美女なサイコパスに振り回されるお話。 獲物を捕らえるようにジワリジワリと迫る感が良かったです。刑事で恋人ってのがちょっと現実離れだなーと最初思ったけど、だんだんといい感じでした。

警察官カップル(周りには秘密)カップルが主人公の警察系事件物。初めから張られた大きな伏線に向かい話は進んでいく。 最近の漫画は二番煎じと言うか似たようなものばっかりだなと思っていたが、これはシチュエーションも面白く、全7巻まで一挙読み。一話の終わりごとに書かれている、警察ウンチクを読むと話ののめり込み度は下がるが、どこにでも居そうなカップルの生活も書くことで、警察官に親近感と言うか等身大と思える生活実体が分かってそれも楽しかった。

ドラマでの菜々緒の印象が強いので、カラの雰囲気が軽すぎる。絵のタッチが好きではないので、ドラマを見ていなかったら読んでなかったかも。タイトルは気を引くので良いと思う。話は読みやすい感じなので、ストーリー展開はうまいと思う。

火曜に始まったドラマがおもしろかったので原作も読んでみた。 刑事もので、捜査１課はよく聞くけど、機動捜査隊って知らなかったし、 各話の間にある警察コラムがおもしろくて、へーそうなんだ！というのがたくさん。カラの目的が今ひとつわからずこれからが楽しみ！

ふたりの刑事、名前も酒も性格も強そうな女子「猪熊(イノ)」と、なんだか頼りなさ気な男子「里見くん」。 ふたりが付き合っている事が、職場では勿論、親兄弟にも内緒なのは、ひとえに里見くんの不甲斐なさが原因かしら？とか。 冒頭の事件に関係していそうな超美人のキャバ嬢「橘カラ」が、イノに興味を持ったようだけど、里見くんイノを守れるのかしら？とか。 最初は、いつ里見くんがやらかすかと気になっていたのですが、いつの間にか「橘カラ」ばかり気になる始末。 橘カラのウソっぽい笑顔、じわじわ来ます。

事件現場に主役二人と謎の美女、という組み合わせの表紙絵が面白い。 中身は刑事の日常と事件捜査が溶け込んでて、刑事も普通の人なんだなぁと思わせてくれる。 事件現場に居合わせる謎の女は謎のまま。なにかしでかしそうな予感はさせる。

この漫画で初めて警察に「機動捜査隊」という部門がある事を知った。主人公2人よりもキャバ嬢・橘カラが謎すぎて、いちいち動向が気になる。体育会系の警察物語というよりも伏線が沢山ばら撒かれたサスペンスって感じ。