
総合評価
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powered by ブクログ17年ぶりの再読。 面白い。作中の『タンジール蜜柑共和国への帰還』という小説はそれだけでファンタジー小説として読んでも面白い。 そのファンタジーとしか思えない小説が現実に起きたことを綴ったものだと解き明かしするくだりは読んでいて感心してしまった。 今回は石岡のポジションが研究者のハインリッヒだが、彼とのやり取りも微笑ましかった。 海外での御手洗さんのほうが日本でいるより感情の吐露が素直な気がする。海外の水が合うんだなぁと思う。 やっぱり御手洗さん、好きだなぁ。
13投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログ個室にいるのに壮大なスケール!! こんな小説が好き!!!( ♡Д♡) 御手洗潔シリーズ第19弾! 19(°д° )!! シリーズは約30作程あるらしいので、桁が違いますね…。 さすがです。 記憶がなくなる障害を持つエゴン。 彼が書いた童話『タンジール蜜柑共和国への帰還』 童話は、足が車輪の熊や右腕のない少女、妖精などが大きな木に住んでいる世界の話。 奇妙な世界観の物語から、エゴンの記憶に纏わるヒントが隠されている。 御手洗潔が真相を推理する——。 御手洗潔の推理、とても丁寧だと感じました。(`•∀•´)✧ 友人のハインリッヒと共に、順序立てて考察を繰り広げ、あらゆる国で起きた事件や事故と照らし合わせ推理していく。 知識量が半端ないです( °-° ) 作中でもハインリッヒが言っていましたが、一室にいるのに、世界中を旅した気分になります。 エゴンの記憶の障害は、映画『メメント』を彷彿とさせる症状。 ふとした瞬間〜翌日には記憶は消えてしまいます。 ーーーーー 人生とは記憶そのものなのです。友人も知人もできなければ、それは人生とはいえない(本文より) ーーーーー 御手洗潔がエゴンに言った言葉です。 本人に対してなかなか厳しい事言う(^▽^;) 小林泰三の作品にも、記憶に纏わるSFが多々あり、ミステリ仕立てになっています。 このような脳内壮大な作品、めちゃめちゃ好みです♡ 実は、シリーズ『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』の2作のみの読了で、中を17作分すっ飛ばして『ネジ式ザゼツキー』を読みました。笑 なので御手洗潔の印象がかなり変わっていて…。 当初「空気の読めない自由気ままな探偵」なイメージでした。 ですが今回、一気に(私の中で)成長した御手洗潔は『先生』と呼ばれていて、脳科学を研究しています。 そしてなぜかスウェーデンに住んでいます(^▽^;)ナニガアッタ?笑 ハインリッヒという相棒もいて……(だれ?笑) 『ネジ式ザゼツキー』を読んで御手洗潔のイメージは一転! 『ドグラ・マグラ』の正木博士になりましたヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆ おかしい?全然違うか笑笑 飛ばして読んでも、多少の細かな部分以外、本筋には全然問題ありません。 後読みで追いつけば良いのです(`•∀•´)✧ (開き直り) 解説で「双子的関係」と紹介していた『異邦の騎士』も是非読んでみたい!! 御手洗潔シリーズも追うぞ〜ヽ(´▽`)ノ!!
17投稿日: 2023.09.10
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食品模型の技術を使って死体を創作するトリック。記憶を失った男が書いた奇想天外な小説をヒントに、記憶を取り戻そうと御手洗の推理が冴える。 京極夏彦の影響か、無駄に長い。
1投稿日: 2023.04.04
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久々の御手洗物らしい小説を読んだという感じだ。 『タンジール蜜柑共和国の帰還』という奇妙な内容の童話について解析をする趣向は過去の作品『眩暈』を想起させ、この作品が好きな私にとってなんともたまらないワクワク感があった。特にビートルズの歌が絡んでいるという件には驚かされた。これはビートルズ・フリークである島田氏にとって積年の願望をようやく果たしたのではないだろうか。 他にも旧作を想起させる箇所があり、人の五体を解体してネジ式の関節をもつ義手・義足をつけ、ゴウレムを作り上げるというのが今回の作品世界を彩るもう1つのモチーフなのだが、これなんかはデビュー作『占星術殺人事件』のアゾートがすぐに浮かんだ。 とまあ、ある種、永い眠りから覚めた御手洗シリーズの復活を宣言するような内容である本書。特に前半の『タンジール~』の解析の辺りはどんどん判明していく驚愕の事実にページを捲る手がもどかしいほどの面白さを感じたのだが、肝心の殺人事件の解明のあたりになるとどうも食指が鈍った。 疲れから来る睡魔もあったのは事実だが、なんだか事件が複雑すぎるのだ。明かされた真相もものすごく作られた感じがして、心の底から同意できなかった。 殺された遺体の首がネジのように回り、外れ、転がっていく、なんとも唖然とする事件ではないか。しかし、それを論理的に解明しようとするために、無理を生じているような感じがした。 そして、やはり語り手が石岡以外では違和感があるのは否めない。御手洗がなんだか別人のように思えるのだ。エキセントリックさに欠け、すごく常識的な人物として立ち振る舞うその姿は消化不良感がどうしても残ってしまう。 しかし、もっとも驚いたのは『タンジール~』の舞台がフィリピンだったという事。あと約1週間後に彼の地へ赴任する我が身(当時)にとってなんか因縁めいた物を感じた。 こんなところにも出てきたのか、この国。ふぅ~・・・・。
4投稿日: 2023.03.07
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アトポス以来の御手洗潔シリーズ。 電子書籍版で読了。 ある手記から導かれる事件は「目眩」の再来のよう。 事件自体は異常ではあるが、真相はそこまでビックリするようなものではなく。大掛かりなトリックというよりは、事件の異常性とそこに至った経緯にスポットライトが当てられている。 久しぶりの御手洗潔を楽しめたが、うーん、やっぱり相棒は石岡くんの方が好きだった。
1投稿日: 2022.08.02
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御手洗はストックホルム大の教授になっているが、非常に島田荘司らしい作品。 現実とは思えない内容の物語を、血なまぐさい現実に落とし込む。解説では最大のカタルシスは「ビートルズの代表曲がベースになっている」と判明するところだと言っていたが、自分はやはりスペースコロニーの中だというところだと思う。 スキップする大人たち、三メートル近いひまわり、南北方向にはなぜ直線道路がないのか、といった謎が一気に一つにつながる。まさしく"奇想"だ。 そしてここまでが第一部といった感じだろうか。 第二部は、切られた首にネジを組み込まれた死体。 仰角45度で接射され、二つの穴を開けた三発の弾丸に関する推理が面白く、想像もつかないネジの理由に関してもこれしかないと思わされる。 魅力的な謎に、グイグイ読ませる物語、そして謎を一つ残らず解明する大胆な解決。 この頃の島田荘司の作品の中では一つ抜きん出ている。これは大満足。
3投稿日: 2022.02.06
powered by ブクログ記憶喪失の男、奇妙な童話、怪奇の事件、全部を合わせて解決に導く。分厚い本でもサクッとあっという間に読めました。御手洗シリーズをほぼ読んだことがなくても繋がりなく読める。 トリックよりも、雲を掴むような童話から、特定の人と事件を結びつけた鮮やかさと、その事件の奇怪さの衝撃が強い作品。30年の年月とヨーロッパとアフリカとアジアを簡単に飛び越える発想のすごさで、読んでて面白かった。ネジ式ザゼツキーという題名がおどろおどろしくていいなぁー
1投稿日: 2021.12.11
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再読。 記憶を失ったエゴン・マーカットが書いたファンタジー「タンジール蜜柑共和国への帰還」。LucyInTheSkyの世界。スウェーデンにて御手洗くんは記憶を失った時期と場所を推理する。記憶を失うのだから、そうとうなショックな出来事なはず。 スウェーデン部分は横書き。ちょっと斬新よね。 フィリピンで行われた殺人。ゴウレムを作り出そうと、人を人とも思わない所業。犯人として留置されているのはルネス。そして、ザゼツキーの死体の首にネジが埋められていた理由。 最後はちょっぴりハッピーエンド。丸く収まるけど、長い年月がかかった。
1投稿日: 2021.04.08
powered by ブクログ冒頭、横書きに面食らい、作中作に目を回し、語り手の分散に振り回されながら、それでも最後まで一息で読みきらす手腕は豪快。肉体損傷の描写は得意ではないので、薄目で読んだ。作中で言及している音楽を聴きたくなる作品は良作と相場が決まっている。
1投稿日: 2020.12.30
powered by ブクログ初めて読んだミステリー小説でした 高校生のとき、文庫本で1,000ページくらいあって分厚いのに、大学受験が終わって時間があったので選びました。 こういう発想がすごい好き。 眩暈も読みましたが、やっぱりザゼツキーの方が好き。
1投稿日: 2019.07.24
powered by ブクログ久しぶりに再読。「タンジール蜜柑共和国への帰還」と、事件の関連が素晴らしいです。そして最後の推理で驚く。こういうことなのか!と驚くけれども筋が通っていてうむむってなるこの感じがいいです。
1投稿日: 2016.02.10
powered by ブクログ分厚い推理小説は、複雑な筋立てや登場人物の多さに途中で投げ出すことが多いんだが、本書はほとんど息継ぎなしで読み切れた。首にネジが埋め込まれた死体という異様きわまりない状況が、まさかああいう解決になるとは。島田荘司、さすがの名人芸。
1投稿日: 2015.06.20
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ミステリーのようなファンタジーのようなSFのような作品。 この非現実感を世界に結び付けていく感覚がとても好きだ。ただ、人によっては好きになれないのかもしれない。 記憶を失った男が見たネジが埋め込まれた死体。あり得ないはずのものが存在してしまった理由は何か。 まさか、そんなことあるはずがない。と考えてしまう読者の遥か上を超すアイディアに脱帽させられるのみである。 もう、文句をつけるとしたら、御手洗の超人ぶりにのみであろうか。そんな話であった。
1投稿日: 2015.01.24
powered by ブクログ御手洗。 私は、眩暈にちょっと似てると思った。 記憶障害の人物が書いた物語から、真実を推理する話。 ネジ式の死体とか、いったいどうなるんだと思っていたけど はあー、なるほどー‼︎と思った。 すごい。さすが島田さん。
1投稿日: 2013.12.13
powered by ブクログなんかなぁ…。 御手洗潔シリーズはわりと好きなのだけど、今回のは…ん〜…。 あたしはいまいち…。 なんていうか、途中の(「エゴン・マーカット」の第二部で言うところのS層の)スケールが大きすぎて、実際の事件の方が色褪せてる感じがする…。 とくに、最後の章では謎解きをするのが御手洗ではなく、事件の当事者たちが事実を語っていくせいで、よけい、ミステリー風味がそがれて、「…ふ〜ん」って感じ。 といっても、事件自体の謎がすごくないわけではないのだけれど。 あたしが、ミステリー小説においては、探偵が犯人や事件について、ズバズバ言い当てていく…という展開を好むせいだと思うのだけど。 それから、個人的には、謎が謎のままで残るものや、専門知識がないと解けない謎、というのも好みません。 S層の謎は、専門知識がなきゃわかるわけないじゃん! って感じで、そこが好きくない。 あたしは科学について詳しくなりたいわけじゃないのになぁ…と思う。 それから、T層に分類できたことが事実とは食い違ったところ(死体の正体)があったのに、結局、それがなぜ入れ替わったのかは説明なかった、よね…? 推測ならいくらでもできるけど、脳科学とか言うなら、そこらへんについてもちゃんと合理的な説明がほしかった…。 …とまぁ、学会間近で時間がないなか、息抜きに読んだ本なのに逆にフラストレーションがたまる…という個人的な理由のせいで、今日はいつもより辛口で。。。
0投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ凄惨な殺人に度肝を抜かれる。 しかし、驚くのはそれだけじゃない。 そんな殺し方をしたのにはわけがある。 感情を揺さぶり、思考を麻痺させる。 最後に論理的思考の痛快さを思い知らされる。
1投稿日: 2013.10.11
powered by ブクログさくっと読める島田荘司。 彼方此方移動して手がかりを集めて事件を解決するタイプじゃない処がのめり込むきっかけになった感じで、スーッと読み終えてしまいました。 でも面白かった!心地よい夢で終わるラストも印象的でした。流石!
1投稿日: 2013.06.19
powered by ブクログよく練られたプロット! いきなりの難題があのような形で着地するとは。 島田作品の特徴としてあげられる冒頭のありえない謎を 解決するというスタイルの中でも私はこの作品が一番のお気に入り。 人間の脳みそって不思議。
2投稿日: 2013.02.09
powered by ブクログ無数の驚異と疑問を抱いて、真実へ近づくと悲しくなった。こんな心境は「奇想、天を動かす」以来かなぁ。。。
1投稿日: 2012.08.28
powered by ブクログ突飛な物語が見事説明されていく、さすがの島田作品。御手洗のスウェーデンでの生活ももう少し描いてくれると尚よかったかな。 ですが、散在する日本下げのくだり必要かなあ?尊敬する作家の1人ですが、たまにこういうところがどうかな、と感じる時があります。アメリカに移住するくらいなので、母国に複雑な感情を持っているのでしょうけど。
1投稿日: 2012.07.18
powered by ブクログ解説にあるとおり、当時50代であった著者が書いたとは思えないくらい、緻密かつ斬新。後半の事件だけでも1冊の本として成り立つくらいですが、その事件の伏線となる100ページの物語が恐ろしいほど丁寧に作られています。
1投稿日: 2012.06.07
powered by ブクログ好き嫌いは分かれる種類の小説だと思うが、島田荘司ならではの作風と思う。ストーリーの謎の部分が二重構造になっており、登場人物が最後に言うとおり、思いもよらない解答がすがたを現す。 初期作に近い荒唐無稽っぷり。そこが好みの分かれ目か。
1投稿日: 2012.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
内容が内容だけに、評価は右へ左へと大きく分かれてしまう作品だと思います。この世界にハマるかハマれないかという感じ。 私個人としては、最後にいたるまでいったいこの世界はどうなってるの?とワクワクしながら読んでいました。 久々の御手洗潔の存在も嬉しかったです。 でも人を選ぶ作品であることは…間違いないです。
1投稿日: 2012.02.16
powered by ブクログ私には久々にきた当たりだったけど、好き嫌いも評価もかなりわかれる本だと思う。もちろん主人公は御手洗潔で、彼が北欧に移ってからの話。 記憶も籍ももたない男が自分自身の謎を知りたいと御手洗のもとにやってくる。同席した同僚は、ただの精神的疾患として扱うが、御手洗は(いつも通り)一瞬にして彼の過去も病の原因も見抜き、それらの鍵は全て、彼がかつて著した"意味不明なお話"の中に隠されているとして、物語の解読を始める。 単純にこんな話よく考えつくな、と感心した。オレンジの木がそびえ立ち動物たちが闊歩するファンタジーの世界に、ビートルズが潜み、凄惨な殺人の秘密が隠蔽されているとは夢にも思いもよらなかったー。 ラストスパートをかける本は多いけど、ほぼ序盤から終わりまでここまでのスピードで読者をひっぱっていくのは、このシリーズでも随一だと思う。ひっきりなしに謎が現れ、それを解き続ける手をゆるめさせないのがすごい。 「眩暈」も設定はかなり似てるけど面白さはこっちが上かと。無茶がすぎないところも。ただやっぱりワトソン役は石岡くんにしてほしかったな。コンビ再結成を深く祈ります。それにしても「ネジ式ザゼツキー」って最高に魅力的な単語!珍しくタイトルセンスありすぎ。 2011年06月09日 16:08
1投稿日: 2011.11.13
powered by ブクログ久々の御手洗潔。過去2、3失望してきただけに一体どういうことになるか、半々の気持ちだったんだけどまぁ、なんとか。がっかりした前の作品とはやはり違う。ベストというわけではないけど。 相変わらず破天荒でどこから本当でどこから作り話なのかよくわからないが、脳科学の勉強はものすごくしているようだ。流浪の民の音楽の話は少ししか出てこないけれど、面白かった。彼はロマといっているけれど、Romaというのは英語の本でも見たことがあって、イタリアのローマとどういう関係なんだろうなどとその時は思っていたけど(大文字で始まっていたし)、後でゆっくり辞書でも調べてみよう。 お互いをかばいあう恋人たちや、自分が事件に巻き込んでしまったためにまともな暮らしを失った友人の面倒を見続ける男など、心温まる話に終わっていいはずなのだけど、なんだかちょっとそういう、最後のディナーのようにほろっと来るものはなかった。 気になった点は御手洗に自分の感情を話させるところかな。彼は行動や台詞にちょっとした感情(大事なことは隠しても)の動きが出る人なので、わざわざそれを書かないでください。
0投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログ御手洗シリーズはあまり読み込んでないんだけど、御手洗の一人称ってかなり珍しい? いつもは嫌みな名探偵も、今回は衒学披露も控えめで、突飛な推理展開以外は別人のような大人しさでした^^ 横書きと縦書きで童話世界と現実世界を差別化した点、最後の解決章だけは童話世界と書き方を統一した点が構成の妙…何でしょうか。← 解決章がこうなる意図が良く分からなかったのは、やっぱりいつものように読み込みが足りないからなのか…(pд・。)ウウ… 不可解すぎる謎の割に、ネタはかなりシンプル。容疑者もほとんどいないし、フーダニットと言うよりはワイダニットが主眼です。 「何故、殺人犯は被害者の首を切断し、そこにネジを装着したのか」 これを一編の童話から推測していくんだから…(呆然)。 泥酔した目撃者の証言内容にどれくらい信憑性があるのかしら〜とか、推測の上に展開される推測の上に推測を重ねて更に推測を〜〜が延々続く推理って、どれくらい信頼性があるのかしら〜、てな疑問は浮かんでは消えますが、最終的には読み応えもあって大満足なミステリィです(笑)。 この手のミステリィって、相当の筆力と構成力が無いと忽ち破綻するよなあ…と考えると、島田荘司恐るべし…!と改めて巨人の才能にひれ伏す凡人なのでした^^ 記憶に障害を持つ男エゴン・マッカートが書いた物語。そこには、蜜柑の樹の上の国、ネジ式の関節を持つ妖精、人工筋肉で羽ばたく飛行機などが描かれていた。御手洗潔がそのファンタジーを読んだ時、エゴンの過去と物語に隠された驚愕の真実が浮かびあがる!圧倒的スケールと複合的な謎の傑作長編ミステリー。
1投稿日: 2011.04.27
powered by ブクログ縦書きと横書きの章が並列されてるおもしろい見た目に驚くが、必然性があることがわかり、納得。 読み始め、ファンタジーか?と腰が引けたが(それにしても島田さんはいろんなジャンルの文章を上手に書くもんだと感心する)、徐々に現実世界とのリンクが明らかにされ・・・
1投稿日: 2011.04.23
powered by ブクログまずタイトル見て、「なんていう内容なんだろう?」と始まった本書。読んでいると童話と記憶喪失が出てくるのだけど、このタイトルがこうなってしまうとは思わなかった。流石島田さんだ。しかしこの殺害は実際には出来ないだろうなー。
1投稿日: 2011.01.10
powered by ブクログ読んだのはこれで二度目。 研究室から一歩も出ずに、一冊の本と一人の記憶とネットのつながったパソコンと、それらをもとにした推理だけで三十年も昔の事件を解決する。御手洗潔は安楽椅子探偵もできるんだな。 結構厚い本だけど、それのほぼ全編が解決編のように思われた。 実際には、過去に殺人事件が起こったと判明するまででページの半分を使っているんだけど、でもそこまでも推理でたどり着いているから。 それから、うんちくが正直長く感じられた。うんちくは嫌いじゃないけど、あれだけこまごまいろいろ挟まっていると、「いいから核心を早く言ってくれ!」っていう気分になる。 そのうんちくも推理には必要なんだけれども… それと、真犯人の彼はルネスがつかまったのを知ってからも長く放っておき過ぎではないか…? 「何度も自白してルネスを助けようとしたけどどうしても怖かったんだ」みたいな一言でもあればよかったんだけど。 あれじゃあ、この人もしかしたら御手洗潔が真相を見破らなければ自白しなかったかも、と思えてしまう…
1投稿日: 2010.12.10
powered by ブクログこのシリーズは好き。中でもこの本は麻薬中毒者のような世界観、例えるなら江戸川乱歩が好きそうで夢野久作が足をバタバタさせそうな世界観。そんなのを含みながら完全にチェアーディテクティブ。キヨシがウプサラに居るってのもなんかいい。
1投稿日: 2010.12.05
powered by ブクログ島田は相変わらずサイドストーリーが上手い。 いや本当。 上手い事読者を引っ張り込むなーと思う。 世界観を作り出す力がハンパないね。 なんか御手洗のキャラが変わった気もするけど。 何よりあとがきが本編とまったく関係ないマンハッタンの話だった事に尊敬した。 ただ、「ミステリー(推理物)」として人に薦めにくいかなー。
1投稿日: 2010.01.10
powered by ブクログめずらしく御手洗視点で話が始まったので 「これホントに御手洗さんなの!?」となかなか信じられなかった。 だってかなり普通の人っぽかったんだもん…。 それにしてもカフェ・ラテって。解禁? 脅威の島田ワールド炸裂ですよ。
1投稿日: 2009.03.13
powered by ブクログ途中までは、「なんなんだこりゃぁホラーなのか?」と思いつつ読んでましたが、後半を読んで「はわー! すげぇ!」となりました。すごく面白いです。
1投稿日: 2008.04.08
powered by ブクログ途絶していた島田作品を再び読み始めて二作目にこれにぶち当たった。すげえ!と唸った作品。ちまちま読み返しては浸った。メルヘン部分も無理なく読める…とゆーより、楽しかった。
1投稿日: 2007.10.21
powered by ブクログ御手洗が明かす不可思議な童話の裏に隠れた真実。多少強引でも御手洗という説得力が歴史の重みを感じます。なんだかんだと言っても好き。
1投稿日: 2007.09.04
powered by ブクログ石岡君欠席の御手洗シリーズ。記憶障害を持った男が書いた物語を元に、男の過去と記憶を失った原因を解き明かしていく。 「タンジール蜜柑共和国への帰還」自体が完成度の高い物語になっている。
1投稿日: 2007.04.10
powered by ブクログ2007/3/30 SFO近くのホテルで読み始め。3/31北京行き飛行機内にて読了。面白かったが、最近の島田氏の作品にありがちな強引さがちょっと目に付いた。
1投稿日: 2007.04.01
powered by ブクログ何故か脳科学者になってる御手洗さんの実にロジカルな謎解きストーリー。記憶を保っておく事の出来ない紳士が創作した童話を元に彼が失った記憶を取り戻していく課程は思わずうなる感じではありますが・・・。御手洗シリーズにはやっぱり石岡君がいて欲しい(笑)
1投稿日: 2007.02.16
powered by ブクログ奇妙な童話、ネジがついてはずれた首など、かなり猟奇的な感じですが、解答を読むとそれも偶然によってそうせざるを得なかったという帰結で、たいそうミステリらしいミステリだなあと思いました。記憶障害のため、何度も同じことを繰り返す人物への御手洗の対応がちょっと愉快。
1投稿日: 2006.11.01
powered by ブクログ御手洗潔シリーズ。面白かった。でもこの謎解きのパターン、前もあったような?年のせいか、御手洗君は落ち着いたというか、変人ぽさが薄くなりましたね。しかし、もう御手洗君は日本に帰ってこなさそうで、さみしいな。
1投稿日: 2006.11.01
