
生贄投票(3)
江戸川エドガワ、葛西竜哉/講談社
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総合評価
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powered by ブクログある日、クラスの中で強制アプリによるゲームが始まる。投票で1番に選ばれた者に「社会的死」が与えられるというゲームだ。社会的な死とは、秘密にしていた恥ずかしい写真や動画。広がる不信。子供たちの打つ対策は、全て裏をかかれる。これは一年前担任イジメで自殺した女性担任の呪いだと告げられる。 イジメとゲーム、加速する不信感。なんか同じような作品が立て続けで、私はおいおいと思う。 生徒たち「全員」に、社会的死が与えられるような「秘密」があるという大前提自体が、この作品のリアリティをなくしている。 こういう、現実にあるかもしれない「クラスの現状」に嫌になっていた昔の生徒(作者?)の「妄想」がつくった物語の気がする。あと一巻ほどはありそうだが、こういう「刺激の強い」画面を描いている作品が、現在日本の連載漫画には山のように登場している。「漂流教室」のような文明史観もなければ、人間への愛もない、社会全体を見据えた世界観もない。自分の見てきた狭い世界を拡大解釈して冷笑する作品にうんざりする。 まあ、「貴方はそうは言うかもしれないけど、こういうつまらない作品含めて、時代を映した作品が雨後の筍みたいに出てくること、そのものが漫画の特徴なんだよ。だから、漫画は時代のカナリアなんだよ」と言われたならば、その通り、と言わざるを得ないのだけど。 2017年7月18日読了
2投稿日: 2017.07.24
