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P+D BOOKS 銃と十字架
P+D BOOKS 銃と十字架
遠藤周作/小学館
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総合評価

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    「沈黙」の司祭ロドリゴは架空の登場人物の話でしたが、こちらの主人公ペドロ岐部は実在の人物で、沈黙よりも史実に近い小説です。 九州における迫害の様子だけでなく、関西や東北までどのようにキリスト教徒を追いつめていったかの歴史を、実感をもって知ることができました。

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    投稿日: 2023.06.19
  • 外部者と内部者の教会。キリスト教徒である日本人が見た日本人とキリスト教の出会い。

    遠藤周作の作品は非常に美しく見える。この作家と大江健三郎だけが、世界の中の日本と敗戦国としての主流派欧米文明へのカウンターカルチャーとしての日本を描き切っているように思おう。 マジックリアリズム的手法の現代文学では決して描けない力作がこの作家と大江健三郎には多いように思う。 芥川の言った作り変える力はいまだに日本人の一般的な大国文明への視点ではある。 だが、冷戦が終わり世界の新しい潮流のなかで日本人の作り変える力が敗れるのだとするならばこの作家や大江が描くように日本の文学の役割として残るのは外部から見た欧米文明、キリスト教文明、という1点だけだろう。 混迷する時代に読んでおきたい一冊だと思う。

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    投稿日: 2016.07.03
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    ▼電子立ち読みあります▼ http://shogakukan.tameshiyo.me/9784093522403 初めて司祭となった日本人の生涯を描く。 「何のために苦しい旅を続けるのか。いつかは捕まり、殺されることも確実なのだ。しかし、いかなる苦渋にみちても肩から人生の十字架を棄ててはならぬ」……。 船を乗り継ぎ、砂漠をよぎって、日本人として初めてエルサレムを訪れ、後にローマに学び司祭となった実在の人物・ペドロ岐部。 この破天荒な訪欧大旅行は、イエズス会亜等の組織の保護なしに、個人の自力で成し遂げた、日本人としても最初の快挙だった。やがて彼はキリシタン弾圧の荒れ狂う日本に立ち戻り、使命に生きたのだが・・・・・・。 17世紀前半の日本におけるキリスト教弾圧の貴重な通史であり、「沈黙」とともに、作者のキリスト教観の理論的な最高峰に位置する一冊である。一日本人ペトロ岐部の劇的生涯を描く。

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    投稿日: 2016.04.11