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殉死
殉死
司馬遼太郎/文藝春秋
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総合評価

57件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なるほど、という感想が1番かもしれない。 乃木希典のことが気になってこの本を読んでみた。作中通り、日露戦争では大量の犠牲の上に旅順を攻略した。その犠牲の大きな原因は乃木希典であった、たくさんの人を死なせ、自分自身はこれでもかというほど武士道を貫き通して最後は死んだ。 人として、日本人として見習わなければならない点は多々あると思う。実際、昭和天皇は乃木希典を慕い、その教えに忠実だった。その結果、先の世界大戦で敗戦し、占領された中でも天皇は象徴として残った。マッカーサーの心を大きく揺さぶった。軍部の影響が大きかった故だが、昭和天皇はとても人道的であり、非人道的な兵器には大変否定的で、戦後復興の大きな象徴になれたのは、乃木希典の教えがあったからかもしれない。 個人的には児玉の友情もとても胸熱だった。乃木希典の1番の理解者で、よき友だったと思う。乃木希典に振り回されながらも、乃木式の美に尊敬し、そういったところが憎めないんだという心うちがひしひしと伝わってきた。日露戦争の時も、戦争に勝つことはもちろんだが、乃木の安否も同等なほどに心配し、戦上を駆け回り夜を共にした。児玉という男の熱さにも心揺さぶれるものがあった。 個人的には、乃木希典は小説ほど否定される人物ではないという意見だ。戦場では才能がなくたくさんの人を死なせたが、同時に乃木式の精神で世界を感動させ救われた人もたくさんいると思う。少なくとも人として見習うべき点が多いため、今の自分は乃木希典を肯定したい。

    0
    投稿日: 2025.05.14
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    30代までに主要な司馬作品は読んできたが、本書は読んでなかった。理由は、予想がついたから。司馬さんは『坂の上の雲』の秋山兄弟や正岡子規、『竜馬がゆく』の坂本龍馬など、好きな人物を明るく描き、好評を得た。『坂の上の雲』で執拗とも思えるくらい無能ぶりを批判してきた乃木希典を題材とした本書の書きぶりは予想がついた。 読み始めて直ぐ合点、「自分の思考を確認するために著した」とのこと。「Ⅰ 要塞」は『坂の上の雲』のスピンオフな内容。「Ⅱ 腹を切ること」は日露戦争後から明治45年9月13日に殉死するまでを描いている。ここでも司馬さんの乃木評は変わらないのだが、劇的に生きる嫌いな乃木に驚きすら感じているように読めた。 気になったのは乃木が“教育係”を務めた昭和天皇への影響と同日殉死せざるを得なくなった妻、静子さん。時代とは言え、日露戦争で二人の息子を亡くし、夫の“指示”から15分後の殉死(52歳)は気の毒でしかない。

    0
    投稿日: 2025.01.17
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    坂の上の雲が再放送されており、本棚にあるのにずっと読んでいなかった本書を急に読みたくなる。 司馬遼太郎の乃木評はけっこう辛いものがあるとずっと思っていたが、本書を読んでその想いは少し違ったものになった。軍人としては無能に近いと評しながらも人間乃木については評価するところもあり。 不器用な人だったんだなと思う。本書の中に「乃木にはどこかひとの庇護意識を刺激するものがあるのであろう」という面白い一文がある。司馬遼太郎もまさにそんな目で乃木を見ていたのであろうか。

    1
    投稿日: 2024.10.26
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    坂の上の雲で基本的にはエンドレスボロカス言われる乃木希典。(少しフォローも入るが) 彼のバックグラウンドと、日露戦争後から自決まで。小説ではない。 「希典自身、自分の一生を暗い不遇なものとして感じていたらしいが、これはどうであろう」 という司馬さんの締めくくりが、いろんな想いを巡らさせる。

    0
    投稿日: 2024.08.27
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    乃木希典・日露戦争で苦闘した司令官は輝ける英雄として称えられた。そして、明治帝の崩御に殉じて、その妻とともにみずからの命を断ったのはなぜか。

    0
    投稿日: 2024.07.23
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    自身が思う美と忠誠を生涯にわたって体現した乃木希典。ひとつひとつの挙動からクライマックスの切腹に至るまで、全てが美しく思えてくる。死を前提とした武士道、己の信じた善を(成否を案ずることなく)実行する陽明学に通ずる部分があるという。 彼の陰鬱さや滑稽さ、間の悪さもひっくるめて、明治帝や児玉源太郎がそうだったように我々もいつのまにか魅了され心を揺さぶられる。『どこかひとの庇護意識を刺激する』という表現がまさにぴったり。 中盤、日露戦争における旅順攻略のあたりは坂の上の雲で読んだ内容で中ダレしたけれども、司馬遼太郎の眼鏡を通して見た乃木希典とその周辺はとてもドラマチックで一気に惹きつけられた。 お七、妻静子は最期に何を考えたんだろう。ひとは15分間で覚悟を決められるものなのだろうか。または乃木希典という人物が静子の心も動かしたのか。いやはや自分にはそこまでスピる自信がないな…。

    1
    投稿日: 2021.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    坂の上の雲の内容を見れば、大体この本の方向性は見当がつくことと思う。 筆者が「自分の思考を確認するために著した」という本。 乃木希典を好んでいたとは思えない司馬氏の目を通した 『史実』であることに変わりはなく これが真実乃木希典であったかと言えばなんとも言えないところ。 最期の時を前にし、静子夫人の胸中はいかばかりであったか。 後味が良いとは言えない話である。

    1
    投稿日: 2021.08.30
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    司馬さんは、乃木ファンではない。 では、何故この作品を書いたのか? 確かに乃木希典の精神主義は、その後の日本陸軍に負の影響を与えた。 だが日本男児には、生まれ持った武士道精神が宿っていて何故かこの愚将乃木希典に惹かれてしまうのかもしれない。 奥さんには、同情しますが…。

    1
    投稿日: 2021.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    p.195 かれのみはその前時代人の美的精神をかたくなに守り、化石のように存在させつづけた。 坂の上の雲でもそうですが、司馬遼太郎は乃木希典がよっぽど嫌いだったのかな。

    1
    投稿日: 2020.12.24
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    陽明思想とナルシスティズムに凝り固まった軍人で、自分の友達や仲間にはしたくないと思った。 だけど少し自分に似ているところもあった。 同族嫌悪…?

    0
    投稿日: 2020.12.18
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    児玉源太郎によれば軍人の頭脳は柔軟でなければならず、新しい現象に対して幼児のように新鮮な目を持たねばならない 将器というのは教育によるものではなく、ついにはうまれついての才能によるものであろうか 軍人というのはいったん腰をすえた作戦観念や地理的場所から容易に抜けだすことができない職業人 ↑ 私は、児玉源太郎将軍が好きです。

    0
    投稿日: 2020.05.24
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    乃木の理想主義。形式主義。そして無能。その無能さにもなかなか自分で気付いていない。悲劇。 その空っぽさは、空っぽさゆえに人が讃える。美しいものを正義としてしまうのだ、われわれ、民衆は。そこに中身がない分、どこまでも清らかな人に見えてしまうのだ。この日本人の感性は、どうにかならないものだろうか? 理性的ではないよなあ。 西郷は理想主義であるが、形式には拘らず、現実を伴ったものであった。だが、清廉なもの、人格に人は寄ってくるという点では同じ。どちらも悲劇だし、いまだにその幻想を抱く日本人も現在進行形の悲劇だ。

    0
    投稿日: 2020.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者が乃木希典を題材にここまでの長編を書くからには興味をそそる要素があったからであって、それはやはり明治天皇の後追い自死があったからであり、しかも妻も含めてとなるとその人間性を詳しく探求したくなったのでしょう。 第一部は「坂の上の雲」でも詳細に描かれた旅順攻略を中心とした、司令官として害をなすほどの極まる無能さで、作者も憤りを隠さず描いており、読み手にもその悪手に憤りを感じる。犠牲になった当時の兵員達のことを思うと悲痛です。 第二部は割腹自殺にいたる動機を作者の想像を交えて描かれる。昭和初期の人物、山鹿素行を崇拝し、その図書「中朝事実」を将来の昭和天皇に強要するほどの熱の入れよう、それはやはり異常に偏った考えであり、儒教に傾倒した極めて純粋な、軍人としては最悪の志向の主となった故、という掘り下げに納得感がある。 終盤の切腹シーンは妻、静子の心理も含めとても詳細に語られているが、とても尋常ではなく、心を揺り動かされる。その自殺を世界は驚嘆とともに評価されていることも驚きで、アメリカ軍での模範とされているのもある意味アブナイ話ではある。 自死の朝の写真の不可解さにも一層興味をそそられる。

    2
    投稿日: 2020.02.24
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    「殉死」司馬遼太郎。2019年1月に読了。 「殉死」を読むのは少なくとも三度目だったはず。 何度読んでも、面白く読めるのだけど、印象が淡い。ルポルタージュな趣のある、司馬遼太郎的なブンガク。 乃木希典についての、考察、エッセイ、そして小説。というとても薄い本。 このときに、なんで読んだのか、そのときの自分の気持ちを覚えていませんが、きっとまたその内に読むでしょう。司馬遼太郎のいちばんワクワクする本では無いかもですが、いちばん不思議で気になる一冊かも知れません。

    0
    投稿日: 2019.12.07
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    拾い読み程度。 乃木希典について書かれている。 新たに知ったことは、 ・乃木が長州出身であり、それが昇進に有利だったようだ、とのこと。 ●2022年10月10日、追記。 本作の内容は、次のとおり。(コピペです) 乃木希典-日露戦争で苦闘したこの第三軍司令官、陸軍大将は、輝ける英雄として称えられた。戦後は伯爵となり、学習院院長、軍事参議官、宮内省御用掛など、数多くの栄誉を一身にうけた彼が、明治帝の崩御に殉じて、妻とともに自らの命を断ったのはなぜか?"軍神"の内面に迫り、人間像を浮き彫りにした問題作。 ●2023年4月25日、追記。 ウィキペディアによると、 乃木 希典(のぎ まれすけ、1849年12月25日〈嘉永2年11月11日〉 - 1912年〈大正元年〉9月13日)は、日本の陸軍軍人[1]。日露戦争における旅順攻囲戦の指揮や、明治天皇を慕い、あとを追って殉死したことでも知られる。最終階級は陸軍大将。栄典は贈正二位勲一等功一級伯爵。明治天皇より第10代学習院長に任じられ、迪宮裕仁親王(昭和天皇)の教育係も務めた。人々より「乃木大将」や「乃木将軍」と呼ばれて深く敬愛され、「乃木神社」や「乃木坂」にも名前を残している。

    6
    投稿日: 2019.05.04
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    久しぶりの司馬遼‼︎ 幕末から明治を生きた乃木希典。 相変わらずのしつこいほどの余談と描写(フィクション含⁇)に人物像がどんどん浮かび上がり、あまり馴染みのない明治時代でも興味が止まらなかった。 乃木希典。 幕末前後の長州の奥の奥の信念を持ち続けた人物ならではの『劇的』(作者談)な人生、人物像に深く感じ入るところあり。

    0
    投稿日: 2019.03.17
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    "司馬遼太郎さんの本。乃木希典さんは、日露戦争の英雄として記憶していた。靖国神社脇にある遊就館の展示イメージが強烈に印象に残っている。(乃木希典大将は戦死者ではないので、靖国神社に御霊はない。) 本作品では、軍事としての能力が著しく欠けており、家系、人脈、人柄から陸軍大将という地位にあり、日清戦争時に第三軍司令官として旅順、203高地へ赴任したとある。結果的に多くの戦死者を出すことになる難攻不落の要塞攻略に、正面突破の命令しか見いだせなかった無能な軍人として描かれている。 歴史は語る人により、見方が大きく変わるものである。多くの書物を読むべき理由のひとつがここにある。"

    0
    投稿日: 2018.11.25
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    「坂の上の雲」の主要人物として登場する乃木希典のその後を描いたスピンオフ作品。 司馬遼太郎による軍人、乃木の評価は著しく低い。「坂の上の雲」でも本小説でも、日露戦争の対旅順要塞での無策ぶりの描写は痛烈だ。 そもそも乃木という人は、軍に求められるのは戦略や戦術ではなく精神主義と考え、軍司令官として自身の失敗を「自死」で片付けようとする傾向にあった。そんな人間は軍を含めて、組織の管理者としては無責任すぎて、不適切だ。が、外部の国民や天皇からすれば、彼の死を恐れない部分が軍人としての潔さ、カッコよさに見えた。 そして、乃木は夫婦そろって明治天皇の後を追って殉死する。日露戦争では2人の息子を亡くしている。一族をあげて日本に殉じた乃木将軍は神の存在となる。 この軍神乃木の存在が、日本軍の悪しき精神主義の基礎となり、昭和の戦力や戦局を無視した戦争につながった。著者が「坂の上の雲」から一貫して乃木の無能をたたき続けた理由はそこにあるんだろう。

    2
    投稿日: 2018.11.12
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    事実誤認の多さが、今では批判されているらしい ウィキペディアなどで調べてみてください しかしまあ娯楽小説ですから 日露戦争の旅順攻略戦において、六万もの犠牲を出した乃木希典は 今なお愚将との謗りを受けることが多い ただ実際の問題は 当時すでに、半ばお飾りの大将だった乃木自身のことよりも 参謀の伊地知幸介らが、己の固定観念とプライドにとらわれすぎて 外野の意見を聞かなくなっていた点にあった 損害が大きくなって、やむを得ず大本営の進言を受け入れたが それを上手く生かすこともできないまま 結局、児玉源太郎においしいところをさらわれる格好となった マクロな観点で戦場を眺めわたす目を、伊地知が持ち得なかった一方 乃木はある種の忍耐で、その独走を追認・放任した ただし、旅順攻略の見通しを甘く見積もったのは大本営も同じであり そのことが初期方針を大きく誤らせたのも事実だろう 結局は、空気に流れた人々の責任を負わされただけ そう言えないこともない そしてその報酬が、乃木の神格化だった 自己陶酔にも似た忍耐と、敵将への丁重な扱いが美談にされた それは、「弱い父親」への同情混じりの信仰 封建的というのでもない 自己憐憫に支えられた逆さまのファシズムであり すべての「無能な働き者」たちに、生きる勇気をもたらすもの 乃木と共に仰ぎ見る天皇のもとで 彼らはたしかに、時代を形成する一部分たりえたのだった

    0
    投稿日: 2018.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょうど坂の上の雲を読んでおり乃木将軍の人となりに 興味を持ったということと、中学の時に国語の教師が明治帝の崩御の際に 殉死した軍人がいたということとその時の描写を授業で語っていたのを 意外と強烈に覚えていたので乃木大将がなぜ殉死(しかも奥さんを伴って) へと向かったのかを知りたくて読んでみました。 ただ、司馬遼太郎は一貫して乃木希典という人物に批判的なので 坂の上の雲と殉死しか読んでいないのでは司馬フィルターを通してしか 乃木希典という人物を捕らえていないことにはなるのですが この本自体は様々な人の証言や状況証拠から経緯を追っており 読み応えがありました。 陽明学の流れを組んでの殉死だとは思っていなかったのですが 説得力のある分析だなぁと思いました。 結末は分かっていながらもその悲しい結末へと向かっていく過程を 知りたくて夢中で読み漁ってしまいました。

    0
    投稿日: 2018.02.04
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    坂の上の雲のスピンオフ版 または外伝と言ってもよいかもしれない乃木希典の人生の本。 司馬遼太郎がこれでもか!くらいに乃木希典の事があまり好きではないのが伝わる(坂の上の雲もそうだったけど) なんかあれだよな、終始不器用な人だなという印象しかないかも。 旅順攻略もそうだし、その後の生活でもそうだし 明治天皇のあとを追って亡くなるのは それはそれで美しいのかもしれないけど なんか同時に滑稽だなとも思った。私は。 美的価値は本当に人それぞれだな、と。 乃木神社はいったことあるけど、乃木邸はまだなので 今度ぜひ行きたい。

    0
    投稿日: 2017.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日露戦争で日本の軍隊を指揮した実在の人物乃木希典をテーマにした小説。もともと別の作品の「坂の上の雲」でどういった人物かは知っていたが今回の作品はより軍人として生きた人間像を浮き彫りにして単なる英雄として描かれがちな人物に対して一種の異常性をも含めてより興味を持った。

    0
    投稿日: 2015.08.16
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    乃木希典に対し、司馬遼太郎は常に厳しく、突き放した態度を取っていますが、「要塞」は二百三高地の奪取を目指した乃木の苦悶と愚かさを、「殉死」は自己の一生を不遇と見ていた乃木が明治天皇の大喪の礼の日に見事に自決を果たす姿を、それぞれ淡々と描くもの。余韻が残る。

    0
    投稿日: 2015.07.30
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    ひとりの不幸な人生を垣間見てしまった気がする。司馬遼太郎の人物を描き出す力は凄いと思った。またこれが史実なら、日露戦争で戦死した人はいかに不幸なことかと思ってしまう。

    0
    投稿日: 2015.05.24
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    作者はこれを小説でなく事実としているが、やはりこれは物語でしかないと感じます。作者の怨念によって書かれたんだなぁと。乃木さん好きには複雑な内容。ただ、そうと分かりながら読んだので不満はありません。どんな酷評も、乃木さんの弱さを含め好きな私にはある意味良い作品でした。

    0
    投稿日: 2015.01.07
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    小説らしからぬ小説。事実の積み重ねに重きを置いているように見え、まるで伝記みたい。だが、旅順攻略の際に児玉登場などあるので、やっぱり創作が入った小説なのだろう。 読後いろいろ疑問がある。あまりにも乃木は本書で無能呼ばわりされているが、そんなにも無能な乃木がなぜ三軍を率いるほどの大役を任され、また任され続けたのか。たぶん結構な人数が不思議に思うのではないだろうか。長州出身で縁故があったとか明治帝の寵愛だけでは説明が苦しいように見える。もはや50歳代の老将軍にとって縁故は関係ないだろうし、国家存亡に際して明治帝の意向で指揮官が簡単に決まるような明治国家でないことは司馬遼太郎が一番知ってることではなかったか。 これは本当に私の独断と偏見だが、司馬遼太郎は乃木希典に非常に屈折した思いを抱いていたように思う。乃木が発する軍人精神は、自身の軍隊生活と関係して司馬遼太郎の最も嫌う性格のひとつである。東郷平八郎の洒脱な講義の描写は乃木の描写とは対照的に好意を感じる。一方で陽明学徒としての乃木を肯定的に描いているように見える。理論より実践、結果よりプロセス、実利より様式美。たぶん司馬遼太郎はこういう性格は嫌いじゃない。まるで陽明学者みたいな主人公を数々の小説で活躍させてきたのだから。 結果この不思議な「殉死」という小説ができたのだと思うとき、改めて自分自身が司馬の虜であることに気づく。

    0
    投稿日: 2014.12.27
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    司馬遼太郎曰く、乃木希典は愚将。 だが、文人ではあるらしい。 陽明学などのバックボーンも紹介し、 殉死に至る心境の経緯を描いている。 メモのような書き方ではあるが、 おそらく司馬遼太郎で補完しているところもあり、 史実というより小説のような読み物だと思う。

    0
    投稿日: 2013.10.02
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    乃木希典。日露戦争で苦闘したこの第三軍司令官、陸軍大将は、輝ける英雄として称えられた。戦後は伯爵となり、学習院院長、軍事参議官、宮内省御用掛など数多くの栄誉を一身に受けた彼が明治帝の崩御に殉じて、その妻とともにみずからの命を断ったのはなぜか。〝軍神〟の内面に迫って、人間像を浮き彫りにした問題作。 ”坂の上の雲“のサイドストーリーと言う印象で読み進めていった。坂の上の雲を読んでいる時は、第三軍に対して何をやっているんだと腹がたった。 この本を読んで、乃木希典という人は軍人としては能力は無かったかもしれないが、日本の武士道を体現したことで水師営での見事な会見を行い、日本国の評価を高めることができた。これは乃木希典だからこそ出来たことであろう。 明治天皇との信頼関係が強いことは知っていたが、昭和天皇と関わりが深かったことは新鮮な驚きだった。

    0
    投稿日: 2013.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    坂の上の雲でこれでもかと乃木将軍の無能ぶり書いた著者が、さらに書く。明治天皇との濃い関係や、形式にこだわる部分、殉死として海外でも報じられた事など、読んでいていやになる事ばかり、そしてこれが陽明学徒の生きざまと書かれてはなおさら読む気がしなくなる。乃木将軍の陽明学の理解は間違っていると思う。

    0
    投稿日: 2013.07.13
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    乃木希典の一生を冷ややかな筆致で描く。日露戦争のくだりは『坂の上の雲』を読めばいいとして、後半部、明治帝の崩御に殉じ妻と自死する場面だけでもこの本は読む価値がある。 『坂の上の雲』では触れられていなかったが、乃木希典の陽明学への傾倒についての言及と考察が興味深い。陽明学派にあっては、【おのれが是と感じ信じたことこそ絶対真理であり、それをそのようにおのれが知った以上、精神に火を点じなければならず、行動をおこさねばならず、行動をおこすことによって思想は完結するのである。行動が思想の属性か思想が行動の属性かはべつとして行動をともなわぬ思想というものを極度に卑しめるものであった。】 物事に客観的態度をとり時に主観を合わせつつ物事を合理的に格物致知しようとせず、おのれが道が常に正しいとする考えは学問というより宗教ですらある、と司馬は断じる。 そーいや、自分の価値観や前提を疑わない人って、人の話を聞かないのに加えて、妙に行動的なところがあるよなぁ。思想と行動を一致させることが正しいと思ってるとこもあるなぁ、と思ったりしました。74点。

    0
    投稿日: 2013.04.15
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    高校生の頃、「坂の上の雲」を読んだ。秋山兄弟や啄木のことより、バルチック艦隊のことより、乃木将軍の無能ぶりが印象強かった。 最近では、それほど無能ではなかったとする研究もあるようだが、どうなんだろう。 読書している感じは普通の司馬遼太郎作品とさほど変わらないが、司馬さんは小説以前の覚え書として書いたとしている。主人公に感情移入したくないということだろうか。 旅順攻略については参謀、伊地知幸介も酷いのだが、やはり屍が累々と重なったのは乃木将軍の所為だろう。砲撃の当たりそうな処にフラフラ出ていこうとする自殺行為も度々。こんな困り者を死なせまいと何故か山県有朋や児玉源太郎は助けの手を差し出す。 日露戦争後は明治帝の心情的な従者であったという。ひたむきに誠実でることが、おかしみになり、天皇から愛されたという。そんな天皇と乃木将軍の関係は本書で初めて知った。 そして殉死について。司馬さんは淡々とその事実をルポしている。陽明学の影響なども取り上げているが、自身も共感してはいないのだろう。 何か奇妙さばかりが胸に残ったようだ。

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    投稿日: 2013.03.20
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    司馬さんは乃木さんの事を冷めた視点で辛口で綴っていたけど、乃木希典という人はやはり凄い人物に思えた。 自決当日の写真は、衝撃的。 薄い本だけど、とっても中身の濃い一冊。

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    投稿日: 2012.12.06
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    昭和の井上大将が嫌いそうな軍人の典型。 ステッセルの降伏調印に際して、帯刀を許可し且つ海外記者団にその模様を撮らせなかった話は、武士道らしい美談である。 明治天皇に殉死した背景として、陽明学が影響しているのは初耳だった。 殉死による警世精神が、夏目漱石のこころでも明治精神の終了として描かれている。また逆に後の日本陸軍の象徴的存在とされたのが、大戦の悲劇を生み出したとも読み取れる。 司馬遼太郎さんの言う通り、色んな意味で「劇的」な人であると感じた

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    投稿日: 2012.11.05
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    日露戦争の第三軍司令官:乃木希典の半生を描いた作品。乃木希典は「坂の上の雲」において無能指揮官として司馬氏にボロボロに描かれていたことを鮮明に覚えている。おりしも今月からNHKスペシャルドラマにて「坂の上の雲 第三部」が始まることもあり、乃木希典という人物についてもう少し知っておこうと手に取ってみた。 本作品においても中核は日露戦争の描写であり、「坂の上の雲」の焼き直しのような内容だった。まぁ一度しか読んでいないし、良い復習になった。しかし、これだけ無能呼ばわりしていた乃木希典を、単独で主人公化したのは何故だろうかと考えてしまう。思うに、司馬氏は乃木希典を指揮官としては無能と評価しつつも、劇的な思想家・精神家としての生きざまに惹かれたのではないだろうか。能力とは別次元の人間の面白さというか…。 実際、私も乃木の頑さに興味をひかれた。例えば制服着用の件。軍人はその制服の名誉を重んじ、常に制服を着用することによって挙措動作や礼節も軍紀から逸脱することがない、すべて制服着用が根源になる、として、軍服を日常着用し、帰宅しても寝るときも脱がないという徹底したもの。まずは形から入り、その美の信徒となって精神を宿すというものであろう。私には真似出来ないが、何か惹かれるものがある。 また、乃木希典が思想としていた陽明学について勉強になった。受験で日本史を勉強していた頃、その名前と数人の学者(中江藤樹、熊沢蕃山、山鹿素行)くらいしか知らなかったが、本作品では詳しく内容を説明してくれた。物事に客観的態度をとり、ときに主観を合わせつつ物事を合理的に格物致知してゆく朱子学に対し、陽明学は己が是と感じ、真実と信じたことこそ絶対真理であり、それをそのように己が知った以上、精神に火を点じなければならず、行動を起こさねばならず、行動を起こすことによって思想は完結する、というもの。赤穂浪士討ち入りも、大塩平八郎の乱も、吉田松陰渡航未遂も、この陽明学が背景になっているという論理は初耳だった。大塩平八郎の乱で言えば、飢民を見て憐れみの情を起こすまでが朱子学、陽明学の場合は直ちに行動し、それを救済するというもの。なるほど、江戸幕府から危険思想視される訳だ。乃木希典が明治帝崩御に殉じて命を断ったのも陽明学が背景にあるためか。勿論、著者なりの考え方ではあるだろうが、納得してしまった。

    0
    投稿日: 2012.09.21
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    本文より、筆者はこの書きものを、小説として書くのではなく小説以前の、いわば自分自身の思考をたしかめてみるといったふうの、そういうつもりで書く。とあり、司馬遼太郎節全開の小説。坂の上の雲読了後で理解が深まると思います。

    0
    投稿日: 2012.08.25
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    チョットずるして先に読んだけれど、やはり坂の上の雲を読んだ上でこの本を読み、司馬先生の乃木将軍に対する諸々を読み解かないといけないですね。

    0
    投稿日: 2012.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なぜ乃木大将が殉死したか、ということで買った初司馬作品。 何度も挫折したが、S先生が「軍人の学がなくなってきてから戦争に弱くなった」発言から再挑戦。自分の美学に酔った勘違い大将な感じ。 無能だけど明治天皇に愛されたのは本人にとっても僥倖では。

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    投稿日: 2012.08.06
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    トルコに行ったときに「ノギショーグーン!」とおじいさんに言われた。 「日露戦争に戦争に勝ってくれてありがとう」と。 でも、今26歳の私はそのへんの日本史をもやもやとしか習っていない。 私の友達にも「乃木将軍わかる?」と聞いたところ、 かなり高学歴の子でも「・・・・いたかも」という感じ。 世界にインパクトを残したヒーロー、 日本の今の若者の歴史から消えた 乃木将軍の空虚さが小説にも滲み出ています。

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    投稿日: 2012.06.18
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    坂の上の雲を読み直したいと思ったが、ボリュームが多いので読んでみた本。坂の上の雲を思い出すような内容が前半にあり、後半は乃木将軍の心の屈折について書かれている。 内容の真偽は分からないが、劇的な生涯を送った人だと改めておもわされる。司馬遼太郎の解釈としては、やや乃木に否定的なスタンスをとっているため、いつもの爽快感が無い。

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    投稿日: 2012.04.05
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    乃木希典に関する司馬遼太郎の思考整理のメモのようなもの。 陽明学、明治帝、児玉源太郎、軍旗、静子、自己精神、旅順、息子…

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    投稿日: 2012.02.27
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    乃木将軍に焦点をしぼった小説、というか随筆? 悲劇の人格者といった見方と、「坂の上の雲」で描かれていた無能っぷりとの差が気になって手にとったけど、読み通すほどの興味が持続できず、途中で放り出しました… 志村有弘「将軍・乃木希典」なんかとあわせて読むといいかも。

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    投稿日: 2012.01.13
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    日露戦争の英雄、乃木希典について、司馬遼太郎が悩みながら書いてる本。 司馬による乃木評は、大方以下のようになるかと思う。 ・西南戦争・日露戦争など、失敗した時に死にたがる癖がある。 ・やたら死にたがるのは、陽明学的な性向があるから。 ・戦術を学びにドイツに留学したはずが、精神美に目覚めちゃった。 ・軍功・将才がないのに、明治帝・藩閥首脳に気に入られて出世。 ・本人は能力がないという意識はなく、むしろ不遇だと思っていた。 ・明治帝個人の郎党という意識が強固。帝もそれを愛した。 とまあ、この人の価値は「精神美」の一点に尽きるとでも言わんばかり。 疑問なのは、初の近代要塞戦に充てられちゃったゆえに過小評価されている軍略の才と、常に精神美に走りたがる性向の2つ。特に後者。 ポーズに走るのが興じた結果が殉死だとしたらどうだろう、と思ったりもする。

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    投稿日: 2012.01.05
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    日露戦争の司令官を経たのち、明治天皇の崩御に際して妻と共に殉じた乃木希典。 無能と呼ばれた司令官時代、軍旗を守れなかったことに死ぬまで責任を感じ続けた男の生と死を鮮やかに紙上に蘇らせる。 良書。 終盤なんかは三島由紀夫の『憂国』を思い出すね。

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    投稿日: 2011.12.10
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    2011/12/9読了。どうも乃木は好きになれない。晩年の西郷と似た感じ。しかし六十有余歳で割腹自殺、しかも介錯なしとは恐れいる。作法通りの十字だったらしいし…凄い。

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    投稿日: 2011.12.08
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    乃木希典を中心に、静子夫人との殉死までを描いたもの。日露戦争の乃木将軍の立ち居振舞いは、坂の上の雲と同じ。戦後に、明治天皇の寵愛を受けてからの話は初めて知った。静子夫人は最後に何を思ったか。無念なのか、それも含めた自分の人生なのか。乃木家の話を六本木のスタバで読んでました。

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    投稿日: 2011.10.29
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    世の中、こんな人物がいてもいいんじゃないかな? と思った。 ちょっと評価はしずらい。 哲学的分野に近い・・。

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    投稿日: 2011.07.20
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    私的に納得できない部分が多々あったため途中で読むのをやめた。 司馬はこの作品を「思考材料」や「覚えがき」と表現しているが、一次史料からの引用箇所はほぼ見受けられず、創作の部分が目立つ。 評伝なのか小説なのかはっきりしてもらいたい。

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    投稿日: 2011.06.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軍人としては無能な、しかし詩の才能がある乃木希典。それは旅順要塞攻略に六万人の犠牲を出したこと、最終的に児玉源太郎の登場で奪取できたニ○三高地を爾霊山と表現したことに表れている。 一方で軍服を着たまま寝るという軍人として異常なストイックな面を見せる。その異常さは明治帝の崩御に対して殉死するという形で沸点へと導く。その際の理由は米国の陸軍士官学校の教科書にも採録されているとも。 「坂の上の雲」と読み比べるといいと思います。

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    投稿日: 2011.03.27
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    司馬遼太郎さんの本を読むのはこれが初めて。 この文庫版では、最後のページに文中で紹介されている写真が掲載されていますが、内容をしっかり読んだ上でこの写真を見ると色々と考えさせられるものがありますね。 重たい内容ではありますが、読んで良かったと思える作品でした。

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    投稿日: 2011.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    坂の上の雲を読んで、読んだ本。 乃木はある意味「ラストサムライ」だったんでしょう。 …でも兵隊さんとしてはちょっと困っちゃうなー(笑) 映画の二百三高地と合わせてみると、ますます胸に迫るものがありました。 …私は個人的に奥様がどう感じていらっしゃったのか知りたくもあり…(笑)

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    投稿日: 2010.12.25
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    土方や龍馬や秋山兄弟と明らかに扱いちがうよね、もうちょっと主人公に愛情注いであげていいと思いますよ? 乃木が愚将だったとか伊知地が使えなかったかとかは置いといて、私は乃木さんすきです。 はた迷惑過ぎるまでのストイックさは真似出来るものじゃない。不器用な生き方って美しいと思います。 児玉に静子夫人に、あとここに含めていいのか微妙ですが明治天皇と、なんだかんだでで乃木さん周りの人に恵まれてますね。

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    投稿日: 2010.11.16
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    <印象に残った点>  ・歴史の出来事は、当時の価値基準で照らし合わせて考証すべきである。歴史の出来事を当時の価値ではなく、現代の価値基準によってはかることは、短慮としか言いようがない。  ・陽明学とは→目的(本質)はその行動そのものにあり、目的達成の如何及び結果は問わない。行動のみが求められる。

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    投稿日: 2010.11.14
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    6/27:これは非常に悲しい話です。実力が伴っていないのに、時勢と血筋で祭り上げられ、御輿としてかつがれた乃木さん。もっとひっそりと暮らしたかっただろうに... 西南戦争の時から如何にして自分のポリシーに合った死に様に出会うかということばかりを考えていたのでしょう。寵愛されていた明治天皇と共に殉死するという事は明治天皇への想い、というより、自分にふさわしい場面だった、ということに他ならないと思う。 ---------------------------------------------------------------------- 6/24:乃木さんの話って事で読んでみる。小説という形式ではなく、司馬さんの考える乃木さん感のような感じです。前回この形式の「空海の風景」で挫折しただけに、すこし不安です...

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    投稿日: 2010.06.24
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    乃木希典の割腹自殺が ‘先生’が自殺に踏み切るきっかけとなっている。 一種のカリスマ性が 乃木には備わっていたのだと改めて思う。

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    投稿日: 2010.05.06
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    これを読んで、乃木希典は形の美しさにこだわって賞賛されたけれど、軍人としては無能だったという「形だけの人」のイメージを持ったけど、実際はどうなんだろう。もっとドラマチックに書かれているのかと思ったら、すごい淡々としてた。

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    投稿日: 2010.03.17
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    乃木さんについては愚将というより、自分の美意識にがんじがらめになって動きが取れなくなった人、といった解釈で描かれている。その「美しさ」が人気のもとなのだろうけれど、ずいぶんとはた迷惑でもあるのもわかる。

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    投稿日: 2010.02.23
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    夏目漱石の「こころ」に出てきますよね。 それで乃木希典という人を知り、気になっていたので読んでみました。 自己演出の人なのですね。

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    投稿日: 2009.12.11