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夜雨の声
夜雨の声
岡潔、山折哲雄/KADOKAWA
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総合評価

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    2021/2/9 岡潔の他著作『春宵十話』『紫の火花』『数学する人生』、そして小林秀雄との対談『人間の建設』を読んでいたこともあり、かなり重複が多い…汗 とは言え、理解が深まった点があったので以下に列挙しておく。 ・東洋人と西洋人とは、大脳生理が違っている ・欧化運動の弊害として同じ言葉が違った内容を表す事態に ex)心 ・①主宰者 ②不変のもの ③自己本位のセンス(自分という意識) ①と②は真我、③小我

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    投稿日: 2021.02.09
  • 主体と客体

    岡潔の自己省察的発見のプロセスは何の発見もしていない普通の人間にも、発見の過程というか、アイディアの温め方というか、そういうものを感じさせてくれます。が、それはあくまで岡先生の経験と脳がたどった過程であり、私たちのものではありません。当然ですね。ですが、そのプロセスを知ると知らないとでは大きな差が現実社会でもつく可能性は高く、下手な経営もどきの本よりは読む価値はあるでしょう。で、主体と客体ですが、哲学でいうイデア界と現実界というのでしょうか。つまり、岡潔という数学の巨人という現実があってこそ、彼が情緒を働かせた芸術や仏教が価値をもつのか、それともその逆なのか…。仏教はよい思想で、極めて巧妙に作られた非論理思考の集大成であり、その価値観を元に日本人を想起させようとした岡潔先生の壮大な筆には驚きます。 星5つ。

    5
    投稿日: 2016.10.14
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    自然の中に心があるのではなく,心の中に自然があるのだ,と説く.敬愛する岡潔先生が情緒をこそ深く重んじられてきたことは今更言及することではないが,それがどのように育まれ,数理や物理と有機的に繋がっているかを哲学や宗教(特に仏教)を用いて明らかにしようとする.背景基礎を理解していなければ,当然ながら岡先生の言動を理解できない.いつの時代も,自分の専門分野と専門外の分野とのハイブリッド化が思考の鍵.

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    投稿日: 2015.08.19
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    2014/12/13図書館から借りてきた。 2014/12/14book-offで購入。 情緒が真智を、の情緒の説明。 購入したので、2014/12/14図書館へ返却。

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    投稿日: 2014.12.13
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    岡潔の名前を見ると、つい手に取ってしまう。『春宵十話』も『春風夏雨』も角川ソフィアから発売されたことが実に嬉しい。 数学の教科書に写真が載っていたほど有名な数学者なのだが、こうした著作を読んでいると、日々ほのぼのと、しかしながら心の眼は炯炯とした変わったおじいさんである。 私が、岡潔に惹かれるのは、読んでいると自分の感じていることを一つ外側から見つめることが出来る時間に出会えるからだと思う。 思う、とか、感じる、と言うことの大切さを改めて実感出来るのである。 美しさというものの見つめ方、心というものの在り方、それらを分かりやすく伝えられることにいつも驚く。 難しい言葉でごにょごにょ言うのではなく、親切で勤勉であれ、とはっきり諭してくれる。 書物とは素晴らしいと思うのは、岡潔の言葉がそこに在るということだ。 何年経っても消えない言葉と、私は向き合っているんだなあと嬉しくなる。 どこかで何かがカチッとはまって、次に進めるようになる。 良い本は、沢山読むべきである。 そうして成り立つ自分というものが生きていることで、誰かに何かが出来たらと思う。

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    投稿日: 2014.09.28