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黒塚 KUROZUKA
黒塚 KUROZUKA
夢枕獏/集英社
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総合評価

25件)
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8
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    世紀末系吸血鬼風味記憶喪失グロバイオレンス。 こっち系はキャラで押すべきかと思うが、濃いようで薄い。 記憶喪失設定だから仕方ないのかもしれないがクロウはふわっとしていてキャラが薄い。 黒蜜の良さもイマイチわからない。 九遠がちょっと好きだったけど、最後の方は小物感バリバリに。

    0
    投稿日: 2021.04.08
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    荒唐無稽、ネタバレ厳禁、SF仕立て、まさかのあの方々が。安達ガ原の鬼ばばが夢枕獏先生の手にかかるとこんなにもファンタスティックな展開になるなんて、想像出来なかった。

    0
    投稿日: 2017.10.16
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    黒塚って歌舞伎にもあるよなあ~とか思いつつ図書館で。 相思相愛になった後の男女の社会に与える不安定さ、という後書きの観念が面白かったです。確かに微笑ましいハッピーエンドの世界からは程遠い(笑)。それほどの執念・執着を持って結ばれた男女の歪みや狂気がドラマを生み出さないわけがない。この作品はどこに行くのか。永劫に繰り返すのか。 後書きに手塚治氏の安達が原の話がありました。タイトルは忘れてましたがあの話は忘れられない話だった。ライオンブックス(だったと思うのですが)の短編集は珠玉の短編集でしたね~。思うに男性の方が女性にずっと思い続けていてほしいという信念があるように思います。現実の女性は結構現実的ですぐに違う男をみつけそうですけどね。

    0
    投稿日: 2013.09.26
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    一気に読み切った!予備知識は義経だけだったので、近未来な展開に驚きました。ただ赤帝の正体はなんだかなあ…。解せない…

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    投稿日: 2011.12.08
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    能「黒塚」をベースにした伝奇小説。 とはいえ、さすが獏先生。全然関係ない感じになっていますw エグい描写もありますが、基本的にはとても切ないラブストーリーだなと思いました。

    0
    投稿日: 2011.10.06
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    時空を超えた愛。この世ならぬ者だからこその純愛。赤帝も九遠も、主人公の九郎に負けず劣らず黒蜜を愛していて、それがかなわないのが悲しい。

    0
    投稿日: 2011.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お能の「黒塚」(安達が原)に着想を得た話なので、読んでみた。 うーん、そこまでいっちゃうのね。 切なくて狂おしい感じがして、好きだけど、あらゆる要素を詰め込みすぎている気がする。 それでもまとまっているからすごいけど。 黒蜜さんが可愛いね。九郎を大好きなんだなあ。 そうしてまた生き続ける彼ら。 楽園がないなら、せめてつかの間の逢瀬の中で幸せであれ。

    0
    投稿日: 2011.03.29
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    夢枕獏さんの本は、以前たくさん読んだけど この本はちょっとちがうなぁ~と 思いながら読み終わりました。獏さんらしくないというか・・・・私的には 「キマイラ」とか「魔獣狩り」とか「闇狩り師」の方をおすすめします。「陰陽師」もいいですね。

    0
    投稿日: 2011.01.29
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    夢枕獏の中ではまとまりも良く読みやすい。 作り込まれた伏線というかカラクリは、唸らされるものがある。

    0
    投稿日: 2011.01.20
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    二度目の読破。漫画を途中まで読んで続きが気になって購入しました。 あとがきに記されていたように、陰陽師などとは雰囲気が違う感じですが、面白い作品です。弁慶と九遠が切ない。。。

    1
    投稿日: 2010.10.05
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    これを歴史物と言って良いのか分からんが 一応。 名前だけ義経やら弁慶やら借りてますしね。 黒蜜が私の中で 陰陽座の黒猫さん再生。 でもクロウは瞬火さんでもなく。 どれかっていうと せがわまさきの甲賀忍法帖の 伊賀のイケメン。 何なの何なの、と すいすい読めると言えば読めるんだけど 要らなかったんじゃない?と思う場面は少々。 でもやっぱり 欲深い女の恋情は好きなのです。 欲深いと言ってしまうと俗っぽいけど。 1000年以上にわたる恋情、 「仕方が無かった」と 自分の恋を燃え上がらせる姿。 「仕方が無かった」と 言ってしまえるのが素敵。 九遠を犠牲にしてまで、という。 好きだから仕様が無いじゃないと開き直るように さめざめと泣くような姿は嫌いじゃないです。 甲賀忍法帖の朧みたいなのは嫌いですけど← 恋情のために全てを振り回す。 斯く在りたいものです← 最後終わりはあんなもんなのかなぁ……… もうちょっとすっきりした終わりで読みたかったかなと言う感じです。

    0
    投稿日: 2010.06.07
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    日本版吸血鬼伝説と言いますか。 ヴァンパイアものの魅力として不死身性と強靭な戦闘力があるように思います。 不死身性は人間の歴史との長い絡みが魅力ですし、戦闘力の高さはヒーロー的気持ち良さがあるように思います。 本作は、日本という親しみのある歴史の中に、吸血鬼という要素を絡めた魅力と、夢枕得意のヴァイオレンス描写が秀逸です。

    0
    投稿日: 2010.05.12
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    表紙はとっつきにくそうな絵だけど 悲しくて美しいお話です。 不死の女とその女に愛され続ける男の壮大なスケールの物語。 とても読みやすくて夢中で読んでしまいました。

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    投稿日: 2010.02.17
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    義経と吸血鬼、そして近未来という題材に惹かれました。 アクション小説を探して行き着いた一冊。 終わり方に「永遠」のようなものを感じました。 聖書とか、偉人や聖人?とか出てきたときにはなんかもう、オイシイ気分でした。

    0
    投稿日: 2010.01.24
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    中学時代に一日かけて読んだ思い出の本 コミックスで存在を知り、原作が読みたいと思って夢枕先生の存在を知った。 源義経が黒蜜という不死の女に出会ったことによる壮大なSF作品 黒蜜が不死となった原因の話もSFらしくなかなか興味深い 時間があったらまた読み返してみたい作品です

    0
    投稿日: 2010.01.18
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    2003.6.7 4刷 857 十二世紀末。鎌倉に追われる九郎坊と大和坊は、奥州の山中で妖麗な女が独居する藁屋に一夜の宿を請う。黒蜜と名乗る女は奥の間を覗かぬことを条件に逗留を許す。十九世紀、奥州山中の荒屋に宿を請うた男は、生首となって生きる九郎坊を奥の間に見る。さらに時代は流れ……九郎坊は高層ビルから廃墟と化した都市を見下ろしていた。永遠の命を生きる異形の者の、時空を超えて展開する愛憎と闘い。

    0
    投稿日: 2009.02.27
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    夢枕獏さんの作品は初めて読んだ。源義経と弁慶の逃亡をモチーフに、古来日本的な神秘さ、幽玄さ、恐怖観から一転して近未来SF的な場面へとスピード感のある展開でスケールの広い作品だった。どうも、ゲームソフトのシナリオっぽいなぁという印象が読んでいてあったのだが、最後まで飽きのこないストーリーで面白かった。

    0
    投稿日: 2009.02.15
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    夢枕さんをしっかり読んだのは初なのですが、良かったです。 和風ヴァンパイアって感じですね。 それなりに怖いですよ。 けれどもこれくらいないと印象薄いかな? きれいな話でした。

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    投稿日: 2009.01.30
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    【退けい、退けい、人間ども!!】 恩田陸のライオンハートっぽい また、きみの名残っぽくもあるかな もう一度読みたい。漫画版も読みたい

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    投稿日: 2009.01.17
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    初夢枕獏です とっつきにくそうな表紙ですが、とても読みやすい。 二日で読了。 ラノベっぽいとも言えるかも。 SF伝奇ファンタジー、ヴァンパイア物が好きな方はぜひ。

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    投稿日: 2008.11.08
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    アニメ始まるらしいですね、どうせ見れませんけど! 宮野が九郎で吸血鬼で相手は朴さんで、って気になってたのに。ああでも、読んでみたらエログロで自分には映像はハードル高そうでした…。いったいどこまで映像化するつもりなのかぁ。でも、本はすいすい読めました。やっぱり自分は義経好きなんだなって。義経に与えられるキャラにホント弱いみたいです。全然ビジュアルは違うのに、脳内で動く九郎は、どうしてもどっかのオレンジ髪に変換されてしまって、自分の業の深さに笑える。

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    投稿日: 2008.10.04
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    吸血鬼を浅ましくなく、美しく表現していると思う。 時代を超えた愛に圧倒された。 登場人物の名前の美しさにも惹かれた。

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    投稿日: 2007.10.31
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    実を言うと夢枕獏の作品は、これと「陰陽師」シリーズしか読んだことがありません。遥か時空を越える愛の物語。愛の成就のためには他人の命など・・・流れ落ちる血、美しくも妖しい恋愛絵巻です。

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    投稿日: 2007.10.24
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    登場人物の名前が好き。雷、歌留多、久遠、黒蜜。 人間の生への思いの強さが浅ましくも強く、印象的。 

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    投稿日: 2007.06.21
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    中盤のあたりで、ちょっと訳が分からなくなった。 でも、ラストが美しい。 血とか炎…そういうものを、物凄く美しく描写すると思う。 それにしても、これは実際に舞台化されたんだろうか?

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    投稿日: 2006.08.12