
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
佐藤 どこか調子が悪かったり、不便なところが一カ所くらいある方が、人は大事に使うというおもしろい特性がある。魅力的なデザインって、どこか欠点があるものなんです。 松井 そういえばイタリア製の、水色とチョコレート色の、日本にはない色合いの傘を買ったんですよ。それをいざ持ってみると、折りたたみ傘にしては大きいし、開いても2倍くらいにしかならないし、重いし、非常に使いにくい。しかもお会計が終わってから店員さんに「イタリアではスコールはほとんど降らないので、日本で大雨が降ってもささないでください」と注意されました(笑)。もう無駄の固まりみたいな傘。なのに、いまだに捨てられずにいます。 佐藤 その欠陥のあるモノの方が愛着が湧く現象と、キャラクターが持つ特性は非常に近いと思うんです。万能なキャラクタ―が登場して、何やっても上手かったら、話にならないじゃないですか。それより、どこか欠点があったり、問題を抱えている人に、感情移入できる。 ・…… 松井 「松井研究」・…・。何ですかそれは。 佐藤 松井さんの定点観測を続けて、あわよくば自分に役立てようという研究です。ここまでの結果としては、連載を駆け抜けた後のパラダイスを楽しみに、今は全力で走っていて、終わったら何もせず徹底的に無になってやろうというわくわく感がすごい。 そして連載が終わった後、有から無に突入する一番のクライマックスを迎えるわけじゃないですか。そこで何が変化するのか。無のフェーズにおいて何を吸収するのか。その無と有の境界面の松井さんに出会えるのを、非常に楽しみにしているんです。自分の場合、何せ有と無を小刻みに刻んでるスタンスなので、大きな有から無への分岐点を体験したことがないので。 松井 それは本当に楽しみでしょうがないです。気になるスポットを探訪するような旅は多少やるとしても、基本、もう何もしません。 佐藤 何もしないことをこんなに生き生きと語る人は珍しい(笑)。 ・・・・・・・・・・・・ 松井 特に僕の場合、新しいことができない、インプットできない自分が怖かったんですよ。これはちょっとした才能をぶん回してやっているだけであって、才能が逃げた瞬間、自分の人生は終わってしまうんじゃないか?という不安を常に抱えていて。 佐藤 クリエイターは、自分の才能がいつ枯渇するかという不安は、誰もがどこかで持っていますよね。 松井 その時にオオキさんと話をして、日常も無もインプットとしてカウントしていいんだと知ったとき、うれしかったですねえ。すごく救われました。 佐藤 その件に関しては、僕の方がショックを与えられたんですよ。松井さんの「見たことないものを表現できないのは、まだレベルが低い」という話を聞いて、「インプットは量ではなく質なんだ」と強く勇気づけられた。そういう意味で、この二人が会って話すのは確認作業に近いんですよね。自分の中で漠然と育んできた仮説が、正解なのか不正解なのかはっきりわかって、すっきりする。
0投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ本当に共鳴しお互いに感じ合うのがあるとだろうと、対談を読んでいて感じられた。お二人の思想や仕事へのつきあい方を聞いていると全力で取り組むが背伸びはせずに、まさに遊んでいるという感覚なのかもしれないと感じた。そんな自然体で生きていけるようになりたい
0投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログやっぱり松井さんはロジカルで冷静な戦略家だな。 どおりで男の子がぶら下がって襲いくるシーンに度肝を抜かれたはずです。 下落合のフォレスト・ガンプの歴史がすごい笑
0投稿日: 2021.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
松井先生目当てで読んだ。松井先生から見たネウロと暗殺教室の違いが面白かった。/ お二人の仕事の取り組み方(考え方)に共感した。自分の適性、弱点を見極めること、弱者なりの仕事の取り組み方(攻略の仕方)などの考え方に、自分の思っていたこととの類似点があり、自分の考えに若干の自信を持てた。就職前に読めて良かった。
0投稿日: 2021.03.27
powered by ブクログ漫画家とデザイナーによる対談。 仕事の取り組み方やアイデアの出し方等のやりとりが面白かった。 ただ「弱者のための仕事論」というタイトルからはもっとノウハウものを想像していたがそういった内容ではなかった。
0投稿日: 2020.05.18
powered by ブクログ『暗殺教室』で有名な漫画家とイラストレーターによる対談。 どちらも知らなかったのであまり入り込めなかったが、知っていればもっと楽しめたかと。
0投稿日: 2020.05.04
powered by ブクログ≪本来なら、漫画って子どもにとって勉強から逃げるための聖域ですよ。≫ ≪お金そのものもすぎですけど、…お金を通して見える人の顔が好きなんです。≫ ≪逆に言うと、下手な絵でも伝わるアイデアって、すごく強いんじゃないかと思っています。≫ ≪まさにそんなイメージです。時が流れて周囲が吹き飛ばされたとき、最後に芯だけ残っているのが理想で。≫ ≪人は無を楽しめなくなった瞬間に業に飲まれるものだと思うんです。何かないと我慢できなくなって。≫ ≪たとえば、ある職業を想像だけで描く。そうすると後々その職業の人と会ったとき、「あの描写、よくわかりますよ」と言われることがある。これはすごくうれしいです。漫画家に求められる才能がたくさんある中で、見たことをおもしろく描く才能より、見たこともないものをおもしろく伝える才能が大事だと思っているので。≫
0投稿日: 2019.08.11
powered by ブクログ「魔人探偵脳噛ネウロ」、「暗殺教室」の松井優征さんの思考に興味があって読んだ本。 裏側の計算を少し知ることができて面白いし、自分にも役に立つ。
0投稿日: 2019.04.21
powered by ブクログデザイナーと漫画家という、似て非なる者同士の対談から多くの発見が見つけられました。 私も同業者だけではなく、様々な仕事をする方達と交流することで、人生の視野が広くなるかもしれないとかんじました。
0投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログ「暗殺教室」の作者、松井氏とデザイナーの佐藤氏の対談集。弱者のための仕事論というタイトルには少し違和感もある。流し読みで終わってしまった。
0投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログお二人の対談、どのページを開いても粋な言葉がでてくるし、マンガやデザインの参考例もひとつひとつ参考になります! なにか「アイデア」に行き詰まったときはおすすめです! 「ものづくりって、作品を作るのが目的ではなくて、誰かとつながりを持つために作品を作っているところがあると思うんです」
0投稿日: 2018.07.05
powered by ブクログEテレSWITCHインタビューから始まった対談。 異なるジャンルで同じような発想で仕事を進めているのが面白い。 自分の強みで攻める姿勢よりも、 相手からの依頼を受けてから始まる方法になるほどと。 人は完璧なデザインよりも、不便さがあっても愛嬌のある方に惹かれる。 日常から少し外したデザインを面白いと思ってくれるには 共有知の存在が大きく、今はそれが減ってきていると。 モノがあふれ、ネットでニッチな好みにも手軽にアクセスできるので、 誰もが知っているものが少なくなっていくのは音楽と一緒だな。 技術も進化して思っているものを形にしやすくなっているが その分、発想が技術に縛られることもある。 松井さんの「無に蝕まれて破滅する」は名言。 無を怖がってやみくもに手を付けるより、 無を持つことで、熟成や土壌づくりになっている。 やり方が分かってきても、 次の人を育てるためには相手に任せ、自分でやってしまわないこと。 安全牌で到達する地点より上に行くには リスクをとってもまったく違う発想からリセットしてみること。 「弱者」というより受け身でいることの強さを感じる対談。
0投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログ弱者のためのとあるが、いやいや。「弱者」であると自覚できるくらいの強い視点が必要である、と読む。ご両名は相当の達人。おいそれと咀嚼できる内容ではないと強く感じる。口当たりはソフトだが、やはりきつい修練、努力が効くということみたい。
0投稿日: 2017.10.14
powered by ブクログデザイナー×漫画家による対談。それぞれの職業におけるひらめき他多数の話題が繰り広げられていく。 二人とも自身を「弱者」と表現していますが、考え方の緻密さ、人に伝える導線作りのデザインはとても弱者では思いつきそうにはありません。 ひらめきとは膨大なアイデアの先にあるものなのだ、とこの二人の対談を読んで思いました。
0投稿日: 2017.10.07
powered by ブクログ共に著名な漫画家とデザイナーの対談集。前から松井氏に関しては結末を決めて連載にかかるなどクレバーな方だと思っていたが今回の対談でどの回で盛り上げないといけないとか更にノウハウが語られていて興味深かった。デザイナーの方については初見だが2人がお互いの仕事に敬意を表し理詰めで仕事について考えていくのがとても良いと思う。
0投稿日: 2017.08.03
powered by ブクログSwitchの放送を観て。ネガティヴ思考というより、後ろ向きに歩いてる感じ?力は抜けているんだけど確実に前を進んでる二人。
1投稿日: 2017.05.02
powered by ブクログデザイナー、佐藤ナオキと漫画家、松井優征の対談内容をまとめた一冊。元々はNHKの対談を某動画サイトで見たことがきっかけで購入。二人の飾らない考え方に共感。そして、ものづくりとは何なのか?何か形にして生きていくことを生業にするなら読む価値ありだと感じさせられ、さらには彼らの対談姿が目に浮かぶ興味深い内容だった。
0投稿日: 2017.01.03
powered by ブクログ暗殺教室作者の松井優征とnendoの佐藤ナオキの対談。ネガティブ思考の使い方、みたいなところを考えさせる視点が興味深い。 1.人は基本的に無関心。所詮自己満足じゃないかと思えるかどうかはクリエイターとして大事。 2.魅力的なデザインはどこか欠点がある。キャラクターが持つ特性は非常に近い。 3.先人が素晴らしいものを作っていたんだから使わせて頂く。そうやって時間と費用を浮かしながら自分にしかない表現に注力する。 4.物事にバイアスをかけず、へーそうなんだと常に真っ白な状態で受け止めることが出来るという意味の素直さが仕事を楽しむ第一歩。 5.結局漫画家の立てるステージの数も人々のお財布の中に入ってるお金の量もだいたい決まっている。 6.繋がりが一番大事な中で自分と似た考えを持った人との出会いってやっぱり嬉しい瞬間。
0投稿日: 2016.10.25
powered by ブクログhttp://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0827-n/ , http://www.nendo.jp/
0投稿日: 2016.10.08
powered by ブクログ私の好きなお二方の対談とのことで、喜んで読んだ。今まで別々に好きだったんだけど、これからはニコイチで活躍を期待しております。
0投稿日: 2016.09.03
powered by ブクログ2016/08/26 移動中 対談からの派生。違う分野に同じようなベクトルの人がいる。それは非常に稀有な出会いなんだと思う。良い感じの距離感に見え、憧れる。
0投稿日: 2016.08.30
powered by ブクログデザイナーの佐藤オオキさんと、漫画家の松井優征さんの対談。 クリエイターというくくりには入るものの、それぞれ分野が異なっている二人ですが、性格も、仕事への向きあい方も似ていました。 クリエイターというと、自己主張がしっかりしていて、やりたいことがはっきりしているイメージでしたが、このお二人はとても受け身。 「やりたいことがない」と言い切ってしまうところが新鮮。特に佐藤さんがnendoを立ち上げるまでの経緯は興味深いです。
0投稿日: 2016.06.27
powered by ブクログタイトルは安直な感じですが、タイトルとは裏腹にこの対談本(対談という形式をとっています)、かなり面白いです。 ネウロ、暗殺教室が面白い、もしくはnendoの作品に興味を持った、感心したなどそういった方がいればぜひ一読をお薦めします。素晴らしい作品を世に打ち出す方々がどのように考えているのか。珍しいのが、理想や根性論を言葉を盾に綺麗にまとめたよくある本ではなく、ロジカルに2人とも物事を考えているところ。対談になると、2人の相性によっては足を引っ張ることもあるのにこの2人の場合は、お互いがお互いの可能性をよりよく広げていて、相性ばっちりです。この2人は、才能があるから、自分とは違うと思って距離を置いてしまうクリエイティブ業界の方も読んでほしいなと思います。果たして当の本人がどのように思っているのか。経歴、どれだけ努力したかを聞かされてもウンザリしてしまいますが、この本は違います。戦略。弱いものがどのように力をつけて発揮するか。とりあえず読んでみてください。
0投稿日: 2016.06.07
powered by ブクログデザイナーとか漫画家って自分がやりたいことをやってるイメージだったけど、この2人は常に受け身。どうして私にはやりたいことが見つからないんだろうと日々不満を感じてたけど、やりたいことがないことを生かすこともできるのだ。自分がコンプレックスに感じてたことって、考え方次第で自分の強みにできるかもしれないと思うと希望がわいてきた。
0投稿日: 2016.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
NHKのSWITCHの対談がとてもよかったので本書も購入した。視聴者も見ているだけで、佐藤さんと松井さんがすごく対談を楽しんでいる様子がうかがえたけど、あの時の出会いがお互いによい影響を与えあっているのがさらに分かる内容だった。 ただ、読んでいてp128、129に突如写真があらわれるのはちょっと違和感があった。
0投稿日: 2016.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『暗殺教室』『魔人探偵脳噛ネウロ』の漫画家と年に400ものプロジェクトを抱える世界的なデザイナー。ともに’70年代後半の生まれで同年代の二人のクリエイターがTV番組の対談をきっかけに意気投合し、互いの仕事現場を訪れるなど、仕事談議が盛り上がる。 やりたいことをやっちゃえという強者に対して、やりたくないことでもやる楽しみを見つける弱者。強権的なリーダーシップではなく、ゆるく自然体な中で、頑張らないけれども全力で没頭する仕事ぶり。無を前向きにとらえ、オンとオフを意識的かつ自分らしく生きること。 そんなあり方にもOKが出せる余裕をもらえた。 16-70
0投稿日: 2016.04.19
powered by ブクログ「目の前のことに全力で取り組んで、何となくいい方向に向かっていればいいんじゃないか、という方向づけだけを気にしてます。」 暗殺教室の著者と、デザイナー佐藤さんの対談集。二人とも似たような考えだ。その中でも、佐藤さんがデザイン事務所を立ち上げるまでの流れはすごい。彼の行ってきた仕事よりも、それを任される事実には驚きだ。
0投稿日: 2016.04.17
powered by ブクログ人気マンガ「暗殺教室」の著者と、世界的デザイナーの対談本。どこか似通っている二人の、どこかネクラで受け身、でも変に前向きな姿勢に勇気づけられる。 随所に、「暗殺教室」誕生秘話、舞台裏の発想術が描かれていて、ファンにとっては驚きも多いのでは。
0投稿日: 2016.04.02
