
合本 背信の都【文春e-Books】
ジェイムズ・エルロイ、佐々田雅子/文藝春秋
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総合評価
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太平洋戦争開戦直後のLA
久々にエルロイを読んだが、マンネリズムというか、切れが鈍ったというか、年をとってしまったのかなあ。登場人物の使い回しには物語を重層的にする効果もあろうが、ものには限度があるよな ただ日系人を主人公に太平洋戦争開戦直後を舞台にすることで、人種差別がテーマとして浮き上がってくる。日本とドイツに対する扱いの違いも対比され、2014年すなわちトランプ旋風以前にこれを書いて出すあたりは、さすがエルロイ、と唸るべきなのかもしれない 登場人物の使い回しはいい加減にせえよと言ったが、ダドリーのキャラにあらたな角度で光があたったり、これまで脇と言うか背景的なキャラでしかなかったパーカーがアルコール依存症のおまけつきで主人公格になったり、なんだかんだ言って一ファンとして楽しんでしまったところはある。もういい加減にLA4部作ワールドから離れたらどうかとも思うが、これが新4部作の第一弾だそうなので、当分それは無理そう
0投稿日: 2024.04.26
