
総合評価
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powered by ブクログ伊達や最上など戦がイマイチな戦国東北にあって、精強をもって知られる九戸政実が主人公の歴史小説。戦国ファンにとってもなぜ政実が当時天下人であった秀吉相手に喧嘩を売ったのかは明確でないし、そもそもろくに資料も残ってないにも関わらず見事に主人公らしい男前なキャラクターを作れている。この巻では安東からの長牛城奪還〜南部晴政死去あたりまで。 北の鬼といわれる九戸政実が、2歳違いの信長が尾張に畿内にと八面六臂の大活躍を見せているのを羨み、南部という辺境で足掻く様は見ていてもどかしい。また戦の天才とはいえ政争や駆け引きにはちと弱い印象があり好感が持てる。この巻の最後でついに南部晴政が死に、南部藩の結束崩壊は決定的に…北の最果てにも戦国の潮流が訪れる。さてどうする政実?
0投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ高橋克彦も大好きな作家です。入り口は浮世絵から。そこから推理小説、ホラーに行き、最後は歴史小説に行きつきます。どれも面白い。もっと評価されていい。浮世絵愛と東北愛と蝦夷愛はこの人だけ。最近あまり見ないけどお元気ですか?確か北方謙三さんと同い年。頑張ってください。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ3巻ある 最初の一冊 登場する武将が多すぎて、関係をつかむのに苦労した 地図と武将の組織図(家系図)があれば嬉しい 今後の展開が楽しみだ
1投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログ信長の野望が好きだから南部家は知ってる。だけど深くは知らない。九戸政実の物語だけどよく分かる。全然戦しねぇじゃん!
0投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログとあるテレビ番組で九戸政実のことを知り、今まで其の名をまったく知らなかったこともあり、さっそく九戸政実を主人公にした全3巻の小説を買い求めた。作者のことも寡聞にして知らなかったが、読み始めてその筆力に脱帽した。続巻が楽しみである。
0投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログ北の鬼、九戸政実の歴史巨編。 陸奥の南部家の九戸党、棟梁九戸政実は、安東愛季らとの勢力争いで、力をつけ、南部家の一大勢力として力をつけていく。 当主晴政は男子晴継が生まれると、一時は後継と決めた石川信直への不信を抱き続け、晴政ならび九戸氏の連衡と信直を盟主とする南長義、北信愛の連合の間で対立を深める。 南部家24代当主晴政が死去、その葬儀の帰りの際に後継者である第25代晴継(はるつぐ)が暗殺される。
0投稿日: 2020.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公・九戸政実が率いる九戸党は、南部家を宗家と戴いている。 南部は隣接した地域・津軽との小競り合いが絶えない。 そして南部家(源氏の流れ)と敵対している安東家(蝦夷の一族)。 時は戦国。 右を向いても左を見ても戦のたねは転がっているというのに、南部家のお館様は自分のことしか考えない、器の小さな男であった。 政実は伊達や最上の動向を見、武田、上杉、織田などが着々と勢力を広げているのを忸怩たる思いで眺めている。 自分もせめて東国(関東)に生まれていたら、もっと活躍できたはずなのに、陸奥で仲間内の勢力争いばかり行っていることにうんざりしている。 結果を知る身からすると、政実は秀吉に勝たないのだから、どのように喧嘩を売ってどのような負け方をしたのかが読ませどころなのだろう。 一巻の最後では、信長より2歳年下の政実は43歳? 北条早雲並みに遅咲きと言える。 政実は最初から野心満々だ。 ただ、周囲がそれを許さなかった。 大きく活躍する場を与えられなかった。 でも、「なぜわからんのだ」と周りの無理解に腹を立てる前に、まず言葉をつくして説明したらどうだったのだろう。 彼の態度が無用な敵をつくったと言えなくもない。 義の人と言われる八戸政栄。 どこかで見た名前だと思ったら、「かたづの!」(中島京子)の主人公、袮々のお祖父さんですね。 世界が繋がっていって、楽しい。
0投稿日: 2020.01.31
powered by ブクログ風の陣から時が進み、舞台は戦国時代。都からの距離がガラパゴス化を招く一因になっているのか、相変わらず東北だけは独自の混沌が続いている。 安倍貞任や藤原義家の子孫が登場するところが高橋ファンの心をくすぐります。 いつもながら人物が活き活きとして面白いのだけれど、お家騒動的な権利争いに多くの頁を使うところだけは何とかならないものか。
0投稿日: 2018.08.20
powered by ブクログ久々に、わくわくした。 日本人なら誰でも知っている通り、秀吉は日本を統一した。つまり、主人公の九戸家は滅ぼされるという結末が見えていて、それはすごく悲しいことなのだけれど、それを忘れるくらい、九戸政実がかっこいい。 他の郷士から兄貴としたわれるけど、分かる! ワイルドスピードのドミニクタイプで、男が惚れる男です。 北条家の小田原城攻めに加わらず、滅びた東北の小大名たちを「時節と読み損ねたな、バーカ」と思っていたが、その認識が恥ずかしくなった。 戦国時代は、ほとんどの大名が命をかけて、精一杯の知略や武力を尽くして、生きる道を模索している。どの人にも、そういう行動をとった背景があるはずなのだ。 それを改めて、思い出させてくれる作品。
0投稿日: 2017.11.26
powered by ブクログ全3巻。1500ページに亘る作品です。 それだけでなく、著者のあとがきに拠れば7年を費やした大作です。 しかし、そのせいでしょうか、物語の途中で登場人物の印象が変わってきます。時に主人公の弟・実親や敵役の信直などです。いささか戸惑いを覚えます。 淡々と歴史的な見方をすれば、主人公・政実は南部の反逆者であり、やらなくてもいい騒動を(自己の権勢欲の為に)起こした人物でしょう。それをあえて"南部のため"という大儀に生きた人物に仕立て上げてます。そのために、色んなところに無理が出ているように思います。せめて信直の人物設定を"目指すところは違うが一種の英雄"であるとしておいた方が、全体の流れは良かったのではないかと思われます。 愚痴ばかり書きましたが、面白い作品でした。こうした真正面の大型歴史小説はなかなか書く人も少なくなったようです。その中でこれまで余り触れられることの無かった東北を舞台に取り上げたことにより、新鮮味を感じさせてくれます。なかなか読み応えのある作品でした。
0投稿日: 2017.11.08
powered by ブクログ戦国時代、戦の天才九戸政実が武者揃いの一族郎党を束ねて東北の血を駆け巡る。 「炎立つ」「火怨」に続く「陸奥3部作」の最終章をついに読み始めました。 この作品も前2作に劣らず、熱い男たちの闘いや生き様が描かれていました。 この主人公もこの作品で初めて知った武将でしたが、読み始めてすぐにこの人物の魅力に惹かれてしまいました。 織田信長の時代に陸奥で戦いの駆け引きが渦巻いていたことを初めて知り、この時代のエネルギーがすさまじかったことを改めて感じさせてくれました。 次巻も政実の活躍を期待しています。
0投稿日: 2017.04.24
powered by ブクログ読んで良かった。楽しい。私の大好きな要素がふんだんに鏤められている。まさに、私に読ませるために書かれた物語と思われる。すばらしい。主人公に大局的な鈍重さを感じるが局所的な明晰さで、まだ、なんとか我慢できてるし。続きが楽しみなのである。
0投稿日: 2014.11.30
powered by ブクログ『火焔』、『炎立つ』に続く東北三部作目。時期は戦国時代、主人公は南部藩・九戸政実。今の岩手以北が舞台。 中央で誰が覇権を握るか?という時期なのに、東北の奥で、大きな器量に恵まれているものの、小さく動かざるを得ない九戸政実のモヤモヤ感が伝わってくる。サブタイトルに「秀吉に喧嘩を売った男」とあるので、どうなるのか?楽しみ。
0投稿日: 2014.07.10
powered by ブクログ高橋克彦「火怨」「炎立つ」に続く陸奥三部作の最終章。 尚、奥州藤原氏を描いた「炎立つ」は感動の名作で自分自身3本の指に入る歴史一冊。 「天の衝く」の主人公は戦国時代の南部藩の武将、九戸政実。 全三巻の内、第一巻では南部藩の御家騒動の中、政実は時代の空気を読みながら武力、政治力を駆使し勢力の拡張を試みる。 東北を訪れると、今でも旧南部藩の地域には、その誇りを感じることがあり、必ずしも県単位では理解できない歴史、文化があることがわかる。 その意味でもこの時代の出来事を学ぶことの意義、楽しみがある。
0投稿日: 2014.04.25機を失するな
陸奥三部作の最終章です。『火怨』の阿弖流為に始まる陸奥の血は、『炎立つ』の奥州藤原氏を経て、この九戸政実によって昇華します。そして、その血は現、東北人に脈々と受け継がれているのでしょう。 前二作同様、主人公の九戸政実もしっかりキャラ立ちしています。先の先を見据え、信念のぶれることのない漢です。しかし、周囲の状況が許さず、機を失することになると、いかに才能があってもどうしようもありません。時の運・不運を感じさせずにはいられません。 その時、その時で最善の策を取り得ているか、自分自身の人生を歩む上でもいろいろと考えさせられました。 改めて『火怨』から読み直してみようと思います。あわせて『風の陣』も。
0投稿日: 2014.01.17
powered by ブクログかかった時間:11/7-11/20(14日くらい) 感想:「炎立つ」で大ファンになった高橋克彦さんの作品。炎立つも含めた「東北3部作」のひとつ。 カバーの文句「秀吉に喧嘩を売った男 九戸政実」とありますが、全く聞いたことありません。 どうやら、戦国時代の東北で南部一族に属した方のようです。 正直、南部一族もよく分かりませんが・・・。 話は、面白いです。 今、ちょうど2巻に入りましたが、かなりイイ。 燃える男を書かせたらなかなかですね。 ちょっと違和感を覚えるのは、「炎立つ」もそうでしたが、登場人物が、様々な状況や可能性について「話しすぎる」こと。 何か事件が起こったとき、 「こうしたらどうだ」→「いや、そうしたらこうなる」 「じゃあこうしよう」→「それではこうだ」 「じゃあどうするんだ」→「こうするのだ」 みたいな会話が続き、状況を詳しく説明するのだけど、ちょっといいわけくさい。もっとストレートに「こうするぞ」と動いてもいいと思う。 …読んでもらわないと分かりにくい感想だけど。
0投稿日: 2013.03.31
powered by ブクログ高橋克彦の陸奥三部作の最終章。九戸党をまとめる政実が南部の生き残りをかけて戦い抜いていく。全3巻の最初は南部のお館とその家臣たちをめぐる内紛、政争だが、まさに武者たる政実の強さ、逞しさが導いていくストーリーに引き込まれる。
0投稿日: 2013.03.28
powered by ブクログサブタイトルの通り、秀吉に喧嘩を売った男である九戸政実が主人公です。 九戸政実は陸奥の三戸を中心とする南部家の一族で、生涯、合戦で負けたことがない、というほどの強さを誇りました。 東北地方といえば、伊達政宗や最上義光などが有名ですが、同時期にこれほどの武将がいたとは知りませんでした。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-2eeb.html
0投稿日: 2013.03.13
powered by ブクログ2012-119 今までと違ってまつりごとがメイン。 戦のシーンが少ない。 これも時代が変わってきてるってことなんだろうね。 それでも蝦夷の男たちは変わらない。
0投稿日: 2012.11.08
powered by ブクログ世の中、天下統一に邁進している信長が目的を達しようとしているが、南部一族の中で武力で頭角を表して来た九戸政実がこのままでは南部も信長に取り込まれてしまうという危機感から宗主の三戸を南部を割らないように取りまとめていく。しかし時間は刻刻と過ぎ政実も40台後半へと写っていく。
0投稿日: 2012.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
足掛け7年かけての物語だという。 九戸政実という人と、その周りにいる爽快な面々の物語。 最後は、5000人10万人を迎え撃つという、滅びゆくヒーローものの典型的なクライマックス。 ところが、滅びゆく者たちを描いた「悲劇性」がない。これはなかなか珍しい。 とにかく強い。とにかく痛快。最後まで奇策で勝ち続け、そして、いさぎよく散っていく。散っても、なお勝利の感。。。 おもしろい話だった。
0投稿日: 2011.09.25
powered by ブクログんんっ、あれあれ。 確かに戦闘シーンはスゴイ。胸のすく思い。 なんだけど、「火怨」のアテルイみたいな熱さはすくないかなぁ。 期待してはいけないんだろうか… でも、また号泣できることを期待して、次に進もう。
0投稿日: 2011.07.20
powered by ブクログ2011/6/22 Amazonより届く。 2012/3/2~3/7 高橋克彦氏の「陸奥三部作」の最終作。北の鬼,と呼ばれた九戸政実が主人公。この1巻では,南部家のお家騒動が中心に描かれる。野心と実力がありながら,傍流の家に生まれてしまった我が身の運命を嘆きながらも,奮闘する政実。相変わらず,高橋さんの書く武将はかっこよすぐるぞ!本巻の終わりで風雲急を告げる展開に。次巻以降も楽しみである。
0投稿日: 2011.06.22
powered by ブクログ陸奥の戦国武将、九戸政実の小説です。 政実をはじめ登場人物が非常に魅力的で、彼らがどのような駆け引きを繰り広げていくのかと、ページが進むごとにわくわくしました。戦の場面では政実の軍略や痛快な勝利に心が震え、一方で政治政略の場面では双方が智略を振り絞り、読者を飽きさせません。 とにかく政実の「漢」が溢れ出るこの小説。物語に惹き込まれ、一気に読み進められる爽快さがあります。 読了日 2006年12月
0投稿日: 2011.04.01
powered by ブクログ・12/31 陸奥三部作のいよいよ最終章だ.いつもこの人の小説は期待した通りの面白さだから今回も3冊怒涛のように読破するかもしれない. ------------------------------------------------------------------------------------- 平成20年(2008年) ・1/3 読了.やっぱり集中して怒涛のように読みきった.早速次の巻が読みたくなる.それなりの厚さがあるのに結構早いスピードで読んでしまうくらい展開が早いからだろう.
0投稿日: 2010.09.09
powered by ブクログ「火怨」「炎立つ」に続く、奥州、つまり今の東北地方の武将のお話。どのシリーズも非常に読ませるのだが、このシリーズは九戸政実のファンになってしまうほど。ただ、どうにも歯がゆい思いを何度もさせられる。 これ程までの武将がいながら学校の日本史には出てこないというのも不思議な話だ。兎に角、きっとまた何年後かに読みたくなる本の一つ。
0投稿日: 2010.04.03
powered by ブクログ戦国時代物が好きだ。 そして、この高橋克彦の書く、人物たちの潔い生き方が好きだ。。。 こんな風に生きれた時代。うやらましく思える・・・
0投稿日: 2009.10.25
powered by ブクログ戦国時代から,天下が信長,秀吉と着々と統一されていく中,東北の南部氏の一族である九戸政実は,南部一族の内部争いに巻き込まれつつも,こうしていては時代に取り残され,内輪もめしている間に,天下が統一されてしまうという焦りを感じていた。 このため,実力で南部を纏めることは出来たにも拘らず,それをせず,外に目を向け,南部の安泰を図っていた。 だが,秀吉の勢力に恐れをなした,南部の棟梁となった信直は,武士としての誇りも捨てた恭順を示した。政実は苦言を訂していたが,次第に信直との仲は険悪となり,結局は袂を分かち,政実はたった5千の兵で,秀吉軍20万に対じしていく。南部,九戸の祖先は,過去,蝦夷である奥州藤原氏を滅ぼした源氏であったが,今では東北を統べる蝦夷となっていたのである。蝦夷としての誇りを失うことなく生きた政実は,やがて,アテルイや奥州藤原氏のとった道と同じような方向に進む。 著者の奥州3部作は,全て読んだが,文章のスピード感がたまらなく心地よい。じめっとした感じもなく,いっきに読めてしまう。黒岩作品のような女性との絡みはほとんどなく,種類が違う歴史小説という感じだ。 全3巻
0投稿日: 2009.09.17
powered by ブクログとっても郷土なテーマなので読んでいて始終ニヤニヤ。 この時代の作品は主役は伊達さんだの徳川さんだのが選ばれることが多い中、辺境の地でこういう剛胆な漢共がいたことが描かれているっていうことがまず嬉しいわけで。 しかし主人公の登場の仕方に吹いたのは私だけではないと思いたいです。
0投稿日: 2009.02.09
powered by ブクログこれは超お勧め。九戸政実という若干マイナーな人物が主人公なのだが、なんというか、作者の人物の描き方をはじめ、やたらいい作品。久々にはまり込んだ時代小説。
0投稿日: 2008.11.28
powered by ブクログ織田信長が天下布武を掲げた頃、陸奥の南部家では内紛が続いていた。新たな時代を予見する九戸党の棟梁・政実は、ついに宗家を見切った。戦の天才「北の鬼」九戸政実が、武者揃いの一族郎党を束ねて東北の地を駆け巡る。著者が故郷を舞台に熱き思いを込めた歴史巨編「陸奥三部作」の最終章、待望の文庫化。 2009.5.26読了!
0投稿日: 2008.08.03
powered by ブクログアテルイを主役とした『火怨』、安倍氏〜奥州藤原氏の『炎立つ』に続く高橋克彦の「陸奥三部作」の最終章。今回はずっと時代を下って戦国時代の東北。主人公は南部氏の縁戚家臣で北の鬼と恐れられた戦の天才九戸政実。他作品と違わずぐいぐい引き込む力は健在。
0投稿日: 2007.09.06
powered by ブクログ「炎立つ」「火怨」に続く「陸奥三部作」の最終章となる作品。九戸党の棟梁・九戸政実が今作品の主人公。文庫版では、全3巻。 戦国時代の末期、陸奥において近隣諸国に「北の鬼」と恐れられる九戸政実は、南部氏の勢力を拡大して天下に名を上げようと考えていた。実際、政実率いる九戸党は強者揃いの武闘派として、その名を知られていた。 しかし、当の南部氏は内紛が絶えず、当主・養子間において争いが起こる始末。政実は、独自で南部氏の勢力を南に拡げることに成功するも、権謀術数渦巻く南部氏の呪縛に縛られ、その才を十分に発揮できないでいた。 南部氏が内紛に時間を費やしている間、天下は大きく変わっていった。政実は、南部氏のために、あらゆる策を弄していく。 やがて、豊臣秀吉が天下を手中にし、陸奥も秀吉の掌握下となっていく。政実は秀吉に従うことを良しとせず、南部氏に対して叛旗を翻す。陸奥に住まう“蝦夷”の誇りのために、政実は起つ。狙いは南部氏を飛び越えて、天下人の秀吉との大喧嘩!九戸党5千対秀吉軍10万との戦いが始まる。 主人公の政実は、戦いに、策略に優れた冴えを見せる。それだけでなく、人を惹きつける魅力もある。津軽為信、伊達政宗といった武将達も政実の人物に魅了されている。完璧すぎて何故に早く、大望を遂げるための戦いをしなかったのかというツッコミはあると思うが。 彼の起こした「九戸の乱」は、歴史上において知られることはあまりない。だが、秀吉の天下平定は、この「九戸の乱」終息をもって完成されたと言っていいだろう。 この作品を通して、天下人に逆らって無駄死にした愚か者か、蝦夷の誇りを守るために抗った英雄か。ぜひ、この本を読んで知ってもらいたい。
0投稿日: 2007.05.08
powered by ブクログ1〜3巻。 時代は下って戦国時代の東北が舞台。 「九戸政実」という名前に馴染みのない人は多いだろうが、この男の反骨精神は凄い。死を持って何とするか。 高橋氏の東北愛ぶりが伝わってくる。
0投稿日: 2007.03.09
powered by ブクログ東北出身である作者の「奥州三部作」の締めを飾る作品がこの『天を衝く』九戸党の棟梁である九戸政実が宗家・南部家の内紛を切り抜け、南部のために秀吉に対峙する。
0投稿日: 2006.02.07
powered by ブクログ東北の地に生きる人々、そして武士の壮絶な歴史ロマン。 時代背景は『火怨』→『炎立つ』→『天を衝く』と続く。 格好良い生き方の男達に惚れますよ!涙しますよ!引き込まれますよ!
0投稿日: 2005.10.05
powered by ブクログ東北で唯一、豊臣秀吉に歯向かった九戸政実のものがたり。歴史だとちょこっとしか語られない部分であるが、実際は豊臣軍10万を5千で相手していたのを初めて知った。二戸の城跡をいつかは見てみたい。
0投稿日: 2005.05.14
