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あやかし草子
あやかし草子
千早茜/集英社
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総合評価

24件)
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    鬼、天狗、座敷童などのあやかしをテーマにした短編集。舞台が現代から離れるほど、1つ1つ想像しにくくて読むのむずかしい。生きていない時代を、起きていないことを、これだけの解像度で描きあげてしまうことを、才能だねとまとめたくない。きっとめちゃくちゃ調べているんだろうな。だから、いつもごはんの表現がおいしそうすぎるんだろうな。笑

    0
    投稿日: 2024.01.04
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    儚くて、切なくて、愛おしい「あやかし」の集まりでした。 幻想的で神秘的な雰囲気の「あやかし草子」は、千早さんだからこそ描けるのではなかろうか。

    18
    投稿日: 2023.06.18
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    人と人でない妖や狐狸の類が今よりもずっと当たり前に存在している時の話。かぐや姫モチーフぽいのとかありましたね。よくおとぎ話にある白蛇も。どれもお互い好きあって、でもそれぞれの棲む世界は違うみたいに本気で交わらない登場人物が多いですな。 化かされつつ、己の世界は見誤りはしない芯がある。おとぎ話のようですが、堕ちていかない安心感のある話でした。

    0
    投稿日: 2023.02.09
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    夢か現か、妖か 六つの短編全てに共通するように感じるのが「どちらにも属さない」です。いえ、「どちらにも属している」のかもしれません。 そして、そのあやふやさから立ちのぼる色気、文章の間に香る湿度、美しい文体で綴られる摩訶不思議な世界は、かつては今の世とそれほどかけ離れてはおらず、見える人には見える、分かる人には分かる世界を淡々と描いています。どれもがきらりと輝く朝露のように美しい物語でした。

    0
    投稿日: 2022.09.24
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     飾り立てない柔らかで分かりやすい古文調の文体なのに、切なさがとても伝わる作品。収録された中では「ムジナ和尚」と「天つ姫」が特に好きである。  2作とも端的に言えば、妖と人間が異なるいきものであるということが書かれている。理が違い、掟が違い、共に長く生きることはできない。けれども心を通わせあうことはできる。奇しくも「涙」が要となるこの2話が2つの世界の狭間で揺れるいきものの感情を最も丁寧に書いていたと思う。

    0
    投稿日: 2021.10.30
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    俺はこういう昔話、まんが日本昔話(古っ)的な展開が好きなんだなぁと思った。いや。違う。改めてこの作家の持つ不思議な力に、自然に惹き込まれていくんだなぁと一晩明けて気づいた。 まったく時代の古さは感じず、あたかもいま日本のどこかで起きているような新鮮な感じすらする(ンなことはないか)。あやかし、の持つなんとも言えない、ゾクっとする感じが心地よし。間違っても朝の通勤電車

    0
    投稿日: 2021.05.14
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    ひとと、ひとならざるものとのかかわりの短篇集。個人的には「ムジナ和尚」「真向きの龍」が好き。 舞台は現代ではないが、どこかかなしかったり、おそれを抱かされたりと、『異なる』ものに目を向かせられた、ように感じた。

    0
    投稿日: 2021.04.30
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    『真向きの龍』、白石晃士監督の『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-02【暗黒奇譚!蛇女の怪】』って作品を彷彿とさせる…

    0
    投稿日: 2021.02.04
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    千早作品は最初に「魚神」を読んで以来、現代物ばかり読んでたので久しぶりの時代物。 京極夏彦や恒川光太郎の様な雰囲気があってとても好み。 作者独特の世界観と言うか何とも言えない温かさがある。 藤沢周平の短編のような、どれだけ読んでも飽きさせない筆力を感じる。 改めて作者との相性の良さを感じた作品。

    1
    投稿日: 2020.12.21
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    6編から紡がれる、人とあやかしの物語。 人の世界は残酷で、あやかしの世界は純粋で。 昔話のような教訓的な何かではない、人としての在り方、考え方を振り返る。 互いに学ぶことはできても、共に在ることは幸福とは言えないと感じたのは、自分があやかしと交わった事がないからなのか否か。

    0
    投稿日: 2019.07.22
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    面白かったです。 千早さんの、今度は日本の妖をモチーフにした短編集でした。 こちらも妖しく暗くて良かったです。 情景や色彩を鮮やかに感じました。夜の闇、竹林の緑、夕日のままの国の赤。映像的です。 お話は、天狗と姫の間にあった気持ちが切ない「天つ姫」と、アルビノの座敷わらしが子どもを夕日の国に閉じ込める「機尋」が好きでした。 妖…畏怖する存在ですが、どこか物悲しくて惹かれます。

    0
    投稿日: 2019.04.17
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    このひとの幻想作品には中毒性がある、猛烈な筆力でぐいぐいひきこまれるおもしろさ…胸をえぐる切なさ、おどろおどろしさと妙なる美しさ…。あやかしたちと、それに近い種類の人間が、いわゆる普通の人間たちの業やみにくさをかなしさを外側からあぶり出して見せてくれる。世界の不思議さと美しさを見極め、そのうえで己が選択する運命、この世のすべてを受け入れコミットして生きていこうとする力を描く。…じいんとゆさぶられてしまうのだ、ついつい。

    0
    投稿日: 2019.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あやかしと人とのふれあいを描いた6篇の短編集。 どのお話も寂しさや悲しさが残る。 「ムジナ和尚」「天つ姫」が好きでした。 千早さんのファンタジーを読むのは2作目になるのですが、彼女が紡ぎだす、どこか悲しいお話が、どうやら私は好きなようです。

    0
    投稿日: 2018.08.09
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    タイトルと表紙から、ちょっと恐い話かも…(゜゜;)と思って読み始めたけれど、あやかしが人と関わり、人の感情を持っていくさまに切なさや、哀しさを感じた(T-T)特に最後の「機尋」が良かった(*´-`)人とは違う時を過ごす あやかし にとって感情を持つ事は幸せなのかな?(--;)

    0
    投稿日: 2017.09.13
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    どれも懐かしいような、どこかで聞いたことのあるような それでいて新鮮に心がさざめきました。 優しくて、緊迫して、風情があって・・・ 余韻の残る短編集でした。 「天つ姫(あまつひめ)」がお気に入りです。 最後が泣けましたよぉ~

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    投稿日: 2017.08.13
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    千早さん独特の、静かでしっとりした空気感が古来の日本の獣や怪の妖しさを引き立てていて、なんとも大人っぽい日本昔話だった。日本古来の世界観を堪能できた。天狗の話が一番好きだな。惚れてまうやろ的な。

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    投稿日: 2017.08.01
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    つかみどころがない話が多かった。 でも不思議な雰囲気はありました。 最後の話と天狗の話が好きかな…。

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    投稿日: 2017.01.12
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    御伽噺などを元に創作された話であるが、その時代の世界に話が溶け込んでおり、元の話を知らなくとも読みやすいし面白い。どこか現代の雰囲気も漂っていると感じた。作者の妖美さの表現に浸ってしまう。序盤よりも中盤後半になると味が出てくる。 ムジナ和尚、天つ姫が好き。

    0
    投稿日: 2016.12.02
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    とても不思議な空気感。しっとり濡れた土みたい。幻想的な雰囲気。昔話を聞いているようで、なんだか懐かしくて切なくもなる。 2016/1/5

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    投稿日: 2016.01.05
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    短編6作。 書き出しからの纏わりつくような妖しい美しさ、戸惑うまでもなくすっと惹き込まれるあやかしの世界。 切ない描写は身を切るほどに痛々しく、哀しみで満たされてしまう。 どの作品も読後に鮮烈な色が残る。

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    投稿日: 2015.03.18
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     人と妖の、不気味ながらも切ない交流を描く短編六作。言葉が平易なので読みやすく、さらさらと入りこんで堪能出来る一冊です。作品それぞれ、人も妖もきちんと個性が描き分けられているのが良いですね。個人的には「ムジナ和尚」と「天つ姫」がお気に入り。後者はイケメンならぬイケ天狗が男前で素敵でした(笑)

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    投稿日: 2015.03.03
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    妖しい世界を堪能できた。派手さはないが、それゆえに現実離れした世界が身近に感じられた気がする。文章もまさに妖艶。 あやかしの舞台で人を描き、人と人がよく描かれていた。 個人的にはむじな和尚が好き。 たまにはこういう本もいいな。

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    投稿日: 2015.01.23
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    切なくも美しい短編集。題材は古典から取っているものの、心理描写が瑞々しく、秀逸。特に前半の3話が気に入った。

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    投稿日: 2015.01.09
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    タイトル通り、人ならぬあやかしを主人公にした短編集。 どの作品もつまらなくはないのだが、色々とあっさりしすぎていて、もう少し掘り下げて書いて欲しかったなぁ……という印象。 個人的にはデビュー作の『魚神』のような雰囲気のものをもう一度読みたい。

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    投稿日: 2014.12.08