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    「ホテル1泊10万円、サラリーマンの2ヶ月分の給料」なんていう表現が出てくるので、さぞかし古いのだろうと思って調べてみたら、なんと森村氏の1967年のデビュー作だそうである。登山と家電企業の熾烈な競争を2本柱のテーマに、デビュー作でも近作と同じように緻密な取材と知識に裏打ちされた盤石なストーリーで、自ずとどんどんのめり込んでしまう。推理小説を期待していると、株価操作などの経済ネタに面食らうかもしれないが、そこがこの作品の醍醐味とも言える。しかし少々辟易とするのは、女絡みの描写が異常に多いところか。あと、80年代以降のリベラルな森村誠一では考えられない主婦論なんかを展開しているところも、小さい見どころであります。

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    投稿日: 2014.05.20