
総合評価
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powered by ブクログ1974年に文化人と宗教家を中心に「日本を守る会」が、1981年には政界・財界・学術界による「日本を守る国民会議」が発足する。この2つが合流して1997年に設立されたのが、本書テーマの「日本会議」である。 日本会議には2つの宗教団体が関わっている。1つは「生長の家」であり、もう1つは「神社本庁」である。 生長の家は1930年に谷口雅春によって創始された宗教団体で、その教義は「万教帰一」。大宅壮一によって「カクテル宗教」と揶揄された宗教団体だが、それは「天皇への帰一」を目指す、天皇崇拝の信仰であった。政治への関りは第二代総裁の谷口清超(娘婿)、第三代の谷口雅宣によって断たれたが、それに反発した椛島雄三らが日本会議の運営を担った。 また、全国に8万の神社を傘下におさめる神社本庁は、戦前の国家神道の時代への復古を目指して、資金面でも活動面でも日本会議の活動を支えてきた。8万の神社全てではないが、1割程度が積極的に関わっていると言う。 現在の憲法を否定し、憲法の改正を掲げ、天皇を中心とした国づくりを目指す日本会議の思想は、安倍晋三の思想と共鳴した。 日本会議国会議員懇談会に所属する国会議員は多い。特に自民党に多数いる。そもそも自民党は憲法改正を党是としている。安倍晋三も憲法改正を目指すことを声高に主張してきた。その安倍を神輿にかついで、自分たちの悲願を達成しようとしたのが日本会議であったが、憲法改正はならなかった。
0投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ考え方や意見は常に対立する事でバランスが取れている。人間が生まれつき本能の様に考えを持って生まれるわけではないのだから、誰しも教育環境や家族の影響など、外部の作用で考え方が確立する。 政教分離の原則は守られるのは当然だが、様々な考え方の人が集まって国家を形成するのだから、意見対立は当然だし、何かしらの宗教に心酔する方々も国民だ。宗教とまで言わずとも、同じ考えや意思を持つ個人が固い信念の下に集まれば、ある意味、熱気や熱狂は宗教染みて見られても仕方ない。団結したり熱い議論を交わす事で、生き甲斐や仲間意識を求める人もいるだろう。 またその様な熱気を集団の力として利用しようとする政治家も合理的と言えばそれまでだ(心底信仰心を持っている人が果たしてどれくらい居るだろうか)。 結局、原則があったとしても必ずしも守られない状況に陥る事も当然想定されている。 右への力が働けば、左に戻す力が強くなり、その逆も然り。政治に限らず会社の中にだって存在する。 本書は日本会議の成り立ちや考え・主張を時系列に見ていくには丁度良い。かなり否定的な目線で語られてはいるものの、読み方によっては双方の考えに納得できる部分が多くある。政党もそうだが意見が100%全員同じなんてほぼあり得ない。だから誰しも集団を自己の利益に利用する部分はあるだろう。本書をある集団の形成過程を見るより、書かれた年度の戦後70年の時代の流れを読み取る参考書としてみると面白い。意外?にも外交の話は多くないので、戦前・戦後、団塊世代と素の日本人が外部(国外ではなく、あくまで国内の社会・教育・家族)影響でどの様な考えを持ってきたか追う事ができる。 読み進めると、考え全てに賛同できないと前置きした上で言うなら、寧ろ日本会議並みの行動力や強い信念を政治家が個人の考え・意見として持ちながら活動した方が良いのではないかとさえ感じる。 ついでに言うなら、どこの国でも愛国心教育やその国の確固たる歴史観ぐらいは持っていて良い。国旗がどうとか国歌がこれとか決まってなければ愛国心が育たないなら決めれば良い。けれどそれって本当にそうなのか、なければなし崩し的に愛国心が失われるのか。WBC優勝に感動し、テレビに釘付けになって応援してたじゃないか。
0投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログ左派はいなくなったのか 右派の執拗さが常軌を逸していたのか どうでもいいこだわりに巻き込まれて日本は失われたのだなあと感慨深い
0投稿日: 2022.11.13
powered by ブクログ現在の自民党政権を作る両輪というか四輪のうちの二輪が「日本会議」 一輪は「日本を守る国民会議」 もう一輪は「日本を守る会」 両者とも「生長の家」「神社本庁」「真光等の新興宗教」等が関わる宗教色の強い団体。 この2団体が合流したのが「日本会議」 その「日本会議の正体」がわかります。 本書のテーマではありませんが、残り二輪は、 統一教会と創価学会ですね。 宗教の四輪駆動で力強く日本を戦前へ?神の国へ?世界統一へ? 絶賛進軍中!!!!!
1投稿日: 2022.10.22
powered by ブクログ組織の始まりがよく分かった。何をやろうとしているのかも。ただただ怖い。神社へ行くのは好きだけど考えてしまうなぁ。。。
0投稿日: 2022.09.02
powered by ブクログ日本会議ってよく聞くけど、一体何なの?と思って読みました。 読み出があります。 こんな思想の団体が、粘り強く運動を続けていたから、日本は今、こんなふうになったのかとよく分かりました。 知らないことは恐ろしいことです。 多くの人に読んでほしいです。
0投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログ思想に拘束力はない。しかし他人の価値観を規制する恐れがある憲法改正へと向かう運動は、管理社会の歪みを加速していく。世間の空気に流されず、歴史の暗部を直視し反省の繰り返しによって、"謙虚さ" や "思いやり" を自覚して良い社会へと歩もう。決して情報の "鵜吞み" や "心地よさ" に執心してはいけない。そこには権力側の洗脳が潜んでいる。後戻りできなくなってからでは遅すぎる。ご用心。
0投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ1960年代以降、日本会議の事務局を務める椛島氏をはじめとした右派の粘り強い運動の集大成が安倍政権という過去最長の長期政権となっていることを本書を読んでひしひしと感じました。元号法制定など運動による成功体験があることも強いですね。この根っこにある部分は「宗教心」という軸があるとのこと。うーん、強い。谷口雅治氏に対する信奉をベースとしたまさに無私の組織づくりに全勢力を傾けようとするこの精神は恐ろしくも尋常ではない強さを持っていますねこれが信仰、さらにいえば狂信か。私の一番苦手なやつだよ。 その一方で左派はどんどん勢力を縮小させていきました。右派が市民運動や左派の社会運動を模倣して勢力を拡大していく中で退潮の一方で、本書のインタビューにもあるように日本では左派が自滅していったということなんでしょうね。 面白いのが、日本会議の源流となった「生長の家」は、80年代くらいから自民党に距離を置き現在は環境を重視した宗教団体になっていることに驚いたのと同時に日本の宗教って自然信仰と結びついてきた歴史があるはずなので、ここまで環境が棄損されている現代では本来こういう形になっても全く不思議ではないよね、って思いました。今のほとんどの宗教団体ががめつすぎやしませんか。ひどいもんだ。しかし明治神宮は桁違いの金持っていますね。 https://www.jp.seicho-no-ie.org/active/
0投稿日: 2021.11.21
powered by ブクログ日本会議について、関係者にしっかりと取材をしてまとめているルポ。その強固な信念がどこからきているのか、どのような信念を持っているのかがよくわかる内容になっている。 日本会議はよく聞く名前だが、それがどのような人にどのような影響を与えているのかが不透明だったが、その実態に迫っている。 かなり以前から様々な活動をしてきたのだが、それがなぜ安倍政権下であれほど力を持つようになったのか、よくわかった。そして、安倍政権下で行われた「改革」が彼らの目指すところとなぜ一致するのかよくわかる。今後の政治を見る上で、重要なことの一つである。
0投稿日: 2021.06.26
powered by ブクログTBSのサンデーモーニングで毎週素晴らしい発言をする青木理氏の本です(テレビほとんど見ないから「素晴らしい発言をするらしい」です)。 日本会議というのは初めて知りました。 その日本会議というのが、今どんなことを議論しているかに興味があり手に取りました。 結論としては、その答えは書かれていなかった。 何とかという宗教法人が母体で、神社庁がバックにいるとか、組織・昔の人の話ばかりで、「今どんなことを議論しているか」はまるで書かれていない。 今の話をせずに、どうやって正体がわかるのだ! 過去の話だけで正体を明らかにするのならば、日本共産党はテロ集団で、即刻解散・投獄ってことになる。 https://seisenudoku.seesaa.net/article/477341360.html
1投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ日本会議とは何か?その発生とその思想は?日本会議的なものが悪性ウィルスのように広がるこの時代とは?知らないことが多く勉強になった。 日本会議は最近になって突如発生したわけではなく、源流を辿ると谷口雅春が創始した生長の家や、1960年代の全共闘運動に対抗する学生組織として結成された生学連(生長の家学生会全国総連合)に突き当たる。さらには神社本庁やその他の新興宗教団体の支援を受ける、いわば”宗教右派団体”。政教分離といった近代民主主義社会の大原則を根本から侵し、この国をかつて破滅に導いた思想を孕んだ政治運動である。 過剰なまでに国家重視のため人権を軽視。天皇中心主義のため国民主権を否定する。エスノセントリズム(=自民族優越主義)的で、政教分離の原則を踏みにじり、皇国の再来を祈願する。 本書の最後の方で宗教学の専門家・島薗進氏の発言が引用されている。「戦前もそうだったが停滞期において不安になった人々は、自分たちのアイデンティティを支えてくれる宗教とナショナリズムに過剰に依拠するようになる。戦前の場合は国体論や天皇崇敬、皇道というようなものに集約されたわけです」。右派が強くなったのではなく、左派がいなくなった、という話も紹介されていたが、日本会議を生み出すような時代、日本会議的なものが支配的になる時代ということを考えると、こうした時代の現象は世界各国でも起こっていることだと改めて感じる。
0投稿日: 2020.10.22
powered by ブクログP206にある、愛国心とはなんなのか考えてみた。 それって誰かに押し付けられる物なのだろうか? 個人的な意見ですが、愛せるような国であれば誰かが止めても自然と愛するだろうし、愛せるような国づくりを政治家が行えば言われなくてもその信条を良しと思い投票するのに。 そういう応援できる人が関わる団体ならば共感しそれも併せて素直に考えに賛同できるのではないのだろうか?これじゃあまりに青臭いか あと、明治神宮の印象が…うん、もういいかな
0投稿日: 2020.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「日本会議の正体」というタイトルに対し、ジャーナリストとしてこれまでの軌跡と経緯、関係者へのインタビューを含め分かりやすく、そして読みやすくまとまっている。但し、筆者は明らかに懐疑的で批判的な目線をもって日本会議と向き合っている。 一方で、全共闘時代において活躍した「日本を守る会」、「日本を守る国民会議」が闘う相手を失った後、日本のあるべき姿を追求するという方向性のもと、結成した日本会議も、自主憲法制定を党是とする自民党を正す役割を担ってきたのも事実。 中立的な目線を養うのであれば、批判的な目線である本書に加え、他の書籍も読むべきと感じた。 ・日本を守る会、日本を守る国民会議、2つの右派団体が結成し出来た団体だが、組織の中枢を担っているのはかつての新興宗教団体「生長の家」出生者であり、宗教右派の政治思想をもつ団体である。 ・日本最大の右派団体ではあるが、その内実は大同小異であり、憲法論においても現行憲法を認めない立場から、現行憲法改正派まで幅広く、お賽銭を投げる感覚で参加している議員も多い。 ・日本会議の最大目標 ①憲法調査委員会の早期設置と憲法臨調の設置 ②世界各国と同等の「防衛省」の設置 ③北朝鮮による日本人拉致疑惑の解明と救済 ④反日的・自虐的教科書の是正推進 ⑤夫婦別姓制度の導入反対 ⑥国籍条項の堅持再確認
1投稿日: 2020.02.01
powered by ブクログ『安部三代』に続き読了。その本に書かれた安倍晋三のある種の虚無。その間隙に入り込んだものは何か、という問題意識から。 読んだ印象、日本会議の全体像や来歴、それが現政権に与えている影響について、よりクリアに理解できた気がする。牛耳る、という表現は、ある意味で不適切で、しかし別の意味で適切。少なくとも、現政権が掲げる復古的な政策の、論理的・動員的な後ろ盾を提供している組織という側面はあるのだろう。次は神社本庁について、かな。
0投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
日本会議は突如発生した組織ではない。 右派勢力へのアンチテーゼが消滅したから次第に勢いを増してきたのだ。 日本会議とは戦後日本の民主主義体制を死滅に追い込みかねない悪性ウイルスのようなものではないか。 このままいけば、近代民主主義の原則すら死滅しまいかねない。 この青木氏の最後のまとめがよかった。
1投稿日: 2019.10.08
powered by ブクログ大前提、過去世代の過ちをラーニングできるから次世代の方が常に頭いいと思ってるのだけど、カルト宗教はその学びを止める呪いだなと思った。政権中枢のほとんどがこのカルトということに目眩を覚えつつも、他国も似たようなもんなので、人間って愚かだなと思った。
1投稿日: 2019.10.04
powered by ブクログ陰謀史観に与するわけではないが、現在の日本の政治に日本会議が大きな影響力を行使しているのは、どうやらまちがいがなさそうだ。問題は、権力を行使できる立場にいる人物なり政党なりが、その影響下にあることなのだ。 この国にとって取り返しのつかないことになる前に、なんとかしなければならないと思うが、まずはこういう実態があるということを知ることから始める必要があるだろう。
1投稿日: 2019.10.03
powered by ブクログなぜ2017年にこの本を手にしたのか?ニュースで取り上げられることが多かったからだろうか。当時の感想をみると、首相には厳重な憲法尊重・擁護義務が課せられているのだから海外からみたら極右といわれるだろうなあというようなことが書いてある。 「意見をもつ」ということがどれだけ難しいことか、そんなことを考えさせられる。
1投稿日: 2019.09.15
powered by ブクログジャーナリストの視点から、多くの関係者たちへのインタビューをおこない、日本会議の実態を明らかにしている本です。 生長の家や神社本庁など宗教団体とのつながりについて、客観的な事実をていねいに追っかけており、むろんところどころに著者の立場からコメントが差しはさまれてはいますが、全体的に冷静な筆致でレポートをおこなっています。 結論としては、日本会議の現実的な影響力にかんしては、一部の危機を扇動するような発言からは、著者は距離を置いているように思います。一方で、日本会議の中核的なメンバーたちの地道な草の根の活動が着実に結果をつくってきたことを押さえつつも、じっさいの政治をどの程度動かしてきたかという点については、彼らが政権を牛耳っているというよりも、両者の価値観がたがいに共振しあうようになったことで、結果として日本会議が巨大な存在に見えているのではないかと述べています。 ただそうだとすれば、政権とのつながりよりも、彼らの活動を動かしている心性のほうにもうすこし踏み込んで、その中身を解きほぐしてほしかったという気もします。
1投稿日: 2019.06.08
powered by ブクログなかなかマスコミで紹介されない日本会議に関するレポート。著者は批判的な視点で書いているように思える。
0投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログネットなどの情報から、日本会議という大きな組織が、阿倍政権に密接に関わっているようだと知り、読んでみた。 非常によく整理されていて、事実と関係者の発言は、著者の考えとは切り離して、正確に伝えるよう努めていて、日本会議について理解を深めることができた。但し、このようなテーマなので、何を取り上げて、どんな構成で伝えるかによって、伝わるものを変えることができるのも確か。著者の背景や立場を知る必要もあると感じた。
1投稿日: 2018.12.02
powered by ブクログ日本会議のメンバーが内閣に多数いることはわかったが、愛国主義的な教育や、自虐史観を終わらせることや、天皇を敬うという、真っ当な考えを持った日本会議の何が問題なのかが、そもそもわからない。 こういう本を書くエネルギーがあるなら、 もっと他に掘り下げることありそうだけど。 関西生コンの件とか。
1投稿日: 2018.10.21
powered by ブクログ「日本会議の研究」読了後、本書「日本会議の正体」を読んだ。似たような内容だが、本書「正体」の方が読みやすい。宗教団体の集まりがベースの日本会議が、復古調保守の草の根運動を浸透させてきていることが分かる。胡散臭い人たちが政権の中枢に入り込んでいるのが不気味である。
1投稿日: 2018.05.01
powered by ブクログ新聞も読まない、ニュースも見ないのに、最近、よく耳にする「日本会議」。 関連書籍がたくさん出ていたので、とりあえず一番新しいものを一冊手にしてみました。 それにしても「政治」と「宗教」の関係は、古今東西のネタなのでしょうかね。笑
0投稿日: 2018.04.04
powered by ブクログこのところ多忙につき、読感を書いている時間がない。 とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
1投稿日: 2017.11.03
powered by ブクログ話題の書だった「日本会議の研究」の後追いという印象もあるが、上掲の本よりもインタビューなども豊富で、日本会議と神社本庁とのかかわりについてもかなり詳しい説明がある。「研究」と合わせて読めば、日本会議についての全体像が、かなりわかりやすくつかめると思う。
1投稿日: 2017.09.04
powered by ブクログ海外に出てもほとんどの町ではWi-Fiが使える今日ではスマートフォンを手放すのは現実的に難しい。たったの数年前は自分の現在位置やそこの治安などはガイドブックや片言で話す現地の人からの情報、すれ違った時部と同じような旅行者の進言。そしてコンパスと地図、大事なのは空気だった。そらがいまでは読むことが不可能なアルファベット以外の病気のバス停に乗り込んでもGPSで捕捉できる。信じられないかも知れないが地図のログデータを残すのも手間がかかる時代が昨日だったのだ。 便利なことこのうえない。しかし現実には大した意味を持たない情報という体の落書きを受け取っているにすぎないのもまた真実である。 この本は随分前に耳にしたものであり、恥ずかしい言い方だが日々の生活には直接的には関係ないように思えるが国家の外枠、もしくは中枢に確かに存在する物事を仔細に辿った一冊である。 文頭に関係ないようなことを書いてしまったのは、つまりは手にしながらもなかなか読むことができなかった事への言い訳なのだ。 国内でも携帯電話が圏外になることなどほぼない生活の中でまるで通信から遮断されざるを得ない状況は自ら携帯電話の電源を切るか、もしくはそもそも電波の存在しない場所へ行くしかない。 僕の場合、今回は山であった。登山の背嚢(端的にザックですね)の中に寝袋やテント、食料や酒とともに放り込み夕方ごろから静かな雨の音を聞きながら読了。そして電波のはいらないスマートフォンは大袈裟なメモ帳と化しているわけです。
1投稿日: 2017.07.29
powered by ブクログ勉強になりました。成長の家と日本会議がこのように結びついていたとは。驚きの連続でした。とともに、狂気を感じました。著者がインタビュー相手に敬意をもって接し、丁寧に記事を掲載すればするほど、その特異さが浮き彫りになりました。是々非々で共感できる箇所はありますが、なぜこんな極端な考えに至ってしまうのか。もう洗脳としか言いようがないです。 著者も仰っている通り、主張していることが、明治維新~敗戦までの75年間での事象を日本の有史以来の姿と考えている浅はかな歴史認識に立脚していることが、一番の問題のように感じました。昔は良かったと言う居酒屋談義にしかなっていません。 本当に考えさせられました。都議選で惨敗したとはいえ、日本会議をバックにした安倍政権のやりたい放題にならないことを祈るばかりです。
1投稿日: 2017.07.05
powered by ブクログ日本会議とは何か?と読んでみたが、よく知らなかった生長の家、創始者谷口雅春の考え、神社本庁と憲法改正をめぐる現政権との関わりなどよく理解できた。 (私は若い時に谷口雅春の生命の実相を少し読んだことがあり、その生命哲学は肯定的に評価しているが、過度な天皇崇拝国家主義的な考えには驚いた) 安倍晋三は知性を持った本当の右翼、保守ではないと個人的に思っていたが、それも氷解した。 安倍晋三には、そんなに深い政治思想はない!と理解できた部分を以下に一部抜粋。 私(著者)は最近、取材で安倍の成蹊学園時代の同級生や知人、恩師、会社員時代の上司、同僚らに片っぱしから話を聞いたのだが、政界入りするまでの安倍に現在の政治スタンスにつながる気配を感じ取っていた者は皆無に近かった。少なくとも、現在の政治的スタンスにつながる知性を鍛え上げた様子も、政治史などの知識などを積み上げた形跡も、ほとんどみられなかった。 そんな安倍を会社員時代の上司はこんなふうに評した。 「子犬が狼(日本会議など宗教的復古的な人たち)の子と群れているうち、ああなってしまった。僕はそう思っています。」 ※カッコ部分は筆者記入
1投稿日: 2017.05.29
powered by ブクログ左派ジャーナリストによる「日本会議本」。 日本会議のテーマ ①天皇、皇室、天皇制の護持とその崇敬 ②現行憲法とそれに象徴される戦後体制の打破 ③「愛国的」な教育の推進 ④「伝統的」な家族観の固守 ⑤「自虐的」な歴史観の否定 「かつては”危ない勢力”と認識されていた者たちが、いまや立派に見えてしまっている。」
1投稿日: 2017.05.27
powered by ブクログ随分と綺麗な資金源と買いかぶりすぎた運動体なんだという印象。左派運動が資金源や本当のオーナーを隠して活動しているのに対してですが。 日本を守る会議 元号を法制化する運動 日本を守る会 宗教右派(臨済宗朝比奈宗源)→神社本庁を軸とする新党系宗教団体 上記二つを統合して、1997年に日本会議誕生 親米愛国(反共が最大の結節点)→ソ連崩壊により敵失 →原点回帰 1.皇室の尊崇 2.憲法改正 3.国防の充実 4.愛国教育 5.家族観の重視 日本会議発足と同時に、政治団体「日本会議国会議員懇談会」を発足 資金源 →会費 約3億8千万円、広告、協賛金 明治神宮、神社本庁 宗教法人が政治活動を行使すべきでないと考えている。一定の距離を置いている。 地方から都市へ(運動の方向性) →左派運動をお手本にしている お金に対してはストイック、政治家への支援はほぼない →いわゆる右翼とは異なる。 谷口哲学(谷口雅春の哲学)←大本教(人名) →日本会議の中枢…元「生長の家」、その学生組織(生学連) 現在の生長の家は、安倍政権に反対 生長の家は二代目に代替わりしたときに、様変わりした。1985年に谷口雅春がなくなる。 谷口雅春 大東亜戦争は聖戦、明治憲法を復元すべし ↓ 谷口清超 真反対、第二次世界大戦は侵略戦争。理想世界(若者向け機関紙)に掲載 左翼から右翼への転向 「日本会議が安倍政権を牛耳っているとか支配していると言うよりむしろ、両者が共鳴し、共振しつつ戦後体制の打破と言う共通目標へと突き進み、結果として日本会議の存在が巨大化したように見えると考えた方が適切なように思える。つまり、上からの権力行使で戦後体制を打破しようと呼号する安倍政権と、下からの草の根運動で戦後体制を打破しようと必要な運動を繰り広げてきた日本会議に集う人々が、戦後初めて車の両輪として揃い、互いに作用しあいながら悲願の実現へと突き進み始めている。」 「右派が勢いづいたと言うより、左派がいなくなっただけだ。」
1投稿日: 2017.04.09
powered by ブクログ力作。 驚いた。日本会議の存在、生長の家。 安倍首相の発言の根拠が腑に落ちた。 もっとマスコミは、広く取り上げるべきだ。
1投稿日: 2017.01.12
powered by ブクログ日本会議という団体(?)の存在を知ったのは最近だった。はじめてその名称を知ったときは、どこかで行われる会議のこと?また随分大袈裟な名前の会議だなと思った。 日本会議が日本の政治に大きく関わっているだなんて思いもしなかった。 現安倍内閣で日本会議(日本会議国会議員懇談会)のメンバーが何人なのか皆さんは知っているだろうか。 青木さんの本によると、内閣総理大臣安倍晋三をはじめ13名。 20の閣僚のうちの13名だ。 官邸の枢要スタッフに至っては5のうちの4名だ。 内閣の主要なポストは日本会議メンバーで構成されているといっても過言ではない。 果たして、日本会議とは一体何なのか。 それが記してあるのが本書だ。 宗教団体生長の家を支持母体に、圧倒的な数で影響を及ぼす神社本庁とも繋がりのある日本会議。 乱暴に言えば、日本会議メンバーになっておけば選挙でとてつもなく有利となる。 天皇信仰が強い生長の家の影響から天皇絶対、復古的で戦前回帰を目指しているとしか思えない考え方、国民主権の否定をしている憲法改正草案内容。 こういったことを追求していることを知らないひとは、とても多いのではないだろうか。 安倍が虎視眈々と狙う憲法改正も、現実となるのは遠いことではないような空恐ろしさを感じる。 自民党の憲法改正草案を読んで背筋が寒くなったことを思い出す。 家族重視、家族間互助といった項目を加えようとしているのだ。 個人主義が過ぎるため、家族内統一を重くする。 要するに、ひとりひとりの意見ではなく家族での統一された意見を持たせようということは、家長制度を復活させようとしているのかと思わせる。 家族の問題は家族内で助け合っていく。 一見いいことに感じられるかもしれない。 しかし、それはつまり、介護などを家族間で抱え込むことにならないか。 ただでさえ家族にひとり病人や老人がいるだけで家族の負担は大きいのに、それを家族内で助け合うとなれば、家族全員で潰れろと言っているように感じる。 この本に書かれていることが全て青木さんの調べた通り間違いないかどうかはわからない。取材の仕方などによっては導かれることも変わるかもしれない。 それでも、取材内容をきちんと明らかにした書き方をしてはいるし、一冊の本にするに当たって思い込みで書いて良いとは思っていないはずだ。 文章の端々に青木さんの考えが認められる部分もある。 ただ、こうした書物を発端にひとりひとりが政治や憲法について考えていくことに意味はあると思う。 日本人は余りにも政治や憲法に関心が無さすぎる。わたしも偉そうなことが言えるほどではない。若い頃は憲法って社会で習ったけれどよくわからないという感じだった。 日本人として日本に暮らす以上、憲法によってわたしたちは護られている。それでいてよくわからない憲法。 もっと関心を持て、知らないところで国が大きく変わるかもしれない。 知らないわからないで済ませるな、見ないふり気付かないふりはやめろ、ひとりひとりが自分の考えを持て。 この本で筆者はわたしたちに警鐘を鳴らしているのかもしれない。
1投稿日: 2016.12.23
powered by ブクログここにレビューされているみなさんのような知識がほぼなかった自分。「最近日本会議という言葉をちょいちょい聞くけどそれってナニ?」というところから入りました。 恐ろしいですね。宗教と政治の繋がりについてはいろいろ聞いたり自分の意見もありましたが、こんなに以前から深く中枢に関わっていた宗教団体があったなんて、本当に恥ずかしいけれど知りませんでした。 しかし自分の周りを振り返ってみれば、「日本会議」なんて聞いたこともないという私と五十歩百歩の人が大半です。 知らないでいるということは恐ろしいということを久々に感じさせられた一冊でした。何故安倍首相がああいうスタンスなのか、今までもやっとしていた部分がよくわかりました。 たぶん内容としてはそれほどディープなところには踏み込めなかったのではないかと思います。(本当はもっと踏み込みたかったのではないかと推察)新書形式というのも手に取ってもらいやすさもあるけれど、その辺もあるのかなと。 私のように関心はあるけど、この手の本は手に取りにくいとか、理解が追い付かなく敷居が高いなどと思う人にはとても良い書式と思います。 敬遠しがちですが、不安が高まるこれからの日本の変化を注視する上で知っておかねばならないことであると思います。
1投稿日: 2016.11.24
powered by ブクログ日本会議の源流と現在の状況を描き出す力作。 日本会議とは、生長の家という宗教団体出身のメンバーを核として神社界の金銭的また人的パワーを身につけて積極的な右派の政治活動をしている宗教団体。メンバーは多数いるものの、人による温度差がかなりある様に感じた。 安倍総理は元々はそんな思想は無かった様だけど、影響を受け過ぎたらしくかなり右よりに感じる。過去に中曽根元総理は右派を利用したらしいが、最後は冷淡にしたらしい。 ここまで首相が右に傾くのは珍しく、危険であると警鐘を鳴らしている。 右派の活動をしている人に言わせると、左派が活動を弱めており、結果として右派勢力が優勢になっているのだろうと。 著者によるインタビューが所々で引用されており、説得力がある。 重要そうなので以下は抜粋。 日本会議とその中枢、周辺にいる「宗教心」に駆動された宗教右派の政治思想は、自民族優越主義、天皇中心主義、国民主権の否定、過剰なまでの国家重視と人権の軽視、政教分離の否定。(原文ママ) 右と左はバランスが取れてる方が良いと感じた。 現在の政治に不安がある方にオススメです。
1投稿日: 2016.11.09
powered by ブクログ日本会議という連中が政府を牛耳っているらしい…なんていうことをたまに耳にするが、よく知らないまま。そういう人は多いだろう。僕もそうだ。 冒頭に、日本で過去に起き、外国メディアなどが騒ぐことではじめてスキャンダル化された事件がいくつか紹介される。田中角栄事件しかり、宇野宗佑の愛人事件しかり。日本会議もまた、海外メディアからみると、「奇妙なことに、この団体は、日本のメディアの注目をほとんど集めていない」と見えているらしい。だが左派新聞も含め、日本のメディアには全然登場しない。 本書はそんな日本会議の誕生からどんな活動をしているかまでを、できうるかぎり緻密に(だが結構取材を断られたり非公開だったりすることは多い)、かつ批判的(それ故の取材拒否もあろうが)に捉えている。 日本会議に多大なる影響力を持つ神社本庁と、各地の神社の持つ「草の根」的運動による「下からの戦後体制の打破」と、安倍政権の「上からの戦後レジームからの脱却」が一体になった…なんていう風に見えがちだが、実のところ上からの方にそんなに深い政治思想があるわけでなく、むしろ日本会議的なものが周りを包んでいって、「子犬が狼と群れているうちにああなってしまった」らしい。 日本会議の、少なくとも著者が見る「正体」は伝わってきた。改憲がうまくいくかどうかで、この正体がもっとハッキリ見えそうだ。僕は神社という場所は好きな方だが、神社本庁は好きではない。各地の神社すべてが改憲のための運動をしているわけでもない。だが昨今の直線的思考の社会にあっては、神社はすべて安倍政権と一体だ、なんていいだす奴も出るだろう。右も左も見たくなくなるなあ…でもさっきも近所の神社行ってきちゃった。
0投稿日: 2016.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016年10月読了。 著者が「朝生」に出演していて、この問題周辺(天皇の生前退位問題etc)に関する考え方やスタンスに興味を持ったので著書を読んでみた。以前間から関心のある分野、というよりはそろそろ読んで知識を得ておく必要があるなと思っていた。 245ページ「エスノセントリズム=自民族優越主義。天皇中心主義。国民主権の否定。過剰なまでの国家重視と人権の軽視。政教分離の否定。神社は宗教ではない。」 選挙の直前になって候補者の背景を確認するのではなく、日ごろから政治家の背景(特に誰がケツ持ちなのか)には充分に注意したい。
0投稿日: 2016.10.10
powered by ブクログ生長の家が源。左派学生運動の対抗組織として活躍した人々が現在の日本会議の中枢。安倍総理は彼らをブレーンとする中で変容。
0投稿日: 2016.09.01
powered by ブクログたぶん、著者サイドの意向によるフィルターは だいぶ入っているのだろうと思いますが、久しぶりに 怖い本を読みました。言及するには少し勇気がいるかも と思ったりします。 右翼系新興宗教の”生長の家”と明治神宮を中心とした 皇国を目指す神社本庁の勢力的なものが結びついたと されている日本会議。主張は国民主権ではなく、 天皇主権。 政教分離は日本の文化に合わないということでの反対。 現行憲法の改正ではなく、破棄と明治憲法の復活。 家族制度の復古調的な主張。戦前日本・明治日本を 目指すという主張だそうです。 その日本会議が現政権を支えているとのこと。。。 そういやあこの前の選挙特番で日本会議の支持者か 関係者であろう品のよさそうなおばあさんが ”日本を批判し、中国や韓国のいうことを支持するので あれば、日本から出て行って、中国か韓国にお住みに なればいいのに!!”という発言。 どこかの候補の神武天皇発言。 自民党役員の女性の暗い、洗脳されているような顔。 安部首相も最近なんか、非常に気持ちの悪い仮面をかぶっているように見えます。最近本屋で見た本の表紙に 安部さんの写真が出ている本があって、マッカーサーや 欧州の独裁者を思い浮かべるような写真に見えくる 感じがして。。。 本当にちょっと怖いのですが。。。大丈夫なのでしょうか?
1投稿日: 2016.07.17
