
総合評価
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powered by ブクログヘニング•マンケルの本もあと残すところ数冊。ヴァランダーシリーズではない長編は、スウェーデンの田舎で大量惨殺事件が発生するところから始まる。ミステリの形を取りながら、話の軸は中華人民共和国の過去と未来、共産主義の分裂、そして屈辱を味わった奴隷制度、人種差別と偏見に対する恨みと怒りが描かれていく。同じアジア人としては、いささか中国人が不気味に描かれすぎなような気もするが、実は分かっていないのは私なのかもしれない。ミステリの出来としてはさておき、作者の思いが目一杯詰まった小説だった。
2投稿日: 2024.02.14
powered by ブクログ題名やあらすじを読んで中国に関連する話だとはわかっていたけれど、予想よりもダイレクトに中国が出てくる話だった。でも中国人の名前が全くそれらしくないし、この小説に出てくる「中国」や「中国人」はあくまで欧米人のファンタジーの産物という感じがしてしまって(要するにリアルな感じがしなかった)、読みにくくて…途中放棄。
1投稿日: 2022.01.19
powered by ブクログ猟奇的な殺人と中国がどう結びつくのかを楽しんだ。 中国という国を好き嫌いの感情抜きに書いている。 面白かった。
1投稿日: 2021.10.10
powered by ブクログ殺人現場の家を訪れたビルギッタは、密かに数冊のノートを持ち出した。その中に“ネヴァダ"の文字を見たからだ。それはスウェーデンの寒村とそっくりの事件が起きた土地。日記は1860年代、アメリカ大陸横断鉄道施設工事の現場監督が残したものだった。貧しさにあえぐ19世紀の中国の寒村、鉄道建設に沸く開拓時代のアメリカ、そして発展著しい現代の中国、アフリカ。現代の予言者マンケルによる、ミステリを超えた金字塔的作品。 作品の持つ熱量に、だだただ圧倒されるだけ。
0投稿日: 2020.09.21
powered by ブクログヘニング・マンケル『北京から来た男 (下)』創元推理文庫。 ヴァランダー・シリーズではなく、女性裁判官・ビルギッタを主人公にしたノン・シリーズ。 いきなりの驚愕の描写から始まった物語はスウェーデンに留まらず、150年もの時を超えて、アメリカ、中国に舞台を移し、展開する。 大量惨殺事件はスウェーデンの寒村に留まらず、アメリカでも起きていた。19世紀に貧しさに喘ぐ中国と過酷なアメリカ大陸横断鉄道施設工事の現場、そして、現代の中国……全く結び付きそうもないことをヘニング・マンケルは、我々に様々な課題を投げかけつつ、見事に壮大かつ重厚な物語に仕立て上げてくれた。とんでもなく面白い。 このような面白い作品を執筆し、2015年に亡くなったヘニング・マンケルに賛辞を贈ると共に、感謝すべきはヘニング・マンケルの全作品を翻訳している柳沢由実子さん。彼女の翻訳無くして、ヘニング・マンケルの描く多くの傑作ミステリーを堪能することは出来なかっただろう。 本体価格1,140円 ★★★★★
9投稿日: 2019.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
(上巻より) そこまで苦労(?)してたどりついた「まとめ」が、 中国の闇の世界にいる人物が実行部隊を一人しかもっていないとか、 しょうがないので自ら実行しに行くとか、 それを甥が殺すとか、ちょっとありえないまとめ方だったのが残念。 殺人現場で見つかった赤いリボンの謎はわからないままだし。 劇中劇である、中国の農村から逃げ出した三兄弟の話の部分が面白かったかな。 アメリカに連れていかれ、大陸横断鉄道の建設を生き抜き、 中国に戻り、宣教師に仕え、裏切られ、裏切った男。 彼がこの作品の主人公だった気がする。
0投稿日: 2018.07.22
powered by ブクログ時間や空間を自在に往来し、それぞれの世界が“映画”のように描写されながら展開する物語…「意外な展開」が繰り返され、どういうようになるのか予想も付き悪いままに頁を繰る手が停められなくなってしまう… 広くお薦めしたい作品だ!!
0投稿日: 2016.09.15
