
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
202401/後味の悪い愛憎ホラーテイスト短編6本。好みではない話が多かった。 メモ) 永久保存:○パワハラ上司が失踪と思いきや…。 ポケットの中の晩餐:×身勝手クズ男のおセンチ話。 絆:×不倫相手から手切れ金代わりのリゾートマンションが…。 夜のジンファンデル:×友人の夫との逢瀬。ジンファンデル=葡萄の品種。 恨み祓い師:△世間や人への恨みつらみで生きながらえてきた長寿母娘の呪詛。 コミュニティ:○団地みんなで仲良く助け合い家族も同然。
0投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログ人間の欲深さや狂気をあぶり出すブラックユーモアに溢れた短編集 初めは嫌悪を抱いていたのに徐々に慣れていってしまうおぞましさを体感できる「コミュニティ」 幻想的で残酷なポケットの中の晩餐がお気に入り
0投稿日: 2023.02.13
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初めての作家さん?かな。 文章が個人的にはすんなり入ってこないところもあったけど、全体的にはおもしろかった。表題作が結構好き。
0投稿日: 2022.09.24
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最後の「コミュニティ」が1番面白かった。じわじわ来る怖い話。長い物(と評するべき?)には巻かれた方が楽なのか…。馴染めなければ死ぬしかない感じだものね。
0投稿日: 2021.11.24
powered by ブクログ6つの不思議な短編。 「夜のジンファンデル」は大人の切ない恋愛の話。 それ以外は、ゾワゾワする怖い話。 「コミュニティ」は人間関係が濃厚な団地の話。一番ゾワゾワしたかな
0投稿日: 2018.08.10
powered by ブクログ篠田節子 著「コミュニティ」、2009.7発行。短編6話。じわじわっと襲ってきます。怖いです!「永久保存」「コミュニティ」、永く記憶に残りそうです(^-^)
0投稿日: 2018.04.04
powered by ブクログ2006年に刊行された単行本『夜のジンファンデル』を改題して文庫化。収録されているのは「永久保存」、「ポケットの中の晩餐」、「絆」、「夜のジンファンデル」、「恨み祓い師」、「コミュニティ」の6編。文庫化に当たり表題作を変更したのはどういう意図があってのことか深読みしてしまいます。というのも、ホラーの名手による本作は、「夜のジンファンデル」を除くと、いずれもジワッと嫌な感じ。それが「夜の〜」のみ、あきらかに趣を異にしています。ある男女がダブル不倫に陥りそうになりながらも踏みとどまって50代間近、片方が突然死を迎えてしまうという、切ないと言えば切ない、煮え切らないといえば煮え切らない1編。あとの5編は自信過剰のパワハラ課長、軽度の知的障害を持つ同級生の女性をいわばヤリ逃げした男性、不倫相手への手切れ金として不良物件を押しつけた男、恨みだけで生きながらえてきた老母娘、そして文庫の表題作は「みんな家族」という設定が恐ろしい。これらのなかで異質だった「夜の〜」が控えに回ったのは、そんな切ない話よりも、嫌な話のほうが売りやすいからかと思わずにはいられません。ホラーを想定すればさして怖くもなく、ただ「嫌な感じ」で終わってしまうのが物足りなく嫌な感じ(笑)。篠田節子ならばもう少し読み応えのある長編のほうが私は好きです。
0投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログ6編収録。ホラーぽい短編集。 永久保存 / パケットの中の晩餐 / 絆 / 夜のジンファンデ / 恨み祓い師 / コミュニティ 表題作「コミュニティ」 引越先のさびれた団地での濃い人間関係、予想された展開とは大きく異なり、一番面白かった。 (図書館)
0投稿日: 2015.12.21
powered by ブクログ151010 中央図書館 テクニックが目立つ短編集。ホラーからパスティーシュめいたSFや「大人の恋愛」まで。
0投稿日: 2015.10.10
powered by ブクログ6話の短編集であるが、人間のエゴ、嫉み、欲望、傲慢さが、転落へと転がり込む様の書き方は、流石、篠田節子氏。 「永久保存」「ポケットの中の晩餐」は、ホラー小説と言っていいのでは、怖い話である。 「絆」は、こんな事故が、あったように思える展開であった。 「夜のジンファンデル」は恋愛小説であろうか?、作者の造詣の深さを、海外の場所、ワインの葡萄のナパ、ソノマ、等、日ごろ、目につかない所を、描いている。 「恨み祓い師」は、長命な親子の話だが、普通だったら、なんでもない事なのに、描かれている話は、やはり、怖い物語。 「コミュニティ」は、都心から、離れて住むようになった家族の物語だが、団地の人たちの中に溶け込んでいいのか?、、、人間関係と言う枠を超えた付き合いの程度が、ねちっこく、怖い話である。 やはり、この本は、底辺に、ブラックユーモアでなく、ホラーを主にしているような作品だと、思う。
0投稿日: 2015.04.11
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ほんの少しの間違いでそれが故意かどうかはわからなくても、日常には常に闇が隣り合せになっている。その間違いが闇に転落する可能性はたぶん私が思っている以上に高い。 殺人も他人ごとではない。当事者なのか被害者なのか。紙一重。
0投稿日: 2014.05.11
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単行本 夜のジンファンデル を文庫にする際に、改題したもの 永久保存 ポケットの中の晩餐 絆 恨み祓い師 コミュニティ どこか斜に構えた篠田節子の筆が奮う。 恐怖小説のようで、推理小説のようで、、、 篠田節子入門としていい。 ジンファンデルが葡萄の名前だと知りました。 コミュニティは、怖いっていうか、本当の「コミュニティ」だというか。。。
0投稿日: 2013.04.06
powered by ブクログ日常が非日常へ、そして奇妙な世界に自分自身転がってしまっているのではないか、そんな感覚を持たせてくれる作品。 たまに時と時の流れがプツッと切れてしまうような印象はありましたが、私個人的にはまぁまぁ楽しんで読めました。 何か1つあげるとすれば…「夜のジンファンデル」。 他の作品が奇妙さを取り巻いているのであれば、こちらは美しくも儚く且つ官能的な雰囲気を纏っている。 大人の切なく甘美な恋愛。 読後、ぜひジンファンデルを食べてみたくなりました。 2009年7月25日初版 目次 ・永久保存 ・パケットの中の晩餐 ・絆 ・夜のジンファンデル ・恨み祓い師 ・コミュニティ 解説 吉田伸子
0投稿日: 2012.08.17
powered by ブクログとてもよくできた短編集だと思う。 短編小説らしいキリリとした作品ばかり。 予想外にブラックな話が集まっていた。 永久保存 …お役所内部の嫌ーな人間関係の話。 ポケットの中の晩餐 …芸術家の故郷の思い出。 絆 …バブルと不倫と手切れ金の別荘。 これは主人公、気付かないのは馬鹿すぎる 笑 ただの都合のいい女。惚れた弱みで気付けないものなんだろうか。 夜のジンファンデル …大人の恋愛小説。読み終わってジーンとした。解説もよかった。 恨み祓い師 …つましく暮らす老母子の話。怖い。ほんと妖怪じみてる。 コミュニティ …さびれた団地の奇妙な共同体。これが一番ぞっとする話かな? でもこういう暮らしをしている部族とか世界の中には普通にありそう。
0投稿日: 2012.02.10
powered by ブクログ現代ホラーの短編集。 篠田節子さんの本は、女達のジハードが非常に共感できる部分が多く、 何度もよんでいたので、他の本はどうだろうかと思って手に取った。 いまいち・・。 最後のコミュニティ-に関しては、 バリキャリの人対団地妻という、数ある話と同じなのか、 と思ったが切り口が斬新。でも確かにこういうことはあるのではないか。 と思わせるところはさすがだなと思った。 他の短編は、中途半端な感が否めない。ので★★。
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログ欲望、妬み・・・、ふとしたきっかけで、自分の中に潜む闇が表出し、 人生が思わぬ方向に転がりはじめる。 日常を突き詰めて、あぶり出される恐怖、奇妙さ 甘美を多彩に紡ぐ6つの短編集です。 篠田節子さんの本は短編の方が読みやすいですね。
0投稿日: 2010.09.06
powered by ブクログ短編小説集 欲望、妬み…、 ふとしたきっかけで、自分の中に潜む闇が表出し、人生が思わぬ方向に転がりはじめる。 日常を突き詰めて、あぶり出される恐怖、奇妙さ、甘美を多彩に紡ぐ短編集。 不況のあおりをうけて、引越した団地での人間関係の濃さに戸惑う家族を描く表題作「コミュニティ」、 大人の恋愛の切なさを美しく綴る「夜のジンファンデル」など デビュー当時から約10年間に発表された秀作を収録。(by Amazon) 先日読んだ「夜のジンファンデル」が入っていました。 その他のものもなんだか奥深くてちょっと怖いようなものばかり。 こういう物語って結構好きかも。 篠田さんの文章が読みやすいから引き込まれるし。 表題作の不気味さはなかなか印象深いかも。 というわけで★は4つ。
0投稿日: 2009.10.01
powered by ブクログ◆あらすじ◆ 欲望、妬み……、ふとしたきっかけで、自分の中に潜む闇が表出し、人生が思わぬ方向に転がりはじめる。 日常を突き詰めて、あぶり出される恐怖、奇妙さ、甘美を多彩に紡ぐ短編集。 不況のあおりをうけて、引越しした団地での人間関係の濃さに戸惑う家族を描く表題作「コミュニティ」、大人の恋愛の切なさを美しく綴る「夜のジンファンデル」などデビュー当時から約10年間に発表された秀作を収録。
0投稿日: 2009.08.05
