このレビューはネタバレを含みます。
#倉本由布 さんの江戸時代物。女の子の髪結いが恋をかなえる、そのポイントは非常に少女小説的スタンスなのだけれど、とにかく設定が本格的で、主人公の卯野も魅力的。今巻は卯野がようやく自分の恋に気付いてくれたのでほっとするも相手が相手なだけ苦しい。 今回は、捨てられなければならなかった子と、立場を無くした武家の子(虎之助)がオーバーラップしてかなりシリアス調だけれども、卯野の前向きさが何かを救っている気がする。