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ナショナリズムの克服
ナショナリズムの克服
姜尚中、森巣博/集英社
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総合評価

20件)
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    日本人としての民族アイデンティティは近代の想像物・捏造物にすぎず、フィクションであるのだから、これを捨て去ればよい、と考えるのであれば、在日韓国朝鮮人の民族アイデンティティも「ただの共同幻想」であり、「われわれus」と「かれらthem」の間に想像上の境界線を引いた「タチの悪い病」ということになる。しかし、これでは具合が悪い。日本人の民族アイデンティティは否定したいが、在日韓国朝鮮人の民族アイデンティティは肯定したい。で、どう折り合いをつけるかというと、「排除され差別されてきた人々は民族概念をもつべき」(p.182森巣氏)であるが、多数者である日本人には民族概念はない、と考える。どうやら日本人も海外に行き、少数者として虐げられれば、日本人としての民族アイデンティティが急に「非・想像物」になるらしい。

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    投稿日: 2024.05.15
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    固有名詞が数多く登場するため案外スルスルと読み進められなかった。 ナショナリズムとはなんぞや?ナショナリズムをどう捉え、関わるのか?などが体系的にまとめられた本ではなかったように思うが、二人の個人的な経験や思想に触れられたのは、これからナショナリズムの問題を深掘りしたい私にとっては非常に有益であった。

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    投稿日: 2021.11.19
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    民族とは何か、ナショナリズムとは何かについて意見交換を繰り広げた対談本。 姜尚中さんと森巣博さん二人の個人的な体験を通して、民族や国民国家、ナショナリズムについてお互いの考えを述べています。 本書はナショナリズムとどう向き合うべきかを考えるヒントになります。

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    投稿日: 2020.08.16
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    烏兎の庭 第一部 書評 1.16.03 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/kokufukuy.html

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    投稿日: 2020.08.09
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    今から振り返ると、2002年に出ていた対談本として、非常に興味深い。 そしてなんだか楽しく読めてしまったのも、当時は今ほどには状況が悪化していなかったからか。

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    投稿日: 2020.04.03
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     今年はオリンピックだそうで、「ニッポン チャチャチャ」とかが蔓延するんだとおもうと「はあー」となる。ぼくは「国」ということを大げさにいうのが苦手。「愛国」や「憂国」を口にする人を見ると、啞然とする。  もう古い本ですが、読みなおした方がいいような気がする。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202001110000/

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    投稿日: 2020.01.11
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    民族の無境界化に進んでいるはず 帝国、宗教、お金 現代では、帝国に包摂されるはずの民族と宗教は、境界内に保護されてていく方向にある。 これは民族の無境界化の反動と捉えるべきだ 経済的には保護主義、政治的には国粋・民族主義の動きは一時的なものと捉えるべきだろう 実際、世界の最先端(エスタブリッシュ)ではマイノリティだろうがマジョリティだろうが関係無いという。 そこにナショナリズムやレイシズムは存在しない。 富の一方的な収奪は資本主義の崩壊を招く。 富の再分配や格差を解消する方法を考え実行していかなくてはいけない。

    1
    投稿日: 2019.07.01
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    本年11冊目。対談者お二人の『民族観』。新旧様々な学者達の名前と考え方も紹介(多くが批判)されながら、近年再過熱しつつあるナショナリズム(と言っていいのかな?)をどう乗り越えていくか、が熱く語られている。 ちょいとうまく表現できないのだけど、普段、民族を意識することの無い私たちが、無意識のうちに組みしているナショナリズムを認識させてもらえる点に好感を持てる書だった。特に姜尚中氏の人生追体験的な章は一読と価値ありと感じた。

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    投稿日: 2014.06.19
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    在日2世で政治思想史の研究者として知られる姜尚中と、オーストラリア在住の賭博師・森巣博の2人が、ナショナリズムについて語り合った対談を収録しています。 第一部では、姜の著書『ナショナリズム』(岩波書店)の内容を振り返りながら、近代・現代の日本のナショナリズムの歴史と現状について考察がおこなわれます。第二部では、コスモポリタンとしての生き方を選んだ森巣の人生に、姜が切り込んでいます。 「民族」のアイデンティティに関する屈折した悩みを語る姜の、ともすれば重くなりがちな思索が、「無頼」に生きる森巣の自由闊達な立場に通底していることが示されています。

    0
    投稿日: 2014.04.13
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    10年以上前の本とは思えない。全く変化無し。姜尚中の外見にしか注目してなかったけど、こんな葛藤を抱えた人だったんだ、あのNHKの美術番組では内心色々あったんじゃないかなあと思ってしまった。

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    投稿日: 2013.12.03
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    全く異なるバックグラウンドを持った学者と博打家が対談。対談形式で本がまとめられておりスラスラと読めた。 ただ内容を理解するには一回読んだだけじゃ自分にはキツかった。 ちょっと寝かせてまた再度挑戦します。

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    投稿日: 2011.12.19
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    [ 内容 ] 在日の立場から、長年、「日本」について鋭い批判と分析をつづけてきた姜尚中と、オーストラリア在住の国際的博奕打ちで作家の森巣博という、異色の対談が実現しました。 テーマは、一九九〇年代以降、日本に吹き荒れている、ナショナリズムの嵐です。 第一部で、日本型ナショナリズムの歴史を通観。 第二部で、グローバル化によって変質する国民国家像と、国境なき後の世界の未来について、刺激的な意見交換を繰り広げます。 国家とは何か、民族とは何か、故郷とは何か。 本書は、ナショナリズムを理解し、何者をも抑圧しない生き方を模索するための入門書です。 [ 目次 ] 第1部 ナショナリズム/自由をめぐる対話―東大教授、豪州博奕打ちに会いに行く(石原慎太郎の「中国人犯罪者民族的DNA」発言を容認してしまう空気は何か? 姜尚中教授の特別課外授業スタート!講座名はズバリ、「日本ナショナリズム小史」 知られざる在日韓国・朝鮮人二世の青春―経済ナショナリズム体制下の、姜尚中の個人的体験) 第2部 グローバリズム/故郷をめぐる対話―豪州博奕打ち、東大教授に会いに行く(知られざる和製イージー・ライダーの青春―グローバリズムの渚における、森巣博の個人的体験 民族概念をいかに克服するか 無族協和を目指して) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2010.05.08
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    姜尚中さんと謎の「チューサン階級」森巣さんが対談形式で繰り広げる「ナショナリズム論」。かなり前に読んだものですが、高まるナショナリズムがちょっと落ち着いた気が。笑 そもそもナショナリズムとは何なのかも改めて考えさせてくれたような気がします。対談形式なのですごく読みやすいし、笑えます。

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    投稿日: 2009.12.29
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    国家は消滅する。共同幻想としてのidentityよりも、変化し続ける個人としてのselfhood。ドイツにおけるポーランド人やギリシャ人の問題。ロッタちゃんにもギリシャ人が出て来ていたな。 森巣氏の他の著書も読んでみよう。

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    投稿日: 2009.12.04
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    かの姜尚中先生とかのモリス大先生の対談集。 モリス大先生のことをしるきっかけとなった。古本屋で買った。 確か去年(2008年)の春休みにかって読んだ。何か大切なことが書いてあったが、忘れた。 読み直そう。

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    投稿日: 2009.06.05
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    反ナショナリズム ナショナリズム≒幻想 差別の再生産 アイデンティティへの自由とアイデンティティからの自由 克服というよりは強化させているような気がしないでもない。 読む人によってだいぶ意見が分かれる本の一つだと思う。 それにしても情報量がすごい。 姜さんの言う、在日というマイノリティの他者がいることによって初めて日本の共同体が成立するという言葉に考えさせられている。あと、沖縄で行われていたという方言札についても。外国人登録法の指紋押捺義務についても。

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    投稿日: 2009.06.02
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    今をときめく姜 尚中と、謎のギャンブラー(?!)森巣 博が、本当に面白おかしく、日本の様々な病巣に光を当てます。軽妙洒脱とはまさにこの事。 最近の姜 尚中の著作には?だけど、これは良いですよ〜。 入門書にはもってこいです。

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    投稿日: 2009.05.13
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    評価しづらいがいい本。ていうか評価というよりレビューが書きづらい。 リベラルな自分としては、保守的な佐伯啓思氏とかよりもこちらに共感するところが大きい。

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    投稿日: 2008.11.26
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    私は、アメリカ駐在中に、アメリカ人の大人も、子供も国歌を歌うときに胸に手を当てて歌う姿に、驚きました。それまで、日本と言う国、日本人であることについてあまり考えたことがなかったのでした。この本は、石原都知事発言などを引用し、日本人としてのナショナリズムを否定する対談形式の本です。一部、納得できる部分もありますが、日本人としての誇りを 軍国主義ではなく、素直に誇りとして持ち続けたいと思っており、そういう教育をしてゆくべきだと考えていますので、この本の結論とは相容れないと思っています。

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    投稿日: 2006.03.12
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    これを読んでいる時電車で90歳だという老婦人によく勉強してると誉められた。そんなことはさておいても、背伸びして頑張って読んで本当に良かった。

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    投稿日: 2006.01.15