
夢顔さんによろしく(下) 最後の貴公子・近衛文隆の生涯
西木正明/集英社
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総合評価
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powered by ブクログ政治家を目指していただけあって、コミュニケーション力の高い人だと思った。シベリア投獄中にロシア語、そして中国語までを学ぶ。10年もの投獄生活の中でソ連スパイになる交換条件での帰国という選択肢の拒絶、そして薬物投与を受けての突然死疑惑。戦中、戦後の極秘文書が明らかになって、さらにこうした事実が公になって来て欲しい。 近衛文隆の手紙に出ててくる「夢顔さん」。読み進むにつれて自分でも謎解きするように 中国語の音を当てはめているのではないかとか、ロシア語ではなどと西園寺氏に行き着くまで、推理に遊んだ。戦後10年ほどたったあとの日中関係がすでに中国側が優位に立っていることを知った。
0投稿日: 2013.02.24
