
総合評価
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powered by ブクログやられた。 これ、第三弾だ。 シリーズ物は基本的に制覇したいタイプであるけれど、課題図書山積の今日この頃。 エッセイだし、シリーズ制覇しなくてもいいかと思いつつ読んでいたら、結構先行エッセイを読むようにと書いているので、これは読まねばならないではないか。 ではなぜ、第三弾から読んでしまったのかというと、地元の図書館は「勇気凛凛ルリの色」のシリーズタイトルだけしか登録していないからなのである。 なので数冊ある「勇気凛凛ルリの色」の中で、一番出版年数が新しいのを予約してしまったというわけなのだ。 まったく、やられたよ。 で、この第三弾は、「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞をとる前後の話。 くだらなさに笑える話、心にじんわり沁みてくる話あり、さすがに文章が、構成がうまい。 しみじみと好きだなと思ったのは、北京の胡同(フートン)に老学者を訪ねた『老師について』 “李先生は世界中のどこを探してもいない、また歴史上ほかのどの国にも存在しえない、清廉な支那の老学究であった。” 文化大革命のとき、それでなくても攻撃の的であった先生は、日本に留学し、日本語が話せるというだけで、さらし者にされ、財産は没収され、一家離散の憂き目にあった。 それでも、北京に戻った時、ああようやく学問の続きができると思ったそうだ。 こういう人が本当にいるんだなあ。 ”ガイドの説明によれば、中国では学者の社会的な地位が大変低いのだそうだ。もちろん収入も少なく、大学教授だからといってことさら権威があるわけではない。つまり、学問そのものが非生産的行為であるとみなされているがゆえであろう。” この、たった7ページのエッセイだけで、良質な短編小説を読んだような気がいたします。 もちろん、もっと下世話だったり、どたばただったりする話もたくさんあるんですけれどね。 この偽悪者ぶるところも伝法なところも、シャイな江戸っ子の裏返しなんだろうなあ。
0投稿日: 2018.09.26
powered by ブクログついにとったぞ、直木賞。受賞前後の興奮と戸惑いを綴るエッセイ。爆笑のち涙。やがてじんわり効いてくる! 恋焦がれた直木賞。紆余曲折はあったけど、ついに雪辱、祝受賞。その前後の喜怒哀楽を、ときに格調高く、そしてときに下品に綴った貴重な記録の傑作エッセイ。他人の弱点を笑いとばし、自らの身を嘆息する。しかし我が道を信じ邁進し、手に入れたのが売れっ子作家の誉れと超多忙。力みなぎるエッセイ集。
0投稿日: 2018.06.11相変わらずの面白さ
粋な人達の美しき生き様を見せてくれる江戸前小説とは全く違う顔を見せるエッセイです。 色々なテーマを取り上げていて、 読む者を全く飽きさせない笑ったり泣けたりするように書き上げてありますね。 特に今作は著者が直木賞を受賞した時のエピソードとかも書いてあって興味深かったです。 浅田次郎ファンにお勧めです^^
0投稿日: 2015.08.06
powered by ブクログちょっと甘いが⭐️五つ。 一時、浅田中毒でほぼ全作品を読んでいた。「蒼穹の昴」くらいまでかな。久しぶりに浅田さんを読んだが、やっぱり面白い。何となく波長が合う。あまりの、多作についていけず離れていたが、また、少しずつ読み進めよう。
2投稿日: 2015.05.01
powered by ブクログ週刊現代に連載された浅田次郎氏のエッセー、第3弾(第2弾は未読)。 1996年~1997年にかけての1年分だそうだ。ちょうどこのときに直木賞を受賞しその前後の身の回りの出来事、泣き笑いが面白おかしく描かれている。第1弾のときに受けた笑撃(!)はないが、というか慣れたのであろうが、随所にニヤニヤと頬が緩む場面がちりばめれれている。浅田中毒は継続中だ。
0投稿日: 2012.09.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
内輪ネタ・競馬ネタが多かった気が。 笑って中断することしばしば。 ほろりとしてしまうところも多々。 文庫だけど内容が詰まっていてお買い得感が。 氏が育毛剤をもらってる同級生の皮膚科医私がたまに行く先生疑惑が。 タフで甘いもの食べすぎなおっさん。
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログあっという間に読み終えちゃいました。 笑いあり、感動ありのエッセイです。 文章がよくつぼにはまります。 何度も読みながら、声を出して笑ってしまったほど。 クスリ、って場面も多かったです。 かと思えばいきなりジーンときたり……ずるいっす。
0投稿日: 2010.02.10
powered by ブクログ浅田次郎3作目エッセイ。笑いあり、感動あり。エッセイに一つの物語のような起承転結があり面白かった。ただの日記に成り下がらず、一つ一つの物語を楽しめるエッセイは初めて。
0投稿日: 2009.12.12
powered by ブクログエッセイ集。シリーズ第3段。ちょうど、直木賞受賞前後の頃が中心になってます。シリーズ1作目からすると、内容がだいぶ丸くなってるような気がしますが。直木賞、ほんとに欲しかったんだなぁ・・・。
0投稿日: 2009.07.10
powered by ブクログ浅田次郎のエッセイ集。ちょうど、浅田次郎が「鉄道員」で直木賞を受賞した前後の時期のもの。直木賞の受賞は、浅田次郎にとって、ものすごく嬉しかったことのようで、それを素直に嬉しいと書いているところが微笑ましく好感をもてるし、ちょっと感動的でもある。
0投稿日: 2008.05.20
powered by ブクログ週間現代に連載のエッセーの1年分を1冊にまとめたもので、本書は第三巻目になる。 浅田さんの著作は何作か読みましたが、「平成の泣かせ屋」と言わせる作品の内容と著者の言動とが全くそぐわないように思えてなりません。なので、エッセー集となると、まずは自身で購入しようという気にはなれなかった本ですが、作品よりも人間に興味のありそうな家人が購入したもの。せっかくなので読んで見ました。 エッセーの内容は、チビ・ハゲ・デブのギャンブル狂ぶりを堂々公言して、シャイだのケチだの、面白おかしく、マスコミを通して伝えられる作者像がそのまんま。それでも時たま随分真面目にまともな事を書いてくれてもいるのだから、なんだか訳がわからないというのが正直な感想。 過去に色んな職業を転々としてきながら、作家になりたいという情熱だけで生きてきたという過去半生から、 丁度本書を執筆した時期が直木賞受賞と重なって、直木賞の舞台裏のようなこともわかって、これは一読ものでした。 それにしてもこのシリーズ、何冊かあって、家人が購入したもう1冊ありますが、読んだものかどうか思案中です。 (2007/5/30)
0投稿日: 2007.06.04
powered by ブクログ浅田次郎のエッセイ3/4。読みやすさは1巻目2巻目に勝るとも劣らないが、慣れてしまったのかこれまでより文章のスピードやインパクトは感じられない。そういう私は少年探偵団の唄、音階つきで読めたんですが、何か?(稀有な10代?笑)
0投稿日: 2007.01.22
powered by ブクログエッセイなどほとんど読まない私がエッセイにはまった最初が本シリーズ。またまた本人のあとがきから。「『蒼穹の昴』を書いたのと同一人物がこれを書いたのだと思えば、『ジュピター』を作曲したやつが『キラキラ星』を作曲したのと同じような気がし、前々からそうじゃねえかとうすうす考えていたのだが、やっぱり俺は天才だったのか、と思った。誰もほめてくれないので自分でほめる。」はい、ここまで読めば、また一人浅田エッセイのファンの完成です。
0投稿日: 2006.05.14
