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宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット【ミニ小説つき】
宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット【ミニ小説つき】
辻村七子、雪広うたこ/集英社
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総合評価

26件)
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    前作で一区切りが着いたことで、今作は軽い小品が多かった印象。リチャードの過去もわかってきたが、サードニクスの話が1番謎解きっぼくて面白かった。 今回得た宝石知識 .・シトリンは就活のお守り ・水晶はキラキラ系(アメジスト、シトリン、ローズクォーツなど)のクリスタリンと、透明度が低い(カーネリアン、クリソプレーズ、ブラッドストーンなど)クリプトクリスタリンがある。固まっている石英の結晶の大きさが違い、クリスタリンの方が大きい。 ・メノウはでクリプトクリスタリンの中で、シマ模様の入ったカルセドニーを言う。黒いメノウがオニキス、赤いメノウをサードオニキス(サードニクス)という。 ・ペリドットはもろいので、指輪や腕輪ではファセットカットではなくカボションカットが好まれる。 ・アンダリューサイトは独特のカラーチェンジでステンドグラスのよう。 ・タイガーアイは青石綿に石英が染みて出来上がったもの。石綿はアスベストだが、有害なものではない。

    0
    投稿日: 2025.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    挑むシトリン  再登場するのかしないのかよくわからん真夜が出てきた。物事が変わって見えるとき、自分もまた変わっているというのは確かに道理だと思った。正義は自分の気持ちには鈍感、というか未発達埜印象を受ける。成熟するのは果たしていつか。 サードニクスの横顔  自己満足とどう折り合いをつけるか。他人との関わりというのは基本的に自己満足だ。自分が他人に影響を与えていたいと望むなど烏滸がましいにも程がある。  恋愛親愛その他の感情、それらを区別することにどれだけの意味があるか。「好き」ならそれでいいじゃんと思わんでもないが、「あなたへの気持ちは恋愛感情です」と言ってもらわないと満足できない気持ちもあるわけで。自分が満足する?安心する?ためにその「好き」が恋愛だって言ってほしいのだろう。  リチャードに変化。恋愛というより就活による正義の変化に怯えているのか? ジルコンの尊厳  火野英司のような危うさを持っていたリチャード。自分のことには無関心、他人がどれだけ自分を見ているか知ろうともしない。そういう人だから正義を見て危ういと思ってしまうのだろうな。  美を飽かずに美しいと言える美徳。僕にはないものだ。色々なものに感動できたらそれはどれだけ楽しいことだろうか。

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    リチャードの過去についてのお話、とても複雑でしたが興味深かったです。 正義とリチャードの関係もさらに良い感じになっていてよかった。

    0
    投稿日: 2024.10.19
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    「挑むシトリン」 運んでもらいたい。 知り合いであれば分かるが、赤の他人にあそこまで親切に出来る人は中々いないだろな。 「サードニクスの横顔」 隠していた想いは。 全て憶測でしか話す事は出来ないが、答え探しよりも誰かに聞いて欲しかったのかもな。 「ジルコンの尊厳」 ダメ男の過去とは。 偶然出会っていなければ、いつまでも詐欺まがいな事をして逃亡を続けていただろうな。 「祝福のペリドット」 会う事は出来ない。 世間は狭いというが、こんな風に間接的に再会する事があるだなんて思わなかっただろ。 「聖夜のアンダリュサイト」 甘いものが次々と。 いくら好きだと言っても限度があるだろうが、受け取ったからには処分できないもんな。

    0
    投稿日: 2023.07.08
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    リチャードが師匠シャウルと出会い、宝石商を目指すことになったきっかけ。リチャードが甘味好きになったきっかけ。リチャードの昔話が盛りだくさんだった。

    0
    投稿日: 2023.06.11
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    2023/04/30 リチャードの過去。リチャードのデレ。 p98 「何故です?そんなことになったら、あなたとこれっきりになってしまうでしょう」 p101 「あなたとならどこへでも行きますが、」 p300 特別な日というのは嵐に似ています。こういう時に必要になるのは、強い帆でも羅針盤でもなく、静かに錨をおろして停泊できる港でしょう

    0
    投稿日: 2023.04.30
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    本作ではリチャードの過去があらわになる。 師との出会い、母親や家庭教師など、実家の話など…優しさであったり、考えられないくらいの苦しみであったり、それらが今のリチャードを形作っていることがよくわかる。 人は皆過去を元に作られていく。 優しさも賢さもそしてそれを総括した「美しさ」も。 「挑むシトルリン」は叶わない恋の物語だ。 いうことは簡単だが言わないことはその何十倍も苦しく、自分を律しなければならない。 そして、自分が思うほど相手は自分を思ってはくれないこともある。 だが、相手が生きる世界を、相手が大切にしている世界を愛することはできる。 愛とは、人間とは、なんと複雑なのだろう! 「ジルコンの尊厳」では、「美とは『ある』ものではないのです。『見つける』ものなのですよ」(206頁) 「祝福のペリドット」では、 「自分が今まで何をしてきたのかと厳しく考える時には誰しも、己がうつろに思えるものだが、実際には自分で思っているよりもいろいろなものが入っているし、逆に考えれば、まだまだ詰め込む余地があるということでもあると。」(282~283頁) とこの本は伝えてくる。 美の基準であったり、自分自身の評価であったり、そう言ったものはなかなか高くは評価できず、低い評価のままになりがちだ。 そんな苦しみを少し和らげてくれる。 少しずつ少しずつ、本は私を救ってくれる。 薄皮一枚ずつが積もって、以前よりずっと苦しまなくなった。 たくさんの言葉に触れること、それは必ず自分の救いになる。

    4
    投稿日: 2023.04.16
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    リチャードの過去がまた少しずつ、出会いから、幼少期の盗難など、重たいけど、前向きな形で解決していってるので、よかった。

    6
    投稿日: 2022.09.04
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    シリーズ5 リチャードとシャウルさんの出会いのお話 こっちも4巻に負けず劣らずヘビーな内容 子どもの時のキュートなリチャード坊ちゃん登場! とはいえ、智恵子さんに会えて良かった♪ そしていつものお約束の、正義のボケもw 人の強さとか、優しさとか たくさんの気持ちも受け取ったなぁ 就活に悩む若者にも読ませたいw

    1
    投稿日: 2022.04.08
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    リチャードと正義の掛け合いがこの巻も面白くてぐんぐん読める。リチャードがだんだん素直になっていってる。この巻のある場面で谷本さんが好きになった。ダンディなゴルゴ。

    1
    投稿日: 2022.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    師匠と出会った頃と幼少期の二つのリチャード過去編。カーストは根深いな…。因習は中々打破できない。 過去話だと引っかかることなく読み進められたのに、正義視点だと滅茶苦茶突っかかるのは正義のキャラが狙いすぎて若干目に余るんだよなぁ…。

    0
    投稿日: 2021.06.30
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    今回はリチャードの過去がさらに明かされ、人との出会いで救われて現在があるのだなとわかる インドの結婚話は過酷でつらかった… それにしても宝石商師弟の会話はこちらの知識が試されているよう 正義がいてくれての会話が読むのに調度良い

    0
    投稿日: 2020.12.12
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    乙村さんの話は切なかったな。亡くなった方は戻ってこないけど、その想いは伝わった。 シャウルさんの話はさらっと読めたけど結構重たい話題だったな。 運命のような智恵子さんとの再会。まさか穂村さんの結婚相手があの方だったなんて!?正義のファインプレーでリチャードの肩の荷が少し下りたのかな。

    0
    投稿日: 2020.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リチャードの遺産相続問題のゴタゴタ内容は前巻で知れたけど、シャウル師匠とどう出会って何があったのかは未だに明かされてこなかった。 けど、今回の巻で2人がどう出会ってなんで宝石商にリチャードがなったのかと言うきっかけが読めたのがとても楽しかった。 シャウル師匠には是非朝が弱い弟子の話や香港での話を今後聞かせて欲しい! リチャードをとりまくゴタゴタ問題が解決して正義との間に流れる空気が以前よりぐっと親密で穏やかになったのが読んでいてとても心地よかった。

    0
    投稿日: 2020.04.26
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    積み重ねた過去があるから今がある。 その時々では結果の掴めない小さな努力でも、ふと振り返ってみると変化に気付く。 昔から沢山表現する言葉もある。 塵も積もれば…… 千里の道も…… 石の上にも…… 数歩先の自分が落胆しない今を過ごせるように。 過ごす時間が糧となるように。

    0
    投稿日: 2020.03.13
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    リチャードも日本へ戻ってきたし、正義の就職活動はあるものの通常営業だな(^^)と思っていたら、まだまだ出てくるリチャードの過去話(゜゜;)そしてリチャードの年齢が判明!Σ(゚ロ゚;)

    0
    投稿日: 2020.03.05
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    スリランカの過去話がとても良かった。シリーズここまで読んできた中で1番好きかも。シャウルさんのことすごく好きになった。続いての智恵子さんの話もとても良かった。 ところでシリーズ通してなのですが、本の右上にタイトルが載ってるけど、これ、それぞれの章タイトルにして貰えないかなぁ。ふと、今回の宝石なんだっけ?って思って、目次に戻るのが地味にストレス。

    3
    投稿日: 2019.11.28
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    読了。シリーズ5作目。「司祭さまと出会う前のジャン・バルジャンを可哀相って言う人に悪い人はいませんよ」というセリフが出てくる。小説の内容とは関係ないが、なぜ彼はレミゼラブルを勧められ読んでいたのか?そして彼はレミゼラブルを読み終わってどう感じたのかが気になった。 前作でリチャードの過去が少し明かされ、今作で違う過去も明らかになり、2人を取り巻く環境や関係も楽しく読めた。

    0
    投稿日: 2019.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なるほど。 前巻で起きた実家での事件でリチャード氏は、昔の自分をまざまざと見せつけられる体験をしたのだと、今回の過去のお話で納得しました。 要するに2人は似たもの同士である、と。 そりゃあ、ほうっておけませんよねえ…。 ということで、楽しく読了しました。 最後に。 穂村さん、結構おめでとうございます(笑)。ほんと良かったね。

    0
    投稿日: 2019.06.04
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    表紙! リチャードがなんだかくたっとしていて、正義くんがぱりっとしている。新鮮でよかった。 リチャードの過去話もようやっと! あの無鉄砲で投げやりに見える行動、正義くんに似ていた。リチャードと正義くんは生まれも育ちも違うけど、どこか通じ合う子どもの部分があるんだな。一介の宝石商と単なる大学生として出会ったのに、無力感に苛まれる子ども同士の心が触れ合っているさまを見ている気がする。でもたぶん、リチャードの方が少し先に大人になったので、正義くんを導いてゆけるのだなと思った。

    0
    投稿日: 2019.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リチャードさん、スリランカ編。イギリスで傷ついて流れ着いた地で、シャウルさんと出会う。インドの性差別の話とかは聞いたことがあったけど、さらに酷い話もあるんだなって衝撃。顔半分を硫酸で焼かれて殺されかけ、それでも生きてやる!と歯を食いしばる強さと輝きに圧倒される。表紙の顔色悪くどんよりしたリチャードさんと、その次の巻のにっこりリチャードさんの差をみても、スリランカに来た当初の荒んだ気持ちが、立ち直ってまた輝きを取り戻したんだなって、しみじみ噛み締めてしまう。

    0
    投稿日: 2019.03.30
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    シリーズ第5弾。 今作はリチャードに纏わる色んなお話しという感じでした。 リチャードが死のうと思ったほどに辛かったという 伯爵家の相続騒動の話は、読んでいて痛すぎました。 それでもたくさんの優しさと気付きの時間を過ごせました。 日本人でもそうそう耳にしたことのない美しい日本語を 普通に話すリチャードの姿勢がいいなぁ~(〃▽〃)ポッ

    0
    投稿日: 2018.11.03
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    2017.10.21 登場人物の恋愛をどうしたいんだ? びーえる展開は前巻でおわらせて、 友情で引っ張って組んだと思ってた

    0
    投稿日: 2017.10.21
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    きゃー♡表紙から何コレ!今までの決め決めリチャードじゃなくて、寝起きのような無防備な姿は!ズキュンです。本編も相変わらずスイーツ顔負けの正義の天然甘々がましましです。特に披露宴後のww。でも、インドの女の子の話は辛かったな。ざまぁ展開はスッとしたけど。色々と皆が幸せオチは読んでいていいもんです。

    1
    投稿日: 2017.08.29
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    今まで丁寧に時系列順に書かれていたのが、いきなりまとめてリチャードの昔の話という括りで一年分くらいきたので、面食らいました。 リチャードと谷本さんの対面は是非見たいので、正義の三年生はまたもうちょっと丁寧に読みたいです。

    0
    投稿日: 2017.08.28
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    遂に正義くん就活突入!うわぁー、これからどうなるのかな。安定志向みたいだけど、この性格では良い意味で日本の職場には合わなそう笑 今回はリチャードの過去話です。読んでいくうちに、レジに持っていくのが恥ずかしくなる笑 カバー絵のリチャード氏の姿の意味もわかりました。

    0
    投稿日: 2017.08.26