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ようこそ実力至上主義の教室へ 10
ようこそ実力至上主義の教室へ 10
衣笠彰梧、トモセシュンサク/KADOKAWA
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総合評価

9件)
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    綾小路の作戦は読めた。 とはいえ様々な思惑が交錯するのは面白かった。 ここ3巻ほどあまり面白さを感じられなかったからこの巻でやや持ち直したような感じはする。ただ逃げ道なしのこの追加試験自体は楽しいものでは無かったとは思う。全巻では坂柳の戦術らしい戦術があまり見えてこなかったが今回はそれが垣間見えて良かった。ただ、好きな子にちょっかいをかけるような好奇心的な動機のキャラクターが多いが故に皆龍園と似た頭脳に思えてしまう。(それって実質綾小路とも似てるってことになるが)細かいことは置いとき1日で読了したのは初?

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    投稿日: 2025.09.13
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    クラスから絶対一人は退学者を出さなくちゃいけない、厳しい試験。賞賛票と批判票の仕組み。 自分でどうにかできる内容でもない、と作中再三言われているから、毎度自分でどうにかする綾小路はどうするんだろう?と思ってたけど、すごかった。 南雲、堀北、一ノ瀬、坂柳などなど。クラス内でも外でも、互いの主義や策略が交錯している様子が面白い。最後は全然予想してない結果になった。毎回、読んできて考えさせられていることをひっくり返されるのがとても楽しい。 それぞれの人間の行動理念や価値観が丁寧。実際に生きている人を見ている感じがして、すごいと思う。 例えば自分は救われたい、でも誰も退学になって欲しくない。じゃあ少しでも自分が危険じゃない方、を操る人や、全員救おうとする人。1番必要ない人間を切るか、自己犠牲か。など。 →平田への堀北、山内、綾小路の接し方が印象的だった。戦略だけど、フラットというか無駄な熱がない、誠実に見える様子が。 + 平田はすごい。一之瀬もすごい。堀北もすごい。櫛田も、神崎も、坂柳も、石崎とかも。行動力、考え方、人脈、身の振る舞い方自分の見られ方、リーダーシップ。それぞれが出来ることをしていた。なかなかできる事じゃないと思う。

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    投稿日: 2024.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特別試験、賞賛批判投票回。 前巻と違って、ほぼ試験の内容で話が進んでました。 Bクラスのオチは、話の途中に丁寧にあったヒントがあれば分かりそうなもんなのに、、回想シーンで綾小路の部屋にある2人が来てわかりました、悔しいですがなるほどでした。 今回の話は登場人物の表の動きも裏の動きも見どころが多くて、一層面白かったです。 綾小路もだんだんいろんな人から見つかり始めて、楽しくなってまいりました。 最後の初登場の人物は、2年生からの共通の敵になったりするんでしょうか、、?それはそれでとても面白くなりそうで期待です。 Dクラスもまあまあ強くなって、Cクラスは不穏な終わり方で、Bクラスは相変わらずで、Aクラスは覚醒しそうな人もいつつ坂柳の本領発揮がどうなるか、、、次は1年生最終編のようなので、一層楽しみにして読みます!

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    投稿日: 2024.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    強さとは何か アニメを視聴したあとに積読してあった本書を手に取った。 本当に面白い。レビュー時点でAmazonレビュー4.8というのも納得がいく。 以下ネタバレを含みながら感想を一筆。 今回の話で特筆するのは、普通に社会人生活を送っていてもそうそう出会わない程の「理不尽な状況」だと思う。 これは人工的に設計された”試験”という環境だからこそここまで抜け道のない完全無欠さを実現できている。 そのなかでの各キャラクターの考え方が本当に際立った違いを見せていただのが本当に興味深い。 高円寺や綾小路は試験内容を見た段階で「ペナルティなく不要なメンバーを削除する試験」のゴール像を描けたのに対し、 平田や一ノ瀬は、退学者0という設計上ほとんど不可能といえる調和が保たれた理想を掲げた。 有能で先々まで見通せる慧眼とドライな合理的思考ができる高円寺や綾小路の姿にカッコよさを感じてしまうが、 個人的には一ノ瀬、平田の時に甘い考えにも見えるぬるま湯的理想を追い求めた先に光があってほしいと思わずにはいられない。

    2
    投稿日: 2024.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2023年8月現在アニメ化せず。2024年から放送予定。 1年生も終盤になり、残すは最後の特別試験の予定だった。 突然追加の特別試験が実施されることが通知される。 試験は”クラス内投票”。 各生徒がクラス内の3人への批判票、全学年3人への称賛票を投票し、称賛票-批判票で最もポイントの少ない1名が退学になるというもの。 例外もなく必ず誰かが退学になってしまうというものだった。 月城理事長代行登場

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    投稿日: 2023.08.23
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    追加試験の幕開けでした。はじめての退学者がでた10巻でした。一之瀬の問題、龍園の問題を同時にからめて解決しちゃう綾小路くんが素敵でした。

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    投稿日: 2020.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キャラクターに馴染みが出てきて、今回はゲームのルールがシンプルかつエグくてGood! 十分に楽しめました。主要なキャラは生き残って、だんだん敵味方がはっきりしてきた感じ。でも平田は心配。

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    投稿日: 2019.11.26
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    今回は龍園潰しの時と同じくらい、綾小路の陰謀と読みが面白かったように思える 学年末の特別試験を前にして、突如追加の特別試験が行われることになった1年生組。しかし試験という名を冠しつつも実態はデスゲームの如く、誰を蹴落とすか投票するだけという有り得ない内容 これまでCクラスって落ちこぼれなりに協力して試験を乗り切ってきたし、協力が難しい状況でも自分の持てる力を発揮しようというポジティブな方向性に動いてきた。それがここに来て、ただ不要な生徒を決めるだけ。それによりクラスに不穏な空気が蔓延してしまうネガティブな展開になるとは思わなかった 一方で不要な生徒を決めるということは、それぞれがクラスに対しどの程度貢献してきたか、これまでどれほどの信頼を勝ち取ったか、今後の働きに期待できるのかという部分が明るみに出ることにもなる だからこそ、Aクラスは試験が発表された瞬間に誰を振り落とすか決まってしまうし、Bクラスは一ノ瀬を中心として盤石の態勢が敷かれ、Dクラスも不要と思われた龍園が助けられることになる そういった光景はCクラスでも展開され、一年を通しての成績評価が為される。 第1~2巻の頃はクラスの厄介者として描かれていた須藤、池、山内の3人。彼らは生活態度や成績の低さから早い段階で退学候補となってしまうが、結局はクラスへの貢献性によって優劣が別れてしまう。須藤は問題は多いものの最近の頑張りや体育分野の実力があるし、池はサバイバル試験の際にアウトドア知識を披露しクラスを助けた そんな二人に対し何も出来ていないのは山内だけ。それどころか今回は坂柳に利用されてしまう愚行を犯す。彼が退学させられたのはある意味当たり前だったのかもしれない また、この試験を乗り切るために新しい顔を披露した堀北と平田の行動も印象深い 堀北は綾小路を結託して退学させようとするクラスの空気に抗うためにこれまで以上に前に出て発言し、クラスを纏め上げた 平田も誰かが退学させられる状況を回避するために善人の仮面をかなぐり捨て、自分に批判票を入れるように誘導した。結局はそこの行動すら平田の評価を上げる結果に繋がったのは皮肉だけど どちらも一年間の活動や貢献が実り、新たなステージに進んだことを感じさせるような投票過程だった そして、もう一つの面として綾小路が賞賛表で第一位となったのは面白い 綾小路は暗躍はしても表面的には何も無い大人しい生徒として取り繕ってきた。だというのに彼は一位になってしまった これには坂柳の謀略も絡んでいるのだけど、それにしたって42票の賞賛票は多すぎる。まるで彼がCクラスの本当の中心人物であると明示しているようだった 今回の試験を通して、また次年度から本格的に綾小路を退学にさせる魂胆を明確にした綾小路の父親 それを前にして遂に綾小路は坂柳と対決する意志を固めたようで どちらも裏から策謀を回すタイプなだけにどのような戦いが展開されるか楽しみだ

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    投稿日: 2019.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気に読めて面白かった。 急遽決まった特別試験が始まり、クラスの中から1人退学者を決めるという残酷な試験。 人間の心情の変化を上手く書けており、没頭してしまった。

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    投稿日: 2019.01.28