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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんなにも読んでいて、切なくて寂しくて温かな気持ちにもなって、それでも泣いたりとか激しい感情の動きはなくて、ただただ静かにずしんとくる漫画は初めてだ。 三重県の片田舎にある児童養護施設「星の子学園」のこどもたち、大人たち、そして、「家の子」や町の人々、星の子学園に預けた親たち。 どの人物描写も本当に繊細でリアルで、生きている。 家族みたいな施設のにぎやかな日常と、その根底に流れるこどもたちの寂しさ。親を信じて裏切られて、それでも「おかえり」と言ってもらえるんじゃないかと期待して…という繰り返しがあまりにもつらい。 家族と一緒に暮らす「家の子」の気持ちの描写も、子を「捨てた」親の冷めた目、あっけらかんとした態度、施設でこどもたちを育てる大人たちの葛藤もまたリアル。 誰しもが色んな感情を抱えながら、それでも生きている。誰が悪いとか誰が一番つらいとか、そういうんじゃない。 がやがやした日常を表すたくさんの吹き出しも秀逸で、ときおり見せるこどもたちの寂しさとのコントラストになっている。 Sunnyは、星の子学園の庭に置かれた、オンボロな日産サニー。こどもたちの秘密基地であり、どこか遠くに連れて行ってくれる存在。 一番サニーをよりどころにしていた春男も、巣立っていき、サニーもその役割を終えたかのように幕を閉じる。 傑作。強くオススメする。

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    投稿日: 2026.01.25
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    NHKの理想的本棚で紹介されているのを見ただけで涙が出てきました。 作者の松本大洋さんが小学校時代養護施設で育った体験をもとに描かれた作品と聞き、余計に子どもたちの心情が切なくて、涙が止まらなかった。 最後に作松本大洋 冬野さほ と書いてあり、冬野さほってだれ?と調べたら奥様も漫画家で松本大洋さんのアシスタントを勤めたりもしているそうです。

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    投稿日: 2025.10.02
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    ヒラマツの一件で、せいとはるおはケンカしなかったんだろうか?余計な説明がない分、想像力がかきたてられる。 くみちゃん、いい存在。家があっても、居場所がない子もいるし。 とりあえず、はるおにあう居場所があってよかった。

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    投稿日: 2019.11.25
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    最終巻こそちょっとハマりきれない思いを感じたけど、シリーズ通してじんわりと感動できる名作でした。松本大洋ではこの本がダントツで好き

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    投稿日: 2018.12.22
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    漫画読んで泣けたのは 多分初めて 泣けたのは、映画『愛を読むひと』の 教会のシーン以来かな 春男がサニーに乗って 「オレら、どこへかって好きなとこ  行けんで!」 ってとこ。 感極まった。 日本漫画の最高傑作だと思う

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    投稿日: 2016.11.24
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    最終回はぼちぼちといった感じ。良いラストだとは思うのだけど、どこか盛り上がりに欠けたまま終わっていった印象がある。想像する楽しみがあるとはいえ、若干省略し過ぎのような気もする。大きなドラマが見たかった。

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    投稿日: 2016.03.11
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    1~6巻まで一気読みしたので、こちらに感想をまとめます。 今、この瞬間、この国、そして世界中のあらゆる場所で、現実に営まれている子供たちの生活を切り取った漫画なのだなと感じました。彼らの悲しみや親たちの身勝手等を、大袈裟にクローズアップすることなく、まるきり当たり前のことのように、日常だけが淡々と綴られている。これは、ただの作り話ではなく、この世界の話として描かれているからなのだと思います。けれど、だからこそ…、現実に存在する、解決のできない悲劇だということがはっきりとしているからこそ、その悲しみが胸に迫ります。まだ小さな子供であろうと、学校に入っていようと、大人として自立してからでも、その寂しさが彼らの人生にとって、あまりにも大きく、誰がどうしたって埋めようがない、という点では変わらない。それぞれがそれぞれに、どうにかして、親がいない生活を送っている。平気なふりをしながら…、弱音を吐きながら…、周囲に当たり散らしながら…、親を心の中で「抹殺」してやりながら…。でも、だからって、どうすることができるでしょう? 誰も、はるおの両親を「親らしく」することも、じゅんの母親の病気を治すことも、めぐむの両親を生き返らせることも、できない。子供自身にはなんの罪もないのに…、それでも、そういった子供たちは、そうやって生きていくしかないのでしょう。そういう子供が、今この世界にどれほどたくさんいることでしょう…。本当に、足立さんのような人は立派だと思います。ああいう風に、自分と血の繋がりのない子供たちを、真摯に心配し、育てることのできる人は、この世におけるどんな仕事をする人よりも偉大なのではないかと思います。 漫画で、頭が痛くなるくらい泣いたのはちょっと久しぶりです。面白い、というか…、すごい漫画だと思います。このリアリティは、本当にすごい。読めて良かったです。

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    投稿日: 2016.02.07
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    sunny完結してしまった… 楽しそうだったり賑やかにしていても、必ず隣り合わせに寂しさがある星の子たち。 春男と静の大冒険は何処まで行けるのかドキドキしたなぁ。 「ただいま」って言って「おかえり」と返事があることへの憧れ。 今の環境に満足しない向上心も必要だけど、感謝の気持ちも忘れないように。

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    投稿日: 2015.11.02