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ラーメンと愛国
ラーメンと愛国
速水健朗/講談社
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総合評価

106件)
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    渡鬼から「ラーメン世代論」を展開していくのが面白かった。 東京のラーメン屋の多さは異常だと思ってるし、それなのに並んでるのとかも意味わからんなと思っていたりもする。 しかし、ラーメンは食べたくなるのでこれからもちょっと空いているところを狙って70点のラーメンを食べていきたい

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    投稿日: 2025.10.29
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    “作務衣系"がラーメン屋を代表するスタイルとして完全定着を果たすのは、1990年代末。おそらくは陶芸家に代表される日本の伝統工芸職人の出で立ちを源泉。2000年代からは「ラーメン」から「麺屋」へ。店に掛かる暖簾も中国由来の赤と白から和をイメージする黒や紺へ。

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    投稿日: 2023.09.11
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    文化系トークラジオlifeで知った速水さんの本。 タイトルで興味を持っただけでネタ本枠に入ったままずっと積読していた。 ようやく開いてみると、 小麦、戦争、インスタントラーメン、メディアと国民食、現代ラーメンのまとめなど、 近代日本をラーメンで斬ったちゃんとした歴史本なのだった。 速水さん元気にしてるかなあ

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    投稿日: 2023.06.19
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    2022年読了、タイトルから期待した内容とは少し違ったが、読み物として面白かった。 これほど戦後日本の盛衰と関連の深い食べ物はないだろう。本作品が記された10年後の今もラーメンは進化している。でも僕は家で食べるサッポロ一番みそラーメンが一番好きだ。

    0
    投稿日: 2022.05.03
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    戦後から2010年ころまでのラーメン史を辿るにはよい本だった。中国から入ってきたものがいつの間にやら愛国に向かっているという視点もおもしろい。 タイトルにつられると政治的側面を強く語るのかと思いきや、文化的側面から戦後史を追うので読みやすい。 たしかに自己啓発・作務衣系は増えた

    1
    投稿日: 2022.04.10
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    作務衣は伝統の着物ではないし、現代ラーメンは中国起源ではない。 ご当地ラーメンは地方の伝統とは関係ない。 現代のナショナリズムは、そういった伝統とは関係なく生まれ、そのことを恥じるものではない。 ひねくれた視点からの鋭い分析。佳作

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    投稿日: 2019.05.21
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    ・ラーメンを軸にして見た戦後史と今の日本の一側面。日清食品の安藤百福に始まり、佐野実、天下一品、一風堂の河原成美、果ては二郎から六厘舎、夢を語れまで出てくるが、味がどうこうという本ではない。田中角栄の日本列島改造論から内田樹に須藤元気まで。その目配りの仕方が、自分にはちょうどいい感じだった。 ・ラーメンという中国由来の食べ物が、今や「表層的な」ジャパネスク概念の体現の一翼を担っている。「作務衣」のユニフォーム化に加えて「ご当地」的な意匠のメニューでナショナリズム的なムーブメントすら漂わせているラーメン業界。でも、元々ラーメンは給食のパン食化というアメリカの占領政策の延長線上での小麦粉大量消費が背景。考えてみりゃ、うどんやパスタも小麦粉だった。また、言うまでもなく、中国由来。 ・さらに、今のラーメン業界は、イタリア発の「スローフード」因子も包含、つまり、右派左派両方のベクトルも持ち合わせている。「右派」というのは「ご当地」との結びつきで、「左派」というのは大手資本によるファストフード店やフランチャイズ化を拒否している部分。ただし、ラーメン業界におけるナショナリズムは、多様な文化を認めた上でのナショナリズムだと本書では(他書からの引用ではあるが)述べられている。 ・「世界という他者と向かい合わざるを得ない状況で、日本人は初めて『日本という自己』を意識させられ、自らの存在を問われる。あやふな自己を肯定し、セラピー的な効果を持ち得る、『都合のいい過去』が持ち出されるのは、そんなときである。(P252)」 ・「本章で取り上げたような日本の右傾化、宗教化は、本質主義的なそれではなく、『趣味的』『遊戯的』そして、『リアリティショー的』なフェイクと結びついたものであると考えるべきだろう。(P262)」 ・それにしても、チキンラーメン生みの親、安藤百福は、毎日昼にチキンラーメンを食べていたとあるが、他の本ではカップヌードルだったりして、どれがホントなんだろう?多分、幾つかの基本的な商品をローテーション的に食べていたというのが現実的なところではないかと思うんだけど。

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    投稿日: 2018.10.28
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    いわゆるラーメン店紹介本ではなく社会学的にラーメンがなぜ国民食になり得たかを紐解く。戦後の米都合による小麦食の普及、日清創業者安藤百福というイノベーターによる工業製品化、田中角栄のよる国土開発とご当地ラーメン、そのご当地ラーメンや最近の和を基調とした店舗や店員の装いにおけるリアリティの不在等々。浅く広く網羅的にトピックを拾っているので体系的な理解の醸成を図るにはとてもいい。そして読んでいると食べたくなる...この本を読んでいた2日間、出張もあったものの3杯頂きました。ご馳走様でした。

    0
    投稿日: 2018.10.09
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    ・ラーメンが日本に広まった初期の要因としては、 ①アメリカの余剰農産物処理法に基づく小麦戦略により、大量の小麦が輸入されたという物質的要因があった。 ②安藤百福という一人の経営者が大量生産のメソッドを導入したことで、工業製品としてインスタントラーメンを広めた。 …という文化的要因だけではない側面がある。 ・ご当地ラーメンは、地域の特産物・風土に根差したものではなく、地域の観光化に伴い生まれた「地域に縁のない観光資源」である。 このあたりが引っかかった。ラーメンは後から物語られたものなんですね。 現代史の精度はさておいて、高い教養を基にラーメンを絡めて書く様子は速水さんらしい気がしました。二郎ラーメンが食べたくなった。

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    投稿日: 2018.08.29
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    良く調べてるなあと感心するし、論の進め方も丁寧で、研究者の書いた本という感じがする(実際は違うようだが)。 確かに最近のラーメン屋ってのは「和」をテーマにしているように思えるのだが、「なぜ」そうなっているのかの掘り方が弱いのがちょっと残念。 でも良書です。テーマも論構成もとてもよい。

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    投稿日: 2017.12.23
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    ラーメンと愛国という言葉の取り合わせが面白くて手に取りました。 ラーメンという大衆的で、もうあまりにも当たり前に身近にある食べ物を軸に、戦前から現代に至るまでの社会情勢などが描き出されています。 チキンラーメンとアメリカのフォードが絡めて解説されていたり、ドラマ渡る世間は鬼ばかりで描かれた「幸楽」の話など、色々興味深い話が満載でした。

    0
    投稿日: 2017.11.13
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    ラーメンで紐解く日本史。否、日本史で紐解くラーメン。ラーメンの歴史だけでなく、ラーメンを取り囲む人々の歴史を俯瞰できる。そこに日本という特異なカルチャーの変遷を見て取れる。

    0
    投稿日: 2017.06.04
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    切り口は良し。問題は書き手の技量か。wikiで拾ったような情報をまとめただけのようにも思えるが、研究者ではなくライターだから仕方ないのかも。

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    投稿日: 2015.12.22
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    僕はあまりラーメンに関心がない。否、カップ麺や自宅で作るラーメンは結構好きだ。ラーメン屋が苦手なのだ。個性的なようでいてアノニマスな、あの黒Tシャツに腕組みの人たちのお店は、なんだか敷居が高いのだ。 著者は言う。「ラーメンはいつからこんなに説教くさい食べ物になってしまったのか」 本書はラーメンという横糸と戦後日本史という縦糸をうまく織り込んだ…と言いたいところだが、ちょっと強引な気もする。だが故に面白い。 例えばケロッグの話が出てくる。なんで? ケロッグのコーンフレークは、もともと宗教的に禁欲食品として開発されていたのに、弟が砂糖をまぶしてうまいこと売り出してしまった、と。そして宣伝が上手かった。日本のチキンラーメンは、これにどこまで影響されたかわからないが、うまい宣伝で市場に躍り出る。 敗戦で押し付けられたアメリカ産小麦で日本の小麦農業は壊滅的な打撃を受ける。パン食にするぐらいなら麺を、と立ち上がったのが日清食品の百福であった。 カップヌードルの普及あたりまでは、著者も好意的に書いているように思えるが、近年の、僕の苦手なラーメン屋たちに「作務衣系」という呼び名をつけ、かなり否定的な筆致で苦笑する。 ご当地ラーメンというのは、ちっともご当地の食文化ではなく、むしろブラックバスのように既存の生態系を破壊するようなものではないか。実際の陶芸家などは作務衣を着ないのだが、ラーメンはロールモデルとして伝統職人の記号と勘違いされている作務衣を選んだのだ。もうこの時点でだいぶアレだ。 ラーメン屋、というのもおそらく彼らにとって嬉しい呼び名ではない。店名に「ラーメン」を掲げる店も激減している。代わりに「らあめん」「麺や」「麺屋」「麺家」を名乗り、店内には意気込み溢れる人生訓。僕がラーメンから遠ざかったのはまさにこの辺だ。 ご当地ラーメンは郷土食でもファストフードでもない、第三の道だという。日本はサードウェーブコーヒーも流行化するという、なんとも恐ろしい国であるが、ラーメン(おっと、麺や、か)はその中で絶妙に宙ぶらりんな位置にいるのだろうか。 思想と切り離された、説教くさくない「ラーメン」が食べたい、と改めて思ってしまうのは、本書が積み上げてきた論に対して失礼かもしれないが、本当、ラーメン説教くさいんだよ、こんな本まで出ちゃうし!

    0
    投稿日: 2015.12.02
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    最近のラーメン屋にある種のいかがわしさとか、押し付けがましさを感じ、すっかり行かなくなったと言うより、行きたくない。その訳が少し分かった。 特に、ラーメンポエムと作務衣の制服はやめてほしい。 ラーメンと昭和史、愛国心、郷土愛、そしてナショナリズム、壮大な大風呂敷を広げているが、少々理屈ぼっくすぎる。論理展開に強引さも感じる所もある。しかし、知らないことも教わったし、オォット思う視点もあった。 でも、年のせいか、押し付けがましいラーメン屋は嫌だな。行列などできない普通の中華屋のラーメンが一番好きです。

    1
    投稿日: 2015.07.05
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    ラーメンを通して戦後の歴史を知ることができる。 ララ物資の話、小麦粉の話は考えさせられた。 西洋のスープ、主菜、主食を一緒くたにしたもの。稲作信仰。出版資本主義、北海道から沖縄までが日本という帰属意識。魅力的な物語に人は関心を抱く。

    0
    投稿日: 2014.09.23
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    2014年9月10日読了。「ラーメン」が「日本の国民食」となったプロセス、そして「日本の国民」という概念の成り立ちについて。cakesなどの記事でよく見かける著者だが、議論は分かりやすく懐も深く、大変読み応えのある内容だった。「実家がラーメン屋」は昭和のある世代までは「貧乏」の象徴だった、とはドラマやアニメなどでの扱いからも確かにうなずけるところ。ラーメンが他のファストフードと異なり高価格で行列を生むほど人気を博している背景には、戦後アメリカによる大量の安価な小麦粉の供給・その消費先としての麺類の大量消費、「作務衣化」に表象される、日本古来の伝統とは切り離された・欧米の視点で日本を再発見したような意匠化があるということなのか。いい悪いを述べることは出来ないが、ラーメンがそのように進化して生き残ってきたことは、「クールジャパン」の今後どうなるかを考えるためにも参考になる事例なのだろうか。

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    投稿日: 2014.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者曰く「ラーメンの変異から見る日本文化論」とのこと。 ふとドッグイヤーしていたのは、ご当地ラーメンは郷土料理などでは無く、地方の風土が消え去る中で観光資源として捏造されていったのでは、という著者の言。なるほどなぁと思う。 なにより、読み終わって感じたのは、本書の裾野の広さ、というか射程の広さというか、大風呂敷さ? 目次を見ただけでも、日本外交の歴史やナショナリズム論、メディア論、経営学、地方分権論など、ラーメンというスコープを通して様々な世界が切り取れることに感動を覚える。そして痛く知的好奇心が刺激された。

    0
    投稿日: 2014.06.10
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    シナソバとか中華そばとか、バラバラに呼び習わしていたものが「ラーメン」という存在になったのは、チキンラーメン以降だったとか。「ご当地ラーメン」が郷土料理といえないのは、はやりの店が一軒できたのちにそれをみんなでマネしちゃうことからできちゃうものだからだとか。やたら人生訓好きだったりラーメン道とかいっちゃうのは麵屋武蔵から引き継がれてるのだとか。ラーメン屋の店主が作務衣を着るのは一風堂の影響だとか、いろんなトリビアが満載です。

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    投稿日: 2014.05.04
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    ラーメンを中心に据えながら、現代史を振り返った本。 戦後から現代にかけてラーメン産業が日本人にどう受け入れられ、根付き、発展してきたかを纏めている。安藤百福やエミングらの「生産技術への視点・大量生産の発想」という、日本ものづくり思想のターニングポイントとなった功績の大きさを初めて知ることが出来た。 又、当時の食事情だけでなく経済事情・政治情勢を俯瞰的に考察がされている為説得力を感じる。特にご当地ラーメンを「地方の没個性が生み出したフェイクの固有性」であるとし、観光資源として捏造されたものと分析した点が面白い。

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    投稿日: 2014.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白いっちゃ面白いけど、「つくられた伝統」なんて日本に限らずどこでもそうだし、だから言おうと思えばなんでも「国粋主義」とか「ナショナリズム」とか言えるわけだけど、単にそれを「ラーメン」と結びつける組み合わせの面白さってだけじゃないの、という気もした。 須藤元気を事例に「ナショナリストで多文化主義」っていうのは、もっと拡げて書いて欲しかったなーと思いました。そういう例を逆説的に捉えれば「地元のアイデンティティを否定して、多文化主義を肯定するリベラルの振る舞いは、マイノリティのナショナリズムや民族主義を肯定して、マジョリティの文化を否定する、マイノリティ側の排外主義」とも言える。まさに、そういう似非リベラルに対する反感が今の日本の右傾化を招いていると思っていたので。

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    投稿日: 2014.04.01
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    タオル巻き&作務衣姿のラーメン店主、みつを風書体のお品書き、ご当地ラーメン、ジロリアン…… このあたりのラーメン現象を、メディアが意図的に作り上げたと批判するのではなく、そこも全部知った上で『日本文化』として消費されていくことを浮き彫りにしていく展開にわくわく。一気読みです。 ラーメン独特の文化の変遷から社会を読みとくということでイロモノ本かと思ったら大間違い! インスタントラーメンの発明・受容、高度経済成長、地方の観光誘致作戦など、ラーメンと社会の関係は切手も切り離せないということがよーくわかりました。 確かに、この世の中で単価がキープされてるのってラーメンくらいかも……

    0
    投稿日: 2014.01.29
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     ラーメンを題材に戦前から戦後にかけて主に日本の食文化の変遷、日本人のナショナリズムの変化に関して言及した一冊。歴史の変化とその変化が現代にどう影響されていたか簡潔に整理されて読みやすかった。 印象に残った点   日本の食文化のルーツは黒船来航以前は中国、それ以降はアメリカから輸入されるようになった。そんな中、ラーメンは中国発信の食であり、呼び方も支那そば、中華そば、ラーメン、今ではつけ麺と呼ばれるように変化した。変化過程で、日本は輸入したものを自国オリジナルのものに落とし込むことを得意とする国である。  ラーメンを独自なものにする中で、戦後ご当地ラーメン、テレビ特集が組まれるが、ご当地ラーメンはその土地に根ざしたルーツを持つものでもない。また、テレビにラーメンが登場することで、ニュースとしての夕方の報道番組に変化をもたらし(バラエティー的要素を加え)、公共性を重視していた放送から利益追求型へと放送局は変化した。また、ラーメン道といったように修行する様子を映すことで、テレビにリアリティを追求するようになった。  また、そもそも小麦が日本に根付いたのは戦後マッカーサーにより日本への低金利の融資と共に小麦を支援物資として送ることで、小麦文化を根付かせようとした。その結果、日本の小麦消費量は増加し、パン文化などが根付き、アメリカは小麦を輸出して稼ぐことができた。    食文化から解いたように、日本は海外から受け入れたものを独自に落とし込むのが得意である。その傾向はもの造りにおいても感じることができ、大量生産より優良な製品の製造が得意である。しかし、なぜ独自性の構築に活路を見いだしたのか、疑問が残った。

    0
    投稿日: 2013.09.24
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    一気に読んだ。ラーメンを基軸に戦後アメリカの小麦戦略から、3.11以降に至る現代史を語るその手法は巧みだ。安藤百福から『渡鬼』、連合赤軍事件からジロリアンまでを単に俎上に載せるだけではなく、意味づけていく縦横無尽さとスピード感もまた見事。思想史としての結論にも納得する。

    0
    投稿日: 2013.09.22
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    速水健朗『ラーメンと愛国』読了。外来のラーメンが“国民食”へと変質していく様と現代史。舶来のものを独自のものへと変質させる我が国の独特な文化。それを凄まじいスピードで達成したのがラーメンといえる。大量生産が国民を統合し、今、ラーメン道として変容する。未来の消費すら見える。

    0
    投稿日: 2013.07.30
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    この本は大学生の娘から借りて読んだ。 「ラーメンと愛国」この題名にまず違和感を覚える、しかし読み進めるうちにこれがなんと面白い。 日本人の大好きな「国民食」のラーメン、戦後の米国の小麦戦略による展開からのラーメンの進歩、「ご当地ラーメン」のうそ等ラーメンから日本人を改めて理解しなおす一冊。 そして、現代日本のラーメン屋さんの右傾化? ラーメン大好きなあなたは読んでみるべきですよ・・・。

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    投稿日: 2013.06.28
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    ラーメンで国家論を語るという、突拍子もないお題だが、そこそこしっくりくる内容。半世紀後、「ラーメン」はなんという呼称に変化してるだろうか。

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    投稿日: 2013.06.19
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    戦後文化なんてどれもこれも紛い物ってのを、ラーメンを点にしてあらゆる方向に線を引いている。サクサク読める。良書。

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    投稿日: 2013.06.18
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    ラーメンって興味なかったので、速水本の中でも食指が動かなかったんだけど、読んでみて凄く面白かった。 詳しくはあとで書こう

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    投稿日: 2013.02.11
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    日本人の国民食とも言えるラーメンというものを通して、日本人と現代史を論じている書籍です。面白かったですね。著者の本は毎回読み応えがあります。基本は戦後から現在までに至る現代史の流れを、ラーメンの歴史とともに紐解いていく流れです。ラーメンこそ戦後アメリカ化する日本の象徴であるといったものから、昨今のラーメン屋店員に見られるファッションがどのような意味をなしているのかといったものまで、もはや当たり前のように受け入れている現象が実に風変わりのあるということが詳細に書かれています。例えば、店員の作務衣姿には伝統や歴史を重んじるような印象がありますが、実際は日本の歴史と何の関わりもない単なるイメージとしての体裁に過ぎない、といった現実には驚かされます。そういったもの以外にも、戦後現代史に関してラーメン以外の様々な視点で論じられている部分も多いので、一般的な歴史認識とはまた違った認識の仕方が出来て為になるのではないかと思います。

    0
    投稿日: 2013.01.21
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    国民食と呼ばれるラーメンを通して日本人とは何か?を考えた一冊。親しみやすい題材から国民性をあぶりだす試みは見事に成功している。面白かった。

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    投稿日: 2012.11.11
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    浅い!でも、ものすごく広い! 腑に落ちないとこやもっと知り合いことはちゃんとした専門書を読めってことだよね。 新書としては正しく素晴らしい。

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    投稿日: 2012.11.08
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    地元のブックオフで購入する。味噌ラーメン風の本です。味噌ラーメン自体は好きですが、情報の詰め込みすぎではないでしょうか。

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    投稿日: 2012.10.17
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    文化史的なジャンルが好きなので、京都旅行の帰りの新幹線の中でさらりと読了。 ケロッグ博士からラーメンポエムまで自在で縦横無尽な言及は、書籍というより、リンクを辿って外へ外へ開いていくブログ的な印象。 余談ですが、著者のブログ「犬にかぶらせろ!」をブクマに入れて愛読しておきながら、同じく愛聴していた文化系トークラジオの出演者だと、かなりの間、迂闊にも気づきませんでした。

    0
    投稿日: 2012.10.17
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    戦後から現在までの日本文化史を大衆食の代表的食品であるラーメンから読み解こうというのが本書。 終戦直後の闇市から始まりチキンラーメンの発明、札幌ラーメン等「ご当地ラーメン」の登場から「作務衣化」した「ご当人ラーメン」の登場までの流れを当時の社会情勢を参照しながら読み解くのが実に痛快。

    0
    投稿日: 2012.10.13
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    現在の「ラーメン」の置かれた状況を説明するには、過去に起こった様々な出来事や社会情勢を踏まえる必要がありますが、それらは大きく分けるとグローバリゼーションとナショナリズムという2つの観点が存在する、という筆者の発見を裏付けるための話が展開されていきます。 様々な歴史を紐解いてそれを繋げ直しながら、筆者が知りたかったことの答えを出せたということで最後は締めていますが、「歴史を丁寧に検証することで従来と違った視点で物事を見ることを繰り返す」という本書の手法はラーメン以外にも使えるため、私としては内容よりもこの論理展開が勉強になりました。

    1
    投稿日: 2012.10.03
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    ラーメン屋さんほとんど行かないけど、作務衣系とかラーメンポエムとか、確かにそんな感じだなあと納得。みんなラーメン好きだよね… 普段あまり触れない情報なので興味深く読んだ。

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    投稿日: 2012.09.08
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    ・ラーメンが日本に広まった初期の要因としては、 ①アメリカの余剰農産物処理法に基づく小麦戦略により、大量の小麦が輸入されたという物質的要因があった。 ②安藤百福という一人の経営者が大量生産のメソッドを導入したことで、工業製品としてインスタントラーメンを広めた。 …という文化的要因だけではない側面がある。 ・ご当地ラーメンは、地域の特産物・風土に根差したものではなく、地域の観光化に伴い生まれた「地域に縁のない観光資源」である。 このあたりが引っかかった。ラーメンは後から物語られたものなんすね。 現代史の精度はさておいて、高い教養を基にラーメンを絡めて書く様子は速水さんらしい気がしました。二郎ラーメンが食べたくなった。

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    投稿日: 2012.09.08
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    戦後日本社会の変化をラーメン文化をものさしにして語る。ラーメンという本来「日本的」なものではない食品がローカライズ、ナショナライズされていくプロセスを戦後日本の国土開発やマスメディアとの関わりのなかで論じられている。

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    投稿日: 2012.08.26
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    斬新な試みが目を引いて読み始めた。戦後日本の庶民生活に関して色々面白い勉強にもなった。他国からの借用から始めて自分ならではの文化に成長させたものに関して面白い且つ挑発的な質問を投げ込んだと思う。ただし、話が進むにつれて論点がぼやけて散漫な気がした。

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    投稿日: 2012.08.11
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    戦後復興期の工業生産とチキンラーメン、高度成長期の列島改造論とご当地ラーメン、バブル期以降のメディア展開と行列のできるラーメン、そしてこの数年の作務衣系・ラーメンポエム・「麺道」的ぷちナショナリズム。 時代の変遷と、その時代の特徴をラーメンブームの動向と絡めて論じる、というのは非常に刺激的だった。 とはいっても、筆者が本当に主張したい作務衣系とかの段にいたって、なんだか文章が荒れてきて、論旨が不明瞭になっていったのがちょっと残念。 わりと無駄話も多くて、いまいちこなれきってない感じはあった。 ただ個人的には、ラーメンなんてどうしようもないファストフードで、だからこそいいってなものを、薀蓄・ポエム・「麺道」的精神論・店主の個人推し等々 が激しい昨今のラーメン界に辟易していたので、それを冷静に分析しようという試みには溜飲が下がった。 よく見るビジネスマンの轆轤回しスタイルと、読モオサレさんの足クロス立ちと、この作務衣系腕組みラーメン野郎は胡散臭いと思っていたのよ。

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    投稿日: 2012.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自称瑛太に早水健朗が書いた日本ラーメン文化論。 でも、『論』までと言えるのかは正直疑問が残る。 日本ラーメン史という方が個人的にはしっくりと来る。 ラーメン好きと自称する人達にはそもそもアカデミックなところがないので、読む必要はないけれど、雑学の一つとしてはおもしろいかもしれない。 では、バイちゃ!

    0
    投稿日: 2012.07.07
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    うーん。 いろいろと面白い話が聞けました、楽しかったです、勉強になりました、とは思ったのだが、関連した背景説明なんかが冗長で。何の話してるんだっけ、と思ったことが多々。 残念ですけれど、能書きも多くて、こんなにラーメンが大好きな私ですが、少なくとも読後感でラーメンを食べたいと思いませんでした。それは単に濃淡つけて読めない私のスキル不足に依っているのかもしれませんけれど。 で、うーんと思ったものの、個々のトピックが楽しかったのは確かで。特に、ご当地ラーメンのトピックはなるほどと感銘を受け、私にとって首肯すること多いものでした。

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    投稿日: 2012.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    清水健朗『ラーメンと愛国』講談社、読了。戦後日本は標準化の歩み。即席麺は均質の国民食を表象する。その無個性化への反発は~系ラーメンの自己主張へ。背景には合衆国の輸出政策や世界経済の連関も存在するとか。ラーメンとナショナリズム、グローバリゼーションとの葛藤から日本戦後史を回顧する。 -----  社会学者の阿部潔は、日本の一九九〇年代後半を、「気分としてのナショナルなもの」が肯定的に受け入れられるようになり、「文化・社会現象としてさまざまな形で前景化」していった時代だと指摘する(『彷裡えるナショナリズム--オリエンタリズム/ジャパン/グローバリゼーション』世界思想社)。九八年の長野オリンピックでは、劇団四季の浅利慶太の演出による「伝統的な日本」を意識した演出の開会式が行われ、「大東亜戦争の意味を問い直す」という小林よしのりの『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論』第一巻(幻冬舎)がベストセラーになり、国旗国歌法が公布(九九年)される。  同時に、阿部はこれが単なる右傾化ではないということも指摘する。浅利慶太の演出が典型であるように、「日本の伝統」「ナショナルなもの」を表出しようとしながらも、生まれてくるのは、一度、自分たちの視点を西洋側に置いた上での「日本の伝統」、つまりは西洋視点のジャポニスムを真似てしまうという皮肉なものでしかないからだ。  二〇〇〇年に浅田彰は、一九九〇年代のJポップやJ文学といった「いかにもポップな、しかし日本的で身近な感じがする」文化の台頭、そして皇室の伝統的なイメージなどかなぐりすてて「元X JAPANのYOSHIKIが『奉祝曲』を演奏した」ことなどを受け「J回帰」という言葉を提示した。これは、九〇年代の不況とグローバル化を背景にした、日本的なものを取り戻そうとする動きが、本来的な「伝統の日本」を取り戻すのではなく、「あくまでも表層的な模像(シミュラクル)としての日本への回帰」にしか結びつかない状況に向けて、「浅薄な」という言葉とともに吐かれたものだ。  これらの指摘は、ラーメン屋が「日本の伝統」「伝統工芸の職人の出で立ち」を再現しようとして、まったく正統性のない「作務衣」を着てしまうのと同じであり、そのメカニズムを説明してくれるものである。ラーメンこそ、浅田が言うところの「表層的な模像としての日本への回帰」を一九九〇年代に果たした代表的な存在と言える。 -----

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    投稿日: 2012.06.24
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    自分には「幸楽苑」的昔ながらの中華そば系?が一番口に合うのかな?レベルの、 ラーメンに対してはさして拘りのない自分にも面白く読めた。

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    投稿日: 2012.05.18
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    中国をルーツに持つ料理でありながら、最早われわれ日本人と切っても切り離せない関係にある、ラーメン。そんなラーメンを起点に、日本の戦後史やメディア論と絡めて論じた本。日本のラーメン文化の基礎が、戦後のアメリカによる小麦援助のおかげであるというのは興味深かった。最後まで楽しく読める一冊だったと思う。

    0
    投稿日: 2012.05.14
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    ラーメンでこんな本が書けるのかと感心。いやいやラーメンだからかもしれないが。 ラーメンがいかに国民食になったか。そのルーツから、ご当地ラーメン、現在の「職人風」のラーメン屋さんまで。ラーメンは日本とともに変化を遂げてきたのがよくわかった。

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    投稿日: 2012.05.11
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    別に日本発祥のものではないのに、いつのまにかモンスター食文化になって海外でも注目され始めている"日本のラーメン"。ラーメンの解説ではなく、戦後に産まれたラーメン君から見た現代までの日本の国と日本人、を多様な分析でまとめられていて読み応えあります。

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    投稿日: 2012.05.03
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    「ラーメン屋」が「麺屋」に変わり、厨房では作務衣風の衣装でラーメンを作る姿が当たり前になった。著者は、時代の変化を「ラーメン」という一見すると不変的に思われるものさしで俯瞰する。戦後、アメリカからの大量の小麦の流入とラーメン普及との関連性を示したり、ご当地ラーメンが地域の食文化に何ら関係性を持たないことを指摘したり。独自の視点でラーメンとナショナリズムを重ね合わせる手法に納得したり、首を傾げたり。ん〜なかなか面白い。

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    投稿日: 2012.05.03
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     戦後の米国による小麦押しつけからスローフード運動まで、ラーメンをネタに日本社会の変遷を分析。ソースの怪しい眉唾な話もまたネタとしては面白かろう。  最近のラーメン屋の作務衣スタイルに社会の右傾化を見出したりとか、視点がなかなかに面白いのだ。  しかし、肝心のラーメンについてはあまり書かれていない。なんだ、ラーメン本ではなかったんだね。

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    投稿日: 2012.04.18
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    ラーメンから見る日本社会という感じ。愛国と言うのには少し違和感があるから、タイトルだけで敬遠した人にも読んで欲しい

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    投稿日: 2012.04.12
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    おもしろかったです。お勧めです。特に私と同世代の方。B級グルメ談義と思いきや、さにあらず・・・です。戦後の日本の移り変わりを、とてもわかりやすくとらえています。 ラーメンって、日本人にとってどういう存在なのか・・・、実に深いです。だからみんなラーメンが好き。そしてその人気は、いまや国内にはとどまらない。 すべてをリアルタイムで経験してきた世代には、生きてきた時代の「おさらい」的な一冊です。

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    投稿日: 2012.04.05
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    現代ラーメン屋の「作務衣化」を「愛国」というキーワードから考察。ラーメンの歴史から戦後の食糧政策、国民食になった経緯、ラーメン屋のイメージの変遷などにも触れていて興味深いが、全体を通してやや散漫になってしまった気も。

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    投稿日: 2012.03.31
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    タイトルに惹かれて久々に読書。 主に戦後における、歴史的、政治的、文化的な背景の中で、ラーメンが受け入れられてきた流れを理解できる。 雑学として、読みやすくおもしろい。 が、タイトルに「愛国」とうたわれているが、あまり本文とリンクすることがないのが気になる。笑

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    投稿日: 2012.03.24
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    今時のラーメン屋には黒か紺に手書き文字のTシャツの店員、店内に相田みつを風な説教くさいラーメンポエムが必ずある。ラーメンをキーワードに語られるナショナリズム。国民食となったラーメンが10年後、どのように変貌しているか気になる。

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    投稿日: 2012.03.20
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    ラジオで冷やかされ気味に宣伝されてた頃から気になっていたのだが、読んでみたら意外(?)と真面目な内容だった。私は日本で改造されたラーメンの味が大好きなので、これからも沢山食べていきたいと思っているが、ラーメンブームの歴史や、謎のポエムがどのような文脈から生まれたのかという分析が書かれていて、スッキリした。そして改めて、物語の持つ力は凄いのだなと思わされた。 しかし、こういう分析ばかり読んでいると色々面倒くさい人間になりそうだ。ベタにポエムも作務衣も気にせずラーメンだけ食って幸せに生きているだけの人間になりたいものだ。 私はちっさい店のラーメン大好きです。何はともあれ!!美味しい(笑)

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    投稿日: 2012.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    FBをしているとラーメンの写真ばっかりアップされるのでついつい昼飯がラーメンになってしまう今日この頃。この本のタイトルを見て脊髄反射で購入しちゃいました。 で、内容ですが、全く堅苦しいものではなく、どっちかっつーと、ちょっとふざけて書いている部分もあったのでまあまあ面白く読めました。 おかげでラーメンの新事実を知る事になりまして、ラーメンつまり小麦はアメリカの小麦消費戦略が発端で、戦後の食糧不足に付け込んで上手い事やったぜ!みたいで、ま、美味いからええか。。。 チキンラーメンの生みの親、安藤百福氏は結構それまで怪しい商品を売りまくってた黒歴史があるとか、ま、どうでもええやん。。。 『沖縄そば』って蕎麦粉使ってないやん!とか、『札幌ラーメン』=味噌っつーのは『サッポロ一番味噌ラーメン』の登場がきっかけであって、元々はとんこつ醤油ベースだったとか等々、どうでもいい蘊蓄満載で胸が熱くなってきます。 さらにたたみかけるように、『ご当地ラーメンの定義=郷土の気候、風土、知恵が混じり合い、その地域に根差したもの…』も、最近の話だろ?でも、そっとしておこうぜ、地元が盛りあがればいいじゃん!みたいな著者の優しさも垣間見れ、とにかく、歴史は薄いけどそういう事にしておこうぜ感は私も大好きです。 私は食べた事はないですが、所謂『二郎系ラーメン』の歴史的解説や、そういえば有名店のラーメン店主って作務衣姿に頭にタオル巻いてるやん、なんでなん?も解説してくれますし、とっておきは『ラーメン道』なるものを作り、良くあるラーメン店の”あいだみつお”風な手書き文字で『俺の魂の入った、俺のつけめん、食べてみろ!』おいおい、そんなん呪われそうで怖いやんけぇwwwwwwwみたいな”ラーメンポエム”の解説も秀逸でした。 とにかく読んで損はないですが、だから何?って感じで最高でした!

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    投稿日: 2012.03.03
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    日本近代史をラーメンを絡めて解説。 無理なこじづけは一切ないのが凄いところ。 とにかく最後の章のラーメンとナショナリズムが面白い。 作務衣化とかラーメンポエムに関するところなどは、確かに、と頷く事多し。 津田メルマガで速水さんを知ったけども今後も著書は追いかけていくことが決定。

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    【読書その22】以前からずっと読みたいと思っていた一冊。戦後のラーメンの普及、発展、変化という、ラーメンを軸に、社会を新しい切り口で分析し、新しい日本社会の側面を映し出した本。 戦後のラーメンは、支那そばという形で闇市から始まる。その背景には戦時期を支えたアメリカの小麦農家の余剰在庫がある。それが戦後、戦争で荒廃した日本に大量に流入。小麦を使った支那そばの発展につながったという。 その後、カップヌードルの普及にはあさま山荘事件が一役買うなどし、チキンラーメン等のインスタントラーメンの開発により地位を確立していくラーメン。ラーメン大好き小池さんに見られるように、若くて貧乏な貧乏な一人暮らしの象徴になる。 著者は、「ラーメン」という共通の文化を通じ、ラーメンを愛する日本人という共通の意識を持つに至ると言う。ベネディクト・アンダーソンの「想像の共同体」を文字って、「味覚の共同体」と表現している。 本書の後半部分はこれまでの学術的な文化論からは少し離れて、現代のラーメンの変遷の話になる。ラーメン二郎の話から、九州じゃんがらのラーメンポエムに至るまで、著者のラーメン愛が伝わってくる。 純粋に面白い一冊でした。これなら社会学を志す学生が増えるのではないだろうか。

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    ラーメンを軸にした、戦後産業史。たまに軸がぶれてラーメンが置いてきぼりになっていることも。ラーメン史、産業史、思想文化が混ざり合った論旨は非常に興味深い。けどラーメン薀蓄だけに絞ってもらった方がおもしろかったかも。あとラーメン食べたくなりました。

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    投稿日: 2012.02.13
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    基本的には面白かった。 ただ何か、「いい鉱脈を探りあててるのに、サンプル調査で終わってる」みたいな感じは否めないような気はする。全般に「まとめ」になってしまっていて、「作務衣を着る当事者達に対する深掘り」みたいなところがもうほんのちょっとだけあれば、大分深みが出るだろうになあ、という気はする。 ただ最近の若者と喋っていると、東京にとんこつラーメンがほとんどなかった時代のことを知らない事などを鑑みると、充分に有用かつ面白いものではありました。

    0
    投稿日: 2012.02.07
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    面白かった。ラーメンの歴史を戦後史から読み解いている。何故ラーメンは国民食になったのか、ご当地ラーメンはいつ作られたのか、現在のラーメンブームに潜むナショナリズムとは、等。作務衣系、ラーメンポエム、っていい言葉だね。

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    投稿日: 2012.02.02
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    戦後現代史をラーメンという切り口で読み解く。 なるほど。 田中角栄、渡鬼、バレーボール論(?)などなどやや牽強付会と思われる部分もあるけれど、強引な部分も含めて楽しめればいいかな。 いやむしろラーメンはそれだけ戦後日本と歩みを共にしてきたとも見れるのか。(これはラーメンに限ったことではないのかもしれないが) ラーメン屋の壁に書いてあるアレのラーメンポエムって呼び方、頂きます(笑)

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    投稿日: 2012.01.30
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    戦後から現在にかけての現代史において、ラーメンがどのように受け入れられ、変遷していったのかをたどっている。米国の余剰小麦のはけ口として小麦食が普及していったこと、大量生産思想の実践としてのインスタントラーメン、「貧しかった」過去の記憶としてのラーメン、など興味深く論じられている。「ご当地」ラーメンやラーメン「道」が、ある意味作られたもの(悪く言えば捏造されたもの)であること認識しながら遊戯的に行っているという筆者の指摘は論として面白い。

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    投稿日: 2012.01.30
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    ラーメンの話はサイドメニューとして、現代史マシマシでガッツリいただけました。同著者の「タイアップと歌謡史」も以前読んだので、他の著作も巡礼してみたくなりました。

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    投稿日: 2012.01.28
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    ラーメンを通じて日本経済史、メディア論、近時の右傾化を語っており、視点の設定の仕方がうまい。 工業製品としてのラーメン、ラーメンとノスタルジーなど読んでいて「確かにそういえそう」と思える箇所も。 ただ、ラーメンの和化と近年の右傾化を同列に語るのは少し強引では? ものの見方としては参考にできそうではあるが。 後々いろんな本の参考文献にあげられることになりそうなので、一通り読んでおいて損はないと思う。

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    投稿日: 2012.01.28
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    読み始めたばっかりだけどラーメンに関する知識が益々増えそうな予感。「日本ラーメン秘史」より格段に面白い。

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    投稿日: 2012.01.27
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    ラーメンのことを知りたければこの本は必要不可欠かもしれない。この本あることを知らない状態でラーメンが好きだと言ってた自分が恥ずかしいと思えるくらいにラーメンの歴史を知ることができる。うんちく本には近いが、常識があまりない人にとっては、身近な例をあげて、日本近代から現代の日本史にも触れられる。ラーメン好きインテリさん、必読。

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    投稿日: 2012.01.26
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    本書はラーメンの本ではない。ラーメンと言われる日本食を作り出し、食べ、量産し、生活しきた日本人をしとしていている。よってラーメンの本と思って読み始める読者には推薦できない。ラーメンという特殊な和食から日本食風俗史を概説する趣き。

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    投稿日: 2012.01.25
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    つけ麺という形態変化を経て、ますます進化のスピードを上げ存在感を濃厚にしている、我等が「ガラパゴス・フード」ラーメン!その不断のイノベーションの秘密は前々から気になっていました。それを社会、経済というマクロ視点から解き明かすのが本書。っていうかラーメンを素材に日本の戦後史を語る、といった方が適切か?ヘンリー・フォードからエドワーズ・デミング、安藤百福、田中角栄、はてまた泉ピン子、井上雅彦まで登場しラーメンの歴史に多方面から光を当てています。なるほど、の連続の中で、本書では触れられていない自分なりの気づきもありました。1990年代以降のラーメンビジネスの繁栄は、標準世帯の崩壊、多世帯化の進行によるものではないか?ということ。戦前の支那そば屋台における「都市下層民が深夜飲食の楽しみとしての娯楽」「不規則時間労働者たちの夜食」というニーズ、インスタントラーメンが果たした高度経済成長時代の大都市流入者の食生活を支えるという役割と同様に、晩婚化が進む独身者の手の届く食のエンターテイメントであることが、今のラーメンブームの内実ではないのか?家族が必要だったり相手が必要だったりする飲食とは違う「個食エンターテイメント」であることが価格破壊を免れ、平均単価754円を保てている理由であるような気がします。これはチキンラーメンが発売当時35円という、うどん一玉6円に比べ高かったこととの類似とも思います。そういう意味ではラーメンがいかに進化しようともラーメンを支える市場は変わらないのかもしれません。ただ人口増加時代と人口減時代ではラーメンの発する意味はだいぶ違いますが。

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    投稿日: 2012.01.21
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    自分の無知で「へぇ〜」と思わせる内容も多く、自分が漠然と感じていたことにも触れていて、とにかく細かいことは抜きとして面白く読めました。それでいいんじゃないかと。

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    投稿日: 2012.01.19
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    読み進めていくうちに、ラーメンに関する本を読んでいるはずだったのに、いつの間にかバレーだったりテレビだったり田中角栄の話になっていて、不思議な感覚になった。とにかくむちゃくちゃ面白い。

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    投稿日: 2012.01.18
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    ラーメンを通してみた日本の歴史。政治、文化、経済、(宗教もか)をふんだんに盛り込んで語って頂いたラーメン二郎のようなお話。お腹いっぱいになりました。(ラーメン二郎食べたことはありません。食べてみたいな。)

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    投稿日: 2012.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラーメンという切り口だけで、こんなにも日本が見れるものなのだということに素直に感動した。こうした見方があってるとか間違ってるとかそういうことじゃない。この本を読んでから、ラーメン屋の壁にかかっている店主の心意気みたいな文章によく目がいくようになった。読んでいて楽しい、ラーメンが食べたくなる一冊。

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    投稿日: 2012.01.17
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    帯の煽り文句と、まえがきのテンションの高さから、面白おかしい系かと思いきや、言葉の選び方と文体が大仰なだけで、中盤からはその大仰さも引っ込み、割とマジメにあれやこれやを語っている。 しかし、読み終わったばかりの今ですら、一体何が書いてあったか思い出せない。。。ひとつひとつのエピソードには、かなり興味深いものがあるのだが、次から次へと関連性が不明なままに羅列されている、ような印象をうけた。 なんとなくこの本の骨子は、筆者が「作務衣系」と命名した、ラーメン道やらラーメンポエムなどに表される居心地の悪さ、もっというと、ダサさ、みたいなものに対する、豊富で幅広い知識と膨大な文献からの引用を絡めた、壮大な揶揄、のような気もしなくもない、と思ってしまうのは、私の根性が捻じれてるせいだろうか? もちろん、麺屋系ラーメンが、デフレの波に飲まれず、腕とアイデアで勝負する姿勢に、一定の賞賛もしている。まさにベンチャーのあるべき姿だ、という意見には大いに賛成するところです。 しかし、ラーメン屋で、壁になにやらの手書きのポエムを見るにつけ、あれだけは本当にウンザリしちゃうんだよね。

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    投稿日: 2012.01.11
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    ラーメンと愛国なんて大層な名前をよくもつけるもんやなあ。 作務衣姿と捻り鉢巻でラーメンポエムを壁に貼り付ける。 そんなたいしたもんでもなかろうに。 作者はラーメンなんてどうでもよく、日本現代論でも書きたかったのだろうか。 ラーメンに対しての愛情が感じられなかったのが、ちょっとなあと思ってしまった。

    0
    投稿日: 2012.01.09
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    ラーメンは大好きです。当然。自分のブログのカテゴリにもラーメンタグ置いてますし。 タイトルは軽めですが、本書の考察と切り口、不可分のない深さは非常に好ましいものです。 日本における、ブームとは言えない「ラーメン」というものの存在意義。 様々な面から分析解説していきます。 まず、(1)戦後におけるアメリカ主導で作られた小麦文化について。 (2)世界を席巻する安藤百福によるインスタントラーメンの発明。 (3)現在のブームともいえる、「作務衣系」と「ラーメンポエム」(著者銘名) (1)については、学校給食に取り入れられたパンそして急速に需要の伸びたラーメン等の麺類は、米国の余剰米ならぬ余剰小麦の消費国として、日本を利用するという狙いがあったと。 (2)については、改めて安藤百福翁の偉大さをなぞっていきます。 (3)現在のやっぱブームと言っていいい、ラーメン(このラーメンという名称自体がほぼ消えているという)戦争のトレンド。 これが「愛国」に結びつくんですよね。 ラーメン=中華そば そう、中華料理のイメージなんですよ。昔は。 ラーメン鉢と言えば、あの四角いクルクル柄が鉢をぐるっと巻いた、赤い器。 完全に中国のイメージですよ。 でも、現在のブームの流れはそうではないと。 つまり。 何故か「作務衣」もしくは筆文字染め抜きの黒いTシャツ。コック帽ではなく、タオル鉢巻。なんで腕組み? 壁にはなんか相田みつおを暑苦しくしたようなラーメンポエム。 前述しように「ラーメン」という言葉を使わずに「麺や」とか「麺匠」とか・・・ 店名も昔のボーやんみたいな難読漢字のオンパレード。 中国由来のイメージを何故か、過剰に「和」テイストにしてる店が多い。 というとこら辺がタイトルの「愛国」というところを具象化した部分でしょうね。 ほんとに多角的な切り口でラーメン万華鏡という感じの一冊です。 もっとふくらませるんだけど、ラーメン同様、くどいと飽きられる。長いとのびちゃうと。

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    投稿日: 2012.01.06
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    lifeつながりで、速水さん。(現代の)日本国民がいかにラーメン好きになったかがわかる名著。後半ラーメンとあんまり関係ない話が挟み込まれがちだけど。よい。

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    投稿日: 2012.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラーメンを軸に近代日本の歩みを論じる。 安藤百福が作ったチキンラーメンと大量生産の関係、小麦を食べる習慣を植えつけるためのアメリカの戦略、ご当地ラーメン誕生の経緯、ラーメンとナショナリズムなど、興味深いトピックスが多い。

    0
    投稿日: 2012.01.03
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    ラーメンを通して、現代の日本がどう変わっていったのかを読み解く本。冗談の様なタイトルだがとても面白い。 昔はラーメンは中華そばと呼ばれ、赤白ののれんに白の調理服がほとんどだった。しかし今は、作務衣風の格好に、黒いのれん、人生訓のちりばめられた店内。何がこの変化をもたらしたのか。 古くは、アメリカの小麦戦略がラーメンの普及の原因ではないか、と解かれる。もちろん、うどんの可能性もあったかもしれない。ただインスタントラーメンの誕生、そしてあさま山荘事件によるメディア効果を経て、ついにはほぼ国民食にまで至る。 その後、高度成長期の地方の時代における、喜多方ラーメンに始まるご当地ラーメンの誕生。湾岸戦争と同時に国内で名付けられた環七ラーメン戦争。ガチンコ!によるメディアミックス。そして、今の作務衣系のラーメンへの変化に。 現代には現代のナショナリズムがあるのかもしれない。それは、右翼と呼ばれる物ではなく、世界に優しくスピリチュアルででも国が大事、といった考えの若者が多いように。そうすると、本来は中国のものであったラーメンが、日本独自のものとして発展したことに根差した感覚が生まれているのかも。

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    投稿日: 2011.12.29
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    米国の経済政策から日本でのラーメン発展への影響や、田中角栄とご当地ラーメンの関係の話は面白かったが、二郎の章とか肝心のラーメンに関する掘り下げが浅過ぎて物足りない。 全体の構成や流れも整理不足で、結局何を一番語りたかったのかが見えてこなかった。 やっつけ仕事になっている最終章は、この本を買った人に失礼だと思う。

    0
    投稿日: 2011.12.28
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    非常に面白い内容!ラーメン嫌いな人にもオススメできます。ただ日本語が不自然なところも多く、ラーメン業界自体の話も薄すぎる印象。現代史とラーメン業界を一緒に語るのであれば、もっと連関をもたせるべきやとも思った。

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    投稿日: 2011.12.19
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    20111217 ラーメンのうんちくだけでも良かったかも。日本人論として読んだ時は少しこじつけっぽいかな。

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    投稿日: 2011.12.18
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    ラーメンの話と言うよりも、ラーメンを狂言回しに 戦後の社会を分析した内容です。 たいへんおもしろく読みました。

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    投稿日: 2011.12.17
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    日本の近代史の中で変容してきたラーメンのあり方をトレースできる。 もともとはシナソバとして、中国の料理として入ってきたラーメンが、戦後、余剰小麦の販売先を必要としていたアメリカ、食糧事情が逼迫していた日本の関係の中で、小麦食の定着を狙い、スパゲティ、ラーメンの普及を行っていたというのは興味深い。そのラーメン定着の過程で、ファーストフードの隆盛・価格ダウンなどの環境も後押しし、付加価値型メニューとして生き残り、結果、赤地に白でラーメンと書かれた店は消え、青字に太文字で麺屋というように和的で職人的なテイストを基調とするラーメン屋が増える。 さらにはラーメン二郎のように一種の宗教にちかい現象にも紐付く独自の世界を作る。 非常に多くの時代的なエピソードを踏まえ多角的にラーメンを見た近代史。

    0
    投稿日: 2011.12.13
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    ラーメンがいかにしてこのようにみんなが愛し、食すものになっていったのか、筆者が歴史と絡ませながら解いていく。 ラーメンがいったいどういうものなのか日々、刻一刻と変貌を重ねるラーメンという食べ物が私たちに、日本にどのような印象を与え続けてきたのか、数人の人物をキーにして話を進めている。 文章がとても読みやすく、時系列をきちんと追って書かれているのでわかりやすい。なおかつ歴史といいつつもラーメンという自分の耳に新しいテーマで書かれていたので新鮮だった。

    0
    投稿日: 2011.12.12
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    なぜか男男している最近のラーメン屋の風情と、趣味的遊戯的な「ぷちナショナリズム症候群」との相通ずる関係への考察、面白い。戦後を中心とした日本の社会・世相史としての鋭い指摘に敬服した。しかし、どこまでまともに受け止めていいのか、考え込んでしまいそうな可笑しみもあり、随分と楽しめる好著である。

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    投稿日: 2011.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なぜ、大つけ麺博で頑者がクレヨンしんちゃんとコラボしたのか? なぜ、二郎インスパイア系のラーメン店が増えるのか? なぜ、一杯7,800円なのか? 表層的な模像としての日本への回帰"JAPANESE SOUL FOOD"ラーメン。 祭礼の頂点から日常の底辺への帰還、それが一杯のラーメンを食べる行為の本質だ。by片岡義男 そんなこと考えながらラーメンは食べるもんじゃない!のびる前に喰え!I'm Lovin' it

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    投稿日: 2011.12.11
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    大量生産・大量消費、マスメディア時代の到来、情報化社会…。20世紀の諸現象を日本がいかに受け入れてきたのかを、「ラーメン」というものさしを通して探る。ラーメンから現代史を読み解くスリリングな試み。 J-Waveで紹介されたので読んだが、終戦、全共闘、田中角栄など現代史の描写に新味はなく、ラーメンとの関わりの記述も希薄。第5章だけでよかった? (D)

    0
    投稿日: 2011.12.10
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    ラーメン本ではなく、ラーメンを軸とした社会論。とはいえ、思った以上にラーメン事情のことをしっかり踏まえて書かれているので、ラーメンファンが読んでもシラケることなく読める。ラーメンをとりまく情勢を少し外から冷静に見つつ興味深い指摘もちらほら。

    0
    投稿日: 2011.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラーメン屋がリニューアルや支店を出して、そこでボサノバやジャズをかけだしたら100%不味くなるのはなぜか、ずっと気になっていた。その答えが書かれていて、二郎を食ったときのような恍惚感を味わえる。(柿内芳文) ▼『ジセダイ』140文字レビューより http://ji-sedai.jp/special/140review/20111118.html

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    投稿日: 2011.12.09
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    ラーメンが食べたくなる本ではないですが、読み進めるほどにラーメンが不思議に思う。腑に落ちることが多い。ガストなどファミレスの客単価が下がるところにラーメン1杯700、800円は高い。外食産業の中でもラーメンは個人経営の店の割り合いが多い(8割)業種だとか。ラーメン職人によるご当人ラーメンを歓迎する傾向はまだまだ続くのでしょうか。

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    投稿日: 2011.12.05
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    ラーメン業界で横行しはじめるようになった「趣味的な」ナショナリズムについて分析しているが(そもそも日本料理でないのに国粋化が進行しているというのが笑いどころなのだけれど)、けっして揶揄しているのではなく冷静に事象を受けとめているのがおもしろいところ。

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    投稿日: 2011.12.05
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    「ラーメンについて書こうとしたらナショナリズムに言及せざるを得なくなった本」というような前評判を聞いて手を出した本。 結論から言うと、めっちゃ面白かった。 戦後日本の社会史についての記述が大半で、それとラーメンがいかに関連しているか書かれていた。 特に後半以降、ラーメン屋の右傾化の件や、メディアが作り出す現実、ラーメン二郎への論及が面白かった。

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    投稿日: 2011.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    寒い季節には暖かいものが食べたくなる。そんな時に浮かんでくる食べ物の一つにラーメンが挙げられる。ラーメンと愛国をからめたコクのあるタイトルに引かれて手にしたのが今回の本。  最近、デパートのレストラン街にラーメン店が進出したとニュースで話題になっていてびっくりした。池袋西武百貨店と、東武百貨店だ。ラーメン店を取り入れたその心は、「シャワー効果」と東武の担当者が言っていた。つまり、ラーメン店を訪れた客が下の階に立ち寄り、ついでに買い物をする機会が増えることを意味している。そんなに塩味並みにあっさりうまくいくのか。同じ品質なら格安店に行く人が多いからなあ。 「ご当地ラーメン」ブーム、地産地消、スローフードなどの動きがナショナリズムを意識させると著者は述べている。そこまで考えるとラーメンが伸びきっておいしくなくなってしまうが、なかなか面白い見方だ。  「ご当地ラーメン」について、著者は不都合な真実を述べている。「ご当地ラーメンは郷土料理ではない」。札幌ラーメンの事例を挙げて、地域が観光化していったのに伴ってラーメンに変化が生まれて今のブームに結びついていると指摘している。もっとも、著者は、ご当地ラーメンについて例え作られたものであっても、人々の注目を集めて、生まれたものであることには変わりはないとして一概に否定していない。  コンビニに行くと次から次へと新しいカップめんが出ては消えていく。そんな中でも日清カップヌードル、UFO焼きそば、丸ちゃん赤いキツネ・緑のタヌキや、明星チャルメララーメンはロングセラー商品だけに強いなあ。定番だけに新参者には負けないだけの自身があるからと言える。ラーメンをすすりながらラーメンの歴史について思いをはせて見るか。

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    投稿日: 2011.12.04
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    「ラーメンを通して見るもう一つの戦後ニッポン」が(つまらないが)正確な要約サブタイトル。ラーメンと「愛国」は言い過ぎだとしても、ラーメンと「ニッポン」に鋭く迫っていて社会史の面白さを味わえる。 言葉遣いはやや気になるけど「歴史の捏造 invention of history」がご当地ラーメンにも当てはまる、という指摘。 ご当地ラーメンは、この記事でいう「発掘型」に思われているが実は「開発型」なのだ、ということ。 「B級ご当地グルメ」でやってはいけないこと http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20111125/224384/ 急いで付け加えると、この歴史の発明という概念は、歴史学で始まって、当初大流行したものの、そのうち「発明されなかった歴史ってあるのか?ないな。歴史オワッタ。いや、歴史ってそういうもんだろ。」ということになり廃れたモノの見方ですが。 もう一つの面白かった視点は、小麦を巡る、アメリカの(実に)射程の長い要望。太平洋戦争の終戦直後に日本に「慈善」として大量に送られた小麦粉は、アメリカの国内で消費しきれないモノを値崩れしないように外国に送られた側面があり、長期的にも小麦粉好き小麦粉依存症にさせればメシの種になるぞという戦略があったという。 cf. 外務省 ODAとは? ODAちょっといい話 第二話 戦後の灰燼からの脱却 http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/hanashi/story/1_2.html さらに、ニッポンを代表するインスタントラーメンの発明者(普及者)は台湾出身であったという指摘。 いずれも、「常識」と思っていることが「広く共有されている知識」であって「正しい」かどうかとはまったく別の話であることを、つまり、(歴史に)学ぶことの大切さと面白さに気が付かせてくれる。 他にも、なぜラーメンが白衣+赤の中華から作務衣+相田みつをのような人生訓+紺または黒の和食に変わっていったのかなど、楽しい話がいっぱい。食欲をそそるかどうか保証はしませんが、読後に食べるラーメンの味がそれより前と変わることは保証します。

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    投稿日: 2011.12.04
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    2011/12/3読了。 単にラーメンの歴史を語る本かと思いきや、良い意味で大きく期待を裏切ってくれた。ラーメンはあくまでも分かりやすい例えでしかなく、本質は日本が辿ってきた歴史的な経緯である。例えば、全国各地ので当地ラーメンが乱立した背景には、マイカー時代の幕開けと、田中角栄による列島改造がある、など。具体的には、 ・中国から流入したラーメンという文化が、第二次大戦前後に始まり高度経済成長、バブル崩壊を通じて全国各地に広がり、国民食と言われるようになった背景にあったもの。 ・ラーメン博物館が発端となったイメージを利用した戦略が、どのようにご当地ラーメンを復活させたのか。幻想を認めた上で消費するという性質。 ・中国発の支那そば屋から、ラーメン屋、そして作務衣をまとった店主による麺屋と、「日本」,「和」を全面に押し出した職人という日本の様式へと回帰(定着といったほうが正しいか)していく様。 など、全く飽きが来ない充実した内容となっている。このように、自分のフィールドに持ち込んで語ることで説得力が大きく増すことを再確認。

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    投稿日: 2011.12.03
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    戦後のラーメンの歴史から現代史を見るかんじ。 筋自体はよくありはなしで、それをラーメンでもできるっていうのだけがおもしろいところ。

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    投稿日: 2011.11.28
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    ありのまま起こったことを話すぜ ラーメン文化に関することを読んでたんだが いつのまにかバレーボールのジャニーズ話になってたりしたんだ。 そして気がついたらまたラーメンの話に戻ってるんだ ・・・ ・・ ・ とはいえラーメン文化と愛国の話であるので ラーメンの話だけじゃないんです。 ジョージ・ブッシュがビル・クリントンに負けた話も絡んだりしてます。 やはり考察の絡め方がうまいのか ~に置き換えることができる。 とか ~と同じ現象である。 とか この手の発想は恐れ入ります。私には到底できない思考方法です。 中華から和に変化していく、ご当地からご当人へはなるほどと思いましたね。 とはいえラーメンのうまいまずいとかそういう類の本ではないのにもかかわらずラーメンが食べたくなるのは致し方ない。 あーラーメン・・・じゃなく、らぁめんや羅麺や麺屋~が食べたくなります。

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    投稿日: 2011.11.26
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    タイトルやや釣り気味だけど、ラーメンを通して戦後史を構築する手際は見事だし、全著作に一貫した態度と視点があるところが素晴らしい。Amazonで予約してたの忘れてダブり買いしてしまったので興味ある方に一冊差し上げます。

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    投稿日: 2011.11.17