
傀儡
坂東眞砂子/集英社
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(3件)4.0
| 0 | ||
| 2 | ||
| 0 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログ恐らくやや癖のある文章を読み慣れ、中世日本の歴史や文化、宗教などについてある程度知識がある人でないと、読み切るのはしんどい本。 一見関わりの無いように見える登場人物達の人生が交差していく様や、登場人物達の意外な正体が発覚する場面は面白い。史実と創作の織り交ぜ方が良い。怨みや迷い、貧困や理不尽の中で泥臭く生きる中世の人々の空気を感じられ、また読み終えた後は不思議と爽やかさが残る話だった。
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ小さい妖精みたいなものが現れるっていうのは、本当に良い芸を実際によく観ているからこその表現だと思う。まあその点も含めラストに関してももっと巧く描いてくれないと、良い芸に妖精が現れるというエピソードが陳腐になってしまうことが個人的には残念。全体に流れる雰囲気は基本的に好きだし4.5の高評価にしたい。
0投稿日: 2012.10.30
powered by ブクログ北条氏の専制体制を確立した宝治の乱を起点に、平安時代中期以降に流行した今様、傀儡、鎌倉時代に始まった踊念仏などを取り入れ、タクマラカン砂漠に故郷がある宋の禅僧の目で当時の日本の状況を描いた物語 鎌倉中期の武士による政治に代わろうとしている状況を背景に 信仰に生きる人と市井に生きる人々、信仰の本質を問いかける作品
0投稿日: 2012.09.29
