
総合評価
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powered by ブクログたんたんと読み進めてはいける ねじれ、 設計士と現場の職人 何かこれといったことが起きるわけではなく、 でてくる人たちが少しずつ何か、どこかずれている。 都会みたいな本。
0投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログう〜ん。。。結局なんだったのでしょう? 書評を見て回って少し納得。主人公2人はねじれの関係なのね。だからどちらも線。空間にありながら厚みがない。最近のエンタメ小説に慣れているとまったく味がしないけど、奥を探り出すときりがないのかも知れない(?)。
0投稿日: 2023.12.24
powered by ブクログ建設中のねじれた高層ビルと、それと比例するように不安定になっていく主人公。特に隼人は、突発的に何をしでかすかわからない、常に不気味な存在だった。
0投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログ話がひとつのまとまりに集約していくことなく、終わってしまった。 埼玉在住なので大宮やその辺りの風景に多少知見がある自分が見てもそうなのだから、道や風景のわからない人はさらにわからないのだろう。 期待してただけに残念。
0投稿日: 2021.10.29
powered by ブクログいびつ…。 建設中のスパイラルビル…それは、重箱を少しずつずらして重ねたような35階建の螺旋状ビル。 そこで作業員として建築に携わる隼人。 ゼネコン現場責任者として携わる犬飼。 同じビルに関わっていても、2人の生活圏格差は顕著。 特に何か事件めいたものも際立つ問題もないけれど、ジワジワと2人の日常が歪んでいく。 隼人は自ら望み〝いびつな日常〟を選択し、犬飼は自身が望まぬところで〝いびつな日常〟の真ん中に立たされてしまう。 スパイラルといういびつなビルに関わることで、知らず知らずにその呪いに絡め取られてゆくような…そんな話し。 例えば、危険な場所に近づけば当然に事故リスクが高まるのと同じで、人が作り出した不自然な物が不自然な日常を呼んでしまう…そんなことって本当にあるのではないだろかと思ってしまう。 今年の16冊目 2021.10.2
4投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログ人に勧めたくならないけど 自分の中で好き 私にとって吉田修一さんの小説はそういうものです。 万人受けするものじゃない気がするけど 吉田さんの表現する描写と雰囲気がわたしは好みです。 これも同じ建物に関わる犬飼と隼人の2人が出てくるが 決して交わらないあたり、粋だなと。 同じ時を生きていることが伝わり、共存を感じました。 現在のことしか書かれていないのに 犬飼と隼人の育った環境の違いが伝わるのが面白い。 同じ建物に関わる仕事でも犬飼はエリートだしお金持ち。真面目に育ったんだろうなと伝わります。 一方隼人は高卒で田舎育ちでやんちゃしてたんだろうなと。今がたのしきゃいい、という感じ。 そんな2人は同じ建物に関わりながら仕事内容は異なり生活の余裕も違くて。本人たちはそれを考える場面こそないがこう読み手は客観的に見るためそれを強く感じる。資本主義社会を味わいます。 このランドマークタワーがそれぞれの人生を比喩しているというのも読みどころか。 それにしても、吉田修一さんは知識が特に広いと感心。 建設というかなり専門的なことも小説書くためとはいえ学ばれていてすごい。これだけでなくいつも専門知識やその仕事ならではの生活感だとかを丹念に描いていて、その詳しさに驚かされます。 あとこういう一見光を浴びない人、泥臭いことをする人にスポットをよく当ててるなという印象。しかも今まで関わったことないような人なんですよね。そして特別なことは特に起きなくて。それだからとてもリアル。それが好き。他人の人生を覗き見する感じ。面白い。
2投稿日: 2020.04.25
powered by ブクログ残念ながら、吉田修一作品好きなのに、何か伝えたいのか、理解できなかった。 最後まで読むのが苦痛だった。
0投稿日: 2019.08.22
powered by ブクログごくごく普通の日常に、貞操帯や壁一面の毛皮など、異質な物がふいに姿を現しぎょっとさせられる。少しの歪みがしだいに膨らみ、支えきれなくなり、やがて崩壊する。
0投稿日: 2018.05.23
powered by ブクログ終わりが、、、、終わらない一冊。笑 たまーにある、さてこのあとはご想像に、、、的な全てにおいてシメがない一冊で、せっかくここまで盛り上げてー!!!! っていうなんとも締まりのないオチでした。 建築の内容がおおく、超鋼力鋼とか、H鋼とか、高力ボルト云々の話が出てきて、建築の勉強を思い出しつつ、こんな建物も建てられるのか!? と、小説ながらに見てみたい気持ちでいっぱいでした。笑 そして、建築士一級を最初に取ったのは田中角栄っていうのも、へぇー!へぇー!情報でした!笑
0投稿日: 2017.04.11
powered by ブクログねじれた建造物で、人が崩壊していくって発想がすごい。無機質なものに囲まれていると、人が壊れていくのもわかる。人の心があっての、デザインだからね。暖かいものの中で暮らしたいよね。
0投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログ地上35階のねじれて螺旋を描く超高層ビルの設計士と鉄筋工ののそれぞれの話。 あまりよく理解できないけど、この先どうなるのか…と読み進めて行ったけど、結局何だったんだろう?って終わり方…もやもやな後味
0投稿日: 2017.01.11
powered by ブクログ生きているひとは、 皆、 どこか捻れていて、 どこか不安定だ。 隣の誰かが 何を考えているかなんて 知るよしもなく、 それでも わかった気になって 日々を過ごしている。 捻れた日々の中で。
0投稿日: 2016.08.02
powered by ブクログこの人の本、もう何作も読んでますがほんとめったに当たらないね <主にハズレ作に共通して言えること> ・タイトルがかっこいい ・章のナンバリング・サブタイトルのつけ方に何か伏線があることが多くておもしろい ・ここで!?という終わり方 ・読んだ後に何も残らない(良く言えばさらっと読める) 今回も例に漏れず、上の4つを満たしています 扱うテーマはいつもおもしろいのになー 上から目線で言わせてもらえば「もったいない」です ただ、描写力に関しては一目置いてる 都市を描くことが多いように思うけど、本当にどれもリアル この作品も大宮使ってる人ならもっと楽しめるかも
0投稿日: 2016.01.30
powered by ブクログちょっとなんだ、コレ的な部分もある。ランドマーク的なタワーの建築現場に男の象徴を司るものを抑える鍵を一つずつ埋め込んでいくのは何かの皮肉のようだ。
0投稿日: 2015.11.04
powered by ブクログねじれたフロアで巨大な螺旋を描くという異形なデザインの建設中高層ビル『O-miyaスパイラル』。 それに関わる人間達の少しずつねじれて行く人生を描いた長編作。 ラストの方に書かれていたこのビルの設計上の例え話が人生の比喩のようでゾクっとしました。
0投稿日: 2014.04.01
powered by ブクログ待っていました、文庫化。 日常に散らばる危うさと心もとなさが、 建築途中の高層ビルが徐々に空へ伸びていくように、 ある頂点へと積み重なっていく。 吉田修一を読むといつも思うのだが、 不特定多数の固有名詞が乱立すると、 没個性化が起こる。
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
圧倒的な筆力で現代の「ひずみ」描きだす!開発途上の大宮の地にそびえ立つ、ねじれた外観で、地上35階建てのスパイラルビル。その設計士・犬飼と、鉄筋工・隼人、立場の違うふたりの運命が、交差する。 別段何か起こるわけでは無いお話。 最後に良治が自死したくらい。 どこにでも居る様な男二人。 犬飼は愛人作ってまともに家に帰らず嫁さんに出て行かれ、 隼人は現状に不満が無い事に不満を覚えて貞操帯を着けて何か変化を期待している様に見えた。 何気ない日常が人間を歪ませる。 何もかも不自由なく手に入り生活が出来るこの世界が、 大宮スパイラルの様に歪んでいく。 ねじれたものは元に戻ろうと反発する。 巨大な建築物と共に犬飼も隼人もねじれていくように見えた。 結末が尻つぼみのように感じたが、 ねじれたものはそう簡単には戻らないとも読める様な気がする。 日常生活の中で注視していないだけで、人は歪んで行ってしまう事があるのかもしれない。 犬飼や隼人の様に戻る事が出来なくなるのかもしれない。 菜穂子がまぁまぁ可愛いなぁ。
0投稿日: 2013.07.15
powered by ブクログ作品から出てくるカラーとしてブルーグレーのイメージでラストに向けて破滅していく居心地の悪さ、不快感が感じられます。これも狙いなのでしょうか? (本棚を検索していたら、以前の登録が消えてました)
0投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログここでの評価、低いなぁ。。。^^; 確かに、内容は、結局なに?っていう感じはあったけども、でも読んでいて退屈では、なかった。 読んでて街の情景が頭いっぱいに広がるのって、描写がうまいんだなぁと思う。
0投稿日: 2013.01.30
powered by ブクログ大宮に建設中の超高層ビルO-miyaスパイラル。 その設計士である犬飼と鉄筋工の隼人、交わることのないそれぞれの日常を描く。 う~ん、正直ちょっと理解しがたい部分が多かった。その最たるものが隼人の装着している貞操帯。その心理が全くの謎であった…。そのために話全体が私を追いて突っ走っていってしまったような感じ。最近は世間受けする恋愛モノばっかりだったので、ちょっと期待していたのだけれど。
0投稿日: 2012.09.24
powered by ブクログ人の心の奥の歪みとか苛立ちが、斬新なデザインのビルの建築と共に淡々と綴られる。おもしろいことはおもしろいけど、物語を楽しみたい人には向いていないかな。「パレード」、「悪人」のほうが楽しめた。
0投稿日: 2012.03.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先日読んだ「パレード」が良かったので、読んでみました。 選んだのは装丁が良かったのと、あらすじを読んで気になったから。 だけど、期待はずれです。 大宮に建設中の高層ビル。 フロアがねじれながら螺旋を描くというそのビル。 このビルの設計士の男と組み立てる鉄筋工の男が主人公で、この二人の日常が描かれる。 この二人が変わっているといえば、変わっている。 設計士の男は不倫をし、鉄筋工の男は自らの性欲を禁じるかのように貞操具をつける。 二人の日常は、ビルが螺旋を描くようにゆがみ、ちょっとした力で脆くも崩れ去っていくとあらすじにあるが、正直どの辺がそうなのかが読み終わってもわからなかった。 段々と歪んでいくのでなはく、初めから二人の日常や精神状態は不安定であり歪んでいるように見え、それは二人にとって普通のことだと描かれているように感じたためだと思う。 そして、この二人にリアリティがない。 大宮の街の描写や時より時代性を感じさせる有名人などが出てきて、実際に二人が大宮の街にいるんだということはわかるが、二人がどういう人間なのか最後まで捉えられなかった。 二人が考えること、思うことが、ふわふわとしていて、二人とも自分が何がしたいのか、どう思っているのかをはっきり表現できないからだろうけれど、これは作者が狙ったこのなのか。 また、狙ったといえば、物語が中途半端な状態で終わる。 ひとつ大きなことが終盤に起こるが、その顛末が描かれない。 作者は、読者にこの物語の顛末を想像させるつもりなのだろうか。 この不安定な日常をおくる人たちの先に何があるのだろうかと。 結局、作者が何を描きたかったのか、私には分からずじまい。 少し、読むのが苦痛でした。
0投稿日: 2012.03.15
powered by ブクログ大宮に建設中のo-miyaスパイラル。 そこで働く設計士と鉄筋工の生活までもがビルのように不安定になって行く。
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログなんだろう、出てくる女性が「男の考える都合の良い女性像」て感じがして嫌だった 恋愛物と思って読むとげんなりー
0投稿日: 2011.09.05
powered by ブクログ頭にすんなり入ってきて、さぁーっと頭から出できました。 期待しすぎたかな(^_^;) 個人的にはイマイチな終わり方でした。
0投稿日: 2011.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーんと、すごい困る。 貞操帯をつけている男はなにかの象徴なんだろうか?30階だての建設現場に、1階ごとに貞操帯のスペアキーをコンクリに混入させたりとかさ。混乱する。 最後もなんだろう、そのビルの手抜き工事を匂わせる流れが延々描かれて、現場で資材納入担当者が自殺して、設計士が現場に向かうところで話が終わる。 文章を読むことを楽しむということにおいては、まさに純文学なのかもしれないけど、読了感は手に余る。
0投稿日: 2011.03.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
≪内容≫ 大宮の地にそびえたつ地上35階建ての超高層ビル。それはフロアがねじれながら、巨大な螺旋を描くという、特異な構造をもっていた。設計士・犬飼と鉄筋工・隼人、ふたりの毎日もビルが投影したかのように不安定になり、ついにゆがんだ日常は臨界点を超える。 ≪感想≫ そびえ立つランドマークとそれに関わる2人の男の日常。Number10から始まりNumber1で終わる各節のタイトルは、歪みの臨界へのカウントダウンとなっている。結末が明確でないことに不満を感じる方もいるのかもしれないが、徐々に歪みに耐えられなくなっていく2人の不安や焦燥感と、その捌け口となる行動がとてもリアルに感じられ、現代の閉塞感を巧みに描き出している点もさすがと思った。建設中のランドマークの各階に貞操帯の鍵を埋め込んでいくという理解し難いはずのその感覚に惹きつけられるのは、僕だけではない、はず。
0投稿日: 2011.02.20
powered by ブクログ自分が建築を学び始めたから思うのだろうけれど、「そうきたか!」と思った小説。ゆがんでゆがんで、破裂する。もう救いの無い様なストーリーだけど、文章の所々に、なにか共感する所がある、そんな一冊。
0投稿日: 2011.01.29
powered by ブクログ自分の地元が舞台で、その詳細な描写に光景が浮かんだ。 また別の楽しみ方ができた。この街が舞台ってあんまりなくて嬉しいような。。 上手いな~と思う。 誰もが感じている閉塞感のようなもの、 空気のように当たり前でいて、実は最も根源的であり その危機的状況をランドマークタワーに投影していて、 果たして他人事とは思えない。
0投稿日: 2011.01.14
powered by ブクログねじれた形の高層ビルを設計した男と建築する男。 彼らの人生もまたねじれていく。 共感もしなきゃ感動もしない。 だけども、この人の本は文学の香りがする。
0投稿日: 2011.01.11
powered by ブクログ主人公の一人、隼人は鍵を埋める 作り手として自分だけが知っている秘密を残したいのか それ以上の意味があるのか 隼人のそれまでの行動がとんでいるのでわかりがたい もう一人の主人公、犬飼は愛人部屋で “グローバル経済と現代奴隷制”という書籍を見つける この本が気になって(実際にある書籍のため)購入 現代奴隷制という相反するような言葉が連なって ひとつの単語を形成していることはなんだか不思議な印象 最後、これで終わり?と思う終わり方になっている 吉田さんのお話はあくまで生活の一部を切り取ったもの という形になっている気がする 何か大きなことが起こったとしても わかりやすいハッピーエンドも哀しい結末もなく ただ、その後にも続く生活の余韻を感じるよう それが素敵なんだけど、吉田テイストの余韻は (あまり明るくもなくカラッともしていないので) 積極的には味わいたくないかも…と思ってしまいます(笑)
0投稿日: 2011.01.05
powered by ブクログそれほど期待もせずに買って読み始めた割にはなかなかの面白さであった。設計士の犬飼と鉄筋工の隼人を主人公にして、普通の生活の裏に潜む歪んだ日常がよく描かれていて、現実感を持った作品となっている。また、その歪みが、大宮に建築中のO-miyaスパイラルと照らし合わせて描かれているところが、読者に、現実的な歪みと不安感を植えつけるのに強い効果を出している。 その他の登場人物も含めて、みんなどこか不安定で、全編通して幸福感を感じさせない内容となっており、何かが起きるのではないかとつい先を読み進めてしまうのであるが、吉田修一の悪いところであろうか・・・読者それぞれに委ねているのかもしれないが、終わりがあっけなさすぎる。せっかく興味を持って読んで来たのに、最後がこれではつまらない。 もうちょっと先まで描ききってほしいものである。
0投稿日: 2010.12.20
powered by ブクログ出版社/著者からの内容紹介 最高傑作長篇小説 村上龍氏絶賛! 「倒壊の陰にある希望、裏切りと同意語の救済。閉塞と共存する解放、虚構に身を隠す現実。」 関東平野のど真ん中、開発途上の大宮の地にそびえ立つ、地上35階建ての巨大スパイラルビル。設計士・犬飼と鉄筋工・隼人の運命が交差するその建設現場で、積み重ねられた不安定なねじれがやがて臨界点を超えるとき。鮮烈なイメージと比類ない構想、圧倒的な筆力で<現代>のクライシスを描く芥川賞・山本賞作家の傑作長篇小説! それぞれにそれぞれの物語があるんだなぁ・・・ と感じてしまいます。 きっと何も取り柄がないような僕にも物語にしようと思えばそうなるのかなぁ・・・とか感じながら読んでみました。 なんだか続きも読みたいです♪
0投稿日: 2010.11.30
powered by ブクログ都会の交換可能性。 渋谷のロフトで買うはずのカップを大宮で買うときの不自然さ。 象徴を強調しすぎか
0投稿日: 2010.10.18
powered by ブクログ2010.9.25 大宮のスパイラルビル。 隼人、犬飼。 なんか深さを感じなかった。 浜崎あゆみとかで現代感を出したのかな。 方言読みにくいし、 建築の説明がめんどい。 お金をもらってるからなんでもやるのか、 お金を払ってるから何にもできなくなるのか。
0投稿日: 2010.09.25
powered by ブクログいまひとつテーマがはっきりしなくて、のめり込めなかったなあ。 それぞれの人物の、それぞれの行動の意味が、いまひとつ浅かった。 あと、建築のこととかサッパリわからないので、そこらへんも合わなかった理由かも。 わかる人には面白い場面が多いのかな。 吉田修一は好きだけど、たまにハズレがある。これもそのひとつか。
0投稿日: 2010.09.10
powered by ブクログよくわからないまま終わってしまった・・ あらすじを読んで奥田英郎の最悪みたいなのを想像してたけど 全然そんな感じではなく。うーん。
0投稿日: 2010.08.18
powered by ブクログいろんな出来事が、結末に至る前に(中には不吉な示唆を残して)話が終わっていってしまうので、その後が気になってしまいます。女が出て行った本当の理由、ある人物が死んだ理由、告白の行方、そして一番気になるのはO-miyaスパイラルのその後。物語は吉田修一らしい視点で、現代(小泉政権時代の日本のようです)を描いてて相変わらずうまいなーと思います。ただ、読後はすっきりしないので好き嫌いが分かれそうです。
0投稿日: 2010.02.13
powered by ブクログいまいちどの登場人物の心情もよく書かれていないように感じてしまったなぁ…。なんで主人公が貞操器具をつけているの、とか、愛人の人が4pしたいのかがよくわからんかったです。残念。
0投稿日: 2010.01.26
powered by ブクログ直前に読んだ『ペダルの向こうに』(池永陽)の感想が「通俗的で捻りが無い」でしたが、これは逆に捻り過ぎられていて。まあ、舞台が捩れた構造の高層ビルだからですかねぇ(苦笑)。 設定は面白い。特に鉄筋工・隼人のXXXX(あえて伏字)への精神的依存は今までに無いパターンで見事です。しかし、どうもその話と設計士・犬養の家庭の崩壊を二本柱とした物語とした為、二重螺旋のようになり、どうも作者の意図の理解が極めてしづらくなっているようなのです。 エンディングもどうでしょう。結末まで描くやり方が有ります。さらにそれが進んで「将来を予感させる」終わり方もあります。この物語は、これらに飽き足らず、さらに手前で終わらせている感じです。おそらく意図的に。でも何のために?。それが読む人に伝わらない(少なくとも私には)のなら余り意味のある手法には思えないのです。 さらに羽ばたく為の実験的小説。そう言う作品だと思います。(希望的)
0投稿日: 2010.01.13
powered by ブクログ人は見た目じゃわからないというものの象徴が主人公の貞操帯で、内と外という(内面外面というよりも文字通りの内側と外側)面をそれぞれの登場人物に適したアイテムで鋭く描かれている。 ふたつのサイドからの構想も変に感傷的じゃないので鼻につかなくてよかった。
0投稿日: 2009.12.21
powered by ブクログ昔、本を読まないボーイフレンドが、 本を読むようになって、 いちばん最初に言ったのが、 「本って、こんなエロいことが書いてあるのね。 みんな良く電車とかで読んでるよね。 真面目に本を読んでいる人の見方が変わったわ」 でした。 どんな本を読んだのか、今でも本読みのようです。 この本を読んで最初に思い浮かんだのは、その時のこと。 かなりびっくりしちゃった。 でもどんどん読んでいくと、あれあれ、いろんなこと考えなきゃ いけない本になってきた。 ランドマークになりうるような大きなものに、 自分しか知らないこと少しずつ少しずつ埋めていくのは、 気持ちがいいだろうな。
0投稿日: 2009.12.14
powered by ブクログ好きな作家はと聞かれたら、必ず入れるであろう作家の一人です。 文学界や芥川賞を取るなど純文学の作家ですが、この「ランドマーク」は彼の作品の中でも特に純文学っぽい作品だと感じました。 舞台は大宮。大宮駅前に建設中の地上35階建ての超高層ビル。 その建設に関わる設計士・犬飼と、鉄筋工の隼人という二人の毎日が描かれます。 犬飼が設計したビルはフロアが捩れながら積み上げられる螺旋の構造を持っている。 そのビルの設計が進むに伴って交互に描かれる犬飼と隼人の毎日も少しずつずれていき・・・、というお話。 舞台が東京でなく九州でもなく、大宮であることには意味があるんですが、個人的には、大宮には一年間予備校に通っていたことがあり、描写される街の風景も所々目に浮かんできたり、そこらへん妙に感情移入できて良かったです。 捩れていく二人の生活が徐々に緊迫感を増していく描写はさすがです。 吉田さんの作り出す会話は本当にリアリティがありすぎて、時々ゾッとしてしまいます。 ただ、交互に描かれる二人の生活がどこで交わるのかと思いながら読みつつそこを裏切られるっていう。これは何だろう。別のとこに着目してもう一度読むべきなのか。 スパイラルしたビルの柱はいつまでも交わらずに上へ上へと続いていくということか。不思議な感じ。 二人の男の捩れていく生活から僕が感じたことは、 鬱々としていること、退廃的であること、やるせないこと、うまくいかないこと、不安であること、イライラすること、などなど。 そういう負の感情の認識や共感。 それが世の中に、というより一人ひとりの人間の中に存在するのである、ということ。 それはきっと人によっては難しく考えなくとも意識できていたり、普段の人間関係の中で消化できるのかもしれないが、そうでない人にとってはそういう感情の存在の認識はきっと生きていくために必要なことであり、きっとそこらへんが純文学たる所以なのかなぁ、と取りとめもなく見当違いに思いをめぐらせた本でした。 吉田修一に興味がある人は別の本から入る方が良いかもしれません。
0投稿日: 2009.10.25
powered by ブクログ気づいたら話が終わっていて 吉田修一の気持ちとリンクできないと よくわからないまま終わってしまうお話だと感じました でも大宮にゆかりがあるので、ちょっと好きです
0投稿日: 2009.06.15
powered by ブクログ高層ビル建築現場で働く鉄筋工隼人、そしてその高層ビルの設計士犬飼の日常が描かれる。あまり起伏のない物語。わかりにくい作者の意図。それなのに、なぜか私は惹かれて読んでしまう。出稼ぎにきているおじさんたちや、仕事浸けで妻がわからなくなる犬飼。日常に次第にいらいらしてくる隼人。この作品に渦巻く空気感、人々のありようが「悪人」へと続くのだなと実感できた。「悪人」前段階の不安感を喚起させてくれた。
0投稿日: 2009.06.14
powered by ブクログ正直言えば、あまり面白くない小説だった(笑) しかしながら、話の内容に引き込まれたポイントがある。 それは地元:大宮をモデルに話が展開しているということ。 ちょうど物語の舞台である大宮駅の西口開発というのは、地元民にとっては、ものすごくリアリティがある。 オレの子供の頃は大宮は東口しか拓けておらず、西口は小さな駅前バスターミナル、そして駅前の吉野家しか覚えていない・・^_^; それが大学入る頃には、丸井やダイエーのDOM、そしてデパートのそごう出店。 また高層ビルのソニックシティもそびえ立っていた。 この小説では、大宮西口に架空の35階建て、高さ180メートルの高層ビル「O−miyaスパイラル」の建築現場が登場する。 そして話の中に駅前の細い路地にある「ラーメン日高」や「栄光ゼミナール」など、本当に存在する店のことが描かれており、 主人公の行動しているエリアが「ああ、あそこだ・・」と想像できるのが面白かったのだ。 以前、ブログに記した「天使のナイフ」(薬丸岳)という小説も、確か大宮が舞台だった。 こういう視点で印象に残る小説というのも、笑えるね・・
0投稿日: 2009.06.10
powered by ブクログねじれたランドマークに、ねじれた社会生活を送る2人の男性を投影して話は進む。 都市部周辺に住まい仕事をする人々の、日常からでは伺えない、異常な精神状態。 だいぶ前に読んだんですけど。 本の名前ときれいな水色に惹かれました。 の割りに、内容はどちらかと言えば、人間の心情に迫るもの。心の葛藤とか孤独感とか。30代くらいに確かに考えを巡らせてしまいそうだと、自分に投影するシーンもしばしば。 ねじれた超高層がテーマなので、当時建設中だった、名古屋のアレを思い浮かべながら読みました。それにしてもランドマークってなんで、どうしてもほっそりしたイメージ喚起をさせられるんだろうなぁ。
0投稿日: 2009.03.03
powered by ブクログ文庫になっていたので購入。 相変わらず好みの完全に分かれそうな作風。 でもついつい買ってしまうのは何でだろ? ってか舞台が大宮!あまりに地元なんで書かれている風景がまじまじと浮かび面白い。 出だしがHap`1 Kingdamだもんな〜。 地元愛で星プラス1してます。
0投稿日: 2009.02.25
powered by ブクログ大宮に建設中であるランドマークの設計者とその建設工事にかかわっている二人の男の物語。 二人の生活が交わることもなくNumber10からラストに向かって終局していく。 言葉にならないなにかを大事にしたくて、何かをする。 けどその“何か”すら確実なものではないのだが、そうするしかないと思う彼等。 ランドマークが完成に近づくにつれて集結していくようにおもいが束ねられていく感覚がしていく。 なんともいえないぐっとした感覚が残ります。
0投稿日: 2008.12.15
powered by ブクログこれはどちらかというとパークライフ系だと思われる。つまり純文系。なぜって結論がないから?それにしても・・・・・・「なぜかしら」がほんと気にな(略)
0投稿日: 2008.04.11
powered by ブクログいつか読もうと思っていた吉田修一。 入社直前に読めました。 たぶんこの作品は代表作じゃないんだろうけど、充分に彼の特性がわかる一冊だった。 彼の小説は、小説なのに非常にリアリティーのある小説だ。 つまり現代社会を映し出す鏡のような役割を自作に担わせている。 そういう点で村上龍に近いものを感じたし、非常に力を持った作家だということがわかった。 もう一冊くらい読みたいな。時間があれば。。
0投稿日: 2008.03.31
powered by ブクログランドマーク 大宮に建設される捻じ曲がった建築物。 捻じ曲がった建築物のようにそれに関わる建築家と作業員の生活まで捻じ曲がっていく。 構成としてはわかりやすい。 でも建築家と作業員の行動が平行線を辿るところに面白さを感じない。 その二人がどのようにコミュニケーションをするのかが読みたかった。 建築家の出身もやっぱり九州だったことに吉田修一らしさを感じた。
0投稿日: 2007.11.08
powered by ブクログ物語の中心となる超高層ビルのねじれた構造と、登場人物の人生のねじれを対比(あるいはリンク)しているのだろうか? ビルの設計者と鉄筋工の日常が並行して描かれ、最後に交差するという展開は、吉田修一が得意とする手法ではあります。 しかし、読後に残るものはあまりありません。 元々、淡々と語り続けるような作風なので、本作に限ったことではありませんが、結論を明確に示して欲しいという読者には、お薦めできません。
0投稿日: 2007.09.15
powered by ブクログねじれながら空へと上っていくビルの建設。 そこに絡みつくように織り成す人間ドラマを、軽妙なテンポの文章表現で描き出しています。 生き生きと脳内で踊る登場人物たちに、圧倒させられます☆
0投稿日: 2007.09.10
powered by ブクログ高層ビル「O-miya スパイラル」に携わる設計士、鉄筋工たちの話。それぞれの話が最後に交わる。 けっこう面白かった。けど浜崎あゆみの歌詞を引用してたのが残念。ということで星は3つ。
0投稿日: 2007.08.16
powered by ブクログO-miyaスパイラルの行方。作業に関わる人たちの行方。 まっすぐ空に伸びていこうとするのに、どこかねじれていく。。。
0投稿日: 2007.08.08
powered by ブクログう、意味が分からん・・・。芥川賞受賞作のパーク・ライフも読むべきか読まざるべきか・・・。2007/08/04読了
0投稿日: 2007.08.06
