
総合評価
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powered by ブクログ独自の世界観についていけない。己の想像力の無さに脱帽。 空間把握能力の欠如に加え、苦手とする近未来でのお話と来れば、理解出来るわけもなく。 続編を読むか読むまいか。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ必然で組み立てられたエンタメだが、読者の心の一番柔いところに爪を突きたてて傷跡残すのやめてくんない?
0投稿日: 2020.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今まで多くのSFとライトノベルとその他の小説を読んできたが、学生時代に読んだこの本を超える本にはいまだ出会っていない。 別に若い時分に読んだから美化されているとかそういうことではない。 この本を超える本を探して本の海を航海しているのです。 紙では入手困難だけど、電子書籍があるので全てのSF者は読んで下さい。
1投稿日: 2016.09.26
powered by ブクログおよそ15年ぶりに再読しました。 感想と言われると"海が、"の一言につきます。 読めばわかります。感想になってないことは承知で。 注意点として一点、表紙で主人公面でドヤ顔している女の子はサブキャラクターであり、主人公は黒猫の方です。 主人公、といえるキャラクターはすべて猫で、本作は猫による猫の話となっており、猫が猫同士で会話し、探検し、戦う物語です。 表紙の女の子は基本的に天気予報などを発言する係なので、その点だけご注意を。
1投稿日: 2016.08.28何度も読み返したシリーズ
焔の章が上巻、幽の章が下巻。上下巻を読んだ感想。 文章、構成、ストーリー、大変よく出来ている。何かおすすめの本と言われたら真っ先にこのタイトルを挙げる。それぐらい素晴らしい作品だ。 物語全体にわたってワクワクとした冒険心をくすぐられて、読み進めるうちに心が苦しくなる。そして読み終えて、どこかぽっかりと心に穴が空いてしまったかのような気にさせられる。そんな作品だ。
1投稿日: 2016.03.10異色のコミカルSFファンタジー
素晴らしかった。 この話に人間はひとりも出てこない。物語の主役は猫達だ。 「トルクの猫は電波で会話する」、この一文だけでSFとファンタジーが絶妙に融合した世界観が伝わってくる。 平易な文章なのにものすごく臨場感があって、音やにおいまで漂ってくるような疾走感のあるストーリーが最初から最後までずっと失速しない。 スカイウォーカー、スパイラルダイバー、天使、地球儀。単語のセンスがカッコ良くてかつ本質をバシッと表している。天才というよりは鬼才と呼びたい。鮮明に映像が浮かぶほどの筆力にもうずっと唸りっぱなし。 特に印象に残るのは、「時間が粘性を帯びた。」の一文。ロボットがメイスを振り上げ、軌道が交錯し、会敵するまでの一瞬のスローモーションが脳内再生余裕。 決してハッピーなばかりの結末ではないけれど、むしろ読み進めるごとに胸が苦しくなるようなラストに向けてのカタストロフィだけど、あったかい優しい話が好きな人には是非読んでほしい。 じんわりとあふれる涙がある。
6投稿日: 2014.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほのぼのした表紙絵の通り、出てくるのは猫とロボットで、どこかとぼけた調子の文章が心地良い。 一方で、開始数ページでさっそく死者が出るという、なかなかハードな世界観でもあった。 他者を顧みずでっかい夢に邁進する天才と、黙々とひたすらに強者と戦い続ける根っからのファイター、深い孤立のなかで強がっていた二匹の猫が出会って、戦って、自分の素直な本当の気持ちに気づいていく…という内容は、文字面だけ追うとハートフルそのものなんだけど、二匹の周りで起きるあれやこれやの事件の血生臭さは、単純無責任な「感動」を許してくれない。 なにか違う、余韻を残す作品だった。
0投稿日: 2014.05.04
powered by ブクログもう人がいなくなって廃墟と化した宇宙ステーション内では、人が残したロボットを相棒とした進化した猫の社会が出来上がっていた。 猫は死ぬと地球に帰っていくと皆が信じているが、生きたまま地球に行きたいと願うスカイウォーカー。 これから物語が大きく進展していくといったところでこの巻は終了なので、次巻でどのような展開になっていくのか期待である。 てっきり表紙のイラストの女の子と猫が主人公の物語かと思っていたのだけれど、全然違うのね。物語が進むに連れ、確かにこの一人と1匹は重要な位置を占めては来るけど、主人公でもなんでもなかったことにびっくり。(少なくともこの巻では) ライトノベルということもあり、表紙からイメージしたのはもっと面白おかしいSF要素を絡めたお話かと思ってたけれど、猫が主人公のしっかりとしたSFと言った感じ。どっちかって言うとシリアス成分多め。
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログかつて天使(人間)の手で作られた宇宙に浮かぶ島トルク、そこには電波を介してコミュニケーションを行う猫たちと、ロボットたちが暮らしている。 トルクから臨める青い地球儀に想いを馳せる37番目のスカイウォーカー幽と、ただひたすらに強さを求め強敵を探す焔の2匹の出会いから物語は始まる。 ポップな挿絵からは想像できないような、ハードな設定と描写もあるSF作品だった。 群れることをよしとしない印象のある猫たちが閉鎖空間で人間のようなコミュニティを築き、あまつさえ死後に想いを馳せて宗教まで構築している世界観が印象的。
0投稿日: 2013.06.19
powered by ブクログ猫しかいない世界だが、何故か世界観がすんなりと受け入れられる。一度見て面白かったというより何度も読み直してじんわりと面白かったと言えるような本。
0投稿日: 2012.10.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
きっと未来の宇宙、静止軌道衛星上に取り残された猫が主人公の話。 猫を主人公にした理由は何となく理解できる。昨今はいろいろと規制とか煩いから。と言っても最近書かれた話じゃないけど。 冒頭でスカイウォーカーなるものが登場し、そのまま投げっぱなしにされたり、スパイラルダイバーが突如戦闘を開始したりと、世界観が複雑なだけに内容の把握が難しく感じられる。 SFを理解することは簡単じゃないけれど、やはり構成の複雑さが本書を読者から遠ざけている理由になっている。そんな風に感じられた。 イリヤとか、構成は比較的理解しやすいし主人公に共感しやすいから。 キャラクターも焔とか幽とか楽とか非常にリアリティーはあるし濃さもあるけど、何処へ行くのだろうと言わんばかりの一巻での投げっぱなしの終わりっぷりはもったいないと言わざるを得ない。 美少女が出てこないのもライトノベルとしては点数が下がる(この時期に今のような萌えが考慮されていなかったとしても汗臭い男の話になっている)。
0投稿日: 2012.08.21
powered by ブクログこの作家の作品を全部読もうと思い全二巻であるこの本を読み出す。 登場人物は、進化した猫と人間型ロボットで、彼らが住む「トルク」という軌道上を回るコロニー社会を舞台にしている。人間が大昔に作ったものらしいが技術は維持するだけが精一杯で現在の社会を維持管理するための宗教神学が支配している。 伝説の「地球儀」と言われる場所を目指す猫と最強を目指す猫のお話。 一巻はのんびりしているというか普通のSFファンタジーもので、あとがきにガリレオの話をだしてきていた。猫とロボットが登場人物である意味は?と考えたが、天才と社会の寓話なのか……としぶしぶ納得。安っぽいありがちなテーマだ、この作家もその程度なのかと、二巻目を読みだす。いや、参りました。こんな余韻をもたせる作品とは思わなかった。 小道具の使い方が非常に上手い。ああそれがここででてきて、またでてくるのか…… 描写がやはりこの作家は上手い。イリアの空で出てきた狙った表現は無いが基本がうまいのだなと。繰り返しの言葉が読み手の心に響きます。 「地球儀」に向かった猫の章の最後の行には慄然とした。作者に嫉妬した。この本の題名でググるとこの部分のネタばれがある。読む前に調べなくてよかった。 正直ハッピーエンドではない。容赦ない展開で、必然的な終わり方だ。以前読んだ「アイゼンフリューゲル」を連想した。 というか、表紙と挿し絵が全然内容とマッチしてねえ。
0投稿日: 2012.08.11
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) スカイウォーカーであると言うだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生のすべてが詰まったビンを拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな黒猫だった―。史上最強の斑は過去四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、斑に挑戦することはすなわち、死であると言われたその斑に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹の痩せた白猫だった―。そんな幽と焔が出会ったとき、物語は始まる…。SFファンタジー。 ---------------------------------------- 「DRAGON BUSTER」が面白かったので、同じ作者の作品に手を出してみた。 遠い未来。人類が(たぶん)死滅してしまった後の話。 地球を回る打ち捨てられたスペースコロニーに生きるネコたちとロボットの話。 ネコたちは高度な知能を持ち、電波を発してロボットを操るという特異な世界を描いている。世界の隅々まで構築する想像力と、感情移入してしまう魅力的なキャラクターがよい。 謎が謎をよび、続きが気になるところで第1巻は閉じられる。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ猫とロボットと宇宙の話。あとがきまで含めてひとつにまとまっている小説かなと思います。猫はあまり猫らしくない面が多いきがするけど、それはそれ、おもしろいので問題ないですね。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログあちこちで良い評判を聞いたので買ってみたけれどずっと読んでなかったもの。 修学旅行のお供に持っていってヒマな時読んでました。 設定の発想の仕方とか、それぞれのキャラクターとかとても面白い! この先どうなるか気になるから、2巻目も買わなきゃ。
0投稿日: 2011.09.18
powered by ブクログ見た目と違いハードだった印象。なのに猫という愛らしい設定。 ギャップにギャップを重ねられ読んでいても想像力が働かなかった。 次の巻を読めば面白くなるんだろうか?
0投稿日: 2011.08.21
powered by ブクログ今まで読んだライトノベルでNo1を上げるとすれば 私はこの作品だと答えます 流行りの萌えは一切ありません 美少女キャラも出てきません 出てくるのは猫とロボットだけ そしてその猫達が実に個性的で人間臭く描かれています 地球儀(地球)に辿り着く夢を持ち その夢に向かいひたすら進むスカイウォーカー幽(かすか) 彼を中心に物語は進んでいくのですが 夢を追う..誰もが大切だと思う事が.. とても儚く残酷に描かれています 実に考えさせられる作品です 今の私があるのは..この作品の影響が大きいですね
0投稿日: 2011.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
秋山瑞人の恐らく代表作。 ちゃんと完結している。 夢を追う猫とそれに従うロボットが起こすドラマ。 出てくる単語がたとえ意味が分からなくても読める。それが秋山瑞人。 絵も綺麗な椎名優さんという方で表紙買いした方も多いだろう。 導入部なのでそこまで激しい展開はない。 世界観に浸っておくと良いと思います。
0投稿日: 2011.05.21
powered by ブクログ表紙絵に騙されがちだけど人間は出てきませんwというか猫の方がメインw 話の筋は往々にしてよくある「社会の禁忌からの脱却、からの未知の探求」みたいな雰囲気なのですが、それをこの舞台で、なおかつ猫にやらせてしまうあたりが何ともワクワクさせてくれるような感じです。
0投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログ表紙とは裏腹になかなかハードなSFだった。 まあ、秋山さんですしねぇ。イリヤ読んでるので、後半で欝展開がくるのではないかと怖くてしょうがないんだが… 何らかの理由で人間が住まなくなった宇宙ステーションを舞台とした、夢を追う猫たちの物語。
0投稿日: 2011.04.26
powered by ブクログ上下巻に分かれている猫の地球儀の上巻 著者の秋山瑞人さんの作品はイリヤの空が有名だがこの作品も隠れた傑作である 猫だけの物語 イラストからはファンシーな印象を感じられるが内容は本格SF 表紙に騙される人が続出させるような重さ でもやっぱりかわいい
0投稿日: 2011.02.12
powered by ブクログ「イリヤの空」で有名な秋山さん。世界観が難しくてイメージしきれなかったけど、意外にも熱いバトルがあってすらすら読めた。数が少なく特徴的なキャラクター(猫)でシンプル。
0投稿日: 2011.01.25
powered by ブクログまさしく猫だけの世界の話でした。 その背景には現実世界にも似た形成がちらほら見えて、あとがきを見ると、「あ、そんな気もする」って思うことめじろ押しなので、要チェック(。-∀-)
0投稿日: 2011.01.04
powered by ブクログ読み直しています。当時はかなり好きだったんですが、もう一度読む勇気がなくて、やっと手が伸びるようになりました。やっぱり好きです
0投稿日: 2010.04.24
powered by ブクログかわいい表紙からは想像しにくいですが、SF作品です。 タイトルにもあるように、登場人物は猫たちです。 死んだら行くと言われている地球儀(おそらく私達の住む地球にあたるもの)に、生きたまま辿り着くことを目指す幽と、最強のファイター焔。反目しあいながら、どこかでお互い認め合ってる、そんな2匹が主人公です。1巻にあたる焔の章は導入という感じで、次巻の幽の章で一気に面白くなりました。後半、結構辛い展開が待っていますが、2巻で綺麗にまとまっており、ラストは感動ものです。 クリスマスの幽に向けた最後のセリフがとても印象に残っています。
0投稿日: 2010.02.06
powered by ブクログ入院時代、親から「小難しい本ばかり読んでないで、たまにはこういう本も読んだら?」とすすめられて読んだ1冊。 なんというか、これはライトノベルじゃない。ジャンルとしてはSFに極めて近い。そして表紙の絵にだまされないように。結構シビアだし、結構辛い?表現もある。とりあえず少しでも興味を持ったなら読んでみてくれ。ラノベ愛好者は問答無用で読め。読めばわかる。
0投稿日: 2010.01.31
powered by ブクログ2009/11/26(〜p74),28(〜p100),29(〜p144),12/2(~p251終) イリヤの~の著者の方の本です。 「このライトノベルは読むべし!」と誰しもが口々にしていた作品でもあったので、読んでみました。 最初っから飛ばしますね。すごく面白い話でした。 特に私は焔がすごおおく好きで、でも幽もすごおおおく好きで、楽は最初は(鬱陶しくて)嫌いでした(笑) でも読んでいくうちに登場人(猫)物それぞれの魅力が個性アリアリで、とても面白く読めました。
0投稿日: 2009.12.06
powered by ブクログ電撃文庫でありながらSF賞を受賞した作品。 癖のある文体だが終盤にかけての展開は素晴らしい。 ちなみに主人公は右側の猫。
0投稿日: 2009.03.23
powered by ブクログ表紙に騙されてはいけない。 バリバリにガチガチの、SF。 しかも、自分のこれまで読んできたSF中でも屈指の読みやすさ、面白さ。 初めてSFに触れるような人には、これを渡すようにしてます。 ………表紙を外して(笑)
0投稿日: 2009.03.20
powered by ブクログ最初はいまいち理解しにくかったですが、それは最初だけ。だんだん慣れていきました。猫がメインなのかー…可愛い。焔はかっこいいですね。
0投稿日: 2009.03.06
powered by ブクログ『挿絵で損している』とは誰の台詞だったか。椎名優といえば最近では割と有名なだけに、なんとも。 本編はギャグこそ散りばめられているが、基本的にはシリアス。キャラへの愛着が湧けば涌くほど、読み進めるのに体力を使うのではなかろうか。 そして知る人ぞ知る衝撃のラストへ――。 ※シリーズ全巻既読済み
0投稿日: 2008.12.29
powered by ブクログ秋山=こういう終わり方だってのを初めて知った本。いや偏見かもしれないけど。 やっぱりセンスはある。
0投稿日: 2008.12.20
powered by ブクログこの作者の才能はまさしく鬼才、鬼の如しだといつも思う。 電波ヒゲという額のヒゲで会話をする猫たち。彼らはトルクと呼ばれる場所に住む。 そしてロボットをしたがえて、かつて滅んだ天使―人間―の遺産に埋もれて生きている。 死んだ猫の魂は、宇宙のむこうにある青い星―地球儀―に飛ぶという。そこで炎に焼かれて浄化されるという。 戦わせたら随一の焔、焔をしたう茶トラの楽、そんな2匹の前にあらわれた「37代目スカイウォーカー」幽。 優しくて温かくて面白くて痛くて厳しくて、でもきっと温かい。 こちらと、続刊「幽の章」の2冊で一応完結。もうぜひ。おすすめします。 『ぼくは、生きたまま地球儀に行きたい』 『死んだ猫の魂なんて、消えて無くなっておしまいだ。大集会は嘘つきだもん。みんな騙されてるだけだもん』 『生きて地球儀にたどり着いたら、合図を送る』 その約束と、楽の魔法の粉を、幽は青い青い地球儀に届ける。
0投稿日: 2008.10.12
powered by ブクログ墓場まで持って行きたい本そのに。 ばかとばかのお話。 あたたかいんだけど生々しくて容赦ない描写。秋山瑞人すげー。
0投稿日: 2008.09.22
powered by ブクログ可愛い表紙だったので、猫ともっふもっふする話かなーと思ったらものすごいハードボイルドな話でした。 もし自分の住んでいる世界と別の世界が確実にあるとわかっていたら、 もしその世界に行くこと、考えること自体が禁止されていたら? 「夢を追わずにはいられない」という気持ちと、そのために何を犠牲にできるのか、という両天秤。 高すぎる志は時には世界全部の秩序を乱し、否が応でも他人を巻き込む。でもそもそも秩序って守るべき? 考え始めるときりがないし、読後に鬱々とするかも知れないけど、それでも読み進めてしまう本。 テンポのよい文体と、ほぼ全ての登場人物が猫というシュールな画面もたまらんです。
0投稿日: 2008.08.05
powered by ブクログ最近、電撃しか読まない子が割といるので、電撃の中でも硬派(?)なSFを読んでもらいたいな、と。 スカイウォーカーという単語が忘れられません。 宇宙からエデンへ行こうとする話。
0投稿日: 2008.06.10
powered by ブクログ読んだのは昔だけど、DRAGON BUSTERついでに書いちゃえ。 2冊で完結の、1冊目です。 人間は一切出てこない、猫とロボットの話です。 楽は焔に憧れて、焔は幽を追いかける。幽は寂しくて誰かを求める。3匹にとても幸せになってもらいたい物語。
0投稿日: 2008.05.28
powered by ブクログ全2巻 いい小説でした 表紙があれなのでちょっと買いにくいですが 話はわりといいです あとでぐぐぐっときたりしました
0投稿日: 2008.02.01
powered by ブクログ「天使」が去った「トルク」で生きる、ちょっと変わった猫たちと「天使」の置いていったロボットの物語。生きるのはこんなにも大変で、生きているということは愛おしいことなのです。
0投稿日: 2007.11.11
powered by ブクログラノベだけどすごいSF。テーマも重い。それぞれ異なる意思を持った猫たちのぶつかり合いに考えさせられるところも。
0投稿日: 2007.07.10
powered by ブクログアンテナのある猫達が主人公の話。彼らの世界にはすでに人がおらず恐らくは人が死に絶えてしまい愛猫として飼われていた猫が長い年月をかけて独自の世界を成立するまでになった(んじゃないかな)。 主人公が猫だからか、猫好きが読むとすごく感情移入をしまくってしまう上になんだかほろりときてしまう。(そうじゃない人もきっとほろりとクルと思う) そうじゃなくて、もっとこうしたらいいのに!と「人」としての視点から読むと愚かで可愛い猫達がいとおしくなりますよ。
0投稿日: 2007.02.10
powered by ブクログひとつのテーマを切り出しながら、かつ魅力的なキャラクターによるドラマチックなストーリーを展開した構成力は見事の一言。大作を読み終えたような充実感があった。
0投稿日: 2006.12.03
powered by ブクログこれは、周囲を犠牲にしてでも夢を追い続ける人間(いや、猫)と、それを理解できずにいる人間(いや、これも猫)の二人(いや、正しくは二匹)と周囲の人間(猫なんだけどさ)たちが織りなす物語。 読むうちにその世界・キャラクター描写にすぐに引き込まれ、そして下巻(幽の章)ではとても苦しく、切なくなった。 猫が好き、宇宙が好き、夢がある、夢がない、ちょっと重い作品が読んでみたい、それに当てはまる人はもちろんのこと、当てはまらない人にも一度ぜひ読んでもらいたい。 ライトノベルという理由で読まないのはもったいなさすぎる作品。
0投稿日: 2006.10.20
powered by ブクログ序盤が冗長なら読み飛ばして可。白い猫が出てから加速度的に面白くなる。文章は水気が多いが巧い。猫とロボと決闘の好きな人に。
0投稿日: 2006.09.18
powered by ブクログ「猫の地球儀」上巻にあたる一冊。 SFです。猫ばっかりです。かっこいいです。そして泣けます。是非下巻とあわせてどうぞ。(笑)
0投稿日: 2006.07.01
powered by ブクログ良作。 圧倒的な設定と文体で読者を惹きつけもするし退けもする、両刃の要素を持ちつつも、その内容は凄まじく恐ろしい。 夢を抱くことや、生きていくということ、切なくてもどかしい意地と意地の張り合いがそれを見せてくれる。でも、だからといって押し付けがましいところはまるでない。ただ淡々と世界が描かれているだけだ。 この描写力はとんでもない。 気持ち悪くも愛おしい、そんな作品である。
0投稿日: 2006.03.26
powered by ブクログこれはいい、SFにゃんこ小説ですね。 猫好きにはたまらないんじゃ? 専門用語が説明なしに使われるので最初戸惑ったんですが 慣れれば特に問題は無いですね。 人間(天使)はこの宇宙コロニー(トルク)を放棄。もしくは絶滅。 その後猫の進化が始まった、と考えればいいのかな。 というか楽がかわいすぎだコンニャロウ。 次巻は焔の復讐劇と幽が地球に向けて動き出す話でしょうか? どういった終わり方するのか非常に楽しみであります。
0投稿日: 2005.12.28
powered by ブクログ宇宙に浮かぶ物体・トルクに住む、「電波ヒゲ」で会話をする猫とロボットの話。世間の常識から外れて、一途に夢を追い掛けることはロマンか、それともただのエゴか? 立場を異にする黒猫と白猫の関わり合いを通して語られるテーマは時にとてもイタいものが…なんて暗い小説ではなく、テンポ良いユーモアと抜群の文章力で二巻があっという間に読めますから!SF苦手派にも強く勧める。 夢にしか目が行ってない人、夢に目が行ってない人には非ッ常〜に強く勧める。無闇に世間で大騒ぎされずに、ひっそりと輝くライトノベルの超名作。
0投稿日: 2005.11.11
powered by ブクログ夜と霧と黴(かび)の世界、トルク。宇宙に浮かぶトルクには、たくさんの猫が生活している。その猫達は、天使に似せられたロボットと共に生活している。そんな中で、自分が息をしていいのかすら自信の持てない喧嘩屋と、余裕の無い世界に生まれてしまった天才が、邂逅と戦闘とすれ違いを起こす話。最強の喧嘩屋には、楽(かぐら)という名の仔猫がくっついてまわり、天才の中の天才にはクリスマスという名のロボットが一緒にいます。けれども喧嘩屋は負けてしまったその後に怯え、天才は孤独に震えていたりします。夢を追うのはどれほどの犠牲が出るのかというお話です(ちょっと違うよ)。とりあえず私は、タイトルと椎名優さんのイラストに惚れて買いました。
0投稿日: 2005.08.28
powered by ブクログ秋山先生のオリジナル第一作目。相変わらず世界観が確立していて、中身がちゃんとあって、いいなぁおもろいなぁと思う作品。
0投稿日: 2005.07.07
powered by ブクログ猫とロボットしか出ないお話。 絵とは違ってカナーリ切ないお話。 SFで夢とか友情とか色々考えさせられるお話。 素敵なお話。
0投稿日: 2005.06.03
powered by ブクログ鬼才秋山瑞人の素晴らしい作品 一巻は序章という感じです。 判断は必ず二冊読み切ってから。 「暖かくて、おかしくて、涙が止まらない」作品 夢と現実の境で苦悩し、天才の孤独を感じ、宗教とは何かを考える。けど暖かいのめり込んじゃう作品 ライトノベルで絵が可愛いんだけど舐めちゃいけないし騙されちゃいけません。 そこら辺のどんな本より凄い 全年齢性別問わずお勧め出来ます。 読みましょう必見です。最高です
0投稿日: 2004.12.31
powered by ブクログちょっと世界の設定の説明が多すぎて、それが解り難いために、すんなり物語に入り込めない。やっと分かってきた頃には、「続く」になってました。
0投稿日: 2004.12.13
powered by ブクログ「イラストに騙されたライトノベル」にランクインした、限りなくハードSFに近いライトノベル。下巻として『幽の章』がある。私的には、ミュージカルCATSが好きな人に勧めたい本。
0投稿日: 2004.11.06
powered by ブクログ宇宙に浮かぶ島、遙か昔、天使の手で築かれた城「トルク」 そこで暮らす猫達とロボット達のお話。 立ち読みで「あとがき」を読んでみてください。あらすじではなく「あとがき」を。それが大体の内容です。 この本のテーマは、猫の小さな背中に背負わせて良いものか、というほど大きく考える事に意味があるもの。けれど、それだけだったら「物語」にならない。 どれだけそのテーマに美味い味付けをするかが本の善し悪しを決めるってもんです。 もちろんそのテーマの面白さもさることながら、この本はとにかく味付けが美味い。巧い。 猫一匹一匹が、黴だらけの「トルク」を生きている様子が、時におかしかったり、時に悲しかったり、時に激しかったり。 人間に置き換える暇もなく目の前に展開する猫人生が、素敵なのです。 細部まで考えられた設定や、時々垣間見える裏設定(たとえば猫達の語彙の制約)も手が込んでいて飽きがこない。 しかも、猫だというのに戦闘シーンの迫力たるやものすごい。 空気の流れまで文字から頬に伝わってきそうでした。 本の分類はライトノベルに分けられるのでしょうが、エンターテイメントの枠で考えれば一般文芸書がどんどん蹴落とされるくらいの面白さです。
0投稿日: 2004.10.07
