Reader Store
ユージニア
ユージニア
恩田陸、松本コウシ/KADOKAWA
作品詳細ページへ戻る

総合評価

546件)
3.5
71
166
214
50
8
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    殺人事件の話だけど、ミステリやサスペンスではない…なんかフワフワしてて、目眩く世界というか、白昼夢のような。 真実は分からない。結局分からなかった、私には。

    0
    投稿日: 2026.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田さんの作品の中でも、クセの強い内容だと思う。取材に応える会話調の章と、三人称の章、問題の小説内の抜粋…視点が様々に移り変わり、テーマの大量毒殺事件の真実に迫る。 結局事件解決に至らず、不調和音で終わる感じは、好き嫌いが分かれると思う。 盲目の美少女の魅力や、心を病んでいる青年の危うさなど、惹き付けられる部分はたくさんあって、読みごたえはあった。

    3
    投稿日: 2026.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    黒幕は誰なのか?実際は何が起こったのか?これを断定することは出来ない。多分わざと、材料が足りない状態にしている。 緋紗子という盲人の少女。彼女の存在感も手伝って、『群盲、象を評す』という言葉が思い出される。盲人が象の身体の一部を触った感触から象を語ろうとするが、いずれも見当違いな感想になるという皮肉の言葉だ。 本作では頻りに、真実を語ることの難しさについて述べられている。それは、我々は等しく「象」という全体像を見ることは出来ないからだ。同じこと体験したとしても、そこから得られるのはそれぞれの視点から見た断片でしかない。その事を忘れて真実を知った気になって、象を語らそうとする愚かさが表現されている本だと思った。 実際、何度か読み返して自分なりに解釈を試みたが、肝心のところは分からないままだった。以下に、自分なりに解釈した断片を散らしておく。 ・第三章だけ、名前が違う。青澤医院は相沢、緋紗子は久代など。名前の違いはこの章だけ。『忘れられた祝祭』の抜粋であることが濃厚。 ・第七章。ここも『忘れられた祝祭』の抜粋ではないかと推測。文房具屋は実際にはM書店。『忘れられた祝祭』では古書店があるべき所が違う店になっていると記述がある。若旦那についてわざわざ、書が趣味の文房具屋〜と書かれている。若旦那だけ、取材をされていないし、誰とも繋がりがなく浮いていて気になる。断定できる根拠は見つからず、推測の域は出ない。というか、もはや想像でしかない。 ・白い繭。これは兄と猫であると読むのが自然。 だとすると、ユウジンが毒を運ぶ前に毒は既に盛られていたことになる。だとするとどうなるのか?母が毒を盛っていた?断定できる根拠は見つからない。 ・事件当日、キミさんが取った電話。かけてきたのは教会の子供たち。緋紗子かユウジンがかけさせた。第十三章で、老人の家に行って花火で遊んでくるように言ったこと、電話をかけさせたことを仄めかしている。『幾つかの断片』で花火に行かせた描写がある。電話の件は、キミさんが事件から数年経ってから思い出したことで、それまでは誰も知らなかったこと。海外に行っていた緋紗子が電話のことを知るには、電話をかけた本人であるか、証言の通りに子どもに電話をかけさせたのでなければならない。現場にいた緋紗子は電話をかけられない。よって電話をかけさせたという証言も事実。目的は不明だが、電話の事を思い出した時にキミさんが目をキラキラさせていたというのが気になる。キミさんはあの電話によって、自分の想像していた真相を否定された。そのことが彼女にとって救いだった。それが分かっていたから、緋紗子はわざわざ電話をかけさせて、キミさんを罪悪感から救おうとしたのではないか。 ・キミさんの罪悪感について。キミさんは、緋紗子とユウジンの会合を知っていた。そして、自分の渡した、お菓子を包んだ紙に住所が書いてあり、それがメモとして使われたと考えた。自分のせいで、事件が起こった。その罪悪感に苦しんでいたキミさんは、電話のことを思い出す。やはり、外部の人間が手引きしたのではないか、あのメモは関係なかったのではないか。そう考えて、キミさんは目をキラキラさせた。裏付ける記述は見つからず、やはり推測の域を出ない。 ・満喜子は『忘れられた祝祭』を書いた時点では「青い部屋」のことだけを聞いていた。後から白い百日紅の話もしていたことを知る。そしてようやく青い部屋とは祈りの部屋であったことに辿り着く。キミさんは、後になって満喜子が知ったことを、事件の起こる前から知っていた。二十年の付き合いになるというキミさんが、母の強迫性と青い部屋での祈りの強要に気づいていても不思議はない。知っていて、放置していた。その事も、キミさんの罪悪感には含まれていたのではないか。 ・第十四章が終わり、その後に満喜子は死んだのかなとまず思った。しかし、そうすると第一章と時系列的に矛盾する。第一章では既に、青い部屋と白い百日紅の話を聞いている。婦人警官からその話を聞いたのは第十四章の時点。第一章での出来事は、第十四章より後でなければならない。第十四章の後死んだとなると、婦人警官と話し、兄の友人に会いに行き、四時半の時点で公園のベンチで死ぬことになるがあまりに無理がある。第一章では途中で雨も振っているが死亡が確認された時の記述ではずっと晴れていた。それに第十四章での行動、思考がこの後に人と会う約束をしている人のものとは思えない。また、ファイルからの抜粋では、ベンチに座って子連れの女性と話をしていることを目撃したとあるが、第十四章での描写的には駅の片隅で立ち話をしていたとある。「他人の時間を無駄にしない人だ」という記述からも、移動して公園のベンチまで行って話し込んだとは考えにくい。「ふくよかな女性」と婦人警官の特徴は一致するが、ファイルの記録と第十四章での出来事は微妙に辻褄が合わない。第十四章は満喜子が死ぬ直前の出来事ではない。 ・ユージニアとは、ユウジンとユートピアから取った名前。二人だけの世界。緋紗子のいう「二人」とは、あくまで「あたしが一緒にいたいと思う人」のことであり、ユウジンと呼ばれた青年のことは指していない。特定の人物のことを指す言葉ではない。満喜子はユージニアの詩のことを恋文とは読めないかと言っているが、緋紗子にとって『忘れられた祝祭』こそが満喜子からの恋文だったのではないか。『忘れられた祝祭』を呼んで、緋紗子は満喜子のなかに「ユージニア」をみたのではないか。海外に行ったことで緋紗子の時効は伸びている。時効が続いてる限り、私たちの時間は続いてると満喜子は言った。緋紗子は望んでそうしたのではないか。夢の通い路のように、二人は向かい合わせになって共に歩いている。その世界こそがユージニアなのではないか。

    0
    投稿日: 2026.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    章ごとに語り手が変わっていき、最初は頭にハテナしか出てこないが、読み進めていくうちに「あれはこういう意味だったのか」となっていくのが気持ちいい。 ただ、結構なボリュームの割に終わり方があっさりしてるというか濁されて終わるというか、そんな感じなので読後の満足度はそんなに。 面白いことは確かだ。

    0
    投稿日: 2026.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    書き方は面白いし伏線もあって途中まで楽しく読めたが、ぼんやりとした雰囲気で締めくくられた印象。はっきりした展開を好む私には合わなかった。

    2
    投稿日: 2026.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    恩田陸さんの別な話題作を読む前に、と思い読んでみた。 読み終わってこれが日本推理作家協会賞受賞作?と少し疑問だったが。登場人物がそれぞれ語るという形式は、真相とどう絡むのかを考えながら読むのは面白かった。 ミステリのような犯人当てもあるし、ホラーじみた描写もあり、異空間をさまようような雰囲気もあるという面白い構成で。こういう作品は好きだが。 語りには事件の関係者やメインになる人たちの気質の違いが話中にあり、その一部が非現実のようなファンタジックな少し不思議な作風を感じた。 17人の人間が一気に毒殺された背景に犯人と目ぼしい盲目の少女がいるのだが、実行犯は別にいて自殺してしまい、それで解決したことになる。事件に関して常に彼女の心の中の、現実てきでない、不思議な世界が語られる。 一方、街の名士の令嬢だった少女にあこがれて、見守っている少女の話がある。 その少女が大学生になった10年後、事件の傍に居た人たちへのインタビュー記事が本になってベストセラーになるのだが、その本も作者とともに忘れられて行く。 当時関わりのあった刑事は、作者の意図に腑に落ちないところがあって、事件のことを退職後も引きずっているが、この刑事も単に登場人物の一人で警察小説にはなっていない。 そして31年後にやっと話が終わるのだが、それがよく分からない。 動機も犯人もうやむやになったまま終わってしまう。読者はそれぞれの話から自分なりの解決を強いられる。ヒントになる「サルスベリ」「青い部屋」「実行犯の青年とのかかわり」「ユージニア」、などは目の見えない当時の少女の心の風景が多く、現実との齟齬がある、それについて述べられてはいるのだが、結論は一つではないように思える。 中年になり視力が回復して、ついに真実が語られる場面も、一方的で要領を得ない。この曖昧さがなんとも割り切れない。 「ユージニア」については好きな世界だったがあまり成果は無く読後はモヤモヤが残った。

    2
    投稿日: 2026.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    冒頭の詩、事件に関わった人たちから語られる証言から真相を追うミステリー。時系列が複雑、証言者も切り替わっていくので頭の中の整理が大変でした〜。犯人は未だに分かりません!^_^

    15
    投稿日: 2026.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    たぶん読み返さない本。 私の生きてきた世界と違う世界での話しだと思いました。 多重世界? ほんの少しだけズレテイル世界? 何で読もうとしたのかしら? うわぁー! とにかく身体に纏わりついてるこの湿度感を取り除かなくちゃ。

    5
    投稿日: 2026.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子ども時代に起きた名家の大量毒殺事件。大人になり、それぞれの立場から当時の様子を語っていく。話し方や状況から誰が話しているのか、考えるのはおもしろい。でも、ラストの殺人の理由はさっぱり理解できない。読書に委ねるにしても乱暴な気がする。途中までおもしろかっただけに残念。

    12
    投稿日: 2026.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    大量毒殺事件について、関係者がインタビューの形でその当時のことや関係者について語っていく。 だれが語っているのかは、読み進めていかないとわからず、最初の数人は理解するのに時間がかかったが、そのうち事件の概要が明らかになり、語っている人物についても予測がつくようになり、読みやすくはなった。 しかし、話の進行がかなりゆっくりで、さらに最後まで読んでも犯人が誰なのかわからず、読後感はあまりよくなかった。

    1
    投稿日: 2026.01.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このインタビュアーは誰なんだろうと、ずっと気になりながら読んだ。 また、特定の名前が出てないのにも関わらず、インタビューされてるのが誰なのかはわかって、表現力が豊かだなと思った。 ただ、正直よく分からなかった。 スッキリとはしない。 でも、この話に対して色んな事を考える時間は増えたので、そういう読み方が好きな人にはハマるのかもしれない。

    8
    投稿日: 2026.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     恩田陸版の「藪の中」とでも言うべきか。日本推理作家協会賞受賞作である。北陸のK市で名家の青澤家で催された米寿を祝う席で、十七人が毒殺された。その場にいた人間で生き残ったのは、盲目の少女一人だけ。その後、ある青年が自殺し、その遺書から彼が犯人とされ、一応の解決をみた。  そして年月を経てさまざまな視点から語られる大量殺人事件。見落とされた「真実」を語る関係者たち。事件の「真相」は、そして「真犯人」は。  恩田陸さんは、「ストーリーテラー」だ。これだけの数の視点人物を書き分けているだけでもスゴイ。筆力がないとできない。しかも読者に対して、読み進めると「真相らしき」ものに近づいていると思わせているのだから。ラストを消化不良とか尻すぼみと捉える読者もいるようだが、これは暗示というか故意による錯覚なのだと思う。  真相は「不明」なままなのである。

    54
    投稿日: 2025.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    仕事場の方から、恩田先生のオススメとして、出会いました。章ごとに語り手が変わるので、ちょっと読みにくく感じたのですが、そのうち、それには慣れたものの、私の読解力が低く、今一つ、わからないところがあり、スッキリ出来ませんでした(涙)でも、読了された方と語ってみたいと思う作品でした。

    25
    投稿日: 2025.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    金沢の名家一家惨殺事件を巡って真相を探ってゆく。一家の周辺のさまざまな人物たちの視点を通して事件を見てゆくことで立体的に事件と一家の姿が立ち現れてくる。北陸の海が近くも陰鬱とした空気感と随所に現れる色彩のディティールが印象的だった。

    1
    投稿日: 2025.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    12/4面白かった。けど、犯人がよくわからなくて考察読んでも??ってとこが多かった。プロット立てずに書いてるらしく、ならここまで書けるのすごすぎると思った。

    19
    投稿日: 2025.12.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    和歌山カレー毒殺事件を想起させるミステリー。語り手がいるが三人称でないが故に誰が真実を言ってるのかよく分からなくなる。つまりは現実の事件と変わらないリアルさとも言えるが読解力が皆無に等しい小生には辛かった。

    14
    投稿日: 2025.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    是非もう一度読みたい。 ただ、わかってて読まなくても分かりやすい(あるいは何度読んでも分からない)綺麗な作品でした。

    0
    投稿日: 2025.11.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    良い意味でも悪い意味でも恩田さんらしい作品ですね~(笑)人々の話から事件の全容が明らかになっていく過程が良い感じですね~(笑)全体を包む雰囲気もいい感じなんですが・・・。やはりミステリとして恩田さんが書く作品は最後に・・・。ってことが多いですね~(笑)

    1
    投稿日: 2025.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今、自分が物語のどの辺にいるのか分からないままふわふわと読み進めるのが心地よかった 恩田陸の書く女性はミステリアスで美しくてひどく憧れる Kに行こうと思う

    1
    投稿日: 2025.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった 何者かによって地元の名士の一家と、たまたきていた近所の人17人が毒殺されるっていうところからかなり惹きつけられた 初めて恩田陸の本読んだけどこんなに読みやすかったんだ〜 『蜜蜂と遠雷』の人なんだ 他の本も急いで買いました 終わり方は、、あんまり好きじゃなかったけどずっと楽しみながら読めたから星5です

    1
    投稿日: 2025.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    終始暗い雰囲気。 あまり好みではなかったな。 精神的不安定な人につけ込んで動かせるなんて、 ずるくて嫌だ。いくら目が見えなくても、同情できない。

    1
    投稿日: 2025.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かつて街を悪夢で覆った名家の大量毒殺事件。 数十年の時を経て解き明かされていく遺された者たちの思い。 といったストーリー。 大雑把に言えば、真犯人は誰だ?という内容と展開。 読み終えてまず思ったのは、自分が試されているということ。 真相は藪の中。一言で言えば、それで片付く。 あっけないと言えばあっけない。 こういった読者に委ねる手法、個人的には好まないが この『ユージニア』に関しては、その試され方が高度かつ恐ろしく感じた。 要は、あなたの物語を書きなさいということだ。 読む人の数によって、幾つもの解釈が生まれる。 この物語においては、関係者の証言というインタビュー形式、 もっと乱雑に言えば独白に近い形で構成され進んでいく。 だから、喋る人によって幾つもの解釈が存在し、 事件の本質はありとあらゆる方向に向く。 結局、謎のまま終わった部分が多すぎるのである。 だが、その謎も投げっぱなしというよりは 幾つもヒントの切れ端が物語の中に転がっている。 だから自分で組み立てていくしかない。 恐らく、自分なりの答えは何かしら見つけられるだろう。 だがそれが正解なのか、真実なのかは決してわからない。 残酷な言い方で言えば、あなたのたどり着いた答えが真実なんです。 そういう突き放し方だって出来てしまう。 これを良しとするか悪とするか、 どちらもありえる。多様性とはこういうことだろう。

    2
    投稿日: 2025.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんなにおもしろい小説、どうして今まで知らなかったんだろう? 余計な説明が一切排除されていて、読み進めるうちに、いろんな事実がわかっていく。でも、読めば読むほど、謎も深まっていく。真相に辿り着きたくて、どんどん先を読む。読まされる。 一つ真相らしきものが明らかになる度に、何度もゾワっとしながら一気に読んだ〜。大満足。 あとがき(?)の、「真実が一つしかない、なんてことは絶対にないですよ。」という著者の言葉に、激しく頷いた。

    1
    投稿日: 2025.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    章が変わるたびに、語り手は誰だろう?となる。読んでいるうちに自然と誰だかわかる作りもすごいが、最後まで聞き手が誰だかはっきりしないという構成もすごい。 意図的だったのか運命のいたずらだったのか。 自信が絶望に、神秘性が凡庸に。 グレーのグラデーションを見ているようだった。

    13
    投稿日: 2025.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    掴みきれないというのが本を読んだ率直な感想。 ずっと核心ではなく輪郭をなぞったまま本が終わってしまった。 でもその掴めなさと、たくさんの人が語る1つの出来事の見え方の違い、核ではなく曖昧な部分がこの本の魅力だと感じた。 理解するにはあと何回かは読む必要がありそう。

    10
    投稿日: 2025.08.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    夏の夕暮れに無音の部屋で読了。緋紗子さんには最後まで私の幻想の美しい悪でいて欲しかったな、という気持ちもある。

    2
    投稿日: 2025.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この本も途中で挫折しそうになった。 大量殺人事件の真相をめぐる内容。 各章毎に事件の関係者の独白が延々と続く。最初は誰が何を言っているのだろうかと悩んでしまう。 徐々に真犯人の輪郭が浮かび上がって行くのだが、その段階で関係者が死んだり、建物が焼けたり、真犯人がやったのかと思わせる。 最後に真犯人と対峙したのは誰だったのだろうかとか、真犯人の結末はどうなるのだろうか、と良くわからない。読み直す元気も無く、何だか中途半端に終わった感じ。

    60
    投稿日: 2025.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    図書館で借りて読了。 文体が独特で皆さんの感想の通りずっと不安を感じながらの読書となった(それがなんとも良い)。 一巡しただけではわからない部分もそこそこあったので再読するために本を買うことにした。

    0
    投稿日: 2025.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    序盤はフワフワしていて訳がわからなくって、中盤で面白くなってきたけど結末があんまり好みじゃなかった。背表紙でミステリとして推されていたけども、あんまりそういう雰囲気はなかった。

    0
    投稿日: 2025.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    #読了 #恩田陸 夏の終わりの凄まじい雨の中、街の中心的な名家で事件は起きた。誰がいったい何のため?昭和感がよく似合い、雰囲気は抜群。関係者のインタビューで構成され、読者自身が真相に近づける運び方も先を急がせる感じでさすがだなぁと。 小説内で出てくるノンフィクション的な本のタイトルがなぜ「忘れられた祝祭」かなと疑問でしたが感想書くのに読み返して気付いた。作者の特殊能力から考えると祝祭なんだと納得。恐ろしい。 出てくる庭園は兼六園かな。成巽閣は行ったことないので、また行きたいところの候補に。

    20
    投稿日: 2025.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    毒で吐いてる猫が白い繭なら男が来る前の時間帯家にあったジュースにもう毒が入っていた、半年前から緋紗子は男に会っていないが男は花の声を聞いている、前々日に花の声からメモを渡されている。8章で丸窓さんと思われる家の白い百日紅と女の声=丸窓さんの家で男は花の声、指示を聞いていた?(ラブチェアの花は赤) 緋紗子は小学校に上がる前に視力をなくしていて、その前に祈りの部屋で懺悔させられている。何故か。蝙蝠の気配と言い換えている事が幼い娘に起きた罪で懺悔させられている。視力をなくした事が神の思し召し=天罰? 男と話していた事を気づかれて、懺悔室で祈りを捧げているのを花の声を探していた男が聞いていたなら声を聞きに行くっていう描写にも合うかも。 キミさんと奥様は男と会っていたことに気づいていた。コソコソ男と話すことが罪なら、蝙蝠の気配も男で、男を誑かしたから視力を失った、幼少期に親類縁者の男に襲われていたのを奥様とキミさんは気付いててそれを罪だと懺悔させられていたとか? しかし毒入り飲料はいつからあって誰が持ってきたんだろう。火事を起こした教会の子供は飲料も手伝っていたんだよねきっと。 でもなんで男は家の場所を聞いたんだろ 目撃者が必要だったからかな? 再読をきっかけに何か手掛かりはないか色々考えましたがはっきりしないとこも多くて気になりますね!そこが魅力です。緋紗子が犯人なのは間違いないけど本当は何が起きていたのか?知りたいな〜教えて欲しい。

    0
    投稿日: 2025.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    北陸の街で過去に起こった名家の大量毒殺事件をテーマに、関係者との対話形式を主軸として綴られる怪奇小説。 文庫版のあとがき的な部分に「読めば読むほど不安になっていく小説」とあり、本当にその通りだった。事件の全体像が徐々に明かされ真犯人や後日談がわかっても、物語は全く釈然としない。それどころかより一層不気味な雰囲気が靄のように残ってしまう。毒殺の動機が理解できないせいで事件の持つ意味が放り出されている気持ち悪さや、関係者たちの行動の不安定さのせいかもしれない。数回繰り返して読むと気づきがあるのかもしれないが、正直あまり読み返したい話ではない。

    1
    投稿日: 2025.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    真相は藪の中。誰が犯人なのか考察ありきの作品なので、好きか嫌いか意見は分かれる作品だと思う。 個人的には後者かな。恩田陸作品は好きな物が多いけど、「ミステリ」に関しては信用してない。だいたいの作品がフワッとしたまま終わってしまうから。例えるなら、国語の小説文問題を解かされている気分。それが良いと言う人もいるけど、やっぱり何かしらの答えを明確に示して欲しいと思う派です。

    28
    投稿日: 2025.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結構絶賛されてる印象だったし面白かったけど、なんか最後結局良くわからなかった。ネタバレ見たら色んな考察あったから、もう少ししたら再読してみようかな。一度では理解しきれなかった感。

    0
    投稿日: 2025.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸さんのミステリー長編。 とある町の資産家の家で起きた大規模な毒殺事件を中心に関与した人たちのインタビューと合間に入る関係者達の視点から見る犯人と思われる人物達の描写から構成されている。 読み進めていると、事件の真相に向かっているのかどうか分からず、一種の違和感が終始つきまとう。白か黒かと明確な感じではなくグレーを進んでいる印象。最後の方は解答らしきものが出はするものの、明言されてはおらず余韻が残る読後感。 真実とは何かを考えさらる作品。

    0
    投稿日: 2025.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ぼんやりしたまま終わったなという印象。 それぞれの真実があって、どれが本当の事実かはわからない。人間の思い込みとか、一方的な思いとか、怖いなと思った。 色々、取り残したまま終わった感じがして、もやもやした。

    0
    投稿日: 2025.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんだか不思議な世界感。1家大量殺人の謎、犯人はつかまるも真犯人がいるのか?少女2人で通じあっていたものはなんだったのか?謎のままな1冊でした。

    4
    投稿日: 2025.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なぜここが印象に残ったのか分からないけど、「人が腹を立てるのは、理解できないからのことが多い。」 ああその通りだと思った。 自分が理解できないものは畏怖する、もしくは崇敬する。その違いはなんだろう。 人称や視点が代わる代わる変化するので、読みにくいと感じたのが正直なところ。章が変わる毎にこれはどの視点なんだ?と思う。

    5
    投稿日: 2025.02.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大人って、子供に対して時間をケチるんだよね。 自分の使える時間全体を百とするなら、子供に使うのは十くらいと決めている。近所の大人だったら、よその子に使うのは、二か三くらいかな。声掛ける時も、ここで一くらい使っといてやるかっていう割り当てを計算してるのが見え見えなんだ。だから、何か話し掛けて、子供がそれに食いついてきて、一のつもりだった時間を三使わせられそうだって感じると、みんな慌てて子供を突き放す。 何冊目かの恩田陸。木漏れ日が最初で、次がQ &A、ドミノ。Q &A読んだときみたいな、「終わってしまったよ…」感が強かった。 インタビュー形式で、誰と誰が話しているのかわからない。最初からその違和感が強かった。章ごとのセクションや章ごとに少しずつわかっていなかったことがわかっていく。どうやらあいつが怪しいようだ、どう崩していくか、というのは作中のコロンボ描写と通じるんだけど、ミステリーだと思って読んでたからつまづいた。不気味さは面白いけど、個人的には広げた風呂敷はそれなりに畳んで欲しい人種。 人によって真実の見え方が違う、という面白さを今回はキャッチできず。ただいろんな人物の証言は、常に同じ人間のことを伝えているわけではない、それが新しい読書体験。

    0
    投稿日: 2025.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ★4.4 人は自分が語りたいストーリーを語る 時間は記憶を改ざんする よって作中で語られている各々のストーリーが真実とは限らない だとしたら真実は永遠にわからないのでは インタビュー形式であることがこれほど効果的に機能するとは こんな小説初めて読んだ

    0
    投稿日: 2024.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田さんのこの、登場人物たちのリアリティはいつ見ても怖い。語りだけで大体の為人が浮かび上がる技術は、恩田さんの前だと誰もが丸裸にされる気になってくる 特別な少女が出てくる所に『六番目の小夜子』みを感じて嬉しかった。そして結末も。上手く言語化できないけど、この小説は現実に起こりうる

    0
    投稿日: 2024.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸さんは『六番目の小夜子』『夜のピクニック』を読んでいましたが、この作品で作家さんとして更に魅力的になられたと感じました。 終わり方が何とも言えなくて、読後だいぶ時間が経ちましたがもう一度読みたいです。

    0
    投稿日: 2024.12.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    好き嫌いが分かれる作品。 自分はどちらかというと苦手。 結局、自分のような凡人には 元々精神的に不安定な人 生きることに困難を抱えた人 のことは文学の世界になると理解が難しい。 凡人が思いもよらない所で奇妙な感情を持たれたり、それに沿った行動を起こされたりしたらたまらんな。 編集後記みたいな部分で触れていた、 90年代にめっちゃ話題になった 《ツイン・ピークス》もドラマも映画も観たけれど、あの独特な世界観を自分はあまり面白いと思わなかったし(ローラ・パーマーの死体は確かに美しいと思ったけれど。) この作品はミステリーというよりは、ダークファンタジーだと感じた自分はやっぱり現実的人間だということを再認識したな。

    7
    投稿日: 2024.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    終始薄ら寒い気配が感じられ、最後まで得体の知れない何かと対面させられているような感覚でした。 1つの事件を多数の視点で語られる形式で、同じ事象を見ていても観測者によって全然違う印象になるのが面白かったです。 最後もすっきり解決!のような結末ではないので、結末すら観測者たる読み手の視点に委ねられているようで、個人的には好きな作品です。

    0
    投稿日: 2024.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    盲目のサイコ殺人犯が最後は痛い目見てて良かった。あれでずっとマンセーしてたらはらわた煮えくり返ってた。

    0
    投稿日: 2024.11.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分には理解の追いつかない世界観で難しく感じた。 ただ一文が短いところは読みやすかったかなぁと思う。

    0
    投稿日: 2024.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これぞ恩田さんのミステリー!読んでいて不思議で歪んだ感覚がするのも、すっきりしない結末も好きだなー。 章ごとに別々の人物にインタビューする形式なんだけど、登場人物も割と多いし、最後のほうまで聞き手が誰だかわからないままだから、より一層混乱する。 文庫版を読んだけど、巻末にデザイナーさん達のコメントがあって、ハードカバーの方は特に、装丁が凝っているらしい。文字を歪ませたり、透ける紙を使って妖しい感じを出したり。見てみたい!

    6
    投稿日: 2024.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    最後までよくわからなかったです。 続きが気になってページをめくるのだけれど、どんどんわからなくなってしまう感じ。そもそも続きがいったいどこにあるのか?? なんか不思議なものを読んだなあという読後感でした。

    4
    投稿日: 2024.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

     読んでみて、真相は闇の中っていう感じがしました。緋紗子が自分が策まって起こした事件だと話してはいるけど、その緋紗子ももしかしたら自分の母親から何か暗示づけられていたのかもしれないのかなとも。満喜子は緋紗子の完全なる観察者と自負していたのに、婦警さんから新事実を聞かされ、まだ何かあったのかではそれは一体真実は何か分からなくなり、絶望感に堕とされたのか、見えざる手で亡くなってしまったのかそれは分からない感じがしました。あえて明らかにしないで曖昧な感じがやはり芥川龍之介さんの「藪の中」みたいだなあと思いました。

    0
    投稿日: 2024.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2024.09.11 読了 不思議なつかみどころのない 真っ暗で純粋な世界。 真っ白で明るい一方で、闇のような影がつきまとう。 そんな感じ。

    0
    投稿日: 2024.09.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私の読解力、想像力がないのか?が多いと感じました。 話し手が誰かわからないことが多かったし... 世界観は大好きでした。 スローペースで感覚を研ぎ澄まされるような感じがしました。

    0
    投稿日: 2024.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    伏線が回収されずにモヤモヤが残る。 Q&A(同著)に似た構成。 初めて何の事件について話しているのか分からないので読み手側が何も理解できないままに話が進んでいく。 なんとなく過去の事件について理解出来たと思っても登場人物が多く、複雑で分かりにくかった。

    0
    投稿日: 2024.08.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普段は何か読む時にあまり作中の季節なんかを気にする事はないんですけど、このユージニアは冬頃に少し読んでみて「あっこれは夏がいいな、梅雨の終り頃から真夏の間に読みたい作品だな」と思って時期が来るまで少し寝かせておいた作品。 やっと読み始め、無事に読み終わることが出来ました。 ただこの話、物語として説明するのがかなり難しい部類に入る小説だと思う……いや、小説と表現するのも正しいのか?っていうのが自分の中にあります。 いや勿論小説なんです、小説なんだけど話の構造が独特だし、色んなところにパズルのピースみたいにヒントみたいなのが散りばめられていて「これが大事なやつか!」と思って掴んだらやっぱり何かうまくはまらない、みたいな。 過去にあった悲惨極まりない事件を核として、そこに纏わる人達の取材形式の語りを繋げていく。果たしてあの事件の「本当の」犯人は誰だったのか?という話であるのは間違いないんだけど……何だろう、証言が増えれば増えるほど霧が濃くなる感じというか、益々謎が深まるというか。 何が真実で何が間違っているかなんてやっぱり当事者でも分からないことなのかもしれません。その人の立ち位置や関係性でも変わってしまうものなのだろうし。 ましてや時間が経てば記憶なんて風化していくものだしその記憶が間違いなく正しい保証もないわけで。 うーん……今だったら「考察系」とかにジャンル分けされて色んな人の解説とかがネットで見られるのかもしれないけど、私はこの話はこのままでいいような気がします。 「ユージニアノート」で作者も「グレイゾーンを書きたかった」って言ってるし、白黒つけるだけがミステリーでもないと思うので。 何と言うかこう、本を読んでいるんだけどずっとドキュメンタリーを見ている気分というか、過去の事件の再現VTRとかテレビでたまに流れるあれを見ている感じがするとても不思議な作品なんですよね。 妙に映像が鮮明に頭の中に浮かんでくる、とても不思議な読書体験でした。 決して読後に爽快感を味わえる作品ではないんだけれど、読んでみると独特の体験が出来るかもしれません。 そしてえらく思わせぶりだったのに作中にほぼ出てこないあの詩、実は結構好きです。 もしかしたらあれを考えている頃が一番楽しかったんじゃないかな、なんて思わなくもないのですが。

    5
    投稿日: 2024.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    登場人物 雑賀満喜子 三人兄弟の末っ子(順に中2の誠一、中1の順二)で、緋紗子と仲が良かった 毒殺事件があった当時は小学5年生だった 青澤緋紗子 盲目の女性、毒殺事件があった当時はまだ学生 物語 地域では知らない人はいない名家の青澤家で、誕生日パーティが行われた日に、偶然居合わせた人も含め一家全員が毒殺されるという事件が起こった 事件の生き残りである緋紗子が盲目であったこと、目撃者・通報者の満喜子たち兄弟が幼かったこと、犯人と名乗る人が自殺という形で現れたことから、真相がよく分からないまま解決を迎える その後、大学生になった満喜子は、当時の事件に関するインタビューをまとめて『忘れられた祝祭』という本を出版することになる それから更に時間が経って事件から30年を迎えた今、真相が明らかにされようとしている… 読後感 Q&Aと同じような構成で、誰かによる語りであったりインタビュー形式であったりしながら少しずつ事件の全容が解明されていく感じなので、それぞれの登場人物による主観の中から事実を見つけ出すのが難しさであり面白みであった また、事件の本筋とは関係のないことも混ぜ込まれており、読んでいてミスリードされてしまうところもあった それもあって、犯行の動機やそこに至るまでの経緯が読み取りづらくなっており、完全に全てが詳らかになるミステリ作品とは異なり、消化不良になってしまう感も否めないではある しかし、読み応えのある1冊ではあった

    0
    投稿日: 2024.07.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    昔読んでなんとなく心に残っていた作品で、また急に読みたくなって読んだ。この事件と同じ季節だからか。 事件の渦中の描写がまさに祝祭のようだと感じた。宮部みゆきさんの理由のような、様々な視点から事件が語られていく。事件の真相がなんとなくわかったような、でもわからないようなモヤモヤしたまま終わる。ミニカーは誰のものだったのか、事件の際の電話はなぜかかってきたのか…この辺は語られていないのかな?読み落としているかも。 緋紗子は願いを叶えたけど、事件後罪悪感に悩み続けたのかな…

    0
    投稿日: 2024.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは誰のエピソード?と判断するのが少し難しかった。 モヤモヤした感覚が残るものの、続きが気になる!と夢中で読み進めてしまった。 結末にやっぱりモヤモヤしたから、また時間を置いて改めて読んでみるのよさそう。

    0
    投稿日: 2024.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初から気味が悪く、最後まで気味が悪い作品。 モノローグ形式での文章が多く、誰が語っているのか判断するのに時間がかかる。

    1
    投稿日: 2024.06.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんじゃこりゃぁ!スリリングでテンポよく色々なことが明らかになっていっているはずなのに、剥いても剥いても…こりゃあもう一回読まないと。インタビュー形式で面白い!と思ってたら、なんとなくその体裁をとっている理由もわかった気がする。真実なんて…

    13
    投稿日: 2024.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この方の本久々に読みました、 昭和、殺人、地方都市、謎の少女というキーワードから、どっと入り込んで読みました。 経験上。ラストはスッキリしないんだろうなーと思いましたがやはりモヤモヤが残りました。 このモヤモヤがらしさな気もしますけど、終盤謎がタマネギの皮を剥くように真相に近づいていくスピード感を感じてしまったので、もうちょっとスッキリしたかったな、というのが正直なところです。

    1
    投稿日: 2024.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと霧の中を歩いているようなもやもやした感じがすごくよかった。 語る人によって見方が変わってきたり、混乱しながら読んだ。

    4
    投稿日: 2024.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん…「真実って、本当は何か分からないもの」という恩田さんの意見は分かるんだけど。現実の事件であれば、それはそうだろうと思う。でもこれって物語じゃん…。物語である以上はその中でなんらかの真実を提出してほしかった。事件に関わった人物の思わせぶりな独白がひたすら続いて結局真実は曖昧、伏線(と思われるもの)もほとんど放置は酷いと思う。私はここまで何を読んでいたんだろう…と読み終わって徒労感が残った。

    2
    投稿日: 2024.04.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結論、誰が犯人なの?ってことよりも、 どうしてそんなことをしたの?という動機にこそ関心が集まるものなんだということを肌で感じられる作品。 正直、動機はよくわからなかった。 でも、何か満足していないことがあって、 それがひょんなことから取り返しのつかないことにまで発展しちゃったのか、 はたまた、緋沙子の思惑通りなのか

    1
    投稿日: 2024.03.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    例えるなら「藪の中」 まるで現実世界のように、一人一人に真実があり、ただ事実がひとつあるだけ。 ここまで読了後にゾッとするお話はあまりない気がする。すごい。

    1
    投稿日: 2024.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1つの名家の大量毒殺事件がいろいろな人の視点から語られ、その人の主観によって事件の見え方が違うからおもしろく、気になって気になって、読むのが止まらない! そして読み終わっても、?でもう一度読み返したい感じ。

    0
    投稿日: 2024.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸さんワールド全開の本作。 物語の世界観に最初からグイグイと引き込まれた。 不気味な蜃気楼のような雰囲気を常に漂わせている不思議な物語だった。 様々な登場人物の視点で描かれているので頭が混乱しやすかった。なので一気読みがオススメ。 その雰囲気は最後まで変わりなく、 限りなく黒に近いグレーといった結末で、 なぜそうしなければならなかったのだろう? と疑問が残りモヤモヤした気持ちがあったが、 そんな気持ちさえも楽しむことができた。

    2
    投稿日: 2024.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    掴めそうで、掴めない。もどかしさと、ゾワっとする不安なきもち。「事実とはある方向から見た主観」ということがよく分かる。 大好きな小説でこれまぇ数えきれないほど読んでいるのに、毎回新鮮な気持ちでドキドキしながら読む。今回こそはちゃんと分かりそうな気がする…!と思いながら読むけど、やっぱり分からなくて。 なんて中毒性の高い小説なんだろうか…

    1
    投稿日: 2024.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の初期の作品です。 この陰湿とした雰囲気が恩田さんらしさでもありますよね! 一族大量毒殺なんてゾッとして気持ち悪い、怪しい雰囲気プンプンです。 ただ、誰が話していて、誰を主体とした作品なのかはいーまいちわーかりましぇーん。

    1
    投稿日: 2024.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    夏のくらくらする蜃気楼みたいな本だった。 ゆらゆらして掴めそうで掴めない真実。 真実を知りたくて読み進めているのに、わからなくても神秘的でいいな、という気もしてくる。 人の揺蕩う時間をゆったりとゆったりと噛み締めていく新しい感覚のミステリーだった。 痛快な推理や動かぬ証拠とかはない。 帯には「全てを疑え!」と書いてあった。 わたしはそんな気にはならなかった。 むしろ「信じるよ」という穏やかな気持ちで読了した。 私は文庫で読んだけれど、巻末に装丁デザインの話があって、素敵なこだわりだった。 単行本でもう一度同じ話を読んでみたくなった。

    10
    投稿日: 2024.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Amazonの紹介より 日本推理作家協会賞長編賞受賞、著者渾身の代表作! あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は――。 恩田さんの手がけるミステリーは、はっきりとした答えがあるわけではなく、「〇〇だろう」という含みのある終わり方なので、個人的には苦手といいましょうか、モヤモヤした気持ちにさせられるので、今回はどうかなと思いました。 結論から言うと、この作品もそうでした。もしかしてこの人が犯人⁉︎といった伏線はあるのですが、決定的というものではなく、後は皆さんが推理してくださいといった感じになっているので、はっきりとさせたい方には不向きかなと思いました。 内容の構成として、恩田さんの別作品「Q&A」と同様、インタビュー形式で物語は展開していきます。 最初は大まかな事件の概要を提示し、その後、色んな関係者の証言から一つずつピースをはめていくかのように完成させていきます。 といっても全部完成されるわけではなく、8割くらい提示して、後はご自身で考えていきます。他のレビューを見ても、犯人が異なっていて、他の人と話しがいがあるなと思いました。 何が真実で、誰が犯人なのか。考察しがいがあるだけでなく、先が気になるような展開に、文章力も相まって、グイグイ世界観に引き込まれました。 次々と関係者の証言を聞くたびにミスリードされているのかなと思いつつ、十人十色の考察があるかと思うので、他の方のレビューを読むのも良いかなと思いました。 事件だけでなく、後日談での関係者のその後も面白かったです。まさかこの人が・・といった展開もあるので、目が離せませんでした。 ただ、段々と関係者を聞くたびに、そんなに衝撃な事実を知るというわけではないので、だるく感じてしまった時もありました。 ぜひ、第三者の立場から、聞き手となって、事件の推理をしてみてください。

    1
    投稿日: 2024.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    事件に関わった人たち、それぞれの視点で書かれた話しで物語が進んでいく。 様々な人が、様々な立場から事件を話すっておもしろいなと思った。 結局はっきりしないまま終わった部分もあったが、その割にもやっとした気分にはならなかった。

    1
    投稿日: 2024.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とにかく不思議な本という印象。 時系列の整理がやや困難でありながらこれはこうなのかと独自に考察が立てられて面白い。 青澤邸のひさこがこれまたいい不思議な神秘的なキャラクター。 こういう人がいたら惹きつけられるだろうなと感じた。 割とダークでありながらどこか爽やかさもありスラスラ読み進めることが出来た。 2日で読んでしまったから自分の中では内容が入ってきやすい作品であったと感じた。 恩田陸さんの作品は少し不思議な作品が多い印象。

    1
    投稿日: 2024.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    後半に差し掛かるあたりで、本当の真相がわかるのでは…と期待したけれど、すっきりしない結末だった。 緋紗子の願いを実行犯の青年が叶えようとした…のではないかと思う。山形の知り合いの住所が書かれた紙を渡したのも偶然だったんじゃないか。でも、どこかでそう言う可能性があったと分かっていた。 母親が何に対して懺悔していたのかはわからない。 ユージニアノートを読むと、単行本の本を読むべきだったかな…と後悔。

    1
    投稿日: 2023.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    関係者がインタビューに答えている形式で進む物語。終始モヤがかかった感じで読み進めていましたが、私の読解力の問題か最後までスッキリせず… 不思議な不気味さはちょっと病みつきになりそう。再読必須。

    1
    投稿日: 2023.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても面白かった。けど、一回では足りない… 複数の視点から描かれていて、どの視点も引き込まれた。それぞれで生じた疑問が解消し切ったかどうかが一度では分からなかった。 もう一回読みたくなる。

    1
    投稿日: 2023.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    証言者が変わる度に違う角度から 構築されていく世界に 歪な違和感のカケラが散りばめられ 読み進める毎に登場人物の印象が 少しずつ変わりゾワっとする 関係者それぞれの事件への思いと 視線の書き分けの絶妙さ 凄く心に残る本でした

    1
    投稿日: 2023.12.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    数年前から気になっている作品にいよいよ手を出した。 ある一家で起きた大量毒殺事件をもとに構成された物語。 語り手が頻繁に変わる中、読み進めれば進めるほど真相が分からなくなっていく、なんとも不思議な話であった。 とにかく不穏で、読んでいる間はずっと不安な気持ちにさせられていた。 真犯人は誰なのか。 ユージニアとは。 不気味さが魅力な恩田ワールドを体感できる一冊。

    14
    投稿日: 2023.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    感想だけメモ。 気軽に簡単に読み進められる本では無かった。計画的だと思うが、不安定で不穏な独特な雰囲気を持つ文章。 でも何故か引き寄せられる。もう一度読んでみたら違う景色がみえそうでもある。

    2
    投稿日: 2023.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    天網恢々疎にして失わず 悪事は一時的には隠しても公になり天罰がくだる。 この物語はじわりじわりと核心に迫り来、焦りと緊張。最後はぼかしとは、とほほ。泣。。

    4
    投稿日: 2023.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    過去、旧家で起きた大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、事件に関わった人たちの想い。 事件の真実を探り当ててゆく物語かと思いきや、最後まで読んだ時に残ったのは、真実の奥にあったさらなる謎。 事件の真犯人だと思われる人物の、得体のしれなさが解されてゆく様は、恩田陸の作品が持つ求心力没入感が遺憾無く発揮されていて、入り込まされてゆく。一方で、真実に近づいてゆく実感と、それを知ってしまうであろう未来を予想した時の確たる恐怖に震えるのも、恩田陸ならでは。 真実を知り、そこにある恐怖を超えた先には、解放なり爽快なりがある。それを経験しているので、約束された場所へと進んでゆくのですが、進んでいたつもりだったのですが、最後の展開は事件のもつ暗さから逃してくれませんでした。 知ってしまったものは逃がさないよ、というには迫力圧倒は足りないような気がする。ただ、そこにある確実にある、という実感は存在感を強くしています。 何かを知る、ということには新しいものへの興味、興奮という心情があるから進めていけるのだけど、知ったからこその後悔もあるのだ、と再確認。それでも、怖いもの見たさという言葉のように、知りたいという欲からは逃れられない。 物語に登場する刑事さんの佇まいに、浦沢直樹作品の雰囲気を感じました。 きっと、浦沢作品では恩田陸の雰囲気を感じるのでしょうね。妙なシンクロ。

    2
    投稿日: 2023.09.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    テレビでは次から次へと新しい事件が報道されていて、ついこの間起きていた事件なんて簡単に世間には忘れられてしまう。でもその事件に関わった人は、私達が想像できないほどの苦しさや憤りをずっと感じているんだろうな、、、

    3
    投稿日: 2023.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    恩田陸は好きなのよ、好きなんだけどいつも最後がふわふわ、もやもや。。 読解力のせいなのか。 でも好きなのよ。

    1
    投稿日: 2023.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     今の梅雨の時期にぴったりな暗くじめじめした雰囲気が終始漂う小説。読後もあれは結局何だったんだろう、彼女はなぜこんな行動を取ったんだろう、などと細部が気になり不穏さだけが心に残る。スッキリ爽快にわかりやすいミステリーがお好みの方にはお勧めしない。不思議と怖いもの見たさで世界観に引き寄せられていく感覚は病みつきになりそう。今回再読だが、次回はさらに熟考しながら再読したい。

    2
    投稿日: 2023.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    視点が頻繁に切り替わり、全てスッキリとは終わらない、恩田陸節って感じ。基本的にモヤモヤする終わり方ってあまり好きじゃないんだけど、この作者の話はなんか好き。でも人に薦めるタイプの本ではないな。

    0
    投稿日: 2023.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語がさまざまな人の視点を経てゆっくり進んでいく。 そして少しずつ明らかになる真実にゾクゾク、ゾワゾワしながら読み進めました。 読んでいると不安なようなドキドキする感じがして眉間に皺を寄せてしまう部分もあったが、でも最後まで読んで良かったなと思いました。

    1
    投稿日: 2023.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    空気感が好き 恩田陸の本は文章が美しいので、読んでいるだけで心地よい。正直ラストのあたりがピンとこなかったけれど、私自身の読解力の問題だと思う…。

    0
    投稿日: 2023.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    初・恩田陸。 一つの文章の中でも一人称と二人称とが定まっていない箇所が散見され、読み辛かった。 キャラクターにリアリティがないのも苦手。 敢えて人物を神話的に描くというのは、作者の狙いだったかもしれないが。 そういう部分含め、イメージと現実との境目が曖昧になっていく雰囲気は面白かった。

    2
    投稿日: 2023.05.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    結末を楽しみに読み進めていただけに、モヤモヤモヤモヤ…。1つの事件でも、見え方や考え方、捉え方が全然違って、だからこそしっかりとした結論が欲しかったなぁ…。結論がしっかりあったら、改めて最初から読み返したかったが、残念。

    2
    投稿日: 2023.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでる最初から最後まで不安にさせられた。最初掴みどころが全然なくてさまよってて、だんだん掴めそうになったと思ったら、全然掴めてなかった。自分が見ていることってほんとに一部分でしかないって、自分が捉えたいように捉えてることがほとんどなんだって、改めて感じる

    1
    投稿日: 2023.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごく妖艶な話だった。 大量毒殺事件の犯人は自殺したが、各章で語り手が話す内容はみんな、犯人とは異なる人物が真犯人だと思っている。 犯人がわかっているようで、各章の語り手が真実を話している確証がなく、明確にされないからこそ、ゾワゾワしたような印象をもった。 そこに妖艶さを感じる。 凡人の私には、読後のモヤモヤとゾワゾワと他の人の考察が気になって仕方ない。 話を遡って自分なりに解釈をしようと試みつつ、 みんながどのように解釈したのかが気になる。 自分の中のモヤモヤを落ち着かせている感覚。 個人的には、 最後の章を読む限り、 青い部屋の意味を考えると、 描かれていた犯人以外に、 この毒殺事件を必要と感じ、実行したい人がいると思っている。 緋紗子はそれを知った上で生きているのだと。

    3
    投稿日: 2023.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    薄ぼんやりした霧の中をいくような頼りないけど恐ろしい話だった 最後まで読んでこの証言でもしかしたら犯人変わるのかなとは思ったけど何もわからない…考察あったら読みたい 装丁が祖父江さんだったのでオオッてなったけど、読んでてとくに普通だなーとしか思わなかった…巻末の祖父江さんの文章でこんなに気を使っていろいろ変えてたんだとびっくりした 本文が1度傾いてるなんて、全く気が付かなかったし前日に読んでた本と比べたらフォントも全然違ってたし

    0
    投稿日: 2023.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    続きはめっちゃ気になったけど、読み終わっても、犯人は各々 考察してね系ですっきりはできなかった、、、 

    2
    投稿日: 2023.04.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    祖父江さんがブックデザインを手掛けていることをきっかけに手に取った。 1つの事件に複数人の視点から迫っていくストーリー。全体的に薄暗く不穏な雰囲気だが、複数人の様々な解釈から事件が詳細になっていくのが面白く、どんどん読み進めることができた。 事実と一口に言っても、認識された瞬間にその人の解釈が含まれてしまう。どうしたって人は主観を持っているので、他の人と全く同じ受け取り方なんてできないのだということを改めて突きつけられた。 最後、宗教の醸し出す独特な不穏さを感じた。世界観が一貫していて、読書体験を楽しめた作品だった。

    1
    投稿日: 2023.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    誰の目線で話を綴っているか混乱しながら読み進めた。最後まですっきりしないで終わったな、って感じだけどこの話の書き方としてはこういうはっきりしない終わり方がしっくりくるのかも

    1
    投稿日: 2023.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    名家で起こった大量毒殺事件について複数人の語り手が聞き手に語る形で進む物語。こういう形式はとても好き。パズルのピースがハマる感じ、矛盾点、視点を変えると事実も変わる、それらを存分に楽しめる。全体的に薄暗くモヤのかかった雰囲気で、残念ながら明確な答えは最後まで分からない。そこがまた未解決事件をプロファイルする特番のようで面白くもありもどかしくもあった。各章別の語り手目線で語られるけど、途中、おそらく作中作である『忘れられた祝祭』本文や、新聞記事などの章もあり、構成的にも楽しめた。 ちょっとレトロな雰囲気があるのも個人的に楽しめたポイント。 ただ子供が死んでたシーンや毒殺された人の描写はちょっと辛かったな…。 古本屋の謎が分かった時は、ちょっと恐怖で震えてしまった。刑事さんの章は個人的に好きだった。 読んだ人によって多分犯人が変わってくると思うので色々な人の考察や感想を聞きたくなる本。 読んだ直後は緋紗子が犯人だろうと思ったけど、考えていくうちに根源は緋紗子の母親なんじゃないかとも思い始めている。でも誰の話のどこが真実なのかも読者にはわからない。多分事実じゃないこともたくさん本文にある。だからどういうこと?こういうこと?ってモヤモヤを沢山考えるのを楽しむ本でもあるかな。

    0
    投稿日: 2023.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    再読。恩田陸のミステリーはホラーのように不気味。人間の持ついやらしさ卑しさが不気味さにつながっていると感じる。 割とどの作品も明快な答えはくれないと感じるが、この薄暗くて気味が悪い感じが好き。

    0
    投稿日: 2023.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    スッキリしない…… 最後の最後まで、もうすぐで犯人分かるのか?と頁を捲ったが分からなかった。 文字も小さく、読むのにも時間がかかっただけにショックがおおきい。

    2
    投稿日: 2023.02.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    正直、全く期待せずに読んだからかめちゃくちゃ面白かった。普段ミステリー小説などの、読破後気分が下がるような小説は避けているが、今回たまたま読む予定の本が届くまで日があり手持ち無沙汰だったため読んでみた所、ページをめくる事にこの事件に惹き込まれてしまった。登場人物が魅力的であったことと、事件があまりにも現実離れしていたことが大きかったように思う。誰もが憧れる盲目の少女の言う「1人になりたかった」という気持ちは少し共感できる部分があった。ここまで狂気的ではないが…。こんな事件を起こしてしまうような気持ちを胸に抱えながらも、人々からは尊敬され敬愛されるとは確かに選ばれた人間であり、彼女が多くの人を魅了し、操れるのも納得できた。飲み物を運び自殺した青年はなんというか、率直にいうと憐れだった。たった1人の家族である妹を事件で亡くし、精神を病んでいた彼は何かに縋りたかったのだろうか。しきりに返答しなければと言っていたが、世界は彼に何と語りかけていたのか、とても気になった。「お前がこれ以上生きなければならない理由はなんだ、答えられないと殺すぞ」とでも言われていたのだろうか。彼にとっての声はいつから現れたのか、そして世界に返答したあと、彼はどんな気持ちで彼の人生を生きたのだろうか。働いておらず近所との関わりはなかったけどにしろ、頭も良く、子供に対して誠実で、端正な顔立ちという他人から羨まれる部分を沢山持った彼はどこか憎めない。むしろ利用され、可哀想とさえ思う。この事件の犯人は、どちらも「見られる側」、つまり羨まれる側の人間だったように思う。周りから全てを持っていると思われ、気づけば人を魅了しているような人物。私はその共通点からこの事件に繋がったのではと感じた。私にも憧れる人はいるが、彼らも彼らにしか分からない欲望や闇を持っているのかも知れないなと思うと、私は心が安らぐ。性格が悪いかもしれないが、そう思う。世界はなんだかんだ平等だと感じさせてくれるようである。 ユージニアは読破後、そこまで気落ちはしなかったように思う。しかし、心の奥に確実に何かが溜まった気はする。人間らしくて、美しく、恐ろしい小説だった。

    2
    投稿日: 2023.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一家毒殺事件を追ったミステリー。 様々な視点で事件当日の様子やその後が描かれ、明らかになる部分があれば謎が深まる部分がありふわふわと終わる物語。 話の進行は悪くないが、最後まで動機や犯人はあえてはっきりさせていないので、読了感は好き嫌いが分かれそう。 一気読みがおすすめ。

    1
    投稿日: 2023.01.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    多分犯人はこの人だと思うけれど.. 動機や犯行方法はスッキリしないまま このよくわからないで ここで終わる感じが ツインピークスぽいのかなと思った (作者がツインピークスぽい話と書いている) ここで終わり?て感じとか.. はっきりしない感じとか... スッキリしない感じとか....消化不良ぽい終わり方

    1
    投稿日: 2023.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    掴みどころのないインタビューから始まり、徐々に事実や古い記憶が掘り起こされていく。それぞれの心理が垣間見えて面白かったけど、スッキリはしない!

    3
    投稿日: 2022.12.26