
超・博物誌
山田正紀/集英社
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総合評価
(3件)3.7
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powered by ブクログ生物 SF とでも言うんでしょうかね。架空の生物を対象としたファーブル昆虫記みたいな連作短編集。 解説にもあるけれど、ちょっとリリカルな感じがするお話が多かったです。 その割に、出てくる生物の設定がハード SF に近かったりして、やっぱり山田はすごいなぁって感じでした。 最後の話のおしまいに、えらい大変なオチがありますので、ちゃんと順番通りに、できれば一気に読むといいと思うな。
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログ「超・博物誌」山田正紀 SF連作集。砂色。 遠い未来、ある惑星を舞台として架空の宇宙生物を観察する一人の老人を巡る物語。一話一話は読み切りで完結し、それらが更につながって作品全体を描き出していくという形になっています。 全てが一人称で語られるので、物語の背景が徐々に分かっていくというところが面白いところ。山田正紀独自の宇宙観に惹かれる方は少なくないのでは。 「メロディアスペース」「プラズマイマイ」などなど、奇妙な宇宙生物(=虫?)たちの生態がまるで見てきたかのように語られる。一級の妄想作家(笑)だと思いました。 もうひとつ、予想だにしないオチに一本取られました。というかオチると思っていなかったから。 (フィクションの)宇宙にロマンを感じる方向けの作品です。(3)
0投稿日: 2010.12.12
powered by ブクログコレも大好きな作品!遠い宇宙の老生物学者が書くSFチックな博物誌…の体裁をとりながらも、ほんのりと切なくて読んで楽しい短編連作です
0投稿日: 2006.07.09
