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花鳥
花鳥
藤原緋沙子/文藝春秋
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総合評価

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    江戸時代1番の悪法とも言える生類憐みの令を 発布した綱吉。 小姓上がりの柳沢吉保の中老時代は、 収賄が習慣化する時代でもあり、貨幣の金銀含有率は すでに低く、貨幣価値は下がり市民は疲弊していた時代。 そこから、引き継ぎ7代目の母ともなった家宣の側室。 「輝」と呼ばれた幼少時代から、記録を掘り起こし 8代将軍にも大切にされた人徳者「月光院」の生涯を描く。 人となりを丹念に、家族に見舞われた政の事件の数々。 それらが、絡み合うように物語は流れてゆく。 読み応えのある女性史とも言える一冊。

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    投稿日: 2018.02.11
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    藤原緋沙子さんによる月光院像。 こういう作品を味わう楽しみの一つは、他の作家さんの作り出した人物像と比較して、本当は、どういう人だったんだろうと空想することにあるけど、絵島事件を描いた小説って意外に少ないのかな。 あのよしながふみさんが大奥で描いた月光院や絵島、家宣公のことがちょっと頭をよぎりました。 権勢欲と愛憎が渦巻く大奥という世界。 6代将軍家宣に続き、我が子・7代将軍家継と死別した後も、その大奥で長く暮らしたという彼女は、晩年に至り、何を思っていたのだろう・・・。

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    投稿日: 2016.02.06