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パットの夢
パットの夢
モンゴメリ、谷口由美子/KADOKAWA
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総合評価

7件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半はジュディに何度もふふっと笑わされ、ティリタックとの掛け合いでも笑わされた。文字で会話のユーモアがわかるのがすごいし、100年前の異国の地の笑いを共有できるのが感慨深い。 後半はジュディの死で泣き、ジュディが今際の際で書いた手紙で泣いた。パットのことを思って、パットに内緒でジングルにチャンスはあると知らせたのだ。ジュディは私が世界で一番大好きなばあちゃんと重なってより泣いた。お人好しで世話好きだから。大好きにならずにはいられないキャラだ。 モンゴメリさん、あなたがこの本を書いた約100年後、日本で1人の人間がその本を読み涙しましたよ。あなたの本はこれからも脈々と受け継がれていきます。 また、シドがおかしくなったのも悲劇。ビニー家との結婚が信じられない。家の中に憎い人間がやってきた状況は私と同じで、ここにも少し共感できた。 そしてまさか銀の森屋敷が燃えるとは思わなかった。モンゴメリは最後は絶対的なハッピーエンドだけど、途中に驚く喪失がある。パットはこの本では大きな悲劇が3つも重なったことになる。 にしても、なぜ主人公やその周りはああもビッチなのだろうか。恋愛系は苦手なのでこの本を読むか迷った。子供時代だけでいい。

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    投稿日: 2026.02.18
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    「銀の森のパット」の続編。赤毛のアンの設定をなぞれば、パットの幸せがどういう形で結ばれるか想像がつく。けれども、そこにたどり着くまでの長いこと!結末がわかっているのに紆余曲折しすぎ。アンだってギルバートともっと簡単に早く決着つけたと思うのだがな。いやそういえば3冊目くらいまでお友達関係に終始したのだったか…

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    投稿日: 2019.04.24
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    銀の森屋敷に住むパットが、少女から大人の女性になるまでのお話。『銀の森のパット』の後編にあたります。 様々な出会いがあって、パットがすくすくと成長していく前編と違い、後編は様々な別れと変化が凝縮されている印象を受けました。 最後の場面は無理やり収束させた感じがして物たりませんでした。 読み終わったあと、なんだか自分が30年ほど年をとったような気がしました。

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    投稿日: 2014.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パットの20歳から婚約までの話。 モンゴメリのお話はやっぱり好きだと再認識。 ジドがいわゆるヨセフの知らない一族と結婚するとは。 さらにあの愛しい愛しい銀の森屋敷があんな悲劇にみまわれるとは。

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    投稿日: 2012.11.26
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    まず表紙を観た時に、映画「アンの青春」のラストシーンだと思いました。 で、読んでみたら想像した以上に赤毛のアンでした。 でも、そういう展開の方が安心して読めるというかそうでなくてはいけない気もしました。 なんだか「赤毛のアン」をもう一度読み直したくなりました。

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    投稿日: 2012.07.09
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    プリンスエドワード島の自然に浸って育つとパットのような娘になってもおかしくないと思えてしまう。 屋敷が好きで家族が好きで彼氏はその次ってなんだか楽しい。いろいろあって最後には彼の元へ行くことになるのだけれど、パットのほとんどは屋敷と家族で出来ている。それを受け入れられる人でないといけなかったのね。 二人が作る新しい家族を想像すると心が暖かくなります。

    0
    投稿日: 2012.06.04
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    台所仕事をこんなに楽しそうに書く作家さんを私は他に知りません! 角川文庫が挑戦しているモンゴメリの新訳シリーズ。 以前、村岡花子さん訳で新潮文庫から出ていた『パットお嬢さん』の角川版。 『銀の森のパット』の続編にして完結編。 前作であんなにパットと意気投合していて魂の双子みたいだったジングルが、物語後半までちょっとしか出てこないなんて!! なかなか決まった相手ができないパット。 親戚は半ばあきらめ、周りは哀れみの目で見る始末。 しかしパットは銀の森屋敷を離れることなど考えもできないし、それでいいと思っています。 そう自分でも思っていたはずなのに… どこにでもあるような町、どこにでもいそうな人々、そして誰にでも起こりそうな出来事。 特別なことは何もありません。 でも、モンゴメリの物語を読むと、特別じゃない人なんてこの世の中にはいないんだって気になってきます。 『パットお嬢さん』が絶版になってしまっていたので、ようやく読むことができました。 ずっと楽しみにしていた作品ですが、その期待を裏切らない面白さでした☆

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    投稿日: 2012.05.30