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総合評価

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    なんと見事なイチャイチャ幸せ空間。さすが裏表紙のあらすじで「ツンデレ猫魔女」と身も蓋もなさすぎる紹介をされる魔女だけあって、空間支配能力はお手の物だぜ! そのイチャイチャ空間をプロデュースするのがまさかの『ダブルアーツ』状態というあたりも身も蓋もないが、なんの脈絡もなくモブキャラに物凄く聞き覚えのある廓ことばの犬娘がいたりするところを見るに、作者も己の枷を妙な具合に外して確信犯的にやっていると思える。その意気や良いのかどうかはわからんが私はかう! 作者の持ち味である「約束された悲劇」。このスチャラカ物語がその実絶望的悲劇に向かっていることは、作者の口からも物語の中からもそもそもの種本からも再三明らかにされていることではあるが、ついに今巻で最初の大規模地雷を踏んでしまった。 しかしこの作者のもう一つの特質は、悲劇と絶望に敢然と立ち向かう強さにある。今巻ラストを見てあらためてそう確信した。それがどんなにハチャメチャで作者すら頭を抱えるオチだったとしても。 それにしても『円卓生徒会nano』の表紙って実はこの展開の予告だったのかなあ。 ふと思ったがこのシリーズ、ガーウェインといい鞠といい、やけにSKTR(婉曲表現)的にはずかしめられる状況が連続している気がするのだが、これは作者の隠れたゾクセイなのだろうか。本田きゅん、業の深い子──!

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    投稿日: 2008.07.29