
総合評価
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シリーズ完結となる第5巻は、これまで丁寧に紡がれてきた想いの行き着く先を静かに、しかし力強く描いた一冊。過去に囚われていたカルエルとクレアがそれぞれの痛みを抱えながらも赦しと和解を選び取っていく姿に心を揺さぶられる。飛空艇というロマンあふれる舞台装置と、空を巡る冒険のなかで育まれていった人間関係が、最終章にふさわしい余韻をもって収束していく構成にも品の良さを感じた。軽やかさと切なさ、若さと成熟が絶妙に同居した物語でありながら人生の選択や赦しの意味にまで踏み込んだ滋味深い読書体験。読後には静かな感動が残る。
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログシリーズ最終巻。 ライトノベルも馬鹿にできないんじゃね?と考えるに至った本シリーズ、その最終巻。 この第五巻だけだと、星は3つといったところだが、ここに至るまでのドラマ、感動を鑑みると星は4つだ。 読んで良かった。ライトノベル、いいじゃないか。
0投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログ期待の方が大きかっただけに、少しばかり残念なところが目立つ。 3巻後半、4巻におよぶ壮大なクライマックスを演じることができた彼らの、その後。 無理に物語を終わらせようとする考えが見え隠れして、駆け足感が否めない。 さらに、物語を盛り上げる一端となった某人物らとの邂逅。 これまた素っ気無く描かれているため、既読の方は物足りなさを感じるだろう。 が、一冊丸々とは言わないが力いっぱい完結へと向かい、きちんと描き切った作者の意思。言葉の端々にライトノベル感が漂うが、だからこそ真っ直ぐな言葉が届きやすくなっている。 ライトノベルとしては、一級品である。 作者のこれからに期待したい。 とりあえずは、お疲れ様です。
0投稿日: 2022.09.07
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ネタバレ 「とある飛空士への恋歌」シリーズ最終巻。◆恋する2人の想いは政治という現実の壁に阻まれる。それは、クレアがイスラ管区長・風の使い手であるのみならず、カルエルの元第一皇子という境遇にも関わっていよう。カルエル・クレア2人の別れという幕引きは、前巻で感じた恋の成就というカタルシスとは全く異質ではあるが、決して悪いわけではない。「太陽の牙ダグラム」ラストと同様、「現実の前に一旦敗れた若者が、明日への希望を失わずに努力を傾ける」という未来志向を持ち、不幸なそれではないからだ。◆そして、もう一つの物語としての驚き。 それは、カルエル・クレアの別離という物語の終幕後、延々と続いた歴史叙事的物語の意味と理由だ。◇正直、「空の果て」に到達する過程、本国への帰路や帰還後のカルエルの演説、家族との再会を詳細描写しなければならなかったのか(ある程度の描写はエピローグたりうるが…)。エピローグにしては長すぎる。これは読書中に生まれた疑問。まして、書かない意義を知っている著者の作ならば、猶更生まれる疑義であった。◇しかし、である。カルエルのクレア奪還への再出発とそれを母国に残留して見送るアリエル。 一人涙し、「歌えない恋歌」として封印した愛。アリエルの諦めの過程は明確に描かれないが、その重さを理解するには、読者もまた旅する必要があった。こんな読後感が生じた。◆クレアとの別離後、カルエルは飛空士訓練に没頭し、また命令を無視しクレア奪還へ聖泉に赴こうとする。このカルエルとアリエルの関わりは食事を共にする程度で、極めつけはカルエル演説をアリエルが見守る件。◇クレアとの別れに耐えるカルエルは、旅の中、益々魅力的な青年へと変貌するが、彼の魅力を生む要因はクレアへの一途な想いだ。 ◇女としてカルエルを独占し触れ合いたい。なのに、カルエルは決して自分には心を向けない。この自覚から、アリエルは、イスラにいないクレアの存在の重さに苦悩し、女として耐えきれなかった、こう感じるラストだ。◆その想いの積み重ね、重ね合わせを理解する上で必要なのは、旅の途上で何の出来事も起きないことなのだ。◇ダブルヒロインたるアリエルの心情を描く上で、本作は何の出来事も起きないこと、ラストに強い意味を持たせる方法を採った。ゆえに旅の経過は不可欠。◆こんな風に個人的に思えたところ。
1投稿日: 2017.01.22
powered by ブクログ家族との再会も感動的だけど、クレアを奪い返すために世論の全てを味方につけて旅立つカルの凄さとアリーの切なさ。
0投稿日: 2014.10.24
powered by ブクログクレアが創世神話に登場する「風呼びの少女」であることを知った空族は、彼女の身柄を引き換えに、停戦を持ちかけてきます。イスラを統治するルイス・デ・アラルコンとアメリア・セルバンテスは、空族相手にぎりぎりの交渉を続け、ついにクレアと空族の第二王子を互いに親善大使として送り出すことで合意します。 やがてクレアが出発することになり、イグナシオのとりなしでクレアと再会することになったカルエルは、そこで自分がカール・ラ・イールであることを明かし、彼女を取り戻すことを誓います。 やがてイスラは「空の果て」へと行き着いて崩壊し、カルエルたちはバレステロス共和国へと帰還することになります。そのころ、共和制に倦んでいた市民たちの間に、王制の復活を求める声が沸きあがっていました。そんな彼らの前で、カルエルは元皇子として演説をおこなうことを決めます。彼は大勢の人びとの前で、ニナ・ヴィエントを取り戻したいという思いを語ります。世紀のロマンスに人びとの熱狂はいやが上にも高まり、やがてカルエルはクレアのもとへ向かって旅立つことになります。 クレアへの想いを胸に新たな旅に出るカルエルと、そんな彼を普段と変わらない態度で送り出そうとするアリエルの別れのシーンをラストに持ってくることで、ベタついた感動を避けるのは、ライトノベルではなかなか見られない、きれいな締めくくり方になっています。
0投稿日: 2014.09.09
powered by ブクログエピローグ巻でした。 プロローグに2冊、更にエピローグにも1冊を費やした人類資金ばりの壮大な構成は大作と呼べるのでしょう。 シリーズにおけるテーマは初めから一本だった様ですが、途中フラフラと彷徨っている印象を与えかねない展開もあり、フラストレーションが溜まったりもしました。 しかし最後は落ち着く所に落ち着いて大団円という感じです。 本巻の見所は親父さんの格好よさですかね。 "卑しさも尊さも、生まれや身分や職業にあるのではなく、こころの在り方のみにあるのだと、ミハエルはその生き方で教えてくれた" 見習いたいものです。
0投稿日: 2014.08.15
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恋歌シリーズ完結。 うーん…ちょっと消化不良な感じかも。 まぁ、次シリーズ以降に続くのかなとは思うけど。 いろいろ泣き所もありますけど。 空の一族の第2皇子のマニウスも、キャラがたってる割に何となく尻切れな感じだし。 アリーがベラスカスにずっと残っているのなら、再び出会うことも少なそうですし。 アリーには幸せになってほしいんだけどなぁ。 カルは何だかんだ、アリーに対しての態度はずるいと思ってしまう…。 次シリーズも読んでみようと思います。
0投稿日: 2014.06.05
powered by ブクログまさかこんな感じで終わるとは。追憶もそうだったけど、なんというかなんというか。でも、読者に考えさせるのは悪いことではないと思う。3人に幸せあれ!
0投稿日: 2013.04.12
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最高だった。 ただ、再会のシーンがなかったことが残念。そうなるであろう未来を暗示して終わるのはいい手法だとは思うけど、少し物足りないな。 とは言え、素敵なお話を読ませていただいたという感じ。高水準でアニメ化するといいのにな、と、思う。
0投稿日: 2013.01.01
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カルとクレアのハッピーエンドを期待して読むと、なんとなくしっくりこないというか物足りないと思う終わり方かもしれないな、と思いました。 私は、物足りないと思いつつも、こういう終わり方もありかなと、最後ナナコの手記の部分を読んで思いました。 きっと、クレアもカルも含めたみんなで大人になっても仲良くしている、そんな彼らの未来を信じたいですね。 それにしても……途中、私は結構涙してしまって、終わって欲しくないな、と読む手をとめてしまうくらいおもしろかったです。 もう一度最初から読み返したい作品です。
0投稿日: 2012.12.26
powered by ブクログ「恋歌」完結。 別れを余儀なくされた二人。再会を誓った。 辿り着いた「空の果て」。故郷の家族との再会。 ――歌えない恋の歌もある。 君は最高だよ。 再びの出立。 願わくば、二人の再会が読みたかった。 描かれなかった二人の物語を想像するたびに想いが馳せる。 素晴らしい物語をありがとう。
0投稿日: 2012.08.26
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一つの恋の歌が奏でられ,一つの恋の歌が音を鳴らさず消えていった。そんな感じかなぁ,と読み終わって。怒濤の4巻からの引きからの展開。その勢い変わらず,私の涙腺を直撃しまくってくれました。もう,涙がぼろぼろと。カルのクレアへの気持ち。クレアのカルへの気持ち。そして,アリーのカルへの気持ち。同じ仲間たちとの思い出。旅の目的地へと辿り着き。そして,最後に辿り着くべき場所へと。展開の見事さ,綺麗さに魅了されました。少年少女の出会いが世界を変え,はじめての恋が未来を切り開く。凄く素敵な,素晴らしい物語でした。
0投稿日: 2012.01.03
powered by ブクログ1冊使ったエピローグ。フォトジェニックの良いシーンの連発で、旅の終わりを飾ってくれます。絵になる風景に対して「その大艦隊を作る予算はどうするの?」とかは多分野暮。革命起こすくらい民草は困窮していたのにね。
0投稿日: 2011.09.11
powered by ブクログ「読んだ!」「終わっちゃったー!」と言いたくなる。追憶と同じで、強引なところもあるけれど爽やかなラストだった。 やはり続きが読みたくなるような終わらせ方だとも思った。 何気なく追憶を手に取って、それから恋歌にも手を伸ばしてよかったと心から言える。 まだまだこの世界の話を読んでみたい。
0投稿日: 2011.08.19
powered by ブクログシリーズ全体としては好きなのだが、レーベルの読者層を意識したのか、必要もなくラノベ的会話を挿入する、キャラの描写不足(もしくはバランスの悪さ)など、「追憶」に比べると気になる点が多かった。好きだけどね。
0投稿日: 2011.07.15
powered by ブクログ最終巻としては、ありじゃないでしょうか。 最愛の人との別れ。 思い出が詰まった第二の故郷イスラとの別れ。 旅が終わり、同胞との別れ、、、、 成長し、前へ進んで行く過程で、沢山の素晴らしいものを獲得するのと引き換えに、多くの別れもある。 そんな切なくも、未来への希望に溢れた最終巻でした。 それにしても、アリエルが切ない!!!! メインヒロインはどうみてもアリエルでしたね。
0投稿日: 2011.05.17
powered by ブクログ(裏表紙の)『超弩級スカイ・オペラ「恋歌」、感動のフィナーレ!!』の言葉に偽りなし。 もう間違いなく名作! 最終巻だけあってグッと来る場面が多かったです。 中でも終章の彼女の想いが明かされるところとかね。 この恋歌シリーズのあとにまた追憶を読みたくなるから不思議ですねー。
0投稿日: 2011.04.06
powered by ブクログ愛と恋と、素晴らしかった。 追憶もハッピーエンドだったけど、恋歌は本当心の底から拍手できるハッピーエンド。
0投稿日: 2011.04.04
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浮遊する島で空の果てを探しに行くスカイ・オペラ5冊目。完結編。 空戦は3、4巻で終わり、5巻は戦後処理。 これで皇子と巫女は平和裏に引き離され、過去のしがらみを忘れて、ただ再び取り戻すために邁進することになる。 エンドシーンは見えないものの、道は間違い無くひかれているので、この終わりはまあ良いのでないかと思う。 最終巻なので全体の感想を言うと、 状況に放り込まれての熱い空戦を描こうとするよりも、もう少し戦う根拠や、強くある理由を見せてもらったほうが、私にはいろいろ納得が行った気がするのですよ。 当然技術が必要なはずの空戦で、学徒が正規兵以上の活躍を見せたり、普段成績の良くない皇子が急に覚醒したり。 運命の急な変転もやむなしとも思うけど、5巻やるなら、もう少し積み重ねも、と。 あと思ったのは、空族がどういうモチベーションを持って、あれだけの兵力を構築、維持していたか、読んでいる方は不思議に思うのに、ろくに書かれていなかったこと。国家として食料生産に大きな課題がありそうな、気がしてならないですよ。 まあ燃料が無料の世界だから、漁をしていればなんとかなるのかもしれないけれど、どちらかというと、侵略を前提としているぐらいの方が、馴染みやすい気がするところです。 あとは、世界の形が、恥ずかしながら私が昔考えていたものにかなり近く、もうちっと活かせなかったかなあ、と、やはり思ったり。 キャラクターについては、貴種流離譚になったせいか、主人公にもあまり移入できず、ヒロインも取っ付きは悪く、妹も変に超人になってしまったせいで行ききらず、群像劇としても、移入対象になると死んでしまう有様で。 イグナシオとアリーが幸せになってくだされば良いと思うぐらいです。 引き込まれるところもあったし、おもしろくなかったわけでもないけど、星は3つが妥当なところ。
1投稿日: 2011.03.13
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キャラクターの掛け合い、成長に笑い、涙する。 もっとあのキャラを!というのは後から振り返れば思う部分もあるが、全体として話が綺麗にまとまっているので、こういう作品で良いのだと思う。 世界が優しくなればいいなと思わせる作品。ホロリきます。 改めて前作「とある飛空士への追憶」を読みなおしてみよう!^^
0投稿日: 2011.02.18
powered by ブクログ綺麗に締まった。 空戦の描写で盛り上がっていた全巻までとはちょっと違って、個々人の思いに焦点が当たっていたと思う。 泣けた(つー`)
0投稿日: 2011.02.18
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待望の最終巻。 物語としての山場は前巻までだったようで、5巻ではあとがきと言うかあとがたりのような印象を受けた。本文の何割かはナナコの著書からの引用という形を取っているし、話も坦々と進んでいくので余計そう感じる。 凱旋式後はカルエルだけでなく、三人称の視点で寮生のその後がそれぞれ書かれていて、読んでいて後夜祭のようななんとも言えない気持ちになった。 物足りない感じもするが、この物語の締めとして良かったと思う。
0投稿日: 2011.02.11
powered by ブクログシリーズ最終巻。 悪評を書く気にはならない大きな満足感はあるが、満点とはいいたくない若干すっきりしないものが残った。全員が望んだとおりになんてならないし、ましてや恋愛は難しい。彼女はほんとうに幸せになれたのだろうか・・・ ところで、夜が明けようとする時刻、通勤電車の中で、ちょうどチハルがミツオの実家を訪れたシーンに差し掛かり、一瞬周囲の空気と作品が同期した気がした。慌てて口を押さえ欠伸をする真似をするが涙出過ぎ。たくさん描いてくれたエピローグのひとつに過ぎないのに何か好きなシーンでした。脇役に過ぎないかもしれない二人にちゃんと焦点をあててくれたのも嬉しかった。 それにしても、この世界の果ての風景としくみには驚いた。きちんと説明してくれとは言わないけど、このまま終わってしまうのかねぇ。
0投稿日: 2011.02.10
powered by ブクログライトノベルとおもって侮ってはいけません。 ちゃんと飛行機での戦闘について調べられています。 いわゆるライトノベルのノリとリアリティのギャップが 人気の原因かもしれません。 お話は王道ですが、個人的にこういうベタなの わりと好きだったりします。 なかなか熱いです。 そして続編である「恋歌」も世界間を同じくする新作。 作者曰く、イメージは「天空翔るロミオとジュリエット」。 アマゾンのページにはなぜか動画広告まであったりします。 「恋歌」の最終巻は、後日談的な印象でしたが、 なんともらしい終わり方で良かったです。 小難しい本も良いですが、わかりやすく楽しめる本も たまにはいかがですか?
0投稿日: 2011.02.10
powered by ブクログ読み終わったあと、登場人物に対する様々な思いが去来した。 そうさせてくれるのは、まず既刊で積み重ねてきた過程があればこそだし、この一冊の中でも徐々に成長していく少年たちを見ていたからだろう。 本作の結末は読んだだけでははっきりとはわからない。だが、少年たちが進んだ道は確かにはっきりと見えた。だからこそ、彼らの未来を想像できる“物語”としての価値を本作は生み出しているのではないだろうか。 1巻を読んだ時にも想像もつかなかった読後感を与えてくれた本作に感謝したい。
0投稿日: 2011.02.10
powered by ブクログ完結編。 個人的には最後まで書いてあってほしかったけど、余韻が残るこういう終わり方も嫌いではないです。 最後の方は結構泣けたなぁ・・・。
0投稿日: 2011.02.06
powered by ブクログ少年のほのかな願いが、世界を巻き込んだ「革命」へと変わる瞬間。なにかすごいものを目撃したような気になります。
0投稿日: 2011.02.04
powered by ブクログ緊迫する外交交渉。カルエルの成長とアリエルの秘めた想い。期待を裏切らない感動のエンディングでした。 外伝として、ナナコ・ハナサキ『空の果てのイスラ』、出ないかなぁ。
0投稿日: 2011.01.23
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3巻や4巻に見られる派手な戦闘シーンはないものの、終盤の演説シーンなど見所は多く非常に楽しめた。 最後の終り方ははっきりしたものは提示されず賛否両論あるかもしれないが、読者に想像させる隙間を作ったのは読後にいろいろと考える事が出来て自分にはよかった。 楽しみにしていたシリーズが終った時の虚無感というか消失感が半端ないのは、それだけ自分がこのシリーズを楽しんで読んでいたんだと実感する。 今後この’とある飛空士’シリーズが続くのか、はたまた違うシリーズが始まるのかは現時点では分からないが、この作者の次回作には大いに期待したい。
0投稿日: 2011.01.21
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イスラとの休戦交渉の座に就いた空の一族の要求は、風呼びの少女ニナ・ヴィエントの身柄だった。 イグナシオの取りなしにより機会を得たカルエルは、出立の日、想いの丈を彼女にぶつける。 「このまま逃げよう、クレア。ふたりで。空の果てまで――」かつての力を取り戻し、愛すべき人を救った風呼びの少女。革命によりすべてを失い、追放劇の果てにかけがえのない生を得た元皇子。 ふたりの選ぶ道、未来は……!? 王道のストーリー展開。 「歌えない恋の歌もある」という文章とイラストから予想されるとおり(以下略)。
0投稿日: 2011.01.20
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シリーズ最終巻。『追憶』とは異なり5巻に及ぶ長編ということで、シリーズを通じた見どころとしては主人公カルエル・アルバスの成長にあるかと思う。1~5巻(4巻は無いけど)の表紙に描かれた彼の容貌を見るだけでも、その変化はありありと見てとれる。 クレアが空族の下に去ってからは物語の時間経過に比べてページ数が非常に少なく、その間にカルエルが抱えていた感情は多くは語られていないが、一人で空族に挑もうと飛び出したことがあったと後日談で語られている。それほどまでに熱した感情を常に自分の胸に抱きながら長い年月を送っていたことを考えると、彼を突き動かしたものの巨大さ、それを抱き続けた彼の強さに心を打たれる。 途中で読むの止めなくて本当に良かった。その後分かりきったような結末をダラダラと続けずにしっかりと完結してくれた点からは、ガガガ文庫の他の小説も読んでみたいと思わせてくれる一冊だったと思う。
0投稿日: 2011.01.20
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シリーズ通して名作でした。犬村先生の次回作に期待しております。 「こういう演出を絵にすると綺麗だろうなぁ」ってのを文章で書くのがうまい作家だと思いました。 「とある飛空士への追憶」での最終章を思わせる描写の美しさが、キラキラ光る。 空戦はないです。そういうのは4巻がピーク。本巻はほぼ後日談のようなもの。 1冊まるごとグッドエンド? ただ…、 「とある飛空士への恋歌」を歌う人間が、幸せを約束されたヒロインとは限らない。 最初のカラーピンナップ挿絵で、すでにヒロインの顔じゃなくなって、哀しそうなアリエルが印象深い。 「追憶」はファナ様の話だった。「恋歌」は…、 クレアは今回、一貫して 分厚い壁の向こうにいるお姫様として描かれている。 それだけに一度きりの邂逅シーンがマジで…。 アリーは整備士の娘で、アリーは身分違いの義妹で、アリーは怪我をして飛空士になれなくなって… アリーは本当に強い子。アリーはいいこ。 アリー…。
0投稿日: 2011.01.20
powered by ブクログ一気に読んでしまった。普段はこういう終わり方の話は好きではないけど、この話はこれで良かったと思う。 シリーズを通じて、読んで良かった。 これで心置きなくレヴィアタンの恋人の続編を書いて欲しい。
0投稿日: 2011.01.19
powered by ブクログシリーズ最終巻。 カルエルの成長物語だったように思う。 クレアとアリエルの二人の対称性に考えるものがある。 「歌えない恋の歌もある」このセリフが物語っている。
0投稿日: 2011.01.19
powered by ブクログなんだか、肝心な部分が欠落してしまっている印象。 キャラクター中心、物語中心、設定中心とも軸が定まってない。 一応五巻あるのにそれじゃダメでしょう。 カルの苦渋と、 クレアのよかった探しと、 アリエルの小さな幸せ描写がもっとあるなら、 もっと長くてもよいのに。 あとこういうタイトルなんだから、もっとメカの描写希望。
0投稿日: 2011.01.18
