
史記 9 李陵 下
久松文雄、久保田千太郎/ゴマブックス
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総合評価
(1件)5.0
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魅力的な男たちの感動的な歴史ロマン
史記9の李陵(下)では、李陵は、匈奴の妻をめとり、匈奴の軍師となっています。しかし、またしても漢の大軍が匈奴征伐にやってきます。李陵は、漢と戦わなければなりませんが、彼の心はゆれ動きます。 しかも、漢軍の中には、李陵の親友の任安が従軍しています。 一方、李陵と同じように匈奴のとらわれの身となった蘇武は、李陵と対照的に孤独と戦いながら、一人で暮らしています。 長安にいる友人たちの動きなど、ひとりひとりの人物造形がしっかりとなされており、感動的な物語です。 史記の1~6巻までとは、違った読後感です。
0投稿日: 2014.07.01
