
論語と算盤
渋沢栄一/KADOKAWA
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総合評価
(2件)4.5
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渋沢哲学
当時の先進諸国が資本主義の原理原則を社会主義やキリスト教精神で修正していたのを、日本では儒学で行おうと考えていたことが眼目です。 人を使う人間よりも使われる人間の方が必要だ、というのは資本主義に相通ずる原則ですが、戦前の日本人はその原則に甘んじることができなかったのでしょう。私も現代にそう思って励めと言われたら柔らかく拒否するでしょう。しかし、その原則に甘んじなかった結果が大陸進出と、先の戦争だとしたら、渋沢哲学には先見の明があったと言わざるを得ないでしょう。 経済学的には資本主義はイノベーションが無ければ、ただの貨殖学と商学に終始してしまうと言われますが、低成長を続ける現代日本経済にとっても、渋沢哲学は一つの処方箋かもしれません。 儒学と算盤は矛盾しない?、かも?
0投稿日: 2017.08.20明るい日本の未来のために後進に品位を保つように説いた談話集
明治時代の、拝金主義・利己主義が多くなっていた時期に、儒教を基本に知育と徳育を行うことで人間としての品位を持つことを説いた本です。 新渡戸稲造の「武士道」に記載された内容よりも実社会に取り入れられやすいことが記載されています。 短編の小言集で後半は年寄の、「いまどきの若いもんは・・・」というボヤきが多くなりますが、全般的に説いている内容のレベルが高く、今の時代でも十分に通じ、とても勉強になります。 特に「人物過剰の一大原因」の章では、いつの時代も同じようなことが繰り返されているんだなぁ・・と感じました。
6投稿日: 2013.11.24
