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島へ免許を取りに行く
島へ免許を取りに行く
星野博美/集英社
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総合評価

14件)
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    もとは「すばる」2011年5月号~12年3月号連載。 星野博美、44歳、五島列島へ車の免許をとりにゆく。ドキュメンタリー風のエッセイ、教習と教習所周辺の出来事が綴られている。それまでのヘヴィーなドキュメンタリーに比べると、いささか拍子抜けするが、「兵士の休息」だと思ってしまえば、平凡なはずの出来事もおもしろく感じられだす。ただし、この休息は長い。なかなか試験に合格せず、教習所の宿舎に4週間いることになったからだ。五島への愛も芽生えただけでなく、日を追ううちに満開になる。 これはたんなる休息で終わりはしなかった。それ以降の活動へのスプリングボードの役目もはたした。同時期に書かれた『コンニャク屋漂流記』のラストでは、 青いヴィッツを運転して、千葉の外房まで聞き取りに出かけているし、なによりも五島列島への関心はその後、『みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記』として実を結ぶことになった。めでたしめでたし、かな。

    0
    投稿日: 2025.07.22
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    面白かった。40代の筆者が五島列島の福江島の自動車学校で合宿免許を取って、東京で運転する話。簡単に書いてしまえばこれだけなのだが、免許を取る自分を徹底的に観察して描写し、合宿免許を取りに来る人、教習所の先生、島の人々への観察眼と描写がすごい。そして、笑える。後半にかけて久しぶりに本を読みながらゲラゲラ笑ってしまった。

    4
    投稿日: 2025.04.02
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    読書で声出して笑ったの何年振り? 開始4ページ目でもう声を上げて笑った。 作者は絶望の運気を自らの力で変えようと一念発起、40代半ばにしてはるばる東京から長崎五島列島にある合宿制自動車学校へ入校する。 学校選びの段階から笑わされたけど、わからないことをあけすけに何でも質問する作者の様子と、五島弁で温かな先生たち、馬、他の合宿生とのやりとりが面白いしほのぼのする。 登場する人、動物、五島の自然、何もかもを愛おしく感じた。 運転下手な私が読むと、共感の嵐で笑わずにいられない。 でも、運転が上手い人や自動車学校の先生が読んだら、 イライラしちゃうかもしれない。自己責任でぜひ読んでほしい!笑 向田邦子やさくらももこという偉大で大好きなエッセイストの新作がもう読めない寂しさを、この本が埋めてくれた。星野博美さんありがとう!

    0
    投稿日: 2023.01.10
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    「転がる香港に〜」に続き、星野博美2作品目。 私の中の星野博美像がガラッと変わった。 素直で、実直、それは変わりない。 しかし、ここまで“出来ないキャラ”だったとは思わなかった。中年と呼ばれる年齢で新しいことを覚えることが大変なのはよくわかる。 しかし、そもそも挑戦する事実が素晴らしいのだと思う。 どれだけ運転ができなくても、わからないことは分からないときちんと伝える。言われたことは素直に従う。星野博美は実直にそれを行う。 こんなにも簡単なことが意外と出来ないものである。それは歳を増すほど難しい。 だからこそ、星野博美を素敵に感じる。 五島列島という特異な場所で、その島の特別な空気を吸いながら、おおよその人間が取得できる免許を苦労して取得する。最高だ。 実際に免許取り立ての星野氏と路上ですれ違うことを想像すれば、怖い気持ちもする。しかし、これからは初心者により優しく運転しようと思える内容だった。

    0
    投稿日: 2022.08.04
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    老いてもなお、自分にできることがある。それだけで人はキラキラする。 星野さんの文章を読んで共感することばかりで首がもげそう。私も下手だけど安全な運転を目指して自分の世界が広がることを楽しみに、今は踏ん張ろうと思う。 キラキラを追いかけ続ける。

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    投稿日: 2022.03.02
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    面白かった。 島の人たちの人柄や星野さんの考え方。 笑いながらもなるほどど思える箇所が沢山あって 生き方の参考にもなる本でもあった。

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    投稿日: 2021.12.18
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    「著者が島へ免許を取りに行く」 僅か15文字足らずで完成してしまう、本書の要約。 だから、すごいのだ。人生の何気ない一コマである自動車免許取得についても、自分の心のひだをしかとみつめ、それを文章にして紡ぎだす。併せて、時折ちりばめられる人生哲学。 だから、星野さんが好きだ。

    0
    投稿日: 2021.11.05
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    何気なく手に取った本でしたが、星野さんが奮闘する感じがリアルでとても面白かったです。 五島列島に行ってみたい!Google mapでおりてみたり、楽しめました!

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    投稿日: 2021.06.30
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    星野博美さんて、方は全く飾り気も無く有りのまま姿をさらけ出し面白い方と思います。 こんな方と人生一緒に過ごせたら、最高ですね。 失敗は成功の元、七転び八起き、 この本をよんで続けざまに3冊くらい読みました。 猫好きなひとは、のりたまと煙突もおススメします。

    0
    投稿日: 2020.06.06
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    身体を張っての取材が身上の 星野博美さん 今回は題名通りの 「運転免許を取りに行く」お話し、 場所が長崎の五島列島の一つの島、 その体当たりの様子を活写 ご自分の最も苦手なものを なんとかなるまで、 ここまで面白おかしく、興味深く 綴られるのは流石ですね どんなに苦手なモノでも 志を失わなければ なんとかなるのだ! という人生指南ともいうべき 素敵な読み物になっていますね それにしても 「島」で出遭った人たちの なんと魅力的なこと 特に自動車学校の「先生たち」が 素晴らしい

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    投稿日: 2020.04.26
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    一念発起して、中年の筆者、星野さんが長崎の離島で車の免許合宿にいったエッセイ。 私は島ののんびりのとした雰囲気が好きなので、島旅を擬似体験できて楽しかった。だいたい想像どおりの展開というのも、それはそれで安心感。何より星野さんのキャラがいい感じ。不器用でマジメ、というのはそれだけで物語が成立するなあと。 島での出来事も良かったけど、後半の星野家のストーリー、文庫本あとがきが個人的にはなんだかじんわりココロに染みました。星野さんは異文化に興味がある旅好きのようですが、「車」という異文化に触れることで、「父」という異文化にも順応していったんですね。

    1
    投稿日: 2020.04.11
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    四十代にして運転免許を取得しようというきっかけが、仕事や人間関係のつまずき、そして愛猫の死から立ち直るためだった。 何か新しいことに没頭して、暗く沈んでしまう気持ちを忘れたいのって分かるなーと思いながら、東京在住の筆者が選んだのは五島列島にある(馬にも乗れる)教習所だったのに、驚いた(笑) 免許取得までに紆余曲折あるのだけど、免許取り終わってからも、真面目にお父さんと練習したり、センスアップ講習などというものに通ったりする真面目さにも、また驚いた(笑) というか、よく考えると運転免許取得でエッセイ一冊書けてしまうことが、凄いと言えば凄い。 なんて言いながら、私も免許取得にまつわるドラマ保持者であり、共感ポイントも多い。 そもそも、大学時代の友人全員が「ハンドルをただ右左に動かすだけ」の補習にかかり、教習所の裏でひたすらハンドルを動かしていた経験の持ち主たちであった。 二回言うけど、友人全員が、である。 それを耳にしていた私は、笑いながらも、同じグループに属する者として、自分も同じ道を歩むだろうから免許を取るのは諦めよう!と思ったのだった。 その後、仕事の都合で取らざるを得なくなるまでは。(これは本とは関係ないので、以下略) 運転の上手い人からすれば、読んでいて、笑いを通り越して「なんで、そうなるんだ!」とむしろイライラするかもしれない。 そういう人は、五島列島という特異な地にある教習所という部分に焦点を合わせて読んでみて欲しい。 馬も出て来て楽しめるから。 私のように「運転向いてないな」と真面目に思う族の方々は、あー、分かるー、って、うなると思う。 ちなみに、運転に向いていないことと、運転が好きかどうかは別だと個人的には思っている。

    5
    投稿日: 2020.03.29
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    面白かったです! あの頃のこと……つまりは苦い教習所時代のことを思い出してしまいました(笑) 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 僕も著者同様、頭が「車を運転する」ための構造になっていないようで…基本的なことで何度も教官に注意され、挙句の果てには「お前は乗らない方がいい」とまで言われる始末……けれどもまあ、星野さんと同じように僕も免許、取れたんですけれどね。 星野さんと違うところは僕は免許取得後、一度しか乗っていないということ…もう運転できません…ので、もし乗るとなればペーパードライバー教習とか受けなくちゃならんですねぇ…。 最近、車に興味を持ちだしている僕ですけれども…そんな気分の時に読んだので割と面白く感じられたのです…さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー

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    投稿日: 2019.06.22
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    東京で運転続けてるのがすごい。 私は免許取るのは簡単だったけどもう運転できる気がしない。 島の合宿免許はおもしろそうだなって思ったけど、こんな赤裸々に書いていいのかしらってちょっと心配。 あと意外と田舎の閉塞感みたいなのが印象に残った。

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    投稿日: 2018.02.27