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新・都市論TOKYO
新・都市論TOKYO
隈 研吾、清野由美/集英社
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総合評価

45件)
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    汐留、丸の内、六本木、代官山、町田について、それぞれの街の成り立ちや特徴が紹介されています。 ・汐留は、不況期に切り売りされて統一感の無い街。 ・丸の内は、働くだけでは街としての価値が上がらないので、仲通りの仕掛けで商業的に成功した街。三菱グループの力を感じる街。 ・六本木は、森稔のアーバンニューディール政策でできた街。オフィス、ホテル、商業、シネコン、テレビ局、広場、庭園を複合。 ・代官山は、地主の朝倉家と建築家槇文彦の余裕が感じられる街。 ・町田は、JRのリアルと私鉄小田急のバーチャルが入り交じった街。

    0
    投稿日: 2022.04.13
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    東京の、それぞれの箇所の独特な雰囲気を言語化してくれる。建築に疎くてもへーってなる。 隈研吾ってやっぱり面白い人なんだよなー

    1
    投稿日: 2020.03.28
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    東京の都市論。街をどう見るのか? 隈研吾と清野由美が対談し、歩きながら感じたままを話す。 こうやって都市を見るかと、面白い視点が与えられた気がした。もっと、都市には、物語が埋め込まれていると思った。 汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。 都会に立つ高層ビルは、オフィイスビルが多い。 汐留のダメダメ感は、なんとなくわかるものがある。 統一性やコンセプトがなさすぎると思う。 それは、ある意味では、機能的で、味気ない空間と言える。 とりわけ、東京駅から丸の内の界隈は、息が詰まりそうな空間である。ビジネスの戦場という殺伐感があるかなのか。 街並みに感じる「風情」を削ぎ落としたというか、喪失した空間。 しかし、三菱地所の本社が、実に目立たないところにあるのも、日本の奥ゆかしさなのだろうか。 六本木ヒルズは、森美術館に行くだけで、あまり感じなかったけど芸術家の経営者が、作ったという言い方は、面白いかもしれない。確かに、そのビルのフォルムは、存在感があり、異様な雰囲気がある。 代官山は、槇文彦というサラブレッドが、代々の地主と噛み合って、時間をかけたまちづくりになったというのを見て、一度行ってみたい。 町田も、一度も行ったことがないので、街を見に行こうと思う。 渋谷、青山、品川、秋葉原などについても、二人で歩いてみて、新たな視点があると面白いな。 肩の力を抜いて、建築に興味を持つきっかけにはなる本である。

    1
    投稿日: 2020.03.18
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    約10年前の出版であり、現在の渋谷再開発等の最新情報は載っていないものの、都内で馴染みのあるエリアの再開発経緯や街並みの対比が成されている。私自身も体感した「汐留の建物の不統一感」「代官山の独特の雰囲気」「新宿副都心の無機質さや不便さ」等、筆者が実際に歩きながら、理由や背景をレポートする形式は興味深く読めた。

    0
    投稿日: 2019.09.14
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    先日本屋を訪ねたとき、社会的なつながりに焦点を当てた書籍を紹介するコーナーがあり、数冊買いあさったのだが、その中の一つ。隈研吾氏がどんな人物か関心があったので読んでみた。 感想としては、芸術家や建築家の言っていることってわかりにくい… 色々断定的に言い切っているが、必ずしも芸術的観点で語っているのか、学者的社会視点で語っているのか、わからなった。

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    古い本だけど、著者がそれぞれの街をよく知っている感じが良かった。知っている場所について書くべし。と改めて思った。 まぁ知ってると思ってはいけない、みたいな話に最後なるのだけれど。パラダイスなき今、ストレンジャーを気取ってもいられない気がする。

    0
    投稿日: 2018.08.05
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    都市計画という分野はなじみがなかったが、具体的な地名をあげながら、隈研吾の講義が聞けるというお得な内容。実際に自分で汐留を歩いた時の違和感は、この本を読んで納得した。注文点は2点。対象の地図を書いてほしい。その方がより理解が深まる。もう一点は隈研吾の聞き手のおばさんが何かと偉そうなこと。逆にそれをうまく受容している隈健吾のふところの深さが感じられた。

    1
    投稿日: 2015.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの通り、現在の都市、都市開発について論じた本。 納得感のある話がたくさんあった。 <メモ> ・都市の巨大化は資金獲得の手法を激変させ、資金調達のテクノロジーが飛躍的に発展した。複数の主体から調達しなければならなくなった。一人のクライアントが建築家のデザインを評価して設計を依頼するという古典的関係性は過去のものとなった。顔の見えない複数の投資家から集金するために必要とされるのは、創造性の芸術家ではなく、すでにブランドとしてエスタブリッシュされた建築家。投資家は芸術品に対しては投資しないが、ブランドに対してならば割高でも安心して投資する。都市のイメージを決定するほどに重要な大プロジェクトであればあるほど、このようなやり方をせざるをえないのが今の時代。 ・逆向きの都市計画。ルールや資本という媒介を用いずに直接自らの生活をデザインする。生活の場がおのずから都市という形をとる。生活とデザインが密着している状態。 ・フランス人の得意。よその国の才能を買って、加工して、世界へうる というプロデュース力。アメリカ人もプロデュース力が高いが最終到達点がカネ。フランス人は文化として国家戦略にまで高める。 ・都心の再開発と一般人を結ぶ接点は飲食を含めて「買い物」につきる。 ・日本人は都市から「村」を排除してきた。現代は「村」が持つノスタルジーこそが余裕の証となる。 ・伊藤滋による四つのゾーン分け  北は明治維新の負け組の居住地。貧しい農民が住み着いた場所。南は明治維新の勝ち組(薩長)の居住地、近代的価値観を持つエリートの場所。西半分は地形的にも山の手で武家的。東半分は下町的。その組み合わせにより西北を「学者ゾーン」東北を「職人ゾーン」西南を「実業家ゾーン」東南を「商人ゾーン」と整理した。 ・最も有効なリスク管理。それは歴史の継続性とクリエイティビティ

    1
    投稿日: 2014.12.02
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    容積率移転についての話が面白い。あと、森ビルが六本木ヒルズを開発した過程についてもっと知りたくなった。

    1
    投稿日: 2013.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     成熟期の都市にはどんな都市計画がふさわしいのか。都市計画がいるのか否か。汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田の5つの街をとりあげ、それぞれの開発経緯と特徴をまとめる。それらの事例から都市開発手法を概観し、「逆向きの都市計画」「草の根のスローな都市計画」の時代であることを示唆する。

    1
    投稿日: 2013.07.24
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    建築家隈研吾とジャーナリスト清野由美が東京の汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田と北京について議論を交わす。日本の都市、経済、建築における課題を語っている。

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    投稿日: 2013.07.19
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    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田の5章+北京から構成され、各章は隈研吾氏による解説とジャーナリスト清野由美氏との対談 だって

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    投稿日: 2013.03.30
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    ※自分用メモ 【出会い】 ブックオフにて。 いまどきの東京論もと思い。 【概要】 都内5か所と北京について、隈研吾の概説とジャーナリスト清野由美の対談。 【感想】 思った以上にエキサイティングだった。 表面的な意匠だけではなく、ファイナンス面からの話は興味深い。 結局いまの時代、「都市計画」なんてあってないようなものなのか。 庶民の生活感覚をベースにしたとき、こういう大資本を投入した話より、コミュニティレベルの活動の方がこれからはおもしろい気がする。 大プロジェクトのレビュー中心というのはそれなりに、十分におもしろかったが、東京の都市論といったときに「地区」=「都市」という単位ではなく、それらの結びつきの総体としての東京論もあればな、というのは一読者の欲。

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    投稿日: 2012.10.26
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    <汐留> 誰もリスクを負えないので分譲してコマギレとなった再開発 邪魔な電通本社ビルによって海風が通らないなど悪評高い <丸の内> 働くだけの街ではなく住んだり遊んだりできるよう三菱が仕切った再開発 復元される三菱一号館 古いビルを壊して古いビルを作る矛盾 <六本木ヒルズ> 400人にも及ぶ地主を説得し用地を確保  貸しビル業の限界を強行突破した森ビルによる再開発 天才が発想した円環構造の街 <代官山> 大地主朝倉家と建築家槇文彦のタッグによる「余裕」の再開発 猿楽塚やHIGASGIYA 裏通りも魅力 <町田> リアリティのJRとファンタジーの交錯する街の再開発 郊外かと思うけどそこから出なくても全 部済む的な街ひなびた方にはラブホとかちょんのまとかあるな <北京> シナの再開発 空前の建築ラッシュに沸き混沌としているがエネルギーが充満している 建築家と素人による対談集である 上記の"街"に行ったプロと素人 プロが語り、素人がつっこむ形式 鋭いつっこみなので、さまざまな街づくりについてよく理解できる地図がついてないからGoogleストリートビュー見ながら読んだつけたほうがいいな(笑)

    0
    投稿日: 2012.09.03
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    東京という街が今後、どう発展し、変化していくべきかという問いからこの本を読んだ。著者は日本を代表する建築家、隈研吾氏。 最も興味深かったのは、都市がテーマパーク化しているという件。日本には統一された様式の都市はない。そこで日本人が求めたのは、海外の街並み。ヨーロッパの街並みを見るために海外旅行をした。そして、もう一つがテーマパーク。統一感のあるディズニーランドでバーチャルな街並みを楽しんだ。 しかし、いま再開発などで新しく作られる街並みは、このテーマパークの様式だという。 本物の街に似せて作ったテーマパーク。逆にそれを真似て、本物の街を作るという矛盾。 そもそも都市とはカオスである。統一されているのは、日本では村である。 東京はカオスだから面白い。そこからスタートして、カオスのなかにゆるやかな秩序を生み出せるかどうか。東京の進化はこの点がカギなのではないだろうか。

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    投稿日: 2012.08.25
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    建築家によくありがちな抽象的な話もあるけれど、都市開発の経済の面も書いてくれているから建築から遠く離れた私には興味深く読めました。  都市デザインの話も面白かったけれど、デベロッパーやゼネコンの思惑渦巻くところとかの話が面白かったです。  汐留、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、代官山、丸の内、そして町田。何故か町田。それぞれの土地の履歴書みたいな感じで。  町田にビビッと反応している隈さんだけれど、中国への接近を正当化するためのブラフかと。 建設業界の仕事をわけわけする体質が旧時代的だといわれているけれど、その体質が世界一の施工管理技術を守っているとも言えるので、 一番売りにできるところをスポッと抜かれてしまいそうで怖い。 建築している皆さん、頑張ってください。

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    投稿日: 2012.07.30
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      隈さんの以前読んだ本がおもしろかったので、最近の新書を買って読んでみた。  隈さんと清野さんが、東京都心の大規模開発、汐留、丸の内、六本木ヒルズ、ミッドタウンと、郊外の町田をみながら、放談をしている。  その放談を読みながら、思ったこと。 (1)汐留の乱雑な建築設計をみて、マスターアーキテクトがいなことを理由としており、さらに、マスターアーキテクトがあれほどの大規模な開発だと政治的にも受け入れられないと話が進んでいる。  そうだろうか。今、復興計画の対象となる高台団地などは、マスターアーキテクトが、復興という緊急事態だから入り込めるのだろうか。是非、自然を生かした設計を全体を通してやってほしいと思う。その余裕が市町村にないとしたら、次ぎにどんな施策があるのだろうか。 (2)代官山の裏や町田の駅裏の猥雑さを評価する気持ちが十分理解できるが、そのような猥雑さは、実は、開発をしないで、すでにあるまちを活かしていくという発想から生まれるのではないか。建築家の出番は少ないかもしれないが、建物をこわさない再生というのが大事なのではないか。 (3)都市再生本部などで、規制緩和、大規模開発に関係した自分としては、一度時間をとって、大規模開発の結果を歩いて評価してみたいと思う。その中で、失敗したこと、成功したこと、今後の政策に結びつく部分がみつけられるような気がする。  失敗と評価されるものの中から将来の政策が生まれるような気もするし、失敗と評価される開発の自己改善の可能性も見つけられると思う。その意味で、時間の余裕がでてきたら、オフィスをでて、大規模開発の現状を歩いてみたい。

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    投稿日: 2012.03.05
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    読んでいていろいろとつっこみたくなりますが,集約すると,それって結局ものごとを自分の価値観に当てはめてるだけじゃんって点につきます.芸術系の学者さんの新書にはありがちっちゃありがちですが. ただ,対談形式のところに入って具体的な話をするようになってからじわじわ面白くなってきます.あの都市の資金集めの方法はこうだとか,こっちの都市ではこういうい形で町づくりが進んでいったとかとか. でも,それならもっと適切な本もあるように思うので,まぁ,こんなものかと.もっと客観的でぱりっとした都市についての本を探します.

    1
    投稿日: 2011.09.21
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    ヒルズに行く度感じるなんとなくぞっとする空気とか、 おしゃれで洗練された都市だけどどこにいっても個性が無い感じとか、 再開発後の都市への違和感は誰もがかんじる事なのだろうなー。 ま、その違和感含めて結構好きだけども。 そのへんについての色々な事情とかも少しわかったのでよかった。 これを踏まえた上でその都市たちをまた歩いてみたいな。 二人の対話がいちいち辛口で面白かったですw

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    投稿日: 2011.03.31
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    都市に関心のある人には、とにかく面白く読み進められます。汐留、六本木、代官山、町田といった街に対する、隈さんの忌憚のない意見が聞け、非常に興味深く、勉強になります。 また、隈さんと清野さんの対話形式で進むのですが、各都市に対する背景の解説が、しっかりとした取材に基いて作られている為、説得力があり、都市に対する新しい見方を示してくれます。

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    投稿日: 2011.01.09
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    各土地の歴史的な背景とか都市の理想像については勉強にはなったが、とにかくわかりにくい。 地図や建物の写真を載せて欲しい。 土地の名前や建物名を挙げられても、中々イメージしずらいです。 専門書ならともかく、新書で出すならそれくらいの気づかいはしなければいけないと思う。 2008年発行なら、都市計画としてスマートシティに関する視点も書いて欲しいなとも思った。 都市開発の手法を概観する 第一回・汐留 第二回・丸の内 第三回・六本木ヒルズ 第四回・代官山 第五回・町田 対話篇・そして北京

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    投稿日: 2011.01.02
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    東京の都市計画の不条理をくまさんがきり込む本。スカイスクレーパーのデザインとか考えたことないけど意匠より、規制、マスタープランの重要性が問われるのかな?まだまだ勉強不足だ。

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    投稿日: 2010.12.16
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    ★日本の都市計画の限界。それは分かっているのだが‥★隈研吾流れで。現代の日本の都市開発は巨額の資金を必要とするためにリスク管理が最大のポイントとなり、収益性を高めるために容積率を上げ都市としては成立しない、と指摘する。これを「経済的に開くと空間的には閉じる」と表現。その稀な反対例が、朝倉家が自身の資金だけで30年もの長い月日をかけ、優れた坊ちゃん建築家である槇文彦に設計させた代官山だという。これは「経済的に閉じる(自己資金で完結する)と空間的には開く」とする。ただそれも、そのユートピアが皮肉にも呼び水となって代官山アドレスのような巨大開発も引き込み、やはり街を凡庸にしてしまうとのこと。金融とデザインはトレードオフの関係にあるという、至極納得できる分析だ。  ただやはりすっきりしない。ではどうすればいいのか、と。上からの都市計画の無力さは明らかだし、住民参加は飽きるほど時間がかかるうえに資本の論理には勝てない。建築家としては著者のように海外に向かうという選択肢はあっても、暮らす人にとって選べる道ではない。著者はドンキホーテのように信じられないほど長い時間をかけながら日本の再開発に立ち向かう森ビルの森稔を評価する。それは理解できるが、結局バブル臭しか漂わない六本木ヒルズは悲しい。この本の結論も「迷い続けるしかない」とのこと。確かにそれが真実だとは思うが‥。  もうひとつ、読み物としては面白いが、建築家の言葉としてはどうもずるい気がする。その理由は磯崎新への言及で腑に落ちた。70年代の筑波学園都市での磯崎新について、「自身がこの都市はどうしようもないインチキなフィクションだと言って、シニカルな自己否定をしてみせた。(中略)建築家当人がシニカルだと、まわりはそれ以上の批評ができなっくなる。それが磯崎の戦略だった」と説明。これは(読んではいないが「負ける建築」を書いた)隈自身にもそのまま相当するのではないか。  また印象に残ったことを2つ。 ・分析の枠組みが20年前と似ている。たとえば、現実の都市の理想像であったはずのテーマパークを再び都市がコピーしている、といった「逆流」という手法。 ・バロックは壮大さをもって個人を世界につなぐ。

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    投稿日: 2010.10.09
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    東京の再開発エリアを巡りながら建築家•隈研吾とジャーナリスト•清野由美がここはどうだあうだと都市論を語る。建築家は、当然「文脈が•••」的な抽象的な言い回しが多いんだろうなと思っていたが、それほどでもなく、再開発がペイするための金融側の解説もあったり良作。 一方デザインとかライフスタイルを売り物にするジャーナリストと呼ばれる人は薄っぺらい印象だな。

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    投稿日: 2010.09.04
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    都市の魅力とは? 都市が都市であるためには? という問題に対して、建築家で慶應教授でもある隈氏がジャーナリスト清野氏とともに東京のいたる街を訪れながら対話し、答えを探っていく。 景気回復、いやむしろ景気悪化しているこの時代に大規模都市再開発が行われている東京。 六本木・汐留・丸の内などには高層ビルが林立されていく。 このような街は、きれいで華やかで安全なリスク管理が行き届いている。しかし、これが本当の都市の魅力になるのであろうか。必ずとも魅力になるとはいえない。 かと言って、都市を昔のままにすることはできない。 隈氏はリスク管理、つまりリスクの分散や削減ばかり気にして都市開発を行っている東京を批判、いや悲しみの目で見ながら、そういったリスクなどを気にせず、自由に都市を形成していく中国の北京などの都市のあり方を賞賛している。 北京では、とてつもない超高層ビルが建てられている隣では、掘っ立て小屋のような市場があり、誰もが好き勝手に動き生活している。この混沌の中に、隈氏は生命のエネルギーを感じ、北京の将来性を明るく捕らえている。 つまり、都市にとって、長き寿命を得るためには、先端のテクノロジーに一般の人々が生活をつむぐ時間が重ねあうということが必要である。 歴史の継続性とクリエイティビティ。 東京はこれを忘れてしまっているのではないのだろうか。

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    投稿日: 2010.07.18
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    [ 内容 ] 景気回復の実感はいまだ薄い。 にもかかわらず、東京では空前の大規模再開発が進行中だ。 林立する高層ビル、変貌する街の風景。 これは、本当に"東京の再生"につながるのだろうか? 「都市は失敗の集積にほかならない。 失敗を重ねた都市ほど偉大な都市だ」と語る建築家が、二一世紀TOKYOを象徴する、五つのスポットを巡った。 汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田。 そこに見えてきたのは、どんな「失敗」と「未来」の姿だったのか。 [ 目次 ] 都市開発の手法を概観する 第1回 汐留―悲しい「白鳥の歌」が響き渡る二一世紀の大再開発 第2回 丸の内―東京の超一等地に三菱の「余裕」がどこまで肉薄するか 第3回 六本木ヒルズ―森稔の執念が結実した東京の蜃気楼 第4回 代官山―凶暴な熊に荒らされる運命のユートピア 第5回 町田―「郊外」かと思っていたら「都市」だったという逆説 対話篇 そして北京 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2010.05.08
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    六本木ヒルズ、ミッドタウン、シオサイト、表参道ヒルズ、町田。 建築家家の視点で観たTOKYO案内。 とても面白い。 10/01/01-01

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    投稿日: 2010.05.02
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    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田、北京などの都市の特徴が相互比較により分かりやすく説明されています。建築家の視点と一般的な視点の違いも楽しめます。

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    投稿日: 2010.04.05
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    学生の時に購入したものの本棚に眠ったままでした。 いまさら感は否めないが、読まずに持っとくのも気持ちが悪いのでちゃっちゃと読む。 隈さんのいっていることはよくわかる。うん。 再開発や都市計画に関して、隈さんが思うところと私が思うところは似ている(まったくもっておこがましいが。) どれをよしとして、どれがなしなのか、そういう点で。 槙さんが建築界の白州次郎だっていう話だって、ほんとに。 森ビルと丸の内と代官山の章が興味深く、面白かった。

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    投稿日: 2010.01.31
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    清野由美「このビル群は気に食わない〜」 隈研吾「そうかな?素晴らしい建築だと思いますよ」 という構図が面白かった。

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    投稿日: 2009.06.24
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    金融手法の発達・外部経済環境の変化と街のデザインとの関係が興味深かった 面白かったくだり ・証券化の発達により、創造性のある芸術家ではなく、リスクの少ないブランドとしてエスタブリッシュされた建築家が求められる →世界の大プロジェクトは少数のブランド建築家が独占、プロジェクトが大きくなるほどデザインの陳腐化が進む →とりわけ地価が高い東京の再開発プロジェクトで一番大事なのはリスク分散。創造性よりもリスク分散が建築家には求められる ・歴史的な建物が残されると、その対価として街が超高層化する(容積率緩和のテクニック)ex.丸の内 ・代官山(経済的に閉じて空間的に開かれている)と六本木ヒルズ(経済的に開き空間的に閉じている)の対比 ・森稔社長の、肥大化した金融資本と実態をつなごうとする挑戦 ・汐留:バブル崩壊後という不況下→大区画を一括して開発するリスクを負える企業がいない→11街区に分割されて分譲→悲劇 ・隈さんの北京開発プロジェクト

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    投稿日: 2009.04.05
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    個人的な意見だが、汐留とか実際に行ってみるとビルとビルの間にまた(さらに大きな)ビルが覗いていたりしてるし、通りをショッピングしながら歩くっていう選択肢もあまりないから、街を見て歩くのが楽しいって感じられるのが少ないなと感じた。大きな建物に圧倒されて、近くのゆりかもめに飛び乗って汐留から逃げ出したくなったりすることもしばしば(笑)都心にオフィスを集めるのは時代と逆行してるし。 丸の内オアゾと丸の内センタープラザの間の空間とかはけっこう好きなんだけどな。安全な裏道って感じで。

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    投稿日: 2009.03.14
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    また東京ですけど。 建築家隈研吾氏とジャーナリスト清野由美氏の街歩き中の対談を掲載した本。 現在の東京の再開発地区(汐留、丸の内、六本木)を中心に代官山、町田、北京と飛んで話は展開されます。再開発に関する論考は、現在の経済事情、不動産と金融の関係、どうしてもテーマパーク化していく開発を、社会学的な話も含めてわっかりやすく切ってくれていると思います。 個人的には「ブランド化する建築家」という単語にグッと来た、あー、そう言えば良かったのねと。

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    投稿日: 2009.03.03
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    建築家・隈研吾さんの都市論。 六本木ヒルズ、丸の内、汐留の都市開発批判から、 代官山ヒルサイドテラスの槇さんの奇跡、町田のザ・郊外など清野さんと隈さんの散歩の対談なので、すべてが会話口調。 最後に北京まで飛んじゃった。 東京は地価が高すぎて、開発リスクがすさまじいから、面白いこともできないし、建築家も今の役割が限界らしい。 自分の中では、他にもへえと思わせるものが多かった。

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    投稿日: 2009.02.01
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    都市計画の用語を、 事例を通して学べる。 なんで再開発が進むのかもわかった。 中でも汐留の章はおもしろかった。 区画を切り売りしないと再開発できなかったために 様々な業者、プランナーが入り込み、 統一感のないデザインになったのね!

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    投稿日: 2008.12.20
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    現在の建築界に横たわっている大きな問題点、しかも、大学などの教育現場ではみんなが見て見ぬふりをしている大きな問題点をこの本はエグいぐらいにえぐり取っていると感じた。 言い換えれば、見もフタもないことをこれでもか、というぐらいに痛快に切り取っていて、ある種の心地よさまで感じてしまった。建築を学んでいる大学生は、絶対に一度は読んでいた方がいいと思う。もちろんそれで、心が折れないことを祈りますが・・・。 某先生が、今の建築の学生で一番出来がいい子達はみんなデベロッパーに行くんですよ・・・といっていたが、ここで書いてあるような現代の時代の雰囲気をちゃんとわかってる学生は掴んでいる、ということなのだと思う。 それぐらい、現在の(特に大文字の?)建築は“経済活動”と切っても切れない関係である、ということがこの本を読むとイタイぐらいにわかる。造形の前に建築とは経済活動に他ならない、ということだ。 日本の責任を組織でしかとろうとせず、挑戦しない(できない)“サラリーマン”達がつくっていくこの東京が、どのように“調整”され、どのように形作られてしまったのか。その実例を実際の街を頭の中に浮かべながら読むことができ、とてもとてもそれらの景色がより頭に染みこんできた。 東京に来たことがない人、東京の個々の街に詳しくない人には、少々わかりにくいかもしれない。ぜひ、彼らの見たルートに実際にいって、現場に立ちながら読めば、新建築を片手に東京を見て歩くより、ずーーっとそれぞれの地区、ビルの成り立ちが理解できること請け合いである。 結局、都市や建築は大きくて、存在感があるものの、それを作っているのは、組織であり、人間であり、それらの経済活動である、ということが嫌でもつきつけられた気がした。東京の景観をつくっているのは、やはり紛れもなく私たち日本人なのである。 目に見えている景色の背景を想像しながら理解するには、本当におもしろい建築ガイドであると思います。

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    投稿日: 2008.11.03
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    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田、北京などの都市。それらを取り巻く状況や開発にコミットするディベロッパーたちについて、建築家・隈研吾とジャーナリスト清野由美がシニカル&辛口な目線で掘り下げていく都市論。ディベロッパー、ゼネコン・設計会社、建築家の関係や都市計画・再開発の事情や問題点など少しクリアになった。不動産業界の業界研究のために購入したもの。

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    投稿日: 2008.07.15
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    経済の理論で動くしかない現代の都市。汚い街並みとたくさんの問題を抱える都市。でもそんな東京が好きです。

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    投稿日: 2008.06.30
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    都市とリスクマネジメントの相互性を指摘しており、日本人の根底に根付く文化と都市景観の意外なつながりを感じた。

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    投稿日: 2008.05.03
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    汐留、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田、それぞれの都市についての考察と批評が書かれている。私の気になる分野。 バイト先のある汐留が、けちょんけちょんに言われてたのが、ちょっとショックだった。 都市開発は、どの企業が行うかで変わる。JR沿線の都市がリアルで、私鉄がファンタジー。両方にまたがる都市の町田がおもしろい、という考え方は、専門家ならではで、おおーと思った。私の家から一番近い町田の魅力に、気付けてなかったな。

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    投稿日: 2008.05.02
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    都市開発を建築家の視点で見ると、かように興味深い事実があるのですね。個々の建築意匠を見るのは好きでしたが、確かに新橋から電通へと歩くと様々な建築が並んでいます。ミッドタウンを訪れたときの印象は、緑、空間、曲線でした。丸の内OAZOは少し無機質な印象が残ります。建築を見て歩く以上にその背後にある事実を楽しむことができました。面白い本です。

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    投稿日: 2008.04.08
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    汐留、六本木ヒルズ、ミッドタウン…。東京を中心に再開発という名のもとに高層ビルが乱開発されている昨今を、建築家の目線で見るとどう映るか、という本。 対談形式なのでスラスラ読める。著者の考え方に同意するかどうかは別としても、街が好きな人にとっては普通に面白い本だと思う。ちなみに個人的には結構この本の主張と考えが近い、けど町田って・・・w

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    投稿日: 2008.02.28
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    汐留・丸の内・六本木・代官山・町田の5都市を 建築家の隈研吾が語る本。 この本では、汐留・丸の内・六本木という にょきにょきとした21世紀の開発に対して、 代官山の「ブランド化」したユートピア的開発イメージや、 町田の「リアル」なのか「フィクション」なのか なんだかよくわからない開発イメージを対比させている。 この本で学んだ視点は「リスクマネジメントと都市空間」 汐留の「細切れ街区」や、丸の内の「あんこだけ超高層」は 短期的なリスクは回避できそうだが、 果たして都市のストックとなるのだろうか? 六本木ヒルズはミッドタウンが出来た今、 開発の個性で生き残る新たな段階にきている。 基準階の巨大さを活かして、「垂直都市」を実現できるかが楽しみではある。 代官山の都市空間を悪く言う人はあまりいないが、 同じような都市空間を金太郎アメのように実現させる 開発手法や制度研究はリアリティに欠ける気がする。 そう考えていくと、町田の開発は 「リスクマネジメント」しきれていない面白さがある。

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    投稿日: 2008.02.12
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    2008.01 汐留め、丸の内、六本木ヒルズ、代官山、町田、北京、それぞれの都市、街の開発(再開発)についての示唆にとんだ解説がとても意義深く、感心させられるばかりであった。

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    投稿日: 2008.01.24
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    2008/1 現代の東京を代表する場所、汐留、丸の内、六本木、代官山そして町田を回りながら建築的な視点や社会のあり方などについて対談している。新しい都市論の1つとして興味深い。

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    投稿日: 2008.01.23