
碧のミレニアム 1巻
杜野亜希/白泉社
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総合評価
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少女マンガ的歴史トリップwith仲間集めin戦国(中国四国)がツボを突く。
謎解き要素と仲間集め要素を合わせつつ少女マンガ的心の揺れも織り込んだ、少女マンガ的戦国時代タイムスリップもの。 自分の中では、上田倫子の「リョウ」とこれで迷って、結局「碧のミレニアム」を押す訳ですが、理由の一番は、華やかな関東関西を避けつつ、陰に隠れることの多い中国四国、村上水軍とか毛利家とかのワードがドツボだからと思ってます。小早川隆景がメインで出てくるとか、トキメクる。それに、里見八犬伝的に鈴を持つ運命の人たちが集う展開とか、皆が慕う鶴姫にどこか似た主人公とその謎とか、定番を手堅く書くのがとても好き。 ちょっとだけ、後半の駆け足展開にもにょる部分もあるんです。でも、ミステリも描く漫画家さんだけあって、伏線バラまいて回収の謎解き感が味わえてそれはそれで好きだったりする。
3投稿日: 2014.11.08
