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わが闘争(上)
わが闘争(上)
アドルフ・ヒトラー、平野一郎、将積茂/KADOKAWA
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総合評価

49件)
3.2
5
12
16
4
5
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    参政党とか自民党とか みんなで学びみんなで前にすすまないと 伝え広げる運動に参加したいと思わせてくれた 下巻もあるのかよ

    0
    投稿日: 2026.02.07
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    まず、アドルフ・ヒトラーの生涯について。 1889年にオーストリア北西部に生まれ、青年期に画家を目指してウィーンに移住するが挫折し、この頃に反ユダヤ的・民族主義的思想を強める。第一次世界大戦ではドイツ軍に志願し従軍。敗戦後、ミュンヘンで政治活動を開始し、1920年にドイツ労働者党(後のナチ党)に参加、1921年に党首となる。1923年のミュンヘン一揆で逮捕され、獄中で『わが闘争』を執筆。その後、経済危機を背景に支持を拡大し、1933年に首相に就任、翌年「総統」として独裁体制を確立し、再軍備と侵略政策を推進。1939年ポーランド侵攻で第二次世界大戦を開始し、初期に西ヨーロッパの大半を制圧したが、対ソ連戦でモスクワ侵攻に失敗して戦争は長期化。1943年スターリングラードで決定的敗北を喫し、1944年ノルマンディー上陸を許し、戦局悪化の末、1945年ベルリンの総統官邸地下壕で自殺した。 本書は、上記の通り、ヒトラーがランツベルク要塞拘置所に収容されていた間に、後にヒトラーの片腕となったルドルフ・ヘスらを相手に口述したものである。 私は(穏健)リベラルの政治信条で、外交安保的には国際協調主義のスタンスだが、歴史を知ること、殊に、現在我々が住む世界に間違いなく大きな影響を与えたヒトラーの思想(例えば、ヒトラーがいなければ、イスラエルという国はおそらくできていなかった)を知ることは大切だと思い、今般本書を手に取り、一通りページを繰ってみた。 全体は、上巻の「Ⅰ民族主義的世界観」と下巻の「Ⅱ国家社会主義運動」に分かれており、上巻では、自らの体験や思想形成の過程を辿りながら、民族概念、国家観、反ユダヤ主義、社会ダーウィニズム、指導者原理、プロパガンダ戦略などのナチズムの核心概念が網羅され、下巻では、その後の具体的な戦略・行動に繋がる、運動の組織論、宣伝戦略、権力獲得の方法論、議会制批判などが述べられている。 上巻のポイントは概ね以下である。(尚、ヒトラーが何を考えていたのかという視点なので、批判的解釈は加えていない) ◆人類の歴史は、創造し秩序を築く人種(民族)と、破壊し溶解させる人種(民族)の間の闘争である。文化を生み出し、国家を作り、技術と芸術を高める力は、優れた人種の血に宿るのであり、アーリア人種は最も優れた創造的人種である。国家の使命は人種の純粋性を守ることであり、国家とは単なる領土や制度ではなく、その使命を守る仕組みでなくてはならない。よって、政治制度や経済制度は目的ではなく、人種の保存のための手段に過ぎず、婚姻・教育・衛生・法・芸術学問は、いずれも人種の純粋性の維持に資するものでなくてはならない。 ◆ユダヤ人は、金融・報道・文化・政治を支配して社会を腐敗させ、民族共同体を破壊する存在である。ユダヤ人は、普遍的価値や平等を掲げ、民族の結束を解体する力を持つ。国家の再生のためには、ユダヤ人の影響を排除することが不可欠。問題は個々人の善悪ではなく、民族の生存に有利か否かであり、この戦いはそれを守るための戦いである。 ◆議会制民主主義は、無能な多数による支配である。政党間の妥協は国家の力を弱め、危機に対応することができない。国家には強力な指導者が必要であり、この指導者は民族の意志を体現し、迅速に決断できなくてはならない。国家の力は、統一された意志と行動の速さによって決まる。 ◆大衆は複雑な理論よりも、単純で感情に訴える言葉に反応する。政治運動には宣伝が不可欠であり、敵と味方を明確にし、繰り返し強調することが重要である。プロパガンダは嘘ではなく、真実を大衆に理解させるための方法である。 (下巻のレビューに続く) (2025年12月了)

    4
    投稿日: 2025.12.19
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    上巻読み終わりました。帰ってきたらヒトラーを読んで本人の事を知りたくなったのですが……。あまりにも難しく読みやすい場所は人種批判と共産主義批判の場所のみ、『我が闘争』は下巻まで読み切れるか…?

    10
    投稿日: 2025.06.29
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    読むのが苦痛になる本。というのも、彼ヒトラーの主観が強くて、怒りや僻みや妬みのようなネガティブな心象をエネルギー源にした鬱屈した意見を延々とぶつけられ続けるからだ。ポジティブで力づけられる要素以上にネガティブ要素を強く感じてしまうのは、既に私が歴史的帰結を知ってしまっているからなのだろう。 きっと当時のドイツではむしろこの怒りと熱さは共感を持って迎えられたのだろう。 また影を裏に控えた強いナルシシズムも文章から透けて見える。 更に文章自体も繰り返しや飛躍が多く、テンポが死ぬほど悪い。読みにくいったらありゃしない。構成も良くないし文学的な良さは皆無。 こうすべきだ、という主張に対し、都度その根拠を説明しているようでいて、その根拠がかなりあやふや。ベースとなる論理にはソクラテスやプラトンらしさを強く感じるが、古代ギリシャ思想のネガティブポイントである非科学性であったり差別性である部分が完全に見落とされている。 ヒトラーは演説の天才だったというが、それには本を通さない、対面で使える洗脳的なノウハウや、主張を受け入れざるを得ない時代背景の要素が大きかったに違いない。本書を読んだだけでこの意見を鵜呑みにできるかというとかなり疑わしい。 下巻に進みたくない…。 本の出来としては★1だが、ヒトラーの人柄を知るという貴重な歴史的情報源であるため、総合判断として★3を与えたい。

    1
    投稿日: 2024.11.10
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    メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1841411068796850354?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

    0
    投稿日: 2024.10.02
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    第6回ビブリオバトル全国大会inいこまオンライン予選会2で発表された本です。チャンプ本。 https://www.youtube.com/watch?v=eGLUEJBQCwg 2021.2.7 2021.3.14開催の第6回ビブリオバトル全国大会inいこま決勝に進出。

    0
    投稿日: 2024.09.16
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    この本の内容や思想についての評価は正直出来ないと感じる。(肯定否定で論じることがタブーでは?とも感じる) 彼の政治家としての活動内容については、当然否定するが、政治家としての素質は天才的と認めざるを得ない。 この本の内容ではなく、この本を足がかりのひとつとしてアドルフ・ヒトラーという人物やあの時代について考えることが必要であると感じた。 追記:文章の構成に一貫性がなく、論理における具体性はほとんどないため、単体での読解は非常に困難である。(言い方を変えると非常に読みにくい。) 主張は強いが論拠は薄っぺらい。しかしながら、言い方は悪いがこんな本でも大衆の心を引きつけるには充分だったのだから、教養というものがいかに必要か考えさせられる。

    2
    投稿日: 2023.02.12
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    当時には新鮮・斬新だったであろう思想が描かれている。また、同じ言葉を繰り返し使って読者への意識付けを考えていることが感じ取れた。 戦争責任はヒトラーにありとしているドイツ国民が本書を読んだ上でそう言っていたのであれば、問題だと感じた。総統になる以前に執筆された本書でも過激な思想は変わっていないように思う。

    1
    投稿日: 2022.11.21
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    行いは評価されるべきではなく、何故そこまでユダヤ人排除に拘ったのかが理解はできなかった。でも演説等による人心掌握のセンスには学ぶものがありました。

    1
    投稿日: 2021.06.30
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    高評価を付けるとファシストと勘違いされそうなので星は3つ。 アドルフ・ヒトラーが起こした歴史的大罪と自決による責任回避行動を振り返って「人類史上最悪の悪魔」「史上最高のペテン師」などと本書を批判することは容易であろう。だが、発刊当時(1925~1926年)のドイツ(当時ヴァイマル共和政)の国状を考えるとまた見方は変わってくる。第一次世界大戦の敗戦後、パリならびにロンドン協定の賠償金に喘ぐドイツ。自信を無くし未来も見えない中で、極めて論理的に理路整然と国家の将来を説く綺羅星の如く登場したのがヒトラーである。正否は別とし、圧倒的な知識量と天才的発想で課題と対策を提示し超一流の演説術で国家論を語り、彼は彼の語る政策を実現し、大衆は日に日に良くなる生活を実感する。ドイツ国民は自信を取り戻し、彼に従っていれば大丈夫という雰囲気が醸成されて圧倒的なナチス党支持・ヒトラー崇拝に大衆が傾いたのである。 本書を読めばわかる通り彼の主張は複雑怪奇で論理の飛躍が多い。歴史解釈の間違いも散見される。しかし読み進めていくと感情むき出しに力強く(そして偏狭に)シンプルな主張を繰り返す。それが「アーリア至上主義」だ。大衆は、おそらく側近も、ヒトラーの語る国家論は半分も理解できていなかったであろう。しかし実績を残し強い国家を実現していく彼の主張は正しいに違いないと思い込み、理解できる「アーリア至上主義」という部分、すなわち人種差別を受け入れ実行していくのである。 我々はヒトラーが画家の夢破れた偏屈者であることを知っている。しかし当時のドイツ国民は、それまで無名であったことが功を奏し、突如現れた救世主に飛びつき希望を託した。言葉がどれほど影響を及ぼし1人の人間が大衆をこれほど煽動できる事実を学ぶ良い教材である。

    6
    投稿日: 2020.11.23
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    難解な本。一つの事柄に溢れる感情がテンコ盛り! 長い長い書き言葉に耐えきれず、斜め読み。 なぜヒトラーは歴史に残る通り、極端なまでの政治思想を持つに至ったかについて書かれている。有名なミュンヘン一揆の失敗により、国家反逆罪で有罪判決を受けたヒトラー。裁判では自らの責任を認めた上で、その弁舌で裁判を演説の舞台とし、自らを弁護した。その裁判は終始、ヒトラーに同情的であり、感動すら巻き起こした。 ともあれ、有罪となったヒトラーはリンツ刑務所内で本書を口述筆記した。刑務所では建物内を自由に歩き、面会も制限がなかったそうだ。 彼はドイツの没落を嘆き、ユダヤ人を憎み、民主主義、共産主義を否定した。 下巻へ。

    11
    投稿日: 2020.06.28
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    【髙島】 国体護持のために何が必要か、考慮点とリスクについて非常に精緻な考察がなされている。ただ結論だけが絶望的に間違っている。話のネタに。

    0
    投稿日: 2020.04.20
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    大雑把な内容 1、ヒトラーは芸術家になりたかった。 2、ヴィーンでの彼の苦労そして成長。 3、何故反ユダヤ主義者になったか。 4、ドイツは新しい領土を獲得すべきだ。 5、ヒトラー、第一次大戦に参加する。 6、宣伝はバカな大衆にのみ行え。 7、第一次世界大戦での犠牲は無駄だったのか。 8、腐った世の中を変えるために政治家になってやる。 9、ドイツ労働者党への入党。 10、アーリア人種は素晴らしい。 11、ユダヤ人は寄生虫だ。 12、ヒトラーの政治活動。

    2
    投稿日: 2019.10.07
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    内容はとても興味があるのに翻訳があまりにもわかりづらい文章で全く頭に入ってこない。違う訳者で読みたい。

    0
    投稿日: 2019.08.30
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    断念…。 全てが政治家の演説の様な、つながらない脈絡で書かれていてまったく頭に入ってこない。生い立ちのとこらはまだしも、労働組合の話でノックアウト。飛ばし飛ばし拾い読みしたが、最後まで同じ調子のようで、だめだこりゃ。

    0
    投稿日: 2019.05.16
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    広告は圧倒的に主観的に実施されるべき! 人心掌握のもとになると感じた。 全体的にあまり整理されていない文章だったように思う。

    0
    投稿日: 2018.10.29
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    ヒトラーが当時の人をひきつけた理由はなんだったのか、感じ取ってみたいと思い、読んでみた。しかしながら、全く惹かれなかった。冗長な文章に感じたのは私だけだろうか?幾多の粉飾があるというのも、いただけない。やはり文章でなく、演説が卓越していたということだろうか? なぜユダヤ人をそこまで嫌悪したのかも、革命を指導したマルクス主義者がユダヤ人だったとか、色々とかかれてはいるものの、正直よくわからなかった。

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    ヒトラー 民族主義的な国家観を論述した本。国家観、読書の方法、多数決(議会制)批判、大衆運動や宣伝のコツ あたりは 興味深く読める 国家観 *国家の権威は 自己目的にあらず *人間としての権利は 国家の権利を破る *経済観、経済的発展とは無関係 *自己存在の目標を達成するための共同社会組織 *民族的な有機体 *全体のために個人を犠牲にする能力と意思が 国家を形成する *資本に対する国家の課題は 資本を国家の召使いにして、国民の支配者であると思わせないこと 読書について *歴史を学ぶとは 〜歴史的な事件の原因となった力を発見すること *読書は 本質を保持し、本質でないものを忘れる *読書は それ自身が目的ではなく、手段である 大衆、多数 *大衆の心理は 中途半端なものに対して感受性が鈍い *多数はいつも愚鈍の代表であり *世論の大部分は 啓蒙によって呼び起こされる *偉大な運動はすべて大衆運動 宣伝 *宣伝は手段 *宣伝は ただ大衆に対してのみ行う *効果的な宣伝は 重点を制限しスローガン化する

    0
    投稿日: 2017.12.11
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    ペストと結核 帝国、社会主義、民主主義 単一民族国家・多民族国家 経営者と労働者、労働階級 宗派対立 宗教と政治 ドイツ、オーストリア、チェコ 兵役忌避 教育と洗脳 「新聞」が人々に与える影響力 異種交配

    0
    投稿日: 2017.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本訳本1973(底本1925)年刊。  言わずと知れたアドルフ・ヒトラーの手による著。饒舌だが、後述の理由から内容には深みも面白味もない。  すなわち、➀②に関わるが、事実を示さずに決めつける。ユダヤ人=マルキスト等、②批判・反論する主張(特にシオニズムとマルキシズム)の内容・定義を示さず、どこが批判の中核か不明、③外見上の不潔さがユダヤ批判の骨格となるというような、不合理・意味不明な批判。④民族以外が批判の根拠となっていない。かつ民族を定義づけしない。文章でなく、演説重視で政治活動を展開してきた意味が良く判る。  なお、宣伝に付き、ⅰ)対大衆。ⅱ)大衆の注意喚起を目的。ⅲ)知的水準は届けるべき大衆の最低級が判る程度に。ⅳ)学術的多様さを付与するのは誤り。ⅴ)内容は絶対・主観的・一方的。ⅵ)受け手の大衆は、冷静な熟慮ではなく、感情的に考え方や行動を決め、その感情は複雑ではなく非常に単純で閉鎖的。つまり正誤・肯否・真偽・愛憎などであって、愛憎相半ばする、部分的に正しいという発想ではない。とのこと(文意に即し改変)。  客観主張という殻を被る様々な宣伝を見抜くためにも役立ちそう。

    0
    投稿日: 2017.01.23
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    ヒトラーの言う、種の最高の能力とは何か。動物と人間との違いは何なのか。食料自給率が国の存続に大きな影響を及ぼすのは確か。議論が一か十かという極端で乱暴。狂信的オーストリア、ユダヤ、平和嫌い。欲しいものは力で手に入れる子供のような発想。イギリス崇拝?憧れすぎて嫌い?翻訳がまずい。ほぼ直訳のように感じる。一つのセンテンスの中に「わたしは」は3回もいらない。これはヒトラーのことだと書かなくてもわかるし、日本語とはそういうもの。結婚の目的は種と人種の増加及び維持のみで、女子は受動的部分に過ぎない、なんて現代では袋叩きに合いそうな論理。昔はよかったなぁというおじいちゃん的意見。ものすごく狭い視野で自己中心的な解釈の部分もありながら、俯瞰で物事を冷静に分析しているところもあり、この一つの作品の中で視点が定まっていないよう。だから人種の高等下等って何なのよ。

    0
    投稿日: 2016.11.08
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    生々しい。きれい事や抽象的なことばかり書いてるわけではない。どこまでがホントでどこまでが後で創ったことかわからんけど、底辺生活の体験と鋭い観察と考察はホンモノっぽい。こういう実体験の下地がないと大衆を扇動する説得力のあることは言えないのかもね。

    0
    投稿日: 2016.09.26
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    2015/02/21  【ベルリン共同】ドイツのメディアは20日、ナチスの独裁者ヒトラーの著書「わが闘争」が、同国で来年1月に再出版される見通しになったと報じた。第2次世界大戦中のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)で知られるナチスのイデオロギーの柱となったとして、これまで事実上出版が禁じられており、今後論議を呼びそうだ。  再出版を計画しているのはナチス研究などで知られる「現代史研究所」(南部バイエルン州ミュンヘン)。原作は780ページ程度だが、ヒトラーの主張が重大な誤りだと指摘する解説を付けるため、全体では2巻で計約2千ページになるという。 2015/08/20【古】108円

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    投稿日: 2015.02.21
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    ヒトラーの全てががわかるかと思い読んでみたが難しい。自己陶酔してるとしか思えない文章だが、いろんな分野を研究して聴衆を魅了しただけの事はあって内容はまとまってるが翻訳者の腕があまり良くないような感じが…。

    0
    投稿日: 2014.05.19
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    ゲルマン人優秀万歳! ユダヤ人劣等隔離せよ! な本。 集団をまとめる際には共通の敵を作れに則り、 身近で個別具体例には信じられる内容を織り交ぜながら、冷静に考えるとどうしてそうなるのだけど、想定読者には受け入れやすい結論に導かれる。 ユダヤ人はいつの時代もその特殊環境から勤勉で優秀で強靭で冷徹なためか妬まれるんだね。 日本人も同様に勤勉だと言われる事もあったと思うけど比較的安全に切り離された国土でぬくぬくと少し煽てるとすぐに木に登ってしまうのとは全く別物なのだろう。 当時のまだ世界はバラバラだった時代は多様性があったが、グローバル化で統一化が簡単にはかられる今の時代は簡単に全体でコケる事が出来ると思ってしまったのは別の話。 さて、下巻ではさらに冒頭の内容を補強していくだけなのか?

    0
    投稿日: 2014.04.29
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    アドルフ・ヒットラーの自伝。自らの幼年期からの半生を振り返りドイツ帝国の崩壊と堕落・共産主義との闘争・ユダヤの下等性など独自の意見をぶちまけている。

    0
    投稿日: 2013.12.25
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    (1992.07.27読了)(1973.10.27購入) 民族主義的世界観 内容紹介 amazon 独裁者が語る恐るべき政治哲学・技術は、現代政治の虚構を見抜く多くの有力な手掛りを示唆する。狂気の天才が、世界制覇の戦略と思想とを自ら語った世界史上稀有の政治的遺書である。

    0
    投稿日: 2013.06.16
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    昔、読んだ時はナンとなく難しい内容だと思い込んでいたんだけど。 最近、本棚にあった、この本を何気なく開いたら、とても分かりやすく、感情に響いてくる文章で、引きずり込まれるように夢中になって一気に読んだ。 ちょうど石原莞爾の『最終戦争論』や、片山ナントカ?の『未完のファシズム』を読み終えた直後であり、北一輝 の『日本改造法案大綱』を読んでる最中だったせいかもしれない。 または、リフレーションに関する本をいろいろ読んでる最中だったからかもしれない。 一言で言うなら、ヒトラーは天才だ。 どういう天才かと言えば、メディアと大衆を操る天才。 昔、電通から内定もらった先輩と飲んでたとき、彼が、電通に入社して富士山に登るまでに『聖書』と『我が闘争』を徹底的に読んでおけと先輩から薦められて今読んでる最中だ、と話していた。 『聖書』は世界一のベストセラーで、そこには、売れる要素やキャッチーなフレーズや、ようするに宣伝広告のエッセンスが詰まっている。 そして『我が闘争』には、いわゆる「B層」を操る魔術が詰まっている、ということだ。 ヒトラーに比べれば、安倍のショボい人気なんて、やっぱりボンボンにすぎない。 安倍ボンボンがやろうとしている日本国憲法の改悪案99条には 「緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができる(後略)」 とある。 これは、ナチスの全権委任法と同じ。 全権委任法は全5条から成る。 前文: 国会(ライヒスターク)は以下の法律を議決し憲法変更的立法の必要の満たされたのを確認した後、第二院の同意を得てここにこれを公布す ①ドイツ国の法律は、憲法に規定されている手続き以外に、ドイツ政府によっても制定されうる。本条は、憲法85条第2項および第87条に対しても適用される。 ②ドイツ政府によって制定された法律は、国会および第二院の制度そのものにかかわるものでない限り、憲法に違反することができる。ただし、大統領の権限はなんら変わることはない。 ③ドイツ政府によって定められた法律は、首相によって作成され、官報を通じて公布される。特殊な規定がない限り、公布の翌日からその効力を有する。憲法68条から第77条は、政府によって制定された法律の適用を受けない。 ④ドイツ国と外国との条約も、本法の有効期間においては、立法に関わる諸機関の合意を必要としない。政府はこうした条約の履行に必要な法律を発布する。 ⑤本法は公布の日を以て発効する。本法は1937年4月1日と現政府が他の政府に交代した場合、いずれか早い方の日に失効する。 日本国憲法の改悪案99条も、ナチスの全権委任法も、非常事態に立法府が行政府に立法権を委譲する法律である。 しかし、安倍のようなバカボンボンには、ヒトラーがやったようなことは到底できないだろう。 途中で、お腹が痛くなって、投げ出すだろう。 ヒトラーは扇動の天才であり、広告の天才であり、彼の分析は恐るべき鋭さだ。彼はすばらしく明晰で、すぐれた戦略家で、行動力もあった。 ただ、ユダヤ人虐殺が、結果的に、彼を殺した。 大衆の間にくすぶる差別意識をうまく利用して扇動する手法をサル真似したのが、石原慎太郎とかいうサルなんだけど、あまりにサルすぎて話にならない。 慎太郎とかいうアホを見てると、ヒトラーが述べた通り、日本民族はサル真似しかできねえ低級な民族なんだと、つくづく悲しくなる。

    2
    投稿日: 2013.05.12
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    世界史に影響を与えたものとして、一度は目を通しておこうと買った本。 世の中に対するものすごい否定のエネルギーを感じた。 ただ、当時の全ドイツ人がこの本を読んでいたとは思えなかった。文章量的にも内容的にも。 今でもたまに聞かれるユダヤ陰謀論は、このころの反ユダヤ思想から来ているのだろうか。

    0
    投稿日: 2012.07.24
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    今から87年前の今日、1925年7月18日にこの本は刊行。これは、自らの生い立ちにからめた教育や戦争や、その他諸問題と政治的な自説提言、そして異常なほどの強烈な反ユダヤ主義の主張、および大衆心理の考察と政治的宣伝方法の論述が書かれた本。 「大衆の圧倒的多数は、冷静な熟慮でなく、むしろ感情的な感覚で考えや行動を決めるという、女性的な素質と態度の持ち主である。だが、この感情は複雑なものではなく、非常に単純で閉鎖的なものなのだ。そこには、物事の差異を識別するのではなく、肯定か否定か、愛か憎しみか、正義か悪か、真実か嘘かだけが存在するのであり、半分は正しく、半分は違うなどということは決してあり得ないのである」 7月6日放送のSPじゃなかったV6の岡田准一がMCを務める『追跡者 ザ・プロファイラー 第1回ヒトラー』では、恋焦がれるステファニー・ヤンスティンという女性に、一度も話せず差出人名のないラブレターを送る内気で自信のない若者が、やがて自身の扇動的な演説が欲求不満の大衆に拍手喝采されることを真に受けて、700万人のユダヤ人大虐殺するまでに増長して鬼畜・独裁者となる過程を描いていましたが、ヒトラーやナチスには小学生から異常なほど興味や関心をもってきて、流布する政治的軍事的思想的な文献はもとより、文化情宣的な分析の草森紳一『絶対の宣伝 ナチス・プロパガンダ』全4巻(1978~79年番町書房)にも強く惹かれてきました。 本書は悪党が書いたいわば自分暴露の本で、感動的な本ばかり読んできた私にとってエポック・メーキングな本といっても過言じゃないのですが、この本の読後感のポイントは、たとえば、もしこの本を読んで、すばらしい、とか、ヒトラーやナチスにも良いところがあった、などという感想を抱く人がいたとすれば、恐るべきことだと思います。 彼の狂気・倒錯を読み取らなくては話になりません。 大衆心理をみごとにつかんだとか、民主主義の典型と言われるワイマール共和国でその民主主義を極限まで推し進めたとか、皮肉にもユダヤ人や政治犯の人体実験を通じて、誰よりも早くタバコや添加物の害を発見したり、原爆開発の基礎を作ったり、ユングやハイデガーさえも心酔させたり、その古代回帰思想から(ユダヤ人大虐殺をしたその手で)世界初の自然保護法や動物愛護法や有機栽培を国の政策として推し進めたとしてもです。

    0
    投稿日: 2012.07.18
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    要約すると ・ドイツ良い国 ・ヒトラー行動的 ・マルクス主義はクソ ・ヒトラー賢い ・ブルジョワはクソ ・ドイツ陸軍優秀な軍 ・陸軍で一次大戦に参加したヒトラー偉い ・ドイツ帝国はクソ ・ユダヤ人は諸悪の根源 ・アーリア人優秀 ・民主主義はクソ になる。 上記要約をさらにまとめると、 ターゲットの読者は次大戦で負けて貧困な生活送っているドイツ人をヨイショする。 会ったこともない不特定多数に特別感を与えるために「ドイツ人」の括りを利用する。 集めた人間に進む方向性を与えるために、既存の特権階級に矛先を向ける。 つまりどういうことかって言うと、大成してる宗教とやり方のアウトラインが全く同じ。 当時その辺の研究がされてたかどうかは知らないけど、されてないなら独自に考えだしたヒトラーは実際頭いいと思う。 ちなみにアーリア人優秀説のくだりは他と比べてガッカリするけど、当時の人がその内容でも納得するような話なのか、あるいはそもそもヒトラーが作家ではなく演説家である話なのかはわかりません。

    0
    投稿日: 2012.06.22
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    誰がどう考えても間違っているとしか思えないことがなぜ起きるのか知りたい。そういう意味で、いつか読まなければならなかった本。 ユダヤ人への憎悪。ドイツとドイツ民族(?)が生き残るためには、領土を広げ、敵を殲滅する必要がある、という認識。混血は民族を弱める、劣等者は子孫を残すな、という考え方。優秀な指導者が決め、大衆はついてくればよいという政治手法。ホロコーストにいきつくいくつかの曲がり角。 主張はあるが、理由がない。たとえばユダヤ人は悪。アーリア民族(?)が偉大。その証明は行われない。これは驚いた。ナチスは誤った理由から出発したので、誤ったところに行き着いたのだとぼくは思っていたのだ。その理由はこの本に書いてあって、現代という歴史的な高所から見渡せば、その理由の欠陥が見えると思ったのだ。これはどうにもならない。論拠があれば論破できるが、根拠のない主張は無敵だ。しかも大衆は考えなくて良い、と「優秀な指導者から」免責されている。責任も指導者がとってくれる。大衆は安心して心地良く、誰か憎めばよい。 論拠がないのだから、「ユダヤ人」のところは容易に別の言葉に置き換えられる。中国人とか韓国人とかに置き換えてみれば、どこかで聞いたような話になる。ナチスは死んだ犬ではないのだ。 言論を封じてはいけない、異論を弾圧してはいけない、差別をしてはいけない、という理由は、おそらくここにある。場合によってはいささか行き過ぎに思えることもある自由の決まりごとの多くが、実はナチスへの安全装置なのだ。しかもそれはまったくのところ完全ではない。ナチスドイツにだって、ナチスに反対する人々はいたのだ。 その結果、あの時代に起きたことを考えると、暗澹たる気持ちになる。せめて、ぼくは片棒を担がないようにしよう。せめて、せめて。

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    投稿日: 2012.04.15
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    ヒトラーの演説とナチスの宣伝方法は、大戦に敗北し政府の無能さを呪う大衆を惹き付けずにはいられなかったのだろう。 現代にヒトラーというカリスマが出てきてないだけ幸いだが、今の日本にそれを望む風潮は間違いなく存在する。 石原慎太郎氏や橋下徹氏は、彼らの欲求に応えていると言えるが、重要なのは、ポピュリズムに陥らずにどれだけ未来の日本の為になる政策を実行できるかであろう。 今、ネットには数え切れないほど人々を扇動するような文句が並び、少数者を排除するのを煽る風潮がある。 若者は特にナショナリズムに影響を受けやすいだけに、彼らが過激な行動に出ることを私は危惧している。

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    投稿日: 2012.03.01
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    この本を読み終え 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 ビスマルクのこの言葉は真理だと思いました。   当時のドイツの状況は現在の日本と合致する部分が多いです。 敗戦の誤った自虐主観、近隣諸国との緊張、歪んだメディア、 いじけた平和主義、行き詰った経済。 ユダヤという言葉を、韓国・中国と読み替えれば、ここに書かれ ている内容が恐ろしいほど、しっくりと心に入り込んできます。 思わず拍手を送りなくなる自分がいます。   ですが、私達は歴史を知っています。 この書に踊らされた大衆が恐るべき独裁者を生み出し、 それが未曾有とも言える破壊の嵐を生んだ事を。   この本は現代の日本人が、読むべき一冊だと思います。   それにしても、この本は難解で読み辛い。 原文を直訳しているからかもですが、1つの文章に複数の 主語述語が散らばっていて、内容の把握に骨が折れます。 誰もがストレスなく読めるような意訳版を出して欲しいですね。  

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    投稿日: 2012.01.03
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    疲れた。今まで読んだ中で一番疲れました。 ただ、意外に真っ当なことも言っていることに驚いた。 間違いなく天才なんだろうな

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    投稿日: 2011.07.11
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    歴史がわからないと意味がわからないとこはある。しかし、現代でも考えさせられる、学べることは多い。政治家は失敗したら辞めるというだけで責任あると言えるのか?また、読書は読むだけでなくそこから自分のものにしなければならない。

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    投稿日: 2011.05.21
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    やっと読み終わった〜 ヒトラーが書いた原文を訳したのか それともヒトラーが書いた文を訳したのを訳したのか 良くわからんけど。。。 この人の訳が下手なのか…それともヒトラーの 書いた文が難解過ぎて日本語におこすのが大変だったのか そこが一番きになりましたさね。 書物より、演説のが人の気持ちをグッと捉える事ができる とおっしゃってるアドルフさんは書物を書いていたのかな?! とかこの「わが闘争」を読む限りでは、あまり書物に力を 入れていない印象 = 翻訳がどうとうかいうより 書物に慣れていなかったのか、な〜っと勝手に推察。 400ページくらいで 文章が難しくて何回もググったぞ! それでも良くわからんとこが多々。 主に上巻は、闘争というか、闘争なんだけど 苦難な時代、青春期を描いたクリーンな印象! 独裁者になって、世界をめちゃめちゃにしたとは 考えられない。ような気が… ユダヤ人否定は、めちゃプッシュされてたけど なぜ、日本語で 「独」 = ドイツ なのかが微かにわかった。 この本、世界をGIGAZINEさんで世界をめちゃくちゃにした本 10冊で紹介されていた本のひとつなんだけど ※興味津々でソク書いしちゃったいお どちらかと言えば世界をめちゃくちゃにした人が書いた本ww という印象。 上巻では、あまり政治に関する事は書かれてない。

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    投稿日: 2011.01.10
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    まさに2010年時点の現代日本でこそ読まれるべき本。実際の社会情勢やそこに対して繰り広げられている議論と照らし合わせるとにやにやできたり背筋がさむくなったりと様々な用途にお使いいただけてお勧めです。特にネット上で交わされて、一部では一種のコンセンサスを形成しつつある現代の政治・社会・報道の議論と照らし合わせるにはいい題材です。個人的にはこれの現代日本風の訳を作ってみたいです。ま、ドイツ語できないのでこの本からの現代語訳程度ですが。

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    投稿日: 2010.11.13
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    この本はナチズムのバイブルとして存在していますが、一方ヒトラーはこの本のことをやりすぎた、とも後年言ったそうです。民族差別というのは現代日本においてそこまで感じることはできませんが、しかし国民投票で総統となりし、ヒトラーの考え方は一貫しており、感情移入すれば(ドイツ人)分からなくもないはずです。ドイツが戦争を起こしたのではなく、国際情勢というものが戦争を引き起こしたものであるということが。

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    投稿日: 2010.08.21
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    天才が何を考えていたか知りたくて、読んだ。 憎悪や冷徹な言葉が並べられているが、その理論に矛盾はなかった。

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    投稿日: 2010.04.11
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    上下巻あって両方結構な厚さがある上に中もびっしりなので読み終えるのに体力がいるかも? ヒトラーがどんな人物だったのか分かるかもしれないし、分からないかもしれない本。 読むのにそれなりの覚悟というか心構えは必要。

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    投稿日: 2009.07.03
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    ヒトラー、ナチスに興味があるならば読むべし。 なるほどと思う部分もあったが、民族主義的な部分(とくにユダヤ人についての記載)は読むに耐えない。 訳が読みにくいので最後まで読み切るのは大変かも。

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    投稿日: 2009.02.05
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    表紙の後ろにも書いてあったように、現代社会と『ヒトラー出現を許した混迷の政治風土』は恐ろしいほどに酷似している。それも日本において。この書における「ユダヤ人」という記述を、日本を取り巻く状況に応じて書き換えれば、おおよそ日本の保守陣営の論客が発する自国批判と―民族主義とまではいかないまでも―ほぼ同じものになる。そしてその保守陣営の中でも、その言論手法・性格、ともに同じような論客の一人を挙げるとすれば、小林よしのりではないだろうかと思うのだ。彼らの主張の共通点は、政治から社会風俗にいたるほとんど全てのことと、戦前のそれと比べ、戦前がいかに素晴らしい時代であったかを述べることにある。そして平和主義を否定し、君主制を称賛し、民族の誇りに訴えることもだ。また、自分の立場はインテリ層とは一線を画していることを強調し、なんの後ろ盾もなく自己責任の主張であると訴えることで自らの存在をより大きなものにする(これに関して自分としては何の異議もないが)。さらにそれを最も効果的な手段を用いて大衆へ発信し、しかも彼らはその才能を有している。 かれらは大衆を、とりわけ若い世代を多く惹きつけた。小林氏は漫画で、ヒトラーは演説で(小林氏も最近なかなかの演説家であることが分かってきている。ただ声が悪い。良く言えば印象的なな声だが。)。それは力強く、率直に。さらに大衆が理解できるように物事を単純化する。そして彼らは「命とは目的達成のための手段」と考える(これも異議ないよ)個人主義者であり、ナルシストであり、そうそうのことではくじけないだろう。その時代その時代で受け入れられる人物像があるのだ。 余談だが、日本でファシストを結成した外山恒一、いまのところ彼はただのギャグであると思われる。 現代日本は当時のドイツほど経済的危機には見舞われていないものの、その精神状態は同じようなものだ。ヒトラーが言うように生けるものは戦うことによって精神を安定させるのだろうか?人間の中にある闘争本能を満足させてこそ、その精神は常態を取り戻すのであろうか? だが現代において、そんなことはないのだということが『戦前の少年犯罪』などによって分析されている。この本を読み、考えれば、戦前の状態を賛美するのは、現状に不満を持つ言論者の上等手段であるということだ。なにか聖域を作ることで、人々の関心を集め、反論することをタブーとし、偽の共通認識を作り上げるのである。そういうことが分かって来ている以上、簡単にだまされることは無くなるだろうが、逆に現代を賛美しるぎるようになればまた同じことの繰り返しになる。そのような大衆行動の分析においてヒトラーの分析は鋭い。とにかく言論によって絶えず釘をさすことが言論者の役割である。そうすることで「行き過ぎ」を防ぐ。 戦争を通し、それを回避するシステムは格段に強化された。だがそれは同時に『不安定な平和』をもたらすことにもなった。そして知らず知らず、人々の理想人物像がヒトラー的になってゆくのだ。たとえば小泉前首相が「ヒトラー的だ」と非難されたが、支持率は退陣するまで比較的高い所を維持し、最近は再選の可能性まであった。歴史には繰り返されるスパンがやはりあるようだ。その問題をどう解決するか、2次大戦後大きな課題となったが、おそらく歴史といううものがある限り、永遠の課題であろう。

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    投稿日: 2008.10.06
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    意図的な虚飾はあるようだが、ヒトラーが何を考えていたか、どのようにその考えに至ったかがわかってよい。

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    投稿日: 2008.07.10
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    開始:20071031、終了:20071031 アドルフ・ヒトラーが自ら語った自伝。上巻は、彼の青年期から国家社会主義ドイツ労働者党の立ち上げまでが記載されている。もともと彼は、画家を志し、ウィーンで学んでいた。その中で、国家主義者へ目覚め、腐敗する政治を見つめ、ユダヤ人に対する反感を高めていった。その後、ミュンヘンへ移住し、一兵士として、従軍した。もともと政治家になる意思はなかったようだが、のちにリーダーとなる、準備を十分に行っていたことが伺える。ものごとをつぶさに観察し、自分の洞察力を高め、同時に書籍によって知識を蓄えたと記されている。ただし、基本的に一人称でものごとを語っており、大衆を見下している態度はそのまま表れている。おそらく、自分自身で学び、そして、国家主義に本質に迫るにつけ、いかに周りの人間が無能であるか、ということに気付いたかが伺える。それが後に破滅への道へ進むきかっけとなったのであろう。ただし、リーダーとして責任を全うしようとする姿勢や誰よりも物事を考えているという自信、さらにビジョンを示し、いかに大衆をそこに導くかまでを考えた戦略眼は、学ぶべき点があると思う。また、金に執着した当時の政治家と違い、未来志向であり、金のためでも自分のためでもなく、理念のために行動をしていた。それが多くの人をひきつけた点だろう。こうした点も含めて、いかにして破滅の道へ進んだか、その背後を理解し、二度と同じ過ちを繰り返さないようにする上で有用な本といえる。特に、現在の日本の状態とその当時のドイツの状態が重なるように感じる、という点からもそう思う。ただし、訳がいまいち読みにくい点が残念だ。

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    投稿日: 2007.11.30
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    必要に迫られて読まなくてはいけないのに、どう頑張っても途中で頭痛がしてくるこの一冊。 諦めず読破しようと奮闘中です。読み切る事こそが闘争になってきた気分…

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    投稿日: 2007.03.28
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    ヒトラーの自伝。1973年。プレゼンテーション能力が抜群に高いという点に納得。カリスマ性があったのだろう。

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    投稿日: 2007.02.11
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    彼がどのようにして、ユダヤ人を憎み、ナチ党を結成して行ったかが自らの手で綴られています。 画家を志して挫折した不遇の青年時代から、第1次大戦に従軍して手柄をあげたにもかかわらず、敗戦して、不況のどん底に暮らした体験から責任をユダヤ人に押し付ける過程が読み取れます、今読むと、かなり偏見に満ちた思考だと判りますが、当時のドイツ国内で徐々に受け入れられていく様子も細かく書かれています。意外だったのはユダヤ人の社会についてもかなり詳しく、シオニズム運動や、シオン議定書等の真偽にも言及している事に驚かされます。

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    投稿日: 2006.12.25
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     基本中の基本書。みんな持ってる。ただし最後まで読み通した人少なし。(笑)読了するには拾い読みなどが有効です。特に第二章で挫折する人多いのでここを飛ばしちゃうというのも手。ナチ好きの人は必読ですね。上下2巻。

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    投稿日: 2005.11.06