
総合評価
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powered by ブクログ☆5.0 コミックス版 全17巻。文庫版 全10巻。 重くて暗くて痛いんだけど、傑作だと思う。 前半は義父に性的虐待を受けるジェルミの葛藤と苦悩が描かれてる。 どんどん転げ落ちるように負の連鎖が。 それもキツいんだけど、後半の性的虐待を受けた子供(&殺人)が、簡単には立ち上がれず男娼になったり薬に頼ったりと苦しむ姿が描かれる。 父を信じていた長男イアンの無理解、イアンが父の本性に気づき苦しむ姿、それからジェルミと一緒に泥沼に沈むように2人で混乱していく姿もまた、とても苦しいのに読んでしまう・・・。 でも、とても繊細で激しくて、面白い(興味深い、かな?)漫画。 イアンとジェルミの物語ではあるんだけど、根っこにあるのはやっぱり親子関係かな。 いろんな形のいびつな親子の関係性。 親も完璧ではない、ただの利己的な人である。 大人になるとわかるけど、子供のうちは親は唯一絶対で、ジェルミは年齢的にもそこから抜け出せていない。 作中で少しずつそれがジェルミ自身もわかってきてて。ほんと幸せになってくれー。 ところで、本作、中学生くらいの時に親が持ってたのをうっかり読んでしまって。自分の性癖を捻じ曲げてくれた1つなんよな・・・。 初めて触れたSMでBL(BLは他にも同時期に触れたけど)だった。 今でも時々イースターエッグを見るとフラッシュバックするので、多感な時には読まないことを勧めたい。
0投稿日: 2024.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
100de萩尾望都をみて興味が出て、無料版を読んでみた。 めちゃくちゃこわい話しなんだけど… 主人公の男の子が、母親と再婚した男に無理矢理犯されて、そのあとも母親にそれをバラすみたいに脅したり、母親と別れると脅したり(母親は再婚相手にベタぼれ)して関係を続けさせられる話。 全寮制の寮に入ったけど、寮まで迎えにきた。 外面はいい地位がある人なのがこわい。 義理の兄さんが今後なにか助けてくれるのかな… 母親が弱くて、男に振られるとすぐ自殺未遂するような こういう親をもつ子供は大変だよな…と思った。 最初から息子が目的で結婚したのかな? というか男の子ってことになにか意味があるの? 義父から性的虐待をうけるのは女の子じゃだめだったのかい
0投稿日: 2021.01.07
powered by ブクログKindleの試し読みで3巻まで一気読み。 つらい。どこまでもつらい。 グレッグがどこまでも悪なのは言うまでもないけど、サンドラがジェルミを縛っている部分もあるよねと思うとモヤモヤ…… ただひたすらつらい。
1投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログ実家の部屋のどこかに隠しています。全巻とも。大好きな萩尾望都さんの作品だから、ムリして読んでいた。けど、やはり、残酷で、辛すぎた。
8投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
往年の別コミ辺りの男色趣味(&ヨーロッパポエム趣味)と正面からガッツリ向き合い、そのテーマを学問的成果も踏まえて極限まで進化させたらこうなった、というところか。 母親の再婚相手から性的虐待を受ける美少年ジェルミを軸に話が進む。 虐待が持つ愛と凶暴の二面性、虐待される側の底知れぬ恐怖と、それにも関わらず義父が死んだ後に頭をもたげる喪失感、知った/知らない・理解/不理解の間に横たわる深淵、親の因果が子に報い…という虐待の連鎖など、人間心理の闇、歪みに深く鋭く迫る物語になっている。 だが、全編を一気読みしていると、義父が死に、ジェルミが義兄イアンと関係を持つ中盤辺りからお話がよくわからなくなって来る。(ギャグ的なやりとりもやや増えてくるし) イアンが「これではいかん」と「これでいいんだ」の間を果てしなく(しつこく)揺れ動くのもまた人間心理の闇である、と言われればその通りだけど、前半の真っ暗闇のフェイズを過ぎ、筆もやや怠くなって来たことだし、結局美少年愛を果てしなく描くのが愉しくなっちゃった、というようにも思われる。 読後夢でうなされるほど凄い話だが、基本的な動機は往年の別コミからさほど進化していないのかも知れない。
0投稿日: 2019.06.17
powered by ブクログイアンが顔も性格も良さそう。サンドラの弱さ、騙される やすさ、依存などに苛立ちを感じた。彼女を失った上グレッグから虐待されるジェルミが気の毒だった。今後の展開も気になるので続きを読みたい。
0投稿日: 2018.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・義父からの性的暴力的虐待。 ・無垢なるものは犯され続けるしかないのだよ。 ・救いも癒しもなく延々続くセラピー的会話。 ・彼らはセックスや肌でわかりあうなどというイージーな終着点には収まらない。 ・とことん会話によって愛と支配について考える。 ・周囲に変奏曲的な人物たちも配置される。 ・果たして母は……という懊悩が一番のポイントに。 ・サクリファイスという概念。 ・「漂流」という発想の勝利。 ・母との対峙のシーンの凄まじさ。
0投稿日: 2016.07.14
powered by ブクログ萩尾先生の短編ばかり読んできて、10巻も続く長編を読んだのはこれが初めてでした。 グレッグサイテー!ですが、これをきっかけにおじさまが好きになりました。 20年後、ジェルミとイアンはどんなふうに崖にいるのか、見てみたいです。
0投稿日: 2016.05.26
powered by ブクログ学生の時読んで衝撃を受けました。 読み終わった後、一週間くらい作品の世界から抜け出せずに暗い気持ちになってました;今でも気持ちに余裕のある時じゃないと読み返せないです。色々考えてしまって感想も上手く言えないんですが、でも絶対に手放せない大切な本です。
0投稿日: 2015.01.12
powered by ブクログ萩尾望都さんの作品を読んでいると、やっぱり萩尾さんにとって、家族、親と子供の関係というのは永遠のテーマなんだろうなと思います。 「遭難」という言葉がすごく印象に残りました。東京事変の曲を思い出したりもして。 ただすっごくもやもやする話なので、もし連載で読んでたら辛かっただろうなと思いました。 キリのいいところまで読んだら寝ようと思ってるのにキリのいいところが全然来ない! 結局全巻読んでもまだもやもやしてます。
0投稿日: 2013.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
養父グレッグを、そして母サンドラを殺したという罪の意識 グレッグに犯され続けたという性と暴力のトラウマ 愛し、愛されいたと信じて疑わなかった母の裏切り これがジェルミという少年の心を縛り、 人を愛することの恐怖を感じるようになる。 このATフィールドをこじ開けようとする義兄弟のイアン。 そして、そのイアンさえも信じいた父グレッグの裏切りを知り、 自分にグレッグの影を見つけ、怯えています。 恐ろしく繊細なテーマを恐ろしく緻密なプロットで描いた傑作。 作中、母サンドラはジェルミによって、心の弱い人と何度も語られてきた。そのサンドラが死ぬ間際の車に乗り込む際に「大切な話がある」と強く告げる。おそらくこれはジェルミとグレッグの関係について以外の何物でもなく、そしてサンドラがヤケドの際に「ジェルミ、おまえと一緒にボストンへ帰る!」と言ったことから考えると、ジェルミが車を弄らずとも、サンドラは自分の意思でジェルミを救っていたのではないかと描き方になっており、そして作中でそのことをジェルミが知りえなかったこともジェルミの不遇さがより際立つ作りになっている。 本当に萩尾先生は天才なのではないかと思う。 確かにテーマや作品を構成する要素が実に重いものであるため、手に取るハードルも高く、読破にエネルギィを要する作品なのは間違いないが、そのハードルを越えてでも読む価値がある。 94点
2投稿日: 2013.07.19
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ぜーぃぜぃフラバりながら 大変な想いで(笑)読んだ 今までで こんな気持ち悪い想いをしてまで読んだ本はないかも 作品としての「残酷な神が支配する」が気持ち悪いのかと思う人も いるかもしれないけど そういう意味ではなく こちとらの問題である、 傷があるものにとってはトラウマが反応してしまう感じ 2巻くらいで もうギブアップしかかったけど(コミック17巻 文庫だと10巻です)吐き気をもよおしながら何日もかかり 読み進めた そこまでして読むか?!分からないけど 読んだ以上 途中で終われなかった 舞台はボストンだし、ただの物語として読むのなら どうのこうの言えるだろう でも虐待ということに関して まったく幼いときに同じ運命を辿っている者がいたら・・・? これってまんまだよね・・・って 正直 きつかった 後は漫画という手法はすごいな、って思った もうフラバ描写が絵だから もちろん 絵的にはキレイなんだよ でも、自分まで持っていかれそうになる あっと気づくと 自分の方がフラバってしまう幻想におちいる 渦中から出たあと、というのか?生き延びたあと ・・・この漫画の場合 ただ生き延びたのではないんだけど コロすしかなくなるし もう一気に主人公の落ちるとこまで堕ちていく感じとか、最後も救われていない感じが まったくもってリアルすぎて 落ち込む そうそう 簡単に救われてハッピーはっぴーなら嘘くせっ!と思うし もしそうなら 逆に距離感を保てたかもしれん、私的には (作品としては 引っ張るだけ引っ張って 何 あの結末って思う人もいるかもしれないけど) 現実は【こんなもん】だ、って正直に思うよ そんな簡単に救われないさ 設定そのまま リアルで似た体験してれば 読み方も当然 違う訳で そんなもんじゃねーよな、でもそこをぐるぐるやり続けていった先に いつか傷はだいじぶ、になるかもしれない、かも かも 逆にあの終わり方だからこそ ある意味希望が見えた←どんな読み方だよ??? 堕ちて堕ちてそのフラバ渦中 助けようとするものが現れて 周囲もろとも巻き込みながら みんながみんな壊れていく 解説などを見ていて 甘美なあぶない世界、にあこがれ的なことを言う人がいて えっ?!絶句した でも これをやおい(BL)、だとか こんなんやおいじゃないとか どうだ、こうだというなら ああ、そういうことかって思った 深い傷を負い その過去が過去として機能していなくて フラバが破壊的で どんなにしんどいか、リアル体験してないとわからん、 けど 体験していると 絵が迫って来て 呼吸が出来なくなる あ、でもSとかサイコ系 暴力的や性的に支配されて 洗脳や いけにえにされてない人だったら 普通に読めるのかな・・・。 なにがしかの傷がある人にはキツイけど あるある、そうそうって世界かも 脳内はこんな感じ 私自身は日本人の設定で描かれていたら 読めなかったかもしれん そんな作品
2投稿日: 2013.04.06
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冒頭でグレッグが死ぬというネタバレシーンを持ってくるのは凄いと思った。このシーンが無ければ、主人公がいつ救われるのか怖くて最後まで読めなかったかもしれない。
0投稿日: 2013.01.19
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萩尾望都の「残酷な神が支配する」全17巻を読んだ この「残酷な神が支配する」というタイトルは、アイルランド人イェイツの詩から アルヴァレズという人が「自殺の研究」という本に引用したものである。 それを萩尾氏が読み、タイトルとして10年ほど温めておったとか? またこの漫画には「春の祭典」というタイトルと、「残酷な神が支配する」と どちらのタイトルを使うか迷ったとか…(?) 「春の祭典」といえば… 別名「春の虐殺」と言われたあのバレエ組曲のことだろうか…(?) しかし…萩尾氏は、なんという幅広い分野の本を読んでおるんだ。。。。 ま、だから、彼女の漫画を読むと、頭が腐りそうになるのかもな~(笑) 太宰治「人間失格」の一節、 「神に問う、無抵抗は罪なりや」 を この漫画を読んでいる間中、思い出していた 太宰治の小説の中には、幼児期の性的虐待についての記述が時々現れる それは、太宰の経験によるものではないか?と考える研究家も多い そのイメージが浮かんでは消え、消えては浮かび 押さえ切れなくなりそうになった所で、漫画が終わった(笑) 1992年から2001年まで「プチフラワー」で連載され 萩尾望都の新刊だ!っと嬉しくなり、1巻から3巻まで買ったのだが… あまりの内容の厳しさに…中古買取店へ売っぱらった私である(笑) だから…正直に言うと…私の嫌いな部類の本なのだ(アハハハハハ) 今回、何時もブログで遊んでもらっておるトミーさんから全巻借りることが出来た 最後まで通して読めるのなら、なんとかなるじゃろうっと思ったのである 先に言わせてもらえば…確かになんとかなった(笑) 内容の紹介(多少ネタバレあり) ボストンの高校に通うジェルミは、8歳の頃に父親を病気で亡くしていた 夫が死に、先行きが不安なのか…その不安を打ち消すために 幼い息子を頼り、やたら息子にベタベタと接する精神的に弱い母との二人暮しを ジェルミは、それなりに楽しんでいた そんな頃、母の勤め先のアンティークショップに 英国紳士のお金持ちグレッグ・ローランドが現れる 程なく母とローランドは婚約するのだが… 何かに頼っていないと安心出来ない母は、婚約者のローランドが全てとなっていく そこに付け込むローランドは、ジェルミに肉体関係を迫り、強要する。 母親の幸せのためにと「一度きり」の約束で身を投じたジェルミは この後、無頓着な母の犠牲となり、ズーっと性的虐待を受け続けるのである 無事、ジェルミの肉体的及び精神的犠牲のもと 母とローランドは結婚し、イギリスへ渡るのだが…そこでも虐待は続く ジェルミだけならどうにか逃げられるのだが 母を人質に捕られている以上、ジェルミに逃げ場はなかった イギリスのローランド家には、 ローランドの先妻の子「イアン」と「マット」という息子が二人居る また、先妻の姉も通いで来て居た。執事も居るしメイドも居た。 ローランドによるジェルミへの虐待は、エスカレートし暴力の域に達するが 誰も気付かない。何か気付いたとしても、誰もが「ありえない」と打ち消し ジェルミの犠牲による家庭内の平和に身を委ねる 精神的に追い詰められたジェルミは、ローランド氏の殺害を企てるのだが 大きな誤算が生じ、ジェルミの最愛の母親までもが死んでしまう ローランドの息子「イアン」は、 ジェルミが父の死になんらかの関わりがあると感じ、ジェルミを追い詰めていく ローランド氏の真実の姿が明るみに出ると共に、 この家に誰一人として、正しい判断、正しい精神を持っていた者が 一人も居なかったことが判明していく もちろん、ジェルミをも含めて・・・ というような…救いようのないお話しが17巻ビッシリと続く(笑) つまり先にも述べたが「無抵抗は罪なのか」と 「無意識の見て見ない振りは罪なのか」である。 ちょっとした所に「逃げ道」「解決策」が見え隠れしているのだが それに気が付いて実行してしまうと、全てが壊れ破壊されてしまう危険も見える だから分別ある大人は、幸せをぶち壊すような「勇気」が持てない 健康に生活している人から見れば 一見すると、いくらでも逃げ道はあっただろうっと思われる無抵抗なジェルミも 日々、塗り重ねられていく侮辱的な行為に、気力を奪われてしまい 同じぶち壊すなら、母の幸せをではなく、元凶を殺そうと思ってしまったとしても それをこの本の登場人物の誰一人として、責めることは出来ない。 だが、父親の卑劣な行為の全てを知った息子のイアンは、 父親を軽蔑しつつも…無抵抗だったジェルミを責める 「何故、言わなかったのか?」と 「何故、逃げなかったのか?」と 「自分なら、こんな事をされれば、逃げる」と この物語には…作者はハッキリとは書いてはいないのだが 読者が見て見ぬフリが出来る複線が張ってあるっと思う。 ローランド氏の父親が非常に厳格で、ローランド氏に厳しかった事 このことから、もしかして… ローランド氏も父親からムチで打たれるなどの虐待を受けていたのかもしれない なんぞとチラっと脳裏をよぎる(ただし、まったく根拠は載っていない) もう一つは、ジェルミの母親の日記に…ハッキリとは書かれていないのだが 母親がジェルミとローランド氏の関係に、可なり早い段階で 気が付いていた節が見受けられるのだ。 これは、母親が…夫と息子の関係を、知っていたにも関わらず 息子を助けるより、自分の優雅な安定した生活を守ったことを示唆している ところがその後、 ローランド氏が事故で死んだ当日に、彼女らしからぬ行動が描かれている 普段では見られないほど思いつめた様子で、母親が夫であるローランド氏の車に 一緒に乗り込む姿が描かれているのである。 そこで夫と一緒に事故にあい、彼女は死んでしまうのだ。 つまり、最後の最後で彼女は、 夫との安定した生活を捨てて、息子を助けようと思ったのか? っと見ている読者が感じてしまうように話を持っていっているのだ だが、それまでの彼女の行動を見ていた読者は この母親にそんな底力が果たしてあっただろうか?とも思うのだ そんな風に感じるほど、それまでの彼女に自我が見受けられない ちょっと底意地の悪い私のような読者は 結局、夫より、息子より…この女は自分が一番可愛かったんじゃないか? っと思ってしまう 自分より、息子を愛した夫に逆上したのではないだろうか? だから事故が起きた… この事故は、息子がローランドに復讐を企てたから起こったのではなく また、母が息子を守るためにローランドを殺したから起こったのでもなく ただ単に、自分本位な女が…自分の夫を息子から取り戻すための 逆上から起こった心中じゃないのか?っと… だからこそ、ココで「自殺の研究」という本から拝借した 「残酷な神が支配する」っという言葉が生きてくるのかも?なんぞと思った この作者は…オソロシイ(笑) どちらにしても、残酷な神にも天罰は下ったようである ただし、消えた残酷な神に代わり新たな残酷な神がジェルミの前に君臨する それが息子のイアンなのだが… で、ここでもう一度問う 「無抵抗は罪なりや」 私の考えでは、事が終わった後から 無抵抗云々に関しては、誰も議論出来ないだろうと思う。 残酷な神も悪魔も悪人も、善人の隙を付いて襲ってくるのだから 幼子ゆえの善人が持つ隙が狙われるのなら、 力ある者が保身を捨てて守るべきであろう。 太宰もジェルミも自身を責める言葉を連ねているが 本当に彼らが言うべき言葉は 「なぜ、助けてくれなかったのか?」であるべきだ 結局、ジェルミに救いは見当たらないまま、この物語は終わる。 ただ、時だけが流れ、流れた時が記憶を遠い彼方に追いやる。 これだけのお話しの最後が、時の流れの解決とは…少々陳腐かとも感じたが この終わりかたが、一番、現実に近いのかもしれん いや~。この漫画。イイと思う…心理学の勉強には最適じゃ(笑) でも、普通に生活しておる人にとっては 暗くなるので読まなくても良いかもしれん(アハハハハハハ)
4投稿日: 2012.11.12
powered by ブクログ寒くなると読みたくなる本。 開始5分で話の大筋につくというショッキングさ、電車の中で読んでたら驚きのあまり慌てて本を閉じた。 内容は切ない、どうするすべもなくただ辛い、いったい何時になったら主人公は報われるのかと読んで憂鬱になった。こんな漫画二度と読むもんかと思ったりしたが、最後の最後に全て許せた。 クリスマスがくる頃また憂鬱なこの本とゆっくりと生暖かい時間を過ごしたい
0投稿日: 2012.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作品としては素晴らしいのでしょうが、 またこの手の話か、という気になってしまい、 読む気がしない。
0投稿日: 2012.07.04
powered by ブクログ読んだ後、しばらく思考が働かず、翌日のゼミの報告も何の準備できなかった。 まじで、読後感も残酷な神に支配されるみたいな☆ って☆じゃないよ☆じゃ。 早く読まないと、読まなかったことを公開しますよ
0投稿日: 2012.04.08
powered by ブクログ萩尾もとさんの漫画のテンポが自分のテンポと似ているので、読むと同調しすぎてしまう。 そこで、この漫画の内容が合わさると、もう、それは大変なことに。。 この漫画を読んでいる間(途中で読めなくなった!)、色んな思いにからまれてしまって、すごく大変でした! ここまで、読者を追い詰める漫画ってすごすぎる。。。! すごいすぎて、大変だったので、☆一個です(笑
0投稿日: 2012.03.08
powered by ブクログ初めて読んだ時は衝撃的過ぎてまともな感想も持てなかった。改めて読み返してみて、何かこの感じ知ってる、と思ったら「トーマの心臓」だった。愛の残酷。愛の許し。愛の救い。萩尾先生は残酷を以て愛を語り得る神さまみたいなひとだ。
0投稿日: 2012.03.06
powered by ブクログかなりショッキングな内容だが、萩尾さんの柔らかく優しい絵柄がクッションになっているので臆せず読める。 ジェルミとビビのやり取りが幸せそうで、微笑ましくて、それが余計に辛い。 作品は以前に読了済みだが文庫サイズが出ていると知り、現在買い揃え中。
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログしばらく漫画から離れていた頃に出た作品で買っていなかったけれど、萩尾作品が読みたいという人があり何冊か貸すことになったときに、このタイトルもご指名だったので、いい機会だからと内容も知らずに全巻大人買いしてきたもの。貸す前に自分でも読んでおこうと、ページを開いて焦った。ちょっと人に貸すには激しすぎる。と、思いつつ、自分はしっかり堪能。返されてきてすぐに再読。はぁ〜
0投稿日: 2011.11.04
powered by ブクログ痛い、苦しい、つらい、美しい。 それでも、あの断崖へかえらずにはいられない。 私の漫画人生の転換期。 追記(20130116) 読む度に新しい痛みを、新しい愛を見付けてしまう。
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ人は自分の幸せに為に 生贄を捧げることができる。 一度絶望の淵を見てしまったジェルミには 時と共に風化させることしかないのかな。 いろいろグルグル考えてしまうんだけど、 とりあえず! グレックが気持ち悪い!! サンドラが許せない!!! その2人でさえ親からの負の連鎖だと思うとやるせない!!!!
0投稿日: 2011.06.06
powered by ブクログ傷を受け、それを受け入れる物語。 読んでて辛いのに、読むのをとめられなかった傑作。 ラストが穏やかな終わり方で本当に良かった。 良かった。
0投稿日: 2011.05.14
powered by ブクログ大体明るい気分の時に読む物ではない。落ち込んでいてどうしても浮上できない時に、じゃあとことんまで落ち込んでやろうじゃないの!と思って私は読みます。すると止まらない。辛すぎて途中でやめることができない。最後まで読まないと……そして辿り着いた崖に、すっとした光のような、救いのような物があって、また落ち込んだ時に読むことになるのです。犠牲と救いの話と思う。
1投稿日: 2011.05.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋を知り始めた男の子ジェルミ。依存的な母親の再婚を引き金とした受難と贖罪と再生。 萩尾望都さん得意の親子、性、愛がテーマのお話です。 文庫版全10巻。 ※男性同士の性描写や虐待シーンが在りますご注意。 ジェルミが虐待を受けるのはフラワーズインタビューで親子問題をクリアーにする為と作者が言っていた。女の子とではなくイアンと支え合うようになるのはなぜだろうと考えていたけど、あの時点でジェルミに必要だったのは見つめ合う癒しでは足りなくて、同じ視線の先を目をそらさず苦しむ共犯者、ジェルミの購いや意思を聞いてくれる観察者が必要で、それがイアンだったからかなと思う。(バレンタインは同志、イアンは共犯(観察)者という印象) 「お前の痛みから目をそらさない」 この台詞の後もなんども迷い、苦しむイアンのように読み手も揺さぶられながら物語は進んで行きます。 「ジェルミとイアンが結ばれて、幸せになる」ようなラストでなく、いろんな人との関わりが不可欠で、そのなかで変わって行ったということが本当に素敵だった。それは自分で生き方を選びとったという事。 以前の自分にはどうしたって戻れないけれど、穴が空いていてもそれが自分だと。ツギハギのまま、そのまま生きて行くんだと、それでいいんだという事を描ききり、ラストの明るいトーンで描かれた2人が小舟に乗るシーンは本当に素晴らしい。 先は分からないし、小さな舟は揺れるし、途中でまた迷い流される事も在るかもしれないけれど、小舟の上で2人が感じるであろう夏の太陽の光、そよぐ風やせせらぎを希望として瞼や頬に感じるような静かな、素敵な終わり方でした。これは終わるまで9年かかるわけです。 無関心はツタのように愛や憎しみの形を借りて、緩やかに誰かを壊す。愛は自分を怪物にするのではないかと恐れたり…作中のエピソードがいちいち刺さって、読むのが苦しくて辛くて、でも何度も読みたくなる名作。 こんなに丁寧なつくりの作品を読めて、出会えて幸せ。
0投稿日: 2011.03.22
powered by ブクログこの話、相当エグいです。 覚悟して読み始めないと、痛い目みます。特に性的虐待と同性愛が苦手な人は要注意。 私も性的虐待というテーマは、血反吐を吐きたくなるほど生理的に駄目なのですが、それでも最後まで読まざるを得ない麻薬のような作品でした。一度読み始めたら、絶対に途中でやめられない。 なんというか、人間の愛憎、殺意、偽善、執着、欺瞞とか、とにかく思いつく限りの負の感情をどろどろに溶かして混ぜ合わせて作りました、みたいなイメージ。 しかも、心理描写が妄執的と言えるほど緻密なために、安直な「悪者」というものが存在しない。性的虐待を繰り返していたグレッグにさえ、許せないはずなのにどこか理解できなくもない部分が出てきてしまうという恐ろしさ。 曖昧さや虚りを許さないリアルが忠実に描かれているというか……当然、漫画ですから虚構なんですけど、登場人物の苦悩や感情に無理がないし、嫌悪感を抱いてしまうのですけど、それを人間の持ちうる弱さとして理解できるからこそ、いつも以上に感情移入してしてしまい、やりきれなかったです。 なんだろう。臭いものには蓋、じゃないですけど、この話の登場人物が持っている弱さは、多分、私たちが心のうちに持っているもので、普段は隠しているそれを突きつけられているような気になるのかな。 冒頭がお葬式で始まり、その後に回想としてストーリーに入るのですが、最初が特に精神的にきついです。主人公のジェルミが追い詰められていく様とか半端なく心臓が痛くなります。 この話、大雑把に二部に分けられると思うのですが、一部はジェルミが殺意を抱くまでの過程と、それが成ってしまうまで、そして二部はジェルミとイアン、それぞれの罪と許し、そして再生がテーマなんじゃないかなと思いました。 つっても二部も歪んでるし、鬱ってるし、一部に引き続き精神的に重さメガトン級なんですけどね。でも、二部があって少なくとも私は救われました。ラストもはっきりとした形ではないんですけど、微かに光が感じられてよかったなぁ。最後までどうなるかわからなかったので、祈るような気持ちで読み進めていました。萩尾さん最後まで書ききってくださってありがとうございます! 救いようのないバッドエンドじゃなくて本当によかったよ……。 かなり内容がダークアンドヘビーなので、そういうのに耐性ない人はきついかもです。でも、私はこの作品と出会えてよかったなぁと思います。どこかで読みましたけど、このお話が30禁ってなんだか妙に納得。人を選ぶけれど、圧倒的な力を持つ作品でした。
0投稿日: 2010.11.24
powered by ブクログ文庫本、全10巻読破。目を閉じて、どんなに心の耳をそばだてても、ジェルミにもイアンにも近づけない。心は痛くなるけど、涙が出ない。
0投稿日: 2010.11.14
powered by ブクログ半分以上読みましたが、途中で挫折。 養父からの性的虐待、暴行。殺人に、ドラッグ等など。 重いテーマの漫画ですが、心理描写や比喩が恐ろしく上手で美麗です。力ずくで引きずり込むような魅力があります。 放棄したのは、前半ではなく、後半を過ぎてからのジェルミとイアンの、再生へ向かうまでの過程が好ましくなかったからです。
0投稿日: 2010.09.06
powered by ブクログエグイ、が、それを凌駕する圧倒的な心理描写の数々。 鍔のコレクター? ええそうです、ここから拝借致しました、ふふ。
0投稿日: 2010.08.30
powered by ブクログこの作品は、連載時にとびとびで読んでいましたが、あまりに深く暗い問題作なので、まとめて読み通す勇気がありませんでした。 でも、一番つらい思いをしたのは、大作を描ききった作者萩尾望都。 大変な思いをしてまで、重い作品を社会に出して作者が伝えようとしたことに、目をそらしてはいけないと思います。 クオリティは高く評価されていますし、問題作としてきちんと向き合うべき内容です。 完結して文庫版になっていたので、自分も傷を負う覚悟で、初めから通して読んでみようと決心しました。 ジェルミと母親サンドラは、アメリカ人なんですね。 ちゃんと明るいガールフレンドもいる、普通の学生だった彼が、母親の再婚がきっかけで、次第に廃人のようになっていってしまうとは。 彼に迫りくる災難と悲劇がわかるだけに、冒頭のアメリカでのはつらつとした彼が痛々しく見えてなりません。
0投稿日: 2010.08.29
powered by ブクログ萩尾先生が神です。過去作品でこれだけの長編はないのではないかしら。 とにかくジェルミの告白からが見所。 カバー内側の作者一言欄で「逆の展開(前半がイアン目線で後半がジェルミの回想)でやっていたら読者から反応がどうなったかな、と考えるとワクワクする」みたいな事が書いてあって、作家に翻弄される喜びを覚えた。 もちろん構成だけではない細部の描写や言葉がエグく、美しく儚く。コミックス14巻の表紙が好きだ。この本は本屋で売り続けたい。読者を獲得し続けたいです。名作。
0投稿日: 2010.06.06
powered by ブクログ落ち込む…本です。ほんっとにグレッグ酷い。こんなにも醜い本性が人間のどこかに隠れているのか…ゾッとする。全10巻。9巻までしか読んでない。読み終わるのが怖い。
0投稿日: 2010.05.19
powered by ブクログタイトルの通り、残酷な運命に翻弄される少年のストーリー。 元は平凡な少年の、残酷な運命に巻き込まれる過程と、親・兄弟・友人を超えた絆の存在を描く。 読み始めた途端に鬱々となるので、気分が落ち込んでいる方は要注意。 元気に居られる時に読みましょう。
0投稿日: 2010.04.01
powered by ブクログ母が再婚した男から性的虐待を受ける主人公。そして、その義理の兄。結局は主人公だけでなく、兄を含めた二人の成長の物語だったように思う。が、考えさせられる。もーさまの作品はいつもそうだ。読んだ時にもそれなりに受け止めているんだけど、時間がたってふいに自分の中に流れ込んでくるように「意味」がわかる。 なので、これもきっと10年ぐらい(<おい)して、ある朝ふいに「あああ」って思うのだろう。 解説の中で「トーマの心臓」になぞらえてるものがあった。それも複数。でも私は「訪問者」を考えていた。雪の上をたどって神様が罰を与えにくる。そのモチーフが頭の中をぐるぐるしていた。 罪、罰、犠牲、人はどうして、そんなものを必要としてしまうのだろうか? そして物語は、真のカタルシスもなく終る。そして、そのことこそが萩尾望都の言わんとするところを示しているのではないだろうか。つまり、痛みは消え失せることはないから、人はそれを抱えて生きていかなければならないと。 萩尾望都が読める今、生きててよかった。
0投稿日: 2009.11.23
powered by ブクログぶっちゃけた話なんかはきそうになった。 頭の中がぐるぐるして、気持ち悪くて、悲しくて。 うなずくしかできない。 萩尾さんのすごさを再確認してしまった作品。 でも好き。読み返せない。だけど愛してる。
0投稿日: 2009.10.21
powered by ブクログ中盤からが見物。とにかく、すごい。心理描写の仕方、話の展開、すごい。「漫画」としての魅力を最大限に引きだしている。新たな漫画感を発見したい方はぜひ。
0投稿日: 2009.10.21
powered by ブクログ私は「信者」と呼ばれても否定できない位長年の萩尾ファンですが、この作品だけはコミックスを買い揃えられませんでした・・・ 嫌いなのではなく、読み返すのが恐ろしかったから。(連載はずっと追いかけてました) あまりにも読み手にパワーを要求する作品。嫌いな人が多いのも仕方ない。 最近になってやっと読み返そうかなという気持ちになって来たので、とりあえず。
0投稿日: 2009.10.13
powered by ブクログ漫画を読んでここまで心を揺さぶられたのは初めてだった。 読むのが辛い、苦しいのに、何度も何度も読み返してしまう。 幾重にもなる過去のストーリーとトラウマの連鎖。 読むたびに自分自身が迷路に迷い込んでしまう感覚に襲われる。 文庫全10巻
0投稿日: 2009.09.20
powered by ブクログすごすぎる。 読み出したらとまらなくて、ほとんど徹夜で読破してしまった。 文庫じゃないほうで読んだ(全17巻)んだけど、 1〜6巻までの主人公の少年が義父からうける性的虐待の描写が、これでもかってくらい執拗でつらすぎる。 こんなの月刊誌で読んでらんないよ! 途中で終わられたら、毎月ひきずっちゃうよ! 大人買いできる年齢でよかったー。 7巻からは義父を殺してしまった主人公ジェルミの精神が崩壊していくさまがこれまた執拗に描かれていて それがまたすごい表現力で。 レイプって精神ぶっこわれるんだって思った。 後半の、イアンが変わっていく様が好きです。 はちみつ入りショウガを口に入れるシーンが印象的。 これを読んで「トーマの心臓」のユリスモールの苦しみがやっとわかった気がした。 あーすごいもの読んだ。
0投稿日: 2009.08.08
powered by ブクログ愛するとは何なのか。愛は痛い、時に暴力に変わり人を傷つける。 時に苦しみを呼び、熱中のあまり自分を見失う。大切にするがゆえに相手を見失う。 相手を愛するほど自分の醜さに嫌気がさす。 それは憎しみとは違うのか。 萩尾望都の中でもとりわけ大好きで印象深い作品。
0投稿日: 2009.07.12
powered by ブクログつながりは鎖のように、ときに人を救い、ときにきつく肉を締め上げる。人の愛のつながりはタフにできてはいない。 「過剰な愛は少しでも理想や夢と違うことが起きるとき耐えられない」がために、崇高なる愛ほどにピアノ線のようにか細く、間違いを起こせば一瞬にして弾け、肉を裂く。 インスピレーション、啓示、偶然などと、人は何一つ選択を許される訳でもなく、ただ嵐のような出来事へとさらされて言い訳を考えながら進んでいくしか生きる道はない(嵐に逆らうには絶命するほかないのだろうか)。 伝言ゲームのように事実は次々に生まれ変わり、人はそれに嘘や沈黙を交えてはときどき思いだし、薄気味悪くほほえむのだ。 「半分はウソでもつくり話でも 半分はホントさ」。 前意識的に刷り込まれていく事実という名の映画は、ときどき目の前の観客を失い、観客たちは瞼の裏側に別の映画館を見つける。 「バラバラになった」映画の続き。 自らを生贄として生きるジェルミにとって、(彼が頑なに拒み続ける)愛とは赦しなのだろうか。 残酷な神の前から生贄を奪おうとするイアンは、図らずも父グレッグと同じくジェルミを支配し征服しようとする。 逃れるすべのない孤独が、果たしえない約束が、自ら従った罰が、色んな形をした愛が、目に見えない信頼が、幸福の名のもとに私を追いかけてくる。何を見るの。通り過ぎたあれ。何も変えられないあと。 人は自らを裁ききれなくなったとき、神を生む。そして神が自分ではなく他者であるということが、自分に許された唯一の存在証明でもあるのだろう。
0投稿日: 2009.03.21
powered by ブクログ文庫版で全10巻。 萩尾望都で一番ハマった漫画かも。 グレッグ(ジェルミの義父)の毒牙にかかって日常的に暴行されるジェルミを見てるのがほんとに辛い・・・。 殺したときはヤッタ!って思ったけど、人生は残酷だね。 苦しみや哀しみは人をこんなにも変えてしまう。 苦しみを与える対象から逃げようともがき、達成しても、一生付きまとうんだよグレッグが。 だから年末にイアン(グレッグの実子)と漂流する何日間はホントにジェルミにとって必要なものなんだね。
0投稿日: 2009.01.06
powered by ブクログ読んだ日:2005/03/24 買った日:2005/03/24 買った所:文教堂書店 新城店 値 段:\610
0投稿日: 2008.12.26
powered by ブクログ私が持っているのはPFコミックスの方なのですが、画像的にこちらも登録。レビューはもう一方をご参照下さい。
0投稿日: 2008.12.14
powered by ブクログまず一言。重い。痛い。苦しい。どうしよう。です。一言以上ですがお気になさらず。 これはある少年が母親の再婚相手に性的虐待を受ける話。母親に離婚を勧めたりするが、そうするとお母さんてば自殺しようとする。誰かに救いを求めようにも少年なものだから「自分さえ我慢すれば・・・」という一番選んではいけない選択をしてしまう。結果、知らないうちに心が綻び、崩れていくわ脆くなるわ血も噴出すわと大変なことに。しかし、この漫画の真骨頂はなんといってもこの少年の心の変化だ。どれも全く違っていて別人であると断言できるほど心の在りようが変化しているクセして、“あの少年”であると言えるのが不思議。なぜここまで心が変わってしまっているのに“あの少年”であると思えるのか。
0投稿日: 2008.06.23
powered by ブクログ葛藤・憎しみ・嫉妬・裏切りそして愛憎と 全てのエッセンスが盛り込まれていました 心理描写が巧みで 感情をぶつけられるような感覚が残ります ほとんどの登場人物がアンチノミーに陥り 苦しみながらそれでも生き続けている リアルさがココロに残りました 少年目線で物語が進むので 若干大人が汚く歪んで見えたかな
0投稿日: 2008.05.13
powered by ブクログ性的虐待を受ける主人公が可哀想すぎる。読んでて胸が痛くなるようなことの連続です。それでも先が気になって最後まで読破してしまいました。養父の気味悪さは異常だ…初期にあっさりご退場になったと思いきや、後半は後半でしつこい!…とてもじゃないけどハッピーエンドとは言えない、もの悲しいラストでしたが、あれはあれでアリなんじゃないかと思います。
0投稿日: 2008.02.23
powered by ブクログすごい話でした。風木や処天を読了後に読み始めたので、もしこの作品も救われない結末だったら…とハラハラしながら読んでいたのですが、少し救われたので良かった。漫画と言うより、芸術作品と言った方が正しい気がします。萩尾望都先生の感性が最高に研ぎ澄まされている
0投稿日: 2008.02.14
powered by ブクログ全10巻。マンガの登場人物って、年端もいかないのにどうしてあのような大人っぽい思考が可能なのか?主人公達よりも親や、周りの大人達の方がどうしようもない人物ばかりだ…。
0投稿日: 2007.10.27
powered by ブクログ※同性愛表現、残酷表現含みます。トラウマになる内容なのでちゃんとレビューや内容を確認してから決めてください。興味本位で読み進めると精神衛生上よくありません。
0投稿日: 2007.09.26
powered by ブクログかなり衝撃的な内容です。 精神的に余裕のある時に読んだ方が良いかもしれません^^; 義父が怖い・・orz 全10巻
0投稿日: 2007.07.25
powered by ブクログおもしろかった!もっとうだうだ書きたいんで最終巻でもまた書こうっと。いっや〜あたくし、これ読んだのついつい最近で長いこと萩尾先生を誤解してた!!と大発見した気分でした。ずっとトーマとかポーとか、あと半神とかそういうイメージが強くってなんか「聖域」?みたいな。萩尾漫画であまりフラチなこと考えてはいかんのかという思い込みが。でもこれを読むと、萩尾先生こそが元祖・腐女子だったんだな!!ということがよく分かりました。とりあえずこれ読んでると、メインの二人が某アイドル二人組みに思えて思えて仕方なかったのはどうなんでしょうか。もう、萩尾先生!あなたファンなんでしょう?そうなんでしょう?そうと言って!!なので、某アイドルファンの腐女子は是非とも読むといいと思う。って、私としてもこういうことは書いていいのかよく分からん(笑)イアンかわい〜
0投稿日: 2007.07.04
powered by ブクログ4巻まで読みました。 もう萩尾さんはスゴイとしかいいようがないです。 でもこの作品は自分自身に余裕ない人や精神不安定な人にはお勧めできません。 ...自分にも然りでした...テーマが重すぎる! でもいつかちゃんと読みたいです!!!
0投稿日: 2007.05.16
powered by ブクログ性的虐待を受けた少年の苦悩の物語。。 深い・暗い・痛い・・・。 オチは結構納得できると思います。
0投稿日: 2007.01.15
powered by ブクログ「ポーの一族」とどっちがいいか悩んだんですけど・・・。 サスペンスというよりもヒューマンドラマ。性的虐待と親と子の間にある問題を描く長編です。萩尾先生の漫画はもう芸術の域。
0投稿日: 2006.08.08
powered by ブクログ『トーマの心臓』で有名なマンガ家の作品だが、読んだのは初めて。兄が人からもらってきた1・2巻のみ読んだが…性的虐待などを扱っていて重い!私だったら、あんな母親すぐ見捨てるけど。
0投稿日: 2006.08.01
powered by ブクログ「残酷な神とは…」「子供は、親のために捧げられる供物」「そうして常に子供は_」 児童虐待の連鎖、性的虐待の与える傷、人間の狂気…非常に重いテーマを正面から描く力作。 安易なハッピーエンドなどここでは絶対に有り得ない、「現実」がここにある。 例えば、その傷は「君を守りたい」と男が言えば解決される傷ではない。傷は傷を持つものを苦しめ、彼自身を根本から突き崩して作り変えてしまうものだからだ。 そして、彼を助けたいと思う人物は、彼にこう要求される「僕のところまで、これるの?」「アンタに、何が分かるって言うんだ?」 彼の呼び声に応え、あるものは一直線に彼の闇に降りて彼の精神の生死を共に体験し、彼の狂気と混乱をその身の内に体験するし、ある者は静かに彼の声を聞き、彼に寄り添う―。 そこには、傷を持つものに寄り添う、セラピストたちの真摯な眼差しもある。医師たちもまた、深い共感をもつ彼と同じ「人間」だからだ。 痛みへの共感、痛みを抱える者同士の静かな視線の交感。 深い傷を抱えた人間同士が、静かに作る思い遣りの連帯が切なくも訴えかけてくる。 そしてまた、この作品は虐待をせずにいられない者の狂気、その精神などにもはっとさせられる作品でもある。 虐待という行為は、けして許されるものでも美化されて良いものでもないが、傷つけずに居られぬ者もまた、深い傷を隠し持っているからだ。 人間の持つ悲しさ、恐ろしさ、残酷さ、そして連帯と共感による愛の可能性をこの作品は見せてくれる。
0投稿日: 2006.07.18
