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江分利満氏大いに怒る
江分利満氏大いに怒る
山口瞳/集英社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    元々は直木賞を受賞した小説のシリーズだったはずなのだけど、いつの間にか主人公たちだけが仮名で他は実名のエッセイになっている。 いつだ? いつ小説からエッセイになったのだ? 戦中派である山口瞳はもちろん、彼の息子ですら私より年上ではあるけれど、それでもここに書かれている昭和が、私の知っている昭和よりもかなり世相が古びているのに驚く。 御年始に何か手土産を持っているのはわかるけれど、それ以外にハガキを持参って、意味が分からない。 堅苦しくする必要がない相手には、ハガキだけでもいいだろうって、それほどまでにハガキを持って行くことは常識だったのか? 職場の慰安旅行も最近はあまり聞かないけれど、それでも私はかすかに経験している。 しかし、大部屋で、男女一列ずつ布団を敷いて、並んで寝るなんてさすがにあり得ない。 昭和30年代、ずいぶんと大らかだったのだなあ。 男女席を同じくしてはいけないのに、寝室はいいのか…。 深い。

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    投稿日: 2019.06.21