
総合評価
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powered by ブクログサクサク読めた。 アンダーグラウンドな話だからもっと重いのかと思ったら、軽くサラサラ話が進んでいく感じ。 想像とちがつていた。 映画観てないけど、多分映像の方がおもしろんじゃないかと思う。
0投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ2008年からの積読です。 当時好きだった人が、岩井俊二監督を好きで、 その影響を受けて買ったと思われます。 裏面のあらすじを読んで、なかなか手が出ずここまで積読に。苦笑 ラブレター、四月物語、花とアリスとかは好きでした。 移民たちは日本をイェンタウンと呼ぶ。 円を堀に行くから。 日本人たちはそれを嫌い、移民たちを円盗(イェンタウン)と呼ぶ。 荒廃した町で、 墓を荒らし、身体を売り生きている。 ヒョウ、リン、フニクラ、そしてグリコ。 そこに身寄りのないアゲハが加わる。 自分たちで判断し、 自分たちがすべてでしかない。 やられたらやり返すし、 力のないものは逃げるしかない。 わかりやすくて潔いけれど、 とても過酷な世界。 人間に上も下もないはずなのに、 金と価値が取引される。 1996年刊行の作品ですが、 今でも通じてしまう部分が沢山あって、 変わらない部分に苦しくなりました。 本作自体は、色々事件が起こって、 理不尽と暴力もあるし、 その余韻は消えないんですが、 読後は青春群像劇のようになぜかさわやかでした。
8投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログ多少のちぐはぐ感は、「企画書」と聞くと、まぁ納得できるかな。映画版はもっと幹がしっかりしているのでしょうか? 観てないので何とも言い難いですが。大金を手に入れたときに皆が夢を語る中で、ヒョウが言う「でっかいから夢なんだ」という夢は、イェンタウンという街で見る夢とは何なのでしょうか。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画 スワロウテイルを観たのがいつかは定かではないがおそらく30年近く前なのだろうけれど、世界観と音楽とが圧倒的に好きで印象に残りまくった作品で、それから何回か見直したはずだけど、なぜかストーリーをうっすらとしか覚えていない作品です。 改めて小説を読んでみたくなり、記憶を遡りながら読みました。 どうやらキャラクターの設定が何人か違うようではあるが、大筋はそのままの様に思います。 読みながらもどうしても映画の場面を思い浮かべてしまうのですが、架空の円都で描かれる世界観になぜか不思議な懐かしさやノスタルジーを感じるのと同時に、決して幸せとは言い難い環境や時代を見て何故か羨望感を抱き、それぞれのキャラクターがカッコよく美しく虜になってしまいます。 小説だけ先に読んでいたらどう感じたか、もう確かめる術はなく正直感想を書くのもとても難しいですが、間違いないなと思うのは、映画は小説では文字だけでは感じ取りにくい雰囲気や情景を何倍にも表現していた様に思います。でももしかすると映画よりはストーリーはわかりやすいのかもしれません。 キャストのCHARA、三上博史、渡部篤郎、江口洋介、そして小林武史作曲のスワロウテイル・バタフライがただただ印象深く忘れられない作品です。 映画も再度見直したい気持ちはあるが、決してハッピーエンドではなかった記憶があるので若干躊躇いもあります。機会があれば見てみたいです。
1投稿日: 2023.03.13
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不法入国者たちが集う街、円都(イェンタウン)。 そこに住む人々の営みの中で起こる事故と事件が混ざり合う。希望と絶望が交錯する物語だった。 世界観はすごくおもしろい。荒廃した街が頭の中で想像できるし、どこか某漫画の世紀末感を思い浮かべずにはいられなかった(笑) 個人的には登場人物への考察に苦労した。もう少し詳しく人物を描いてくれれば、色々と深入りできたような気がする。 スワロウテイルズというバンドは物語のほんの一部。ほんの一瞬の光だった。
18投稿日: 2022.04.08
powered by ブクログほんとによかった。アンダーグラウンドな世界観が好きすぎる。映画見るの苦手だけど、岩井俊二監督作品はみたいな。
3投稿日: 2020.04.24
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映画の企画小説を出版化したやつ。汚い社会だからこその人情。底辺階級だからの可愛らしさ、爽やかさ。 映画より小説のほうが好き。 岩井俊二の作品で一番に有名かもしれんけど、あんま好きじゃない。もっと狭い世界を描くほうが向いてる。イェンタウンはちょっと世界観が大きかった気がする。田舎が舞台のストーリーがちょうどよい。 作品としてはテンポが速くていいですね。読み飽きない。ちょうど良い浅さ。大風呂敷を広げて変になったりしていないのがすごい。こじんまり。 アゲハがきっかけになってる。だから登場する。 アゲハが来なければ、ずっとグリコは町はずれの娼婦だったろう。でも、事件に巻き込まれて、家を出なきゃいけなくなって、そのおかげでプロデビューする。でもそのおかげでみんなバラバラになって、切なくなって…。 最終的にみんなサバサバしてんだよね。そこがいいね。スラムの人間は切り替えが早い。 小市民は小さい規模のまま生活していたほうが幸せなんだ。自分の身の丈に合った生活ってのがある。そういう、日本人らしいほんわか作品なんだよな。結局。舞台はイェンタウンというパラレルワールドな日本で、スラムの不法移民たちだし、もっとでかいことやるのかと思いきや、これだもんな。だから好きになれないのかな。 下町ストーリーを異世界でやりましたってことか。
0投稿日: 2017.10.06
powered by ブクログ岩井俊二さんの作品は映像も小説も触れたことなかったので初体験。 不法滞在の外国人たちが暮らす血生臭くアングラな街「イェンタウン」が舞台の作品。 そこで人が死んだり駆け引きが生まれたりする。そこに明るい希望は見えづらい。 なのにそこに雨の日の空気みたいに靄がかって優しい異国情緒のような「におい」を感じるのはなぜだろうか。 映画版の劇中歌「スワロウテイル・バタフライ」のイメージのせいなのかしら。 (2016.9.22)
1投稿日: 2016.09.22
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円を稼ぎにきた不法入国者であふれる架空の町・円都(イェンタウン)。胸に蝶のタトゥーを持つ娼婦に名無しの少女が預けられる。娼婦の兄の仲間は、墓荒らしなどで稼ぐ若者たち。彼らはひょんなことから大金と、ある秘密を手に入れる……。 多国籍で猥雑な町、阿片街、腕利き殺し屋など舞台は魅力的なノワール映画のようなのだが、(個人的には映画『不夜城』と混同していたため)ほのぼの感が意外だった。少女の視点で語られる冒険活劇といった感じ。殺人やセックスはあるとはいえエグい描写はなく、青少年におすすめしても大丈夫なレベルである。というか大人には少々物足りないかもしれない。 著者が映画『花とアリス』の監督だと知って納得した。ドロドロをそのまま描くより、美しいものを切り取りフィルタにかけて提示する人なのだと思う。 なお映画『スワロウテイル』のもとになった小説だが、製作時期がずれたことからストーリーと設定は違ったものになっている。
0投稿日: 2015.04.21
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オススメされて読んだ本。 円を求めて、色んな人種の人間が集まる街でのお話。 文体がすごく新鮮に感じた。一人称の「あたし」が誰なのか中盤まで頭に入れ切れなかった。出てくる人たちの国籍が異なるために、言語も異なってくるのは仕様がないことだとは思うが、「ホワット、日本語〜」になると日本人が英語を使ってる感覚が。。全部日本語にして、描写として述べる方がいいな、と思った。私の理解力のなさも影響していたのだろうけど。 ともあれ、全体的にストーリーはすごく気に入った。あたしであるアゲハを中心として、グリコやフニクラ、ヒョウ、リン、それぞれが持つ個性も好感を持てた。 須藤の腹からカセットテープが出てくるあのシーンの描写は、特に気に入った。リンの言った「腹膜が破れて腸の間にひっかかってるな」という表現、嫌いじゃない。実際そんなの触ったこともないし、分からんけど。 グリコが兄を亡くした話をした時に、アゲハが他の女と比較して思ったことも含め、グリコはとても弱い人だろうなって感じた。儚げ?そこまではいかん気がするけど。 あと、アゲハが覚せい剤を打って病院に行って帰ってくる時の表現は面白かった。建物や文字、そして少しの会話しかないのに、その情景が頭によぎってきたぐらい。あの感覚、私も味わったことがあるからなんだろうか。 終盤になってスピード感が増して、ワクワクしながら読めた。ただ、なんで、、、スワロウテイル?バタフライじゃ安易だが、スワロウ?
0投稿日: 2015.02.11
powered by ブクログ異国の地日本で暮らす若者たちの物語。戸籍はなく、アンダーグラウンドでひっそりと暮らす中、一人表舞台のスターの階段を駆け上がっていくグリコ。それがきっかけとなり、少しずつ日常の歯車がかみ合わなくなる…。
0投稿日: 2014.08.05
powered by ブクログ展開はスリリングなのだけれども、岩井俊二の文体がそれに追いついていないのが残念。語り手であるアゲハが、なぜか彼女のまったく知り得ないシーンも語り手になっていたりして、違和感がものすごい。 これが三人称で書かれていたら、大きく違った印象の小説になっていたと思うのでもったいない。
0投稿日: 2013.09.16
powered by ブクログ映画が好きで手にとった原作。映画に比べると内容が薄いかな。でもあとがきにあるようにこれはもともと企画書のつもりで書いたものだとしたら、企画書には似合わないくらい豪華。
0投稿日: 2013.08.10
powered by ブクログみんなに守られて生きるアゲハ やっぱりイェンタウンの皆と暮らすことを選んだグリコ 現実に存在しそうな世界だった。 はやくDVD借りたい! グリコの歌声を聞きたい
0投稿日: 2013.06.15
powered by ブクログ映画から入ってます。チャラが好きで。 てかむしろ本あるの知らなかった。 高校の図書室にあってびっくりしたー 映画で話は知ってたから読みやすかったけど、 映画より理解できたかも。 個人的には映画の方がチャラの歌ちょいちょい入るし好きだけど!!
0投稿日: 2013.06.14
powered by ブクログリズムがあって読みやすかった。 岩井ワールドの架空の街は、どこか ドライで楽しげ。 登場人物も、移民である生真面目な悲壮感は感じさせず、なんだかあっけらかんとしたユーモアを抱えて、生きている気がして、それが救いであり魅力的でもあった。
0投稿日: 2013.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとも乱雑で、ぺらぺらに。映像美はすごくって全部日本なのかな。すげーとなった、しかし、蜷川実花フィルムの赤のように延々とホワトバランスを上げすぎたような青い映像が続き途中から飽食気味に。 映画としてはおもしろくなかった。同監督のヴァンパイアを見ても思ったけども、なんだかなにかが映画に馴染まない感じなんなんだろうか。 寺山修二などの実験的映画を模倣したような、不気味にしたかったんであろう登場人物など。なんだか最後まで自分にはなじまず。 なんだかB級な感じもあって、もとからそうとわかっていればここまで落胆しなかったかもしれない。 岩井俊二は花とアリスとリリィシュシュを見てればよかったのかな・・・と考え中
0投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「スワロウテイル」読了。2013年14冊目。 邦画で一番面白いと思っている映画「スワロウテイル・バタフライ」の小説バージョン。実際は小説というよりも、映画のシナリオといった印象(あとがきで岩井俊二自身も書いている)。もう一度映画が観たくなった。そのうち借りようと思う。
0投稿日: 2013.02.18
powered by ブクログ映画を観て気に入っていたので文庫本で見つけ即買いしました。 映画のストーリーよりラストに救いがある感じです。 映画ではグリコが可哀想だったので。
0投稿日: 2013.01.31
powered by ブクログこの映画を観たのが小学生だったか、中学生だったかな。 円都イェンタウン。色褪せないね。 凄く心地好い。 リズムと云うか、流れ? 世界観に浸れる。 巻末の宮台真司氏の解説が、全て的確にしっくりくる。 久しぶりに、映画観直したくなった。
0投稿日: 2012.08.30
powered by ブクログ幸せとは何なのか。 深く考えさせられる作品。 とても簡単に言えば、簡単貧困層の移民してきた主人公たちは、お金を求めて動く。 そして、大金を手に入れてしまったが為に、貧しいながらの幸せが崩れていく。 お金があれば幸せなのか? お金で幸せは買えるのか?
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログ映画と内容がちがくて戸惑った。 映画のほうが雰囲気が伝わってすき。 たどたどしい日本語とか時々混じる外国語とか、CHARAの歌とか、架空だけどリアルな街の風景とか、そういうのは本じゃ無理だもんなぁ。 だけど本は筋が通ってるしわかりやすい。お話として完成してる感じ。 映画はわけわかんないとこ多いからなー。 どうしても映画を意識しちゃうから、本は本としてもう一回読みたいなぁ。
0投稿日: 2012.07.30
powered by ブクログ読んでいてもいまいち入り込むことができなかった。あとがきが一番印象に残ってしまう程度の読書感。映画の設定、登場人物に沿って作られた話ということなので映画を見ることで感じ方が変わるかもしれない。
1投稿日: 2011.09.27
powered by ブクログ香港から帰ってきた日その足で伊勢崎町の映画館に見に行った。 岩井俊二ワールドにはまった。 三上博もかっこいい!
0投稿日: 2011.08.21
powered by ブクログ映画を先に観てしまい、映画がものすごく好きなので、小説はいまいちだった。小説が先だったとしても、それでも映画の方が好きだったと思う。
0投稿日: 2011.05.25
powered by ブクログ「映画の企画書」というだけあって、文章がとても簡潔でシンプルなのだが、過装飾な三島文学かぶれの私にも気持ちよく読めた。これは小難しい文章に食傷気味の脳からの無意識のSOSなのかしら! 著者によるあとがきが好きでした。ツバメと蝶のくだり。本好きで内気な、外見は整っているのに陰気さが滲み出している繊細な少年。というのが岩井氏への身勝手なイメージ。 また映画も観てみよう~ あれはCHARAがすごく可愛かった。そこしか覚えていない。
1投稿日: 2011.05.13
powered by ブクログイェンタウンと呼ばれる場所に住む、不法外国人を蔑称でイェンタウンと呼ぶ。 そのイェンタウンたちの、人々の物語。 スピード感があって読んでいてあっという間だった。 面白かった♪
0投稿日: 2011.02.11
powered by ブクログ読んだ後、スカッとする! サラっと読めて1時間で終了。 リンがいいなぁ。ヒョウの飄々(駄洒落では無いw)とした感じもいい。 グリコとアゲハは姉妹みたい。 墓荒らしもライブハウスも売春宿も全てを受け入れるイェンタウンの雑然さが凄い。
0投稿日: 2011.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
円を掘りに来る街。それがイェンタウン。 日本人はこの呼び名を嫌い、自分たちの街をそう呼ぶ移民たちを逆にイェンタウンと呼んだ。 ヒョウとリンとフニクラは墓荒らしで小金を稼ぎ、フニクラの妹、グリコは売春で生計を立てる。 ある日、飲み屋街のあるお店に、母親に置き去りにされた12歳の女の子。 国籍も名前も行き場所もないその少女をグリコは引き取ることになり、アゲハと名付ける。 アゲハは、ヒョウやリン、フニクラに可愛がられ、家族同然の平和な生活を送っていたのだが、ある日、グリコの売春相手であった客のひとりがアゲハを襲い、隣の住人であるアーロウがその客を殺してしまう。 アーロウの死体を始末しようとした時、おなかの中から不可解なテープが飛び出し、そこから多くの事件に巻き込まれることになる。 いくつかの予想しない展開があり、読んでいて楽しかった。 だけど、お墓を掘り起こして死体を埋め隠す場面や、巻き込まれた事件での闘いの場面は、あまり綺麗じゃなかった。
0投稿日: 2011.01.30
powered by ブクログ語り手がコロコロ変わるのに加えて話の展開が早くてちょっと入り込みづらかったです。盛りだくさんのあらすじだけ読んだような印象。 グリコが歌手になるのがメンバーにとって大きな転機になるのだけど、いきなりそんな展開になってびっくりした。歌がそんなに上手いならもう少し最初からにおわせておいて欲しかった。 そんな風にちょっと置いてきぼり感を感じたので評価は低めですが 登場人物達の何をしたって生きるんだという、それでいて冷めているパワーは好きです。 いつも一生懸命なグリコ 自由奔放なヒョウ クールで格好良いリン 優しくて、いつも悲しい役どころのフニクラ 皆に見守られてなんだかんだと強く成長していくアゲハ 皆で幸せになって欲しかったな…。
1投稿日: 2011.01.16
powered by ブクログ社会的弱者たちの夢と欲望の街、イェンタウン。 そしてそこで気ままに不自由に、だけど強く優しく生きるイェンタウンたち。 混沌とした舞台設定の中で繰り広げられる、イェンタウンの仲間たちの生活と絆。憧憬と挫折。そして冒険活劇の物語である。 身の周りで起こる出来事の陰惨とも言える展開と結末にも関わらず、彼らは勇気を失わない。前に進むことをやめない。すべてをありのままに受け入れる。その強さたるやまさに雑草。 この本には雑草の息吹があります。岩井俊二の才能はやはりものすごい。映画はもうよく覚えてないのだけれど、もう一度映画が見たくなりました。 そして、アゲハは今翔び立つ。
1投稿日: 2011.01.09
powered by ブクログ雰囲気やキャラクターたちがすき。話は意外と最後あっさりに感じたような。とりあえず映画みたいんだけどどこもレンタルしてない(涙)
0投稿日: 2010.08.26
powered by ブクログ円を掘りに来る街、イェンタウン。日本人はここに住む移民たちをイェンタウンと呼んだ。ヒョウとリンとフニクラは墓荒らしで小金を稼ぎ、グリコは売春で生計を立て、身寄りのないアゲハを引き取った。ある日、客のひとりがアゲハを襲い、隣人のアーロウが客を殺してしまう。すると腹の中からテープが飛び出し、代議士のウラ帳簿が見つかる。飽和状態のイェンタウンで、欲望と希望が渦巻いていった。 キャラクターがみんな個性的で、狂った街の中で必死に生きている姿に心打たれる。特に、ヒョウは圧倒的にかっこいい。フニクラは名前通りふにふにした性格で、なんだか憎めないのだけど、最後に死んでしまったのがかわいそうだった。この物語の中では死というものがとても身近にあって、人が簡単に死んでしまう。そして残された人はそれを結構あっさり受け入れる。 全体を通して見るとどこか淡々とした空気が流れている。それは裏社会の乾いた空気のせいか主役のアゲハの冷めた性格のせいかわからないけど、この空気感がこの物語の主要な部分を果たしている。主役であるはずのアゲハはあまり重要な役ではなかったけど。 それにしても、岩井俊二の小説はやはり映像的である。読んでいるときれいな映像が浮かんでくる気がする。
0投稿日: 2010.08.21
powered by ブクログあたしは自分の誕生日も知らない。国籍もない。そして名前もなかった。 ◆ リンの正体にちょっとびっくり。 グリコが写真を飲み込もうとしたシーンがなんとなく印象に残ってる。 何もかも上手くいくと思ってたのに。 映画も見てみたい。
0投稿日: 2010.07.27
powered by ブクログ映画「スワロウテイル」の “岩井俊二”監督自身による もうひとつの原作小説 わたしは自分の誕生日も知らない 国籍もない そして名前もなかった そんな書き出しで始まる物語 主人公の少女アゲハは 日本人のサラリーマンと密入国した中国人女性の間に生まれた 舞台は日本に『円』を堀に来る 移民達が暮らす『イェンタウン』 いつかは自分の店を持つ夢を抱きながら 怪しい屋台で小銭を稼ぐヒョウ 格闘技の達人で正体不明のリン 売春で生計を立てるイェンタウンのマドンナと呼ばれ 少女を引き取ったグリコ グリコの兄でヒョウやリンと墓荒しで小銭を稼ぐフニクラ グリコ達が暮らすアパートの隣人アーロウ 個性豊かなメンバーが 夢叶え 新たな道を歩き出そうとした時 事態は思わぬ展開を見せる… 映画『スワロウテイル』の企画書であった本作品 岩井俊二が描くテイストに溢れる世界は グイグイと僕を引き込んでいった まるで アゲハやグリコ ヒョウやリンの息遣いが 歌い笑う声が聞こえてきそうな気がした………
0投稿日: 2010.05.12
powered by ブクログ読み終わった 蒼井優出演の「花とアリス」を見て、監督、脚本、果ては音楽まで自分で手がける多才な人間として興味を持った岩井俊二。この本は自分にはあまり響かなかった。
0投稿日: 2010.04.13
powered by ブクログフィクションだけれども、"現実"を上手く切り取っている作品だと感じました。 あっという間に読み終ってしまい、むしろスッキリするくらいですが、何故か作中の出来事がどれも印象に残っています。なんだろな~ 最初は内容がよく分からなかったものの、何度か読むうちに凄く気に入りました! 映画、気になるなぁ(´・ω・)探してみようかなぁ(´・ω・)
1投稿日: 2010.03.06
powered by ブクログ描かれていることは、現実味を帯びていないのだけれども、その非現実を現実だと錯覚してしまう。 村上龍の世界観と似ていて、カタルシスっていうのかな?そういう要素を併せ持つ作品。 とても悲しく、妙に心が癒される。
0投稿日: 2009.12.05
powered by ブクログ学生の頃、劇場で映画版を観て・・・内容はあまり覚えてないけど、世界観が「スゲー!!」って感動した記憶が。 この前、たまたま映画の主題歌を聴いて、無性に観たくなってDVDを探すも・・・レンタルしてないのね^^; そんで、小説があったので読んでみましたが・・・・ ん~、映画のイメージがあるから、頭の中で話が映像となって膨らむんだけど、映画観てなかったらいまひとつかも。 まあ、話の筋は結構違ってるらしいけどね。 やっぱ映画観たいな。 DVD探そう。
0投稿日: 2009.10.09
powered by ブクログ両義性を持つyen townを舞台とした日本の裏側のお話。 途中から無意味なアクション映画になってて笑えた。でも設定は面白い。でもその面白い設定は特に発展しない。アゲハチョウというよりは、ぶつ切りの素材を混ぜ合わせたカレーライスのような、映画を強く意識した作品。
0投稿日: 2009.08.21
powered by ブクログ大好きです。 映画も好きですが、小説はもっと好きです。 岩井監督はあとがきで述べていらっしゃるが、小説を書いてそれを映画の企画にするらしい。 でも諸事情あって映画と小説は殆ど別物に。 映画が好きな人は必読かと思います。 こちらはより一層銃撃が多い感じがするが、せりふにどきっとする時があって楽しい。
0投稿日: 2009.04.21
powered by ブクログ今更読む。 改めて衝撃を受ける。 超切ない。 あと、さすが映画監督。 なんだか脚本を読んでいるような気分になった。笑 なんか映画とだいぶ違うみたいだけれど。 でも映画版も気になるなぁ。 まだ映画観てないんだよねぃ。 観たい。 うん。 観よう。
1投稿日: 2009.02.06
powered by ブクログ高校生の時に読んだ気がする;;; 2冊目に読んだ岩井さんの本。 小学生にはあまり良くない内容だったから、 高校生で読んで良かったんじゃないか? と思います。笑
0投稿日: 2009.01.24
powered by ブクログ映画化もされた作品ですが、小説と映画では内容が違っています。映画を見て小説を見るのも、小説を見て映画を見るのもいいと思います。登場人物が謎めいているという点では共通しています。
0投稿日: 2008.11.24
powered by ブクログ私は映画化された作品を観ていないが、 頭の中で容易に映像化できる文章だと思う。 様々な国籍の登場人物たちが織り成す 湿った感情のぶつかり合い。 そんなふうに思えた。
0投稿日: 2008.07.04
powered by ブクログ表紙の蝶々に釣られて買ってしまいました。内容は、ベタな感じと云うか、もうちょっとひねりがあると面白いのになという印象です。
0投稿日: 2008.03.22
powered by ブクログ2008.2 中学生の頃に観た映画。 十年近く過ぎた今も変わらず、好きなモノがいっぱいに詰まった作品だった。
0投稿日: 2008.02.17
powered by ブクログ2008.2 ふぐの旅・サンダーバード号で。 思い付きを片っ端から書いていって物語にしちゃった、そんな本だった。わかりやすいワケのわからん話とゆーか。。マイウェイを聞きたく、唄いたくなったなー
0投稿日: 2008.02.16
powered by ブクログ映画は見たことが無くて、なんの先入観も無いまま読んだらとても面白かった。切ないし独特だけど楽しめました。
0投稿日: 2008.01.30
powered by ブクログすごく暗い話かと思ってました。が、岩井俊二らしいというか、いい感じにそこに清々しさと切なさが重なっていて。キャラクターがみないい。映画も観なきゃと。
0投稿日: 2007.12.28
powered by ブクログ「スワロウテイル」を初めて観た時のインパクトはいまだに忘れられません。こんなに素晴らしい映画を撮れる日本人監督がいるのかと驚きました。それ以来、岩井俊二監督は自分の最も敬愛する監督となりました。この小説は、映画と比べるとボリューム感が今ひとつなのは残念ですが・・・ツボは押さえてあるので、それなりに面白いです。
0投稿日: 2007.11.15
powered by ブクログ◆円を掘りに来る街。それがイェンタウンだ。日本人はこの呼び名を嫌い、自分たちの街をそう呼ぶ移民たちを逆にイェンタウンと呼んだ。ヒョウとリンとフニクラは墓荒らしで小金を稼ぎ、グリコは売春で生計を立て、身寄りのないアゲハを引き取った。ある日、客のひとりがアゲハを襲い、隣人のアーロウが客を殺してしまう。すると腹の中からテープが飛び出し、代議士のウラ帳簿が見つかる。飽和状態のイェンタウンで、欲望と希望が渦巻いていった。映画『スワロウテイル』の岩井俊二監督自身によるもうひとつの原作小説。◆YEN TOWN BANDのSwallowtail Butterfly〜あいのうた〜が好きなんで読みました。映画はまだ見てないです。だから演技力の如何は知らないけどイメージ的にはグリコがCHARAというのはすごくしっくりくる。村上龍とかこういう、見たくない世界…?みたいな話は個人的には好きじゃないので本に対する評価は星2つ。『幸福な毎日はやがて色褪せ、それでも人はくり返す日々を止めることができない。』そんな一節がありました。そう感じるとき、いかに生きるか。
0投稿日: 2007.10.03
powered by ブクログ映画『スワロウテイル』を撮る何年も前に、監督・岩井俊二が書いた小説。 映画のラストは切ないけれど、小説はハッピーエンドです。映画では渡部篤郎が演じた狼朗(ラン)というテロリストが、小説ではリンという名前で、しかも『フライド・ドラゴンフィッシュ』のナツロウと同一人物とかいう裏設定もあったりして、何気に小説の設定のままで映画化してほしかったなぁ、と。
0投稿日: 2007.09.26
powered by ブクログ映画と似ているようで全然違うお話。世界観がすき。ある意味、浅野忠信が渡部篤郎。あいのうたを聴くと泣きたくなる。
0投稿日: 2007.05.21
powered by ブクログ岩井俊二らしい作品。 本を読んで、映像で見たいと思った。 映画はまだ見てないけど、きっとキレイな映像なんだろうな。
0投稿日: 2007.05.15
powered by ブクログCHARACHARA映画の方を見たいよ。 におい。 関係ないけど、 私も図書館に落し物してくれば良かったなと思い出しました。
0投稿日: 2007.03.13
powered by ブクログ<内容> 円を掘りに来る街。それがイェンタウンだ。日本人はこの呼び名を嫌い、自分たちの街をそう呼ぶ移民たちを逆にイェンタウンと呼んだ。ヒョウとリンとフニクラは墓荒らしで小金を稼ぎ、グリコは売春で生計を立て、身寄りのないアゲハを引き取った。ある日、客のひとりがアゲハを襲い、隣人のアーロウが客を殺してしまう。すると腹の中からテープが飛び出し、代議士のウラ帳簿が見つかる。飽和状態のイェンタウンで、欲望と希望が渦巻いていった。映画『スワロウテイル』の岩井俊二監督自身によるもうひとつの原作小説。
0投稿日: 2007.03.07
powered by ブクログ映画とは全然違うストーリー。金と夢が渦巻く多国籍街、イェンタウンには、いろんな価値や美学が溢れていました。すごく好き。映画も本も見てほしい。
0投稿日: 2006.11.12
powered by ブクログ人生ってつくづく儚いものだと思った。 夢も命も愛も。 儚いから美しい。蝶のように。 人間は儚くて、それでいてたくましい生き物だね。 星4・5!
0投稿日: 2006.08.13
powered by ブクログ小説は淡々としてて、意外にあっさり。話の内容というよりは、描写とか登場人物のキャラがいい。映画も観てみたい。
0投稿日: 2006.08.12
powered by ブクログやっと念願の岩井俊二作品読めた!!ほんとは「リリィ・シュシュのすべて」がほしかったけど売ってなかった・・・ おもしろいなぁ。やっぱり。でも、フニクラ兄が死んだのは涙。アーロウも・・・
0投稿日: 2006.06.24
powered by ブクログまず名前がかわいい。 グリコとかアゲハとかフニクラ...。 映画もいいけど小説もとても◎。むしろ小説派。 ヒョウかっこよすぎ!!
0投稿日: 2006.05.25
powered by ブクログレビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/17819912.html
0投稿日: 2006.05.14
powered by ブクログ小学校の中ごろに買ったはず。 小学生には少し描写が鋭すぎる??初めて読んだハードボイルドな作品だったな、と。少女の視点から描かれていて、単なる殺し合いも何かこう・・・もののあはれ、っていうか、せつなさが染み出てくる。ていうかYenTownBandの唄とよく合う!
0投稿日: 2006.05.03
powered by ブクログ読み応えのある内容の本なのだが、設定がどうも気にくわないのであります。気にくわないのは設定だけで、お話自体は面白かったです。
0投稿日: 2006.03.21
powered by ブクログ?2001年1月 ?円を掘りに来る街、イェンタウン 日本人はこの呼び名を嫌い、自分たちの街をそう呼ぶ移民たちを逆にイェンタウンと呼んだ。 ヒョウとリンとフニクラは墓荒らしで小金を稼ぎ、グリコは売春で生計を立て、身寄りのないアゲハを引き取った。 ある日、客のひとりがアゲハを襲い、隣人のアーロウが客を殺してしまう。 すると腹の中からテープが飛び出し、代議士のウラ帳簿が見つかる。 飽和状態のイェンタウンで、欲望と希望が渦巻いていった。 奇才・岩井俊二監督の「ラブレター」に続く小説。独特の世界観漂うダークなストーリーで読者には好き嫌いが分かれそうです。俺としては面白く一気に読みましたけど、どうかなぁ?もちろん岩井俊二監督、チャラ主演で映画化もされ話題になりました。
0投稿日: 2006.02.02
powered by ブクログこの小説と映画と音楽で、中学時代yuuは大分変わったと思います。イエンタウンという人々とイエンタウンという街。混沌と人間と生き様の小説。
0投稿日: 2005.11.07
powered by ブクログ初めて手に取った中学生のわたしには、少しグロテスクだった。国籍を持たない少女・アゲハの目を通して、同じようにじぶんが何者かわからずとも懸命に生きる無国籍都市の人々を描く。映像作品(R15指定)もあり。アゲハ役の伊藤歩がよかった。
0投稿日: 2005.10.19
powered by ブクログあたしが蝶の魅惑に囚われた作品。 映画とはまた違った感じ。 イェンタウンそのものなら映画のほうが想像しやすい。 けど、小説もまた違った雰囲気でおもしろいです。
0投稿日: 2005.08.19
powered by ブクログ読んだ後すがすがしい気持ちになれました。同じ作家さんの「リリイ・シュシュのすべて」もおすすめです。(アマゾンカタログにないんですねー)どっちかというとそれを紹介したかったのですが・・・そっちはこれと全然違ってかなりぐっさりと来る内容です。
0投稿日: 2005.06.02
powered by ブクログ映画みてないんだけど、見てなくて正解と悟る。だって血が出る映画は基本的にあたし嫌いなんだ。でも、本だと想像だけで済むからね。「アゲハ」って名前が好き。この前、電車の中でお母さんに「アゲハ」って呼ばれてる女の子を見た。うん、かわいい(*^^)v
0投稿日: 2005.05.19
powered by ブクログ初めてこの作品に出会ったのは、夜中に再放送されてた映画版なんだけど すごくゾクゾクきました すいこまれる。
0投稿日: 2004.10.24
powered by ブクログ岩井カントクにしてはめずらしくちょっとエロティックな雰囲気のお話ですが、とっても幻想的であたしは好きです。映画は伊藤歩ちゃんのデビュー作です。チャラは役がぴったり!
0投稿日: 2004.10.22
powered by ブクログどうしても、新大久保界隈が思い浮かんでしまう。きっとイェンタウンは実在するのだと。映画よりも原作のほうが好きです。
0投稿日: 2004.10.17
powered by ブクログコレは映画から先に見たんだけど、色んな人種が混じり合い、殺伐としてるけどどこか現実の世界とリンクしたような「未来」の地球。その中で生きていく人々の姿がとても印象的。
0投稿日: 2004.10.16
