
総合評価
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powered by ブクログ書店員が選ぶMBTI別おすすめ書籍なんてXの投稿が目について、ESTPにおすすめらしい本書を読んでみた。 マラソンも、冒険も、難民も、なーーんも興味も知識も無い私だけど、もうめちゃくちゃ面白かった。 完全におもしれー男にメロメロである。 著者の高野さんもすごいけど、ESTPにはこの本がおすすめですよとPOPを作った書店員も同じぐらいすごいわ。
0投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログサハラ・マラソン、面白すぎる。 まず西サハラという世界最大の紛争地があることを初めて知った。地理的な問題と、戦闘が膠着状態であるが故にニュースにならないマイナーな地域について知ることができるのが高野秀行作品の醍醐味だ。 『腰痛探検家』から続けて読んだので、本作でも自分のフィジカルとメンタルについて描写する能力の高さが遺憾なく発揮されており、めちゃくちゃ面白かった。 マラソンを楽しいと微塵にも思わなかったが、本作で初めてその魅力を理解できた。 他の短編も小粒ながら面白い。
0投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログずっと積読してた本 面白いとは感想などで見ていましたが、、、 破天荒すぎてレベルが違う!! いろんな基準がズレてるとしか言いようがなく だからこそ人と違うことができるんだなって ただ破天荒なだけじゃなくて、世の中の情勢にも焦点が当てられていて とてもためになる所もあります! インドに入国するために奥様と離婚を考える 「名前変更物語」は奥様に同情しました たかのてるこさんも高野秀行さんも 旅で人と出会う達人って感じですが、 「たかの」という名字には何かあるんでしょうか?笑
77投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ焼酎お湯割りで寛ぐ晩。ネットを巡って辿り着いたサハラ砂漠を駆け抜けるマラソン大会。手が勝手に動き、参加の意志を告げるメールを打つ。朝起きて後悔してももう遅い。集合場所を告げる返信がある。開催まで3週間足らず。行けない理由は何もない。普段のジョギングは最大15km。42kmの熱砂の道。果たしてゴールはできるのか…男に誘われ口説かれて、人体実験のバイトで満州出征の話を聞く。タイのホテルでItを感じ、沖縄の修学旅行で皆が巨人をみる。中米の村で寝床に入ってくる女性たち。笑いに怪かし。楽しくてタメになる(?)一冊。
1投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログいつも通り面白かった。 もちろん表題作も良かったけれど、とくに好きなのはインド入国のための悪戦苦闘するお話。この直前に西南シルクロードのお話を読んでいたので、さらに楽しく読めた。
1投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログ読まなければ一生知らないでいる世界がこの本でも繰り広げられている。 表題作では、相変わらず出国までのエピソードが濃い。そこからマラソンスタートまでも90ページ近くまで行かないと始まらない。自分の食い扶持を探さない難民化したヤギや、ヤシの木ひとつ生えない乾燥した土地を見て、「異常」を感じるという感覚もきっと一生わからない。砂漠のマラソンは砂が絡まり、足を取られ、その中でもそれぞれの地面に個性を見出す姿勢がすごい。 他の短編も濃い話ばかりだったが、旅立たなくてもギリギリなエピソードが語られている「名前変更物語」が一番手に汗を握ったかもしれない。そんな発想に至ったこともなかったという経験をたくさんすることができて良い。
1投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ初めて高野秀行さんの本を読みました。 めちゃ面白い! これを読んでる途中に「怪魚〜」をネットでポチりました。 この方の本を集めたい。 クスクスできる本って素晴らしい 追記 さっきwikiで高野さんを検索したら、誕生日が同じでびっくりしました。凄いな。
1投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログサハラマラソンがメインだけど、他の短編集もフィクションかノンフィクションかよくわからないような話しでおもしろかった。
1投稿日: 2024.09.19
powered by ブクログタイトルの「世にも奇妙なマラソン大会」は本書の3分の1くらいで,高野さんのエッセイ集というのがしっくりくる内容. 名前変更物語はかずかず読んできた高野本の中でもトップクラスに笑わせてもらった. 氏の真骨頂は少し寂しさや侘しさを残すような読後感のあるストーリーを描かせる時だと思うんだけど,同級生の友達の話や治験の話でそれを感じることができ,満足の1冊. 高野秀行デビュー作としてはおすすめしないけど,それなりに氏の著作を読んだあとに読むと面白いこと間違いない.
1投稿日: 2024.04.26
powered by ブクログこりゃ面白い。 エッセイというか、ノンフィクションというか 面白おかしくまとめている短編の逸品。 マラソンはもとより、その他の話もいい。 今まで読んだ体験談の中ではトップの面白さ。 オススメ。
1投稿日: 2022.12.26
powered by ブクログ-何か面白いことはないか 夜中にネットサーフィンをしていてたどり着いてしまったのが、西サハラの難民キャンプで開催される“砂漠を走る”マラソン大会。 直前の申し込みにもかかわらず、ゆる~くエントリーされ、詳しい案内もなく「夜9時マドリッド空港集合」だけ。しかも、マラソンなど経験のない著者。不安を残しながら現地へ飛んだ。 モロッコと対立する西サハラへの援助を求めることがこの大会の趣旨だったようで、ボランティアに慣れている海外の人々に比べ、著者はそんなことには思いが至らない。 難民キャンプといっても、それなりに物資は揃い、対立しているといっても平和な西サハラ。 現地の取材を行いつつも、果たして、砂漠を完走できたのか? それと、以前インドで強制送還になったことから、再度インドへの入国するために名前を変えよう!という『名前変更物語』など、 高野さんの作品は面白い!
2投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログ高野秀行さんの著書、これが4冊目となる。 相変わらず面白い。経験している出来事が図抜けて破天荒ということは言うまでもないが、やはり伝える力が素晴らしいのだろうといつも感心するばかりである。 冒頭にあった「私には”間違える力”がある」という言葉。高野さんの本を何冊も読んでいる人であればなるほどなと思う。確かに間違えている、驚くくらいに。 でも何でも突き抜けてしまうとそう感じないから不思議である。それでいて、間違いに途中気付くことがあっても「私には途中でやめるという機能が備わっていない」と言い放ち、更にやりすぎてしまうというからすごい。。 表題作である「世にも奇妙なマラソン大会」他、今回もたくさんのおもしろ話が書かれている。表題作もおもしろかったが、個人的には「名前変更物語」が秀逸。 入国禁止になっているインドになんとかして行くために、自分の名前を変更しようと画策する著者の行動が描かれているのだが、最高に笑ってしまった。 毎度思うがここまで自分の思いに正直に行動できる著者がうらやましくて仕方がない。また次の本で素敵な話に出会えることを楽しみにしている。
7投稿日: 2022.10.15
powered by ブクログサハラ砂漠を走る、という、とんでもない大会は、実際毎年開催されているらしい。この参加費等がサハラ支援資金にもなっているという仕組みだ。それにしても、過酷な砂漠で過酷なマラソンだ。著者の筆を通して、一度砂漠を走ってみませんか?
1投稿日: 2022.07.09
powered by ブクログ間違った方向に来たことを後悔しながらずんずん進んでいく姿勢が読んでて楽しい。マラソン経験ないところからのサハラマラソン。その他、これは怪しいぞって気づくのに引き返さない逸話の集合体。
2投稿日: 2022.06.15
powered by ブクログ幻獣を探しに行ったり、日本ではほぼ知られていない謎の国に出かけて行ったりと好奇心の赴くままに旅する高野さんが今回向かったのはサハラ砂漠でのマラソン。始まりは深夜の酒がもたらす謎の高揚感でも、最終的に西サハラの民族問題とフルマラソンの達成感で見事に着地する姿はすごい。他にもインドに入国するために奔走する名前変更物語や偶然同じバスに乗り合わせたおっさんに迫られる話など、全てノンフィクションで、わが身に置き換えると怖い話なのに、でも笑える深みのある一冊でした。
1投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログ事実は小説よりも奇なり。 深夜のテンションで砂漠のフルマラソンに挑戦し、民族独立運動に思いを馳せる。謎のおじさんに優しくされ、男性と女性について考える。名前を変えるためにあらゆる手を尽くし、名前という制度に物申す。 表題作の「世にも奇妙なマラソン大会」は西サハラでおこなわれるマラソン大会。動きがない西サハラの難民問題をアピールするための大会である。そこにスペイン語が響く理由とは。砂漠なだけに蜃気楼のオアシスのようなマラソン大会の印象をもって終わるが、西サハラのことはしっかりと心に刻まれた。 著者の毎日は、出会いと発見の日々だが、それは著者がいわゆる辺境へ行くからではない。どこであっても、著者の目から見ると、常識を揺さぶられる発見があるのだ。「ときどき意味もなくずんずん走る」著者の持つ「間違う力」によるものである。 著者が指摘するテーマは、いまだに世界が解決できていない大きな課題につながっている。しかし、そのような重さを感じさせない文章が読者を引っ張り、ずんずん読み進めていくことができる。
1投稿日: 2021.05.29
powered by ブクログ高野さんの作品には元気をもらいます。西サハラマラソン大会もしかり、ペルシャ人もしかり。ただ、小市民たる自分には、改名をめぐる奥さんとのやり取り(攻防?)に、一番笑わせてもらいました。辺境ルポライターのパートナーを持つって、どんな気分なんだろう。インド入国の方法よりも想像が難しいです。
1投稿日: 2021.01.04
powered by ブクログタイトルが面白そうなのと、Kindleセールなので購入してみた。なんとなく読んでみたが、西サハラの国境問題、ヨーロッパの寄付文化、苗字改正の煩雑さなどなど、いろいろと知ることができたし、自分では垣間見られないような世界を知ることができた。 サクサク読めるので、息抜きにもお勧め。
1投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログ舞台は西サハラ。アフリカの多くの国が承認しながら、欧米の大国はその独立を承認せず、モロッコが実効支配している。最近、アメリカが西サハラをモロッコの領土だと認めたというニュースを見た。そんな西サハラを支援するための砂漠のマラソン大会に出ることになった著者の体験を面白おかしく書いている。 その他、短編のエッセイも所収されているが、これが中々味わい深い。 高野秀行は、行動も破天荒だが、文章も面白い。
1投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ表題のマラソン大会を本編に、その他、数篇の短編集(とは言えないほど短いものもあり)。 この本編後の短編が面白くて、離婚と改名の件はやり取りがくだらなすぎてゲラゲラ笑いながら読んだ。 ほかにも、ブルガリアでのゲイのオッサンとのやりとりも軽快。
1投稿日: 2020.10.25
powered by ブクログ世界は広い。そしてこの本の著者も含めて、世界にはいろんな考えを持って行動する一見変わった人たちがいる。いや、変わってると思うのは自分の中の常識の範囲があまりにも狭いからなのかもしれない。 周りの人たちと違う考えを持てるのは、自分の中に何かしらの芯がある人なんだと思う。 わくわくしながら読むことができた。 世界を旅してみたい気持ちにさせてくれる本。
1投稿日: 2020.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
移動の際の飛行機の中で読破。 普通に楽しめた。マラソン以外は、結構昔の話も混ざったオムニバスかな。それなりにどの辺のお話かなと想像がつくようになったということは、結構同著者の本を読んできたってことかしらん。
1投稿日: 2019.06.24
powered by ブクログ4/16は女子マラソンの日 「マラソン」つながりで、こちらを。 深夜の酔ったテンションでサハラマラソンに申し込む!?
1投稿日: 2019.06.19
powered by ブクログ酔った勢いで西サハラの難民キャンプを走るサハラマラソンに応募してしまった作者。今までに走ったことがあるのは15km程度だというのに、砂漠でのフルマラソンを完走できるのか? ・ブルガリアの岩と薔薇 ブルガリアのバスで隣になった陽気な男。彼に誘われ、彼の家で一泊することになる。ところが彼は愛をささやき始め…。 ・名前変更物語 昔、うっかりインドに密入国をしてしまったため、作者はブラックリストに載っている。しかし謎の怪魚ウモッカを探すため、どうしてもインドに行きたい。そこで彼は名前の変更の道を探し始める。
1投稿日: 2018.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読友さんにお借りした旅エッセイ。真夜中のラブレターのごとき意味のわからないテンションで申し込んでしまった西サハラのマラソン大会、ブルガリアで岩のようなおじさんから優しくされ女性の気持ちになったこと、インドへの再入国のために改名を目論む話、などなど、全部おもしろかった。こんなに失敗してる話なのに、読むと何だか旅はいいなあ、マラソン大会気になるなあ、とか思ってしまう。
2投稿日: 2018.05.15
powered by ブクログちょっと日常に疲れて休憩したい時、著者高野さんの本以上にうってつけの本は無いのでは。そんな思いを新たにした本でした。面白くて読みやすい文章ですし、中篇3つ+短編いくつかと、ボリュームも手頃です。 表題作は、誰しもがやっている?夜中のネットサーフィンで「アフリカ・中東 マラソン」と検索したコトをきっかけに、15km以上走ったコトのない著者がサハラ砂漠のマラソン大会に出場する、というとんでもない話。 しかも「西サハラ」からの難民キャンプで行われ、参加者もボランティアの位置づけとなると、凄い大会になるのでは…と思うのですが、著者はライターとして、どうやって西サハラ(隣国モロッコから弾圧を受けて難民が出ている不遇の国家なのです)をアピールするようなエンターテイメントを創り上げるか悩む訳で、大変なお仕事ですよね。。 マラソンの本筋をあまりここで話すと面白くないので割愛しますが、個人的には「大スペイン共栄圏」という考えが面白かったです。ノブリス・オブリージュ的な何かなんでしょうか。とりあえずスペイン語、改めて勉強しようかな。 他の作品も面白く、「名前変更物語」に至っては日本(というか東京)を全く出ていないのに、どうしてこうも変わったコトができるのか。 解説も的確。「文章力と説明能力の高さがタダモノではない小学生男子」って、ちょっと笑っちゃうけど素敵な存在です。
1投稿日: 2018.04.15
powered by ブクログ2018年11冊目。ユニークというか、マニアックな旅をする著者。純粋に面白いルポでは終わらず、民族主義やら国際関係やら、勉強になります。西サハラについて、詳しく知りたくなりました。 表題作がそんな感じの一方、アジア・アフリカ奇譚集のような、「不思議な体験談」にも引き込まれました。世にも奇妙な物語的な出来事というか。 自分の身の回りにも、おかしな出来事はちらほらあるのだから、こんなに広い世界の中では、奇妙な出来事がきっといっぱいあるはず。 なかなか遠出できないからこそ、本ってありがたい。疑似体験できます!
1投稿日: 2018.03.17
powered by ブクログ1966年生まれ 早稲田大学探検部 夜に アフリカ 中東 マラソンで検索 惠谷治 西サハラ ポリサリオ戦線の記録 星の王子さま サン=テグジュペリ 国際郵便輸送機のパイロット 船戸与一 猛き方舟 ブルガリアはバラの香水で有名
1投稿日: 2017.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
砂漠でのマラソンなんてものが存在することを知らなかった。ヒョイと行けちゃうのが凄い。 みんなでルートを修正し助け合いながら砂漠を走っているのが、個人競技なのにチームプレイになっていて面白かった。 絶対走りきれないと思ったのに、本当にここぞという時に神がかった運を持ち合わせている気がする。 外国語ができないのがコンプレックスって書いてあったのには驚いた。話す気のある人と意思疎通できているなら何も問題はないような気がした。 その他の短編も興味深く、こういう細かい話が他にも沢山あるんだろうなと思うし読んでみたい。
2投稿日: 2017.09.02
powered by ブクログ同僚から筑波山トレイルマラソンに誘われて軽い気持ちで出場し、着ていた加圧スパッツのおかげで太腿が内出血を起こし、ゴール間際で一時うずくまりながらも這う這うの体でゴールし、その後1週間筋肉痛で使い物にならなくなったことを思い出した。「名前変更物語」は声を出して笑ってしまった。「謎のペルシア人」から始まる短編は『世にも奇妙な物語』に通じる怖さを感じた。
2投稿日: 2017.08.26
powered by ブクログなんの自慢にもならないが、時間に余裕があっても間際にならない と動き出さないタイプの人間である。まだ真面目に編集者家業をし ていた頃、締め切りギリギリにならなければ原稿が書けなかった。 明日には先方に渡さないといけないという日の真夜中。ウンウンと 唸りながら資料とにらっめこをしていると、ひらめく一瞬がある。 そこで怒涛の原稿書きに突入する。うんっ、私って天才じゃないか。 これでいいだろう。さぁ、ひと眠り。 起きて自分の書いたものを読み直して愕然とする。腐っているでは ないか。なんでこんな酷い文章であんなに満足していたのだろう。 あーーーっ、自分のバカバカ~。 このように夜中に何かを閃くと碌なことがない。本書の著者である 辺境作家・高野秀行氏も実は私とご同類だった。ただし、こちらは ワールドワイドである。 「深夜というのは、人間がろくでもないことに燃え上がる危険な時間 帯である。」 ほろ酔い加減で何か面白いことはないかとインターネットを彷徨って いた著者が目にしたのは「サハラマラソン」。ランナーが衣食住の すべてを背負って7日間を掛けて走破するメジャーな方のマラソン ではなく、モロッコと領有地争いをしている西サハラの難民キャンプ で行われる、西サハラ支援の為のマラソン大会である。 そしてやってしまうのだ。膨らむ妄想から情熱は暴走し、著者は参加 申請をぽちっとクリックしてしまう。 その顛末を描いたのが本書のタイトルにもなっている「世にも奇妙な マラソン大会」だ。 実に奇妙なマラソン大会ではあるのだが、もっと奇妙なのは夜中の 出来心で参加申請して、翌日には後悔しているのにマラソンに参加 する為に本当に西サハラまで行ってしまう著者である。 キャンセルすればいいだけじゃんと思うのだが、そこは辺境作家だ。 人が行かないところへ行って、人が体験しないことを体験して来る。 これまでの高野氏の作品もそうなんだよね。 「今ならまだ引き返せる」ってところはいくつもあるにに、一度間違えた ら立ち止まりも修正もせずに、そのまま突っ走る。だから、この人の書く 作品は面白いんだけどね。 最長でも15kmのジョギングしたことがない人間の初マラソンなのであ る。それも砂漠で。もうこれだけで間違ってるんだよね。それなのに 完走してしてしまうのだから凄い。 作家・船戸与一氏の取材旅行に同行した珍道中『ミャンマーの柳生 一族』でもそうだったのだけれど、おかしさの中に西サハラの置かれ た環境や、旧宗主国スペインの人々が西サハラの難民を支援する 様子なども伝えてくれる。 他にもブルガリアへ向かうバスの中で出会ったおじさんに口説かれ たり、2度の強制送還処分を受けたインドへ入国する為に改名作戦を 敢行しようとしたり、インドで出会った謎のペルシア商人の話など、 どうしてここまでおかしなことに巻き込まれるのかと思うほどの作品が 収録されている。 実は好きなんだよね、高野氏の作品。「おかしくてためになる」んだな。 そして、「こんな旅もいいかも」と読んでいる最中は思う。だが、読み 終わって冷静になると、「間違った力」を全力で発揮出来るのは、 この人の専売特許だわと思う。 本当は立て続けに高野氏の作品を読みたいんだけれど、中毒性が 強そうなので積んだままにしている本の山から時々引っ張り出して 読むのがいいのかも。
1投稿日: 2017.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
若い頃から世界各地と飛び回り実際に経験したことを本にしているライターで、今回は西サハラ地区で開催されるマラソン大会に参加したという内容だった。 西サハラ地区自体聞いたことある程度であったが、モロッコから独立できず停戦状態にある地域で、そういういきさつからモロッコはアフリカで唯一アフリカ連合に所属していない国となっている。 そんなモロッコから独立を目指すイベントの一環として開催された砂漠の中のマラソン。 非常に面白く描かれており、その地域にことも知ることができ面白かった。
1投稿日: 2017.08.09
powered by ブクログマラソン経験ゼロの作者が西サハラ 難民のチャリティマラソン に参加する話です。どう考えても無謀ですがミャンマー の密林を抜けインドに密入国した高野秀行だと何だか簡単に思えてしまうところが不思議です。恥ずかしながら西サハラがモロッコから独立闘争をしていたことを始めて知りました。このチャリティマラソンはアルジェリアの西サハラ難民キャンプ にホームステイ できるそうです。
0投稿日: 2017.05.26
powered by ブクログサハラ砂漠でマラソン大会という奇想天外の話は大変面白かった。また、西サハラの事を何も知らず思わず検索してしまった。
1投稿日: 2017.05.07
powered by ブクログ「深夜というのは人間がろくでもないことに燃え上がる危険な時間帯。翌朝の気分がわからないから、妙なものにひっかかってしまう」。高野さんはサハラ砂漠でおこなわれるマラソンのサイトを見つけ、応募。15キロ以上走ったことがないくせに、砂漠でのフルマラソンにチャレンジしてしまう無謀さ。やっぱりこの人、おもしろすぎる。ミャンマーからジャングルを歩いたら、いつのまにかインドに密入国したことになっていて、入管のブラックリストに載ってしまった高野さんが、なんとかインドにまた入国できるようになりたいとあの手この手を考える名前変更物語も可笑しいです。
2投稿日: 2017.04.26
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) サハラ砂漠でマラソン!?ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる―。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する超絶ノンフィクション作品集。 どれを読んでも面白い、ではなく楽しい!今回は色々な話の寄せ集めで短編集なんですが、それがなんだか思いつくままに目の前で語りを聞いているみたいでワクワクします。好きなのは表題作と、ブルガリアのおじさんに愛をささやかれる話、あと、後半のホラー話もぞくっとしました。聞いた話書いていたりするのに情景が目に浮かぶようで、技巧的な文章では無く、本当に分かりやすい文章を書く人だなとしみじみ思います。
1投稿日: 2016.11.22
powered by ブクログなにやってんねん!とふつうなら言われそうなことを、あまりに一生懸命やっていて、彼のキャラクターも相まり、全部許せてしまう感じ でもとにかくおもしろかった 後輩の、アマゾンで身ぐるみ剥がされペルーの行商人に拾われモノ売りをしていたエピソード、ゲイのおじさんにせまられながらも、「女性はこんな優しくされてるのか」と、のんきにかまえていたエピソードがおもしろかった
1投稿日: 2016.10.23
powered by ブクログ西サハラという日本人には全然馴染みのない国に行って見事に馴染んでるし。しかもマラソンは15kmくらいしか走ったことないそうなのに見事に完走。今回はUMAの話がなくてちょっと残念。ウモッカのリベンジを果たすため、離婚?再婚?改名?とあの手この手を画策するのはさすが大人男子!
1投稿日: 2016.10.11
powered by ブクログやってることはめちゃくちゃだし、底抜けに面白い。他の人が同じ経験をしてもこうはならない。高野秀行視点がすごい好き。
1投稿日: 2016.03.16
powered by ブクログかなり無茶でおもしろい。基礎体力があるからできるのでしょうな。 ブルガリアの岩と薔薇>こんなに鮮やかに視点位置を変えられた文章は久しぶり。面白。 アジアアフリカ奇譚集、二〇年後の夢、楽しくはかない。
1投稿日: 2016.03.08
powered by ブクログ相当面白かったです♪さすが読友さん二人が推しておられるだけのことはありました。フルマラソンを走ったことのない高野さんが初フルマラソンに選んだのはサハラ砂漠。メール一本で参加OK。集合はマドリッド空港第四ターミナル。この軽快さが冒頭から惹き付けてくれました。西サハラ問題は全く知りませんでした。平和ボケしている日本人は安保法案でゴダゴタしてるけど、世界からは「平和ねー」という目で見られているんじゃないかと思ったりも。名前変更物語も吹き出すほど面白かったし、ペルシア商人も楽しかったし、他の作品も読もう!
1投稿日: 2015.09.29
powered by ブクログ西サハラ問題、高野さんのご指摘通り、勉強不足の私は知らなかったわけです。報道すら諸事情でされ難いのであれば仕様がないと開き直ってしまう私なわけです。・・・が、これを機にしっかりアンテナ立てたいと思います。冒険譚のほうのサハラ砂漠でのマラソンには、驚き、大変面白く読みました。私は、パスポート偽造?(笑)のお話が高野さんならではのお話で、とってもお気に入り。
1投稿日: 2015.09.06
powered by ブクログ酔っぱらった勢いで申し込んでしまった、サハラ・マラソン。フルマラソンすらしたことのない著者が砂漠を横断する。 探してみると変わった趣向のマラソン大会ってけっこうたくさんある。いつか自分も出てみたい。 その前に走れるようにならねば。
1投稿日: 2015.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
辺境作家の高野秀行氏の短編作品集。 ランニング初心者にも関わらず、酔った勢いで参加を決めたサハラマラソン参加顛末記の表題作や、ブルガリアのゲイ親父宅宿泊記「ブルガリアの岩と薔薇」、インド入管のブラックリストに載っている自分の名前を変更するための試行錯誤を描いた「名前変更物語」等々。ズルズル深みにはまっていく様を、著者独特のとぼけた感じで描いているのが、相変わらずいけてます。
1投稿日: 2015.06.21
powered by ブクログまだ高野さんの読んでない本があったか! とばかりに買ってきました。 サハラマラソンもおもしろかったけど、私は「ブルガリアの岩と薔薇」や「名前変更物語」がおもしろかったです。 高野さんの本を読むと、おもしろいだけじゃなくて、世界各国で起こってるいろんなことや、雑学(名前を変えることについて)なんかもわかって、とても勉強になります。 ニュースで伝えられることだけが世界の全てじゃ、ないんだよなぁ。 そんな当たり前のことに気づかされます。
1投稿日: 2015.05.14
powered by ブクログ表題作「世にも奇妙なマラソン大会」は雑誌連載時にずっと読んでいたのだが、クライマックスを前にその連載が終わり、この続きは単行本で…的な記載があったはず。 なるほど、じゃあ読まないとな、と思ったことまでは記憶に残っているが、実は最近までそのことを失念しており、ようやく文庫版で本書を読んだ次第。 他、「名前変更物語」と「ブルガリアの岩と薔薇」についても雑誌連載で一度読んでいるので再読になったが、書き下ろしの短編集含めて、初期の頃を思わせる高野節が見事に炸裂している一冊だと思う。 絶妙過ぎる間と語彙を備えた語り口が極めて面白い、単純に。 そして"間違う力"という、著者が自身を定義する分かりやすいキーワードも登場して、スキームがさらに明確にシェイプされた感じ。
2投稿日: 2015.04.08
powered by ブクログ人生一度きり、楽しまなきゃ損。知りたいことは、調べなきゃ、やりたいことはやらなくちゃ、無理だとゆわれてもなにか方法があるはず!!そんな好奇心の大切さを実感するエンタメノンフィクション。謎のペルシア商人とか、もうすごいよ。生きてる、って感じがします。荒唐無稽な話も、小説と違ってエッセイだから、だって事実だもん、ってゆう圧倒的な面白さがある。バカバカしいけど、ほろりとふいに感動もしちゃう。全く知らない、未知の世界はいっぱいあるんだなあ。
1投稿日: 2014.11.03
powered by ブクログ相変わらず面白い! 高野さんの何がすごいって、おかしなことをおかしなまま地で行って 面白おかしく成し遂げてしまうことだ。 しかもそれを淡々と真面目に書いているからおかしいし面白い。 良くも悪くもニュートラルだからぶれないというか。 そして読む人がそのままの高野さんを好きにならずにはいられない。 本人は人を巻き込んでいく、って言うけど、 このひとは相当な人たらしなんじゃないかなって思うのです。 奥さんもこれまたぶれなくていいなあ。 高野さんの隣に常識人がいると高野さんの面白さが際立ってていいなあ。笑 そのまんまの高野さんで、私たちには絶対体験できないことを これからもたくさんたくさん旅して教えてほしいです。 次は読むぞ、謎の独立国家ソマリランド!
1投稿日: 2014.10.22
powered by ブクログ花泉図書館。 いや~、今回も笑わせてもらいました。 周囲への「巻き込み感」がハンパない。 著者本人は、周囲から「間違う力」が備わっていると評されているようだ、と序章で述べていたが、その力をもってすると「巻き込む力」も発揮できるのであろう。 往々にしてその人生が魅力的な人ほど周囲を「巻き込む力」が優れているのかもしれない、巻き込まれたほうはたまったもんではないが。。。 しかしながら、影響をコントロールできる地点に居れば著者のような生き方を眺めることは格段にオモシロいワケで、そういう人にはドンドン本を書いてもらいたい。 まさに「本の数だけ人生がある」、ではないか。
1投稿日: 2014.10.12
powered by ブクログfm cocolo の番組で DJ のヒロTさんが紹介。面白そうだったのですぐに購読。夜中に酔った勢いでインターネットでポチッとエントリーしたマラソン大会がとてつもない大会だった・・・。著者は早大探検部の船戸与一氏の後輩。とんでもない大胆なところが面白い。
1投稿日: 2014.08.22とにかく面白い
まるで、ちょっとしたドラマのようです。ノンフィクション作品としては軽く読めるのも良いです。気分転換に丁度よい作品です。
4投稿日: 2014.08.17
powered by ブクログすごくおもしろかった。表題作のほか4編。高野さんの長編の冒険モノももちろんおもしろいんだけど、わたしはこういうちょっと地味な雑事っぽいというか、細々した話が大好き。入国審査のブラックリストに載ってしまっていて入国ができないインドになんとか入国ししたくて、名前を変えようと地味な苦労をする話が最高だった。すごくおかしい。奥さんとのやりとりもすごくおもしろいし。 あと、ブルガリアで岩のような薔薇のようなおっさんに迫られる話も。すごくおかしいんだけど、なんか「女性というものの立場」みたいなことを考えさせられてたりして。 どうでもいいけど、高野さん、学生時代から危険地域とか秘境とか行ってて、親御さんとか反対しなかったのかなあと思っていたけど、「コンゴなんて死んでも行かせない」と言われたときに「じゃあ、死ねば」って答えたって話がでてきたんだけど、高野さんでもそんなこと言うんだなって、なんか思った。 ほんとうに、高野さんの本にははずれがないな。
7投稿日: 2014.07.27
powered by ブクログ表題作である「世にも奇妙なマラソン大会」はサハラ砂漠におけるマラソン大会なので、実際には超過酷なはずなのだが、読んでみると痛快なエンタテインメントになっている。 マラソンの目的などはもやはどうでもよく、他人がやっていないことにチャレンジしていくフロンティア・スピリットは素晴らしい。 「ブルガリアの岩と薔薇」は薔薇族に掛かっているのでしょうか?これも実際に体験すると背筋が寒くなるような話ではあるが、普通の人では決して飛び込まないような世界にどんどん入り込んいくところが高野氏の本領発揮といったところでしょう。この話を書き上げているのだから十分に虎子を得ていると思われます。 「名前変更物語」は、アドベンチャーというのは出発する前の準備段階からすでにアドベンチャーであるということを面白おかしく物語ってくれています。人がやらないことの為には手段を選ばないことに感心させられます。アドベンチャースピリットというのは日常生活の中でもやろうと思えば発揮できるものなんですね。
2投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さすが高野さん…と言いたくなる表題作。素人は決して真似してはいけないと思う。辺境に行き慣れてる高野さんは多分人よりも体力があるのだろう。そうでなければとても無事には帰ってこられないであろうマラソン大会。 短編集ながら読みごたえはばっちりで、高野ワールドを手軽に楽しめる感じ。 ただ「岩と薔薇」の「女はちやほやされるから外国に行っても楽」っていうのはすごい偏見だと思った。私は語学を生業にしているけれど、女だって容赦ないスピードで話され、分からなければイライラされ、知らなければ怒られる。ナンパ目的の人としか付き合わないなら別かもしれないけれど、真面目にやっている人たちの苦労は男女ともに変わらないと思う。
1投稿日: 2014.06.16
powered by ブクログネットサーフィンしていたら、サハラ砂漠で行われるマラソン大会に参加!? 今まで走った最長距離は15キロ!? なのにフルマラソン!? 相変わらずの高野節でサックリ読めます。
1投稿日: 2014.06.12
powered by ブクログアフリカ北西部、西サハラの砂漠で開催されるマラソン大会に、ノンフィクション作家がノリで参加。 ヨーロッパ中のアスリートに囲まれながら、へろへろになりながら砂漠を走るというお話。 灼熱の砂漠でマラソンなんて、酔狂なことをよく考えるなぁ。 でも何百人もの参加者がいて、途中棄権もせず何時間も走り切るなんて、すごい。 砂漠を走り続けると、砂漠の砂にも色々な表情があって、 「呆れるほど個性豊か」 砂漠なのに「土地が豊か」とさえ思うという。 砂漠でマラソン、ちょっとやってみたいと思ってしまった。 走るのはちょっとで良いから、砂漠で満天の星をみたいなぁ。 このマラソン大会は一応、西サハラの地域の独立を応援するチャリティだという。 この本を読むまで、西サハラという地域も、その地域がモロッコと対立して独立を主張していることも、難民キャンプがあることも、その難民キャンプでマラソン大会があることも、全然しらなかった! マラソンの話の他にも、旅先であった不思議な人、奇妙な体験なども収録されている。 全部、へぇ!と言いたくなるような、世界についての知識がちょっと広がる内容。 そして、著者の適当っぷり、後先考えない感じが笑える。 電車のなかで何回わらったか。 旅にでたくなった。しかも変な旅。
1投稿日: 2014.06.06
powered by ブクログ処女作にして永遠の青春小説『幻獣ムベンべを~』及び、渾身の辺境ルポ三部作『アヘン~』、『西南シルクロード~』、『謎の独立国家ソマリランド~』辺りが著者の代表作だと思うが、個人的には軽めのUMA探索記やおバカ・チャレンジ系も好んで読む。酔っぱらってのネットサーフィンなら私もする。「世界にはこんなこともあるんだ!今度皆に話してやろう」と思う私と「じゃあ、いっちょ見てくるか」と旅立つ著者。語学&異文化適応の天才とは言えても肉体派とは思えぬ著者がほぼぶっつけ本番でサハラマラソンに挑戦する姿には頭が下がる。結果は?
1投稿日: 2014.06.05
powered by ブクログブログに掲載しました。 http://boketen.seesaa.net/archives/20140525-1.html初めてのフルマラソンが44歳・サハラ砂漠って、ホントにありえない。腰痛対策で軽いジョギングをした程度の経験しかないない人間が、いきなりマラソン大会に出て42.195キロのフルマラソンを走る。 それだけでも、誰もが「バカじゃないの。やめとけば」というところだが、それがサハラ砂漠というのだから呆れるしかない。
1投稿日: 2014.05.26
powered by ブクログタイトル作品『世にも奇妙なマラソン大会』を含む、中編と短編が10作品も掲載されている。 今まで走った最長距離が15kmなのに、いきなりフルマラソンに参加してしまうという、なんとも無謀で高野氏らしい(?)お話だ。大会3週間前の夜中に突然思い立ち、しかも舞台はサハラ砂漠なのである、普通じゃないでしょ? マラソンの話も非常に面白かったが、個人的には『名前変更物語』がツボだった。とある事件が原因で、入国が出来なくなった国に再入国するためだけに、離婚して名前を変えるノンフィクション作家なんて…、電車の中で笑い死にするとこでしたよ。 でも人生で一度くらいは、思う存分間違ってみたいもんだね。
1投稿日: 2014.05.22
powered by ブクログ「私には間違う力があると言われている」と言う著者。 面白いから見たい、やってみたいという気持ちだけで、間違ったことをやってしまう高野さん。 解説の山田静さんも言うように、「小学生男子」そのもの。でも、ウケをねらっているわでもなく、至極真面目に向き合っているというか、好奇心に素直。 タイトルとなった世にも奇妙なマラソン大会は、 深夜のネットサーフィンで見つけたサハラマラソンにのりと勢いで、出場メールをポチッとおしたところから始まる。「普通」は見つけても、15キロしか走ったことがないとか、開催まで3週間しかないのに、出場することはためらうのに、そうした問いは浮かばず、走り出したら止まらない。 辺境のマラソン大会は運営がざっくりしており、現地に行ったものの、いつ始まるのか、だれがスタッフか?などわからないランナーがたくさん。混沌としながら過酷なレースは始まる。 こんなにもぶっとんだ世界、きちんとしたルールがなくても回っている世界がある。間違う力があることで、みえてくる世界もあって、どうにかなるもんだなと思う。 喫茶店、電車の中で読んでいたら、声を出して笑ってしまいました。
1投稿日: 2014.04.29
powered by ブクログ他の本で行き詰まっているので、こちらに〝寄り道〟。生き方そのものが「エンタメノンフ」なので、何を書いても面白い。表題作はサハラ砂漠でのマラソン体験記。そもそもちゃんと42.195kmなのだろうか?ブルガリアでの話やパスポート名変更の話など、そもそも舞台自体は非日常だが、やっていることは日常に繋がる話で妙に身近な話に思えるから不思議である。読書で行き詰まったときのリハビリにお薦めの本。これでまた読み続けられそうである。
1投稿日: 2014.04.24
powered by ブクログおお、文庫化されるんだ!と我が事のように喜び、予約して購入。単行本を持っていてもやはり買っちゃうのは、ファンとしてはコンプリートしなくては、という気持ちと、高野さんの文庫はいつも解説が面白いからだ。いやほんと、「ムベンベ」の宮部みゆきさんをはじめ、井原美紀さん、蔵前仁一さん、大槻ケンヂさん…、どの人もこの人も熱く高野本の魅力を語っていて、本当に読ませる解説になっている。 今回の解説は山田静さん。これまた、そうそう!そうなのよ!と頷きまくり。初めて会ったときのことを「印象に残っているのは理路整然とした真面目な語り口だ。もっとバンカラな変わり者(ごめんなさい)と想像していたので、正確に伝わるよう言葉を選んで話す姿勢が素敵だなあ、と思った」「落ち着いた声も素敵で」とあるのにはまったく同感。 そして、「どれをとっても筋が通っている」「何を読んでもわかりやすいし、何より説得力がある」のだけれど、「彼の知りたいこと、やりたいことはいつもどこか間違っている」。アハハ、これもその通り。その本質を「脳内大人が存在しない」「小学生男子」とも書いていて、笑いながら納得した。 本当に、いつもながら、結構こみ入った状況をすんなり飲み込めるように書いていく、高野さんの文章力にはほれぼれするし、心の動きにも共感を誘われる。そもそもの出だしは思いっきり「間違ってる」けれど。
3投稿日: 2014.04.21
