携帯いじりと子育てを放棄気味の私には、 善行より悪行が積み重なっていますね・・・(笑)

    0
    投稿日: 2016.04.12
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    猫先生、前作では人間に戻れなかったので、今作こそは!と思っていましたが・・・ まだまだ続きそう?ですね(笑) 人情ものならぬ、猫情ものの、ほんわかあったかい話でなごみます♪ 仔猫かわゆす

    0
    投稿日: 2016.03.12
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    「猫の手、貸します 」の続編。 松葉に似たひげや、三つ鱗の形をした耳をこすり、あずき色の肉球に息を吹きかけ、しっぽりと濡れた鼻をぺろり、長くひんなりしたしっぽを立てる、猫の手屋宗太郎さん。 いやいや、それがしは猫ではないとも。 見た目の猫加減と、生真面目な性格のギャップが、今回も楽しかったです。 是非、続きが読みたい!

    0
    投稿日: 2016.03.05
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    シリーズ第二弾。 「猫先生(又は猫太郎、猫神様、化け猫等々・・・)ではありませんが」との反論を悉くスルーされながら、今回も猫姿の宗太郎が善行を積むべく頑張っております。 三話目に登場の、仔猫の“田楽”が健気でカワユイ。。。

    0
    投稿日: 2015.11.07
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    どんどん面白くなってきた。 シリーズものは、2作目からは面倒な説明文が短くて済み、読者も設定が分かっているので、物語の世界に入りやすい。 犬の“まる”や、仔猫の“田楽”、皆、人間と同じく忠誠心や家族への恩愛の情を持ち、可愛くて愛おしい。

    4
    投稿日: 2015.11.05
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    どの話も人情味あふれる暖かい話(*^^*)晩夏に登場する仔猫の田楽がなんとも可愛い!(*´∇`*)老骨と犬に登場の犬 まる も大好き!(^o^)もちろん主人公の宗太郎も好きですよ(^^;)もう名前訂正するのが大変なくらい猫先生や猫太郎で定着してますね(--;)百の善行を積んで人間に戻るのはまだまだ先になりそうだ(゜゜;)

    2
    投稿日: 2015.10.26
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    猫(が大好きな)侍ではなく、 猫(に半分なった)侍の便利屋稼業日記。 2作目で、すっかり馴染みました。 猫でも”武士”って気張る主人公が楽しい。 人に戻れる日を目指して、レッツ猫孝行。

    0
    投稿日: 2015.09.16
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    猫股を踏んづけて人間の大きさのまま二本足で歩く白猫の姿に変えられてしまった武士のお話、第2弾。 百の善を積んで人間に戻してもらう為、『猫の手屋』をひらき猫の手を貸す日々。 図らずも人間より猫に近ずいてしまってるところが面白い。 今回は良い親猫になっていたので、田楽を手離してしまったのは凄く哀しいな。田楽の恩返しもいつか見てみたいな。 前回も出ていた国芳が、今回はもっと沢山出てくれているので、国芳好きには嬉しいかぎり。 周りの人や猫達もキャラが立ってて良い。 正反対で犬猿の仲?のお軽と文字虎のコンビが何とも微笑ましくていいね。 面白かった。 続きが早く読みたいよぅ。

    0
    投稿日: 2015.09.03
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    『猫のうわまい』『老骨と犬』『晩夏』の3編。義侠心に富んで、何かと世話焼きの猫の“千代紙”や、忠犬“まる”、宗太郎が拾った子猫の“田楽”、主人公の宗太郎よりもそれらの犬猫の方が印象的で可愛いと思ってしまうのはダメ?^^;

    0
    投稿日: 2015.08.31