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ムサシ
ムサシ
井上ひさし/集英社
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総合評価

12件)
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    それにしてもこの物語の見事さたるや・・・! まず日本人の誰もが知る宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の後日譚を書くという大胆さ。そしてこの勇ましい二人をどう戦わせないかという真逆の発想!普通なら血沸き肉躍る再戦を書きたくなるでしょう。いやあすごい! 最後の大団円もまたいいんですよね。ものすごくぐっと来ました。ネタバレになるのでここでお話しできないのが口惜しいです。 私はこの作品が大好きです。自分のクソ真面目さを再認識できたのもいい機会になりました笑 

    0
    投稿日: 2024.08.22
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    すっとぼけた柳生宗矩が魅力的。 さまざまな登場人物が言葉を変えて 殺し合いを非難するさまに 著者の強いメッセージを感じた。

    0
    投稿日: 2016.01.24
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    報復の連鎖を断ち切る。 その主題を、二人の剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の姿を通してどのように描かれるのか。蜷川幸雄の演出による舞台を観るまでずっときになっていたけれど、本当に素晴らしい描かれ方に感動した。 井上ひさしが言葉のひとつひとつにまでこだわって書き上げた戯曲。それをどのように受け止めるかを読者自身が問われる。心を揺さぶる物語。

    1
    投稿日: 2011.03.21
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    宮本武蔵にあこがれていた。彼のことなどほとんどしらないくせに。 でも、この本(戯曲)で受け取ったのは、 殺し合うな!生きろ!というメッセージだった。 私も戦いがかっこいいと安易に思っていたのかな〜。 初演は宮本武蔵:藤原竜也、佐々木小次郎:小栗旬だったらしい。 見たかったな。

    0
    投稿日: 2010.09.15
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    井上さんって、最後まで枯れない舞台人だったんだなぁ、と…。井上ひさしが本を書いた、「こまつ座」のお芝居は結構観たけど、どれも言葉を畳みかける勢いが面白くて、また、弱者に対する優しい目線、というか、権力におもねない姿勢が好きだった。で、誰でも知っている巌流島の戦いから話は始まり、実はその後・・・という展開が非常に巧みで読ませられる。藤原竜也と小栗旬という若い二人を武蔵と小次郎にあてて、また、その彼らを取り巻く、有名無名の歴史上の人物たちの描き方の奥行きのあることといったら!舞台が非常に話題になっていたものだったので、その興味もあって読んだのだけど、途中からこれは舞台の方が絶対に面白いはず!!と。だって、所作の指示や、何かというと能の謡曲をウナる困り者(しかもその詞の笑えること!)。かなりのコミカルさで軽妙に話が進むかと思えば、すとんと落とすその巧みさには、さすが!と唸らせられてしまう。幸い、マイミクさんがDVDを貸してくださる、というのでとても楽しみ。この脚本を脇に置きながら、じっくりと見てみたい。(*^_^*)

    0
    投稿日: 2010.07.09
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    宮本武蔵と佐々木小次郎のその後(は本当はないんですが。小次郎は巌流島で死んだことになっているから)、という設定で、 今の戦争や憲法(九条)論議、平和、アメリカ批判などをセリフで絶妙に語らせている戯曲。 さすが、井上ひさし! 舞台(初演)をとても観たかったのだけれど、本でゆっくり読んで、そのへんのところをじっくり感じられたのはよかったです。 [09.6.1]

    0
    投稿日: 2010.05.03
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    09/09/27〜09/10/01 井上さんがいつもこだわること、の一部。言葉ノチカラ、言葉のこわさ。 武蔵「ことば。ことば。ことば。ことばをもって相手の心を掻き乱し、その出鼻を挫く。ことばは、われら武芸者にとって、最初の、そして最強の武器なのだ。」 なんだか、井上さんの変わらぬ決意のようにも思える。 心をかき乱すのも言葉なら、心を結ぼうと必死に発せられるのも言葉(一幕最後、乙女の台詞など)。 ※参考…『天保十二年のシェイクスピア』より 佐渡の三代次「ことば、ことば、ことば。言葉には毒がある。たった一つの言葉が蝮の毒よりもよく効く」 (感想記入…09/10/18)

    1
    投稿日: 2009.10.18
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    ムサシと小次郎の再対決に他の面々が加わってのストーリー展開。決闘や仇討ちなど命のやりとりする行為の連鎖を断ち切らせようという作者の姿勢がくみ取れて、胸に残った。

    0
    投稿日: 2009.08.05
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    新刊のとこにあったけど、これ脚本だね。舞台の脚本だ。そういえば蜷川さん演出で藤原竜也×小栗旬で武蔵&小次郎やるってな、芸能ニュースで前みたっけな。。。たぶん。杏ちゃんブログでも見たような。。今年の3月から、2箇所ハシゴでで5月までやってたような舞台だからほんと最近。 私のダイスキな白石加代子さんが出てるからさぞ面白かったろうこの舞台。巌流島のあとで小次郎が生きてて、その6年後、恨みを晴らそうと武蔵の前にふたたび現れた小次郎。てな設定。まあ全体としては、「命大事に生きようぜ」というわかりやすい芯のあるストーリー。たぶんやっぱこれ文字で見るより演技を観てこそ楽しめると思う。脚本の勉強とかしてる人にはいいだろうけど。さらっと読めて、この舞台のDVDが見たくなる1冊。飛行機とか乗るついでに読むのにいいかもしんない。

    0
    投稿日: 2009.07.30
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    マイミクさんが舞台を観たという話を聞いていました。 今度「週刊ブックレビュー」で取りあげられるということで、図書館で借りて読みました。 津和野の安野光雅美術館を訪れたときに「安野光雅のデザイン〜井上ひさしさんの『本』と『芝居のポスター』〜」展を見ました。 井上ひさしの芝居は、かつて高校演劇でもよく上演されていました。 「ブンとフン」「十一ぴきのネコ」「頭痛肩こり樋口一葉」「父と暮せば」などです。 「国語事件殺人辞典」は劇場で観た記憶もあります。 「ムサシ」は戯曲です。 芝居の上演台本と違って、劇を見ていない人でも読んで楽しめるように書かれています。戯曲は、配役名とセリフとを見比べながら読みますが、面白い戯曲だと少し読み進むと引き込まれてしまい、配役名を見なくても読めるようになります。 宮本武蔵、佐々木小次郎を軸に、沢庵、平心、宗矩、乙女、まい等の脇役が個性的でおもしろいです。 白石加世子を一度舞台で見てみたいです。 巌流島の決闘から6年後の鎌倉が舞台となっています。 漱石の「こころ」の先生は鎌倉に避暑に来ています。 鎌倉はかつては東京からの避暑地でした。 座禅が取りあげられています。 歩行禅(あるきぜん)というのはどのようなものでしょうか。 座禅の合間に「勤行」(きんひん)と言って歩きますが、そのことでしょうか。 今度座禅に行ったら聞いてみます。 「三種の神器」鏡、剣、曲玉が出てきます。 これを持つものは正義とされます。 武蔵がこれを持っていれば武蔵は官軍、賊軍の小次郎を殺して良いというわけです。 滑稽な理屈です。 「週刊ブックレビュー」の放送が楽しみです。

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    投稿日: 2009.07.06
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    『井上戯曲の最高傑作!』と豪語するだけのおもしろさ。近々、公演された舞台の放映がWOWOWであるとのこと。嬉しい。大好きな女優、白石加代子さんが木屋まい役らしいが、これまた嬉しい。

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    投稿日: 2009.07.03
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    〜舟島で武蔵に敗れた佐々木小次郎は小倉細川氏の看護を受け,武蔵に復讐すべく二千二百日を過ごし,武蔵が作事を務め,女性の大旦那が寄進をして鎌倉・源氏山に建てられた法蓮寺の寺開きの場に姿を現し,果たし状を手渡すが,立ち合った沢庵禅師は参禅参籠の後にするよう提案し,住持である平心・柳生宗矩らと二泊三日の共同生活を始める。旦那である乙女は父の仇を見つけ,剣術の指南を柳生宗矩・佐々木小太郎・宮本武蔵に求めるが,三日後に予定していた仇討ちは,敵側が寺に迫って,武蔵の無策の策で撃退する。柳生は「争いごと無用」を信条とし,小太郎は剣名を挙げることを第一とし,武蔵は日々生死の分かれ目に身を置くことを心掛けている。乙女ともう一人の旦那・まいは何とかして決闘をあきらめさせたいが,沢庵は三毒を持つ者は剣を抜く刺客なしと宣言する。まいは生き別れになった我が子が小太郎で皇位継承順18位にあると宣言し,形見の割れ鏡を示して小次郎を失神させる。武蔵は胡散臭さを感じていた〜鎌倉から関ヶ原に勇んで出陣して討ち死にした亡霊による狂言であったと気づいて,武蔵と小次郎は馬鹿馬鹿しくなって争いをやめたというオチ。公演では藤原竜也が武蔵役で小栗旬が小次郎役,乙女が鈴木杏

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    投稿日: 2009.06.11